とうとうピアノに手を出して



    イエルク・デムスのピアノコンサートの帰り道、
    ドビュッシーの透明感がこころいっぱいにひろがって、
    秋の終わりの美しい星空と重なり、
    「ああ わたしもピアノが弾きたい!」

    高校生の頃、学校の音楽室のピアノで遊んでいた程度で、
    バイエルがやっと。
    でも、思いきってピアノの先生の門をたたきました。 
    「音大生までで、大人の生徒はとりません」 やっぱり!

    もうそうとうのオバサンの私をみて、先生は逃げ腰です。
    それでも、なんとかと頑張ると
    「子供も小さいし、手を取るのでとても暇が・・・」と先生。
    お子さんは私が時々、お守りします。なんでもお手伝いします。
    と、くいさがり、
    とうとうピアノを習い始めました。

    それからが大変
    1の指2の指・・・5の指、要するに左右10本の指が、、、。
    どれもみなダメで、指先に肉がない!から始まり、
    30分と決めていたレッスン時間は2時間近くに長引くことも度々。

    あ~先生の努力といったら、並大抵のものではありませんでした。
    わたしより、ず~っとず~っと先生が努力されました。     
オレンジばら




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