オバマ氏が当選した背景には、若者の多くが投票したことが大きな要因になった。大統領選前に、テレビのあるコメンテーターが「オバマ氏の支持者が若者層であることは不安定材料になり得る。若者は気まぐれで必ず投票日に投票に行くとは限らないからだ」と言っていたが、「新世紀の大変革:マイスペース、ユーチューブ、米国政治の将来 (MySpace, YouTube and the Future Of American Politics)」の本を読んでいた私は、この考えは間違っていると思った。なぜなら、オバマ氏が大方の予想を裏切って大躍進をしたのは、若者たちがインターネットを駆使してオバマ氏の支持層を拡大させ、献金などさまざまな努力をしてきたことが背景にあったからだ。彼らが一番肝心な投票日に投票せず、自らの努力を水泡に帰するようなことをするはずがない、と思ったからだ。そして実際、若者の高い投票率の結果、オバマ氏が当選した。ブームやファッションに乗せられて、その時の気分で投票する従来の若者層とは異なり、きちんと自分の政治的な意見を持った若者層に支えられてオバマ氏が当選した、という点でも新しい時代の到来といえる。