THMISmamaの~お洒落の小部屋~

THMISmamaの~お洒落の小部屋~

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

THMIS

THMIS

カレンダー

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

カードを洗濯@ Re:晄史から案内されて眞鍋家のリビングに。(10/12) カードを洗濯は、 0896243676 からどうぞ…
癲狂院@ Re:「旦那が一緒なんだから安心しな。」(05/15) 癲狂院の知りたいことは、0896244450 か…
ショルダーバッグ@ Re:「密着取材、話を受けたの、佐津香さんと課長なの。」(04/02) ショルダーバッグの知りたいことは、0896…
タクシーの中@ Re:「今、病院からそっちに向かってる。タクシーの中だ。」(12/27) タクシーの中については、 0896240183 を…
cosme.thebest @ Re:「初めて車椅子に乗って病室の外、出たから。」(01/04) 読ませて頂きました。 なぜ、どうして病室…

フリーページ

2024.06.23
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
手書きハート
「うん。そうだね。分かった。電話するよ、今日。」

と言って、仕事帰りに、スマホで…。


…けれども、
「…ん…???…話し中。…仕方…、ないか。」

「…ん…???…話し中…???…あんの奴。」
こちらは瑛士。


そして…、5分後に…。

隆英、歩きながらも、また…。けれども、


「おぃおぃ。」
こちらもスマホを耳に、そして腕時計を見て瑛士、
「何やってんだあいつ。まだ仕事か…???」


そして30分後。

隆英、再びスマホで…。けれども…。そして隆英、
「はは~~ん。さては…。優維香さんのおかあさんと…。…まっ。仕方ない…か。」
と。通話を切った。その瞬間。
「おっと。」
表示は、
「親父」
タップして、


いきなりスマホから、
「おまえの方こそ、誰と話してんだぃ。」
瑛士の声。

隆英、
「そっちこそ、誰と。」


「俺に…???」

「あぁ。何度電話しても、てんで。」

隆英、キョトンとして、
「何言ってるかな~~。俺も親父にさっきから。」

瑛士、スマホを耳に、
「何~~に言っる。俺の方…。うん…???」

隆英、思わず右目を歪ませて、
「…って、事は…。」

瑛士も、下唇をビロンと。
「おま…、まさか…。…ずっと…、俺の…???」

顔を歪めて隆英、
「やれやれ…。親子揃って~~。何やってんだか。」
「おま、仕事は…。」

「あぁ、さっき終わって今、駅に…。帰るとこだけど…。」
「ちょっと、付き合わねぇか。」






隆英、送られてきた画像を見ながら、
「へぇ~~。アーケード。懐かしいねぇ。」
そして…。
「門倉。…居酒屋…。」


ドアを開けて。カウンターで飲んでいる男性。

瑛士、
「おぉ~~、ははは。来た来た。」

女性から隆英、
「いらっしゃい。どうぞ。」

厨房の中の男性からも、
「へぃ。いらっしゃい。ようこそ。」

隆英、
「こんにちは、初めまして。」
上半身を傾けて。

峻、
「ども。門倉と言います。いつも小埜瀬さんにはお世話に。」

瑛士、峻に、
「ここの大将。…で、」
カウンターの端にいる女性に、
「ここの女将さん。」

隆英、女性にも、
「こんにちは、初めまして。小埜瀬と言います。」

奈菜、ニコニコと、
「えぇ。小埜瀬さんから聞いて、もぅ~~、びっくり~~。息子さん、呼んだからって。良かったわね。ご結婚。」

瞬間、隆英、
「えっ…???」

瑛士、隆英に、
「佐津香さんから聞いてび~~っくり~~。」

峻、カウンターの中から、
「へへへへへ。おめでとうございます。」

奈菜、隆英に生を。
「はい。これ、店からの奢り。」

隆英、いきなり、
「えっ…???…いいんですか~~???」

奈菜、
「いいもなにも、こんなおめでたい事なんて、中々ないですもん。サッちゃんと小埜瀬さんの結婚。それに、小埜瀬さんの息子さんとサッちゃんの優維香ちゃんとの結婚。凄いよ。親子で~~。はは。凄過ぎる~~。」

隆英、父を見て、
「…って、何…???…もぅ、筒抜け…???」

瑛士、そんな隆英に頷いて、
「そうだ。ここじゃ、もぅ~~。隠し事、一切禁止~~~。…と、言っても、しっかりと、大将も女将さんも、エレガンサとジョエル。応援してくれている人たちだ。」

峻、その話に、
「はは。まね。…って言うか、インテリアショップ・ジョエルの人とは面識はないんだけど…。ただ、サッちゃんの娘ちゃんがね。とにかくしっかりした。そして優しい女性。しかも…、サッちゃん自身、ウチの贔屓のお客さんなんでね。」

奈菜、
「エレガンサのマーケティング事業部の人たちには、ここ、ある意味、集合場所になってるから。」

「…と、言う訳で、まず、飲め。大将と女将さんから奢りだ。」
瑛士。

隆英、
「あ、あ~~。では。」

峻、コクリと、
「うん。」

隆英、ジョッキをふたりに掲げて。そして…。一気に3分の1ほど。
「ふぅ~~~。ははは。旨い。」

いきなり峻、拍手。

奈菜も拍手で、ふたりとも、
「はははは。おめでとう~~。」

峻、
「まま、優維香ちゃんはいないけどな。」

隆英、丁寧にふたりにお辞儀を。
「ありがとうございます。」
そして、
「優維香さんから話を聞いてびっくりして…。それも昨日。」

その声に瑛士、
「あぁ~~~。」
そして頭をペコリと、
「悪かった。何も話せないでいて。…って、言うか、仕事が仕事で。」

峻、
「だよな~~。フランスの~~。」

その声に瑛士、コクリと、
「えぇ~~。とにかく、今後も、こういう状態、続くとは思うんですけど。物凄い反響で…。」

奈菜も、
「だよね~~。何てったってグローバル。もしかして…、海外からも…。」

小埜瀬、コクリと。
「えぇ。…でも…、そっちの方の対応は、社長の方で…。」

「ですよね~~。まさか、マーケティング事業部が、英語や、他の外国語でって…。」

瑛士、
「かかかかか無理ですって。さすがに秘書課で…。社長が通訳の派遣を…。」

奈菜、頷きながら、
「そぅ~~~。」








好きになれない。   vol,297.    「うん。そうだね。分かった。電話するよ、今日。」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

楽天ブログ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.06.23 08:51:29 コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: