YOSSY’S DIARY

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2008年12月23日
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カテゴリ: 教育論と感想
年も押し迫って、ようやく高等学校の新指導要領(案)が出た。
「脱ゆとり」のために、大きく舵を切り、内容の取捨選択に手間取ったことは、想像に難くない。

この新指導要領は現小6が高校に入学する2012年から理科・数学が先行実施され、翌2013年度から全面実施となる。

意外に大きく変更になったのは、「英語」。
必修単語数が2000語から3000語へと増加。
それでも進学校では教科書とは関係なく5000語くらいを教えているので、影響は二番手以下の普通科高校や職業高校などに出そうだ。
以前は、「高校に進学して英語がまったく分からなくなった」という卒業生のヘルプコールがよくあったのだが、2002年以降は「ゆとり教育」で大きく内容が易しくなり、こういう声はあまり聞かれなかったが、3年後からは激増しそうだ。

「理科」と「数学」は予想の範囲内というか、「そんだけ?」という感じだ。

数学では、中学校へかなりの部分がもどるので、空いた部分に以前の内容が入る。

ちなみに「複素平面」は僕らの高校時代には教科書に載っていない。
(僕らは理数科だったので、「複素平面」や「2次関数論」をプリントでやったが)
問題の「微分方程式」は復活していないようだ。
また、職業科なので履修可能だった「数学基礎」がなくなり、普通科も職業科も「数学I」が必修になる。

理科では、「化学反応と熱」や「結合エネルギー」などが復活したが、「電子軌道」や「自由エネルギー」「エントルピー」など相変わらず世界標準からは遅れをとっているようだ。
小中学校で「選択科目」と「総合」をバッサリやったのに、なぜか高校で「総合」が残ってしまい、授業時間数が足りないのこも知れない。
単位数的には「化学I」と「化学II」で6単位なので、「化学基礎」と「化学」で6単位と現行とあまり変わらない。

相互的に見れば、小中学校の履修内容が増加したため、高校の指導はやりやすくなりそう。
特に進学校は。
一方、二番手以下の普通科と職業科では、小中学校での定着度が大きければまだしも、現在の学力の二極化が解消されない場合は、英語でも、数学でも生徒への負担は極端に増加するように思う。
つまり全体として、学力の差を縮める方向に動くことになりそう。





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最終更新日  2008年12月23日 10時56分33秒
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