drのブログ

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21~30




■21.Quiet Kenny /Kenny Dorham
硬めの強いトランペットの音に疲れていた時、ケニードーハムに出会いました。
ケニーのアルバムの中でも一番有名な「Quiet Kenny」です。邦題では静かなるケニーというのがついています。アルバムにはバラードもあり、ジャジーなアップテンポの曲ありと、モダンジャズがもっともいい時期の作品だけに、間違いなくその世界に浸ることができるアルバムです。
ケニーのトランペットは、流暢にタンギングが早いというのではなく、話し方で言えば「舌足らず」な感じです( ^ ^ ;。でも、その、ゆっくり目でそこまで後ノリ?みたいなリズムの取り方が、なんともいえないグルーブ感をもたらして、とっても心地良いのです。
モダンジャズで(1955~1960年)頃でいいアルバムは?と聴かれたら10枚の
リストに入ると思います。drの経験からも、ジャズと付き合うなら、いつも側に置いておきたい一枚です。
収録曲でお勧め(全部いいんだけど):#1.Lotus Blossom #3.Blue Friday, #4.Alone Together
#4なんて超いいバラードです。ココロなごみます。泣けます。



1.Lotus Blossom
2.My Ideal
3.Blue Friday
4.Alone Together
5.Blue Spring Shuffle
6.I Had the Craziest Dream
7.Old Folks
8.Mack the Knife



静かなるケニー




■22.WINELIGHT / GROVER WASHINGTON JR
まぁ、一言で言えば、超渋いです、このアルバム。一応、ジャズ・フュージョンのジャンルなんだけど、グロ-バ-の繊細なサックスとそのメロディアスな楽曲はどれを聴いてもすばらしい。聴いていてとても落ち着きます。まさに、ワインを飲みながら夜景を見ながらのBGMにはベストマッチ、オトナのサウンドなんです。特に、ボーカル入りでシングルカットされた#5.Just the Two of Us(カナリ有名ビルボード最高2位になったらしい)は、drの一生に残る曲best50には入る曲(best50は多すぎ?!)。メンバーも、当時よくぞこれだけのメンバーがそろったなぁという、ドラム:スティーブガット、ベース:マーカスミラー、キーボード:リチャードティー、ギター:エリックゲイル。音量を上げて聴いてもうるさくないし、とってもいいサウンドです。今聞いても色あせていない。drとしてはこれからもずーと聴き続けて行きたいアルバムです(*^ ^*)

♪Just the Two of Us,You and I・・・・・・, we can make?♪


1.Winelight
2.Let It Flow (For "Dr. J")
3.In the Name of Love
4.Take Me There
5.Just the Two of Us
6.Make Me a Memory (Sad Samba)






ライナーノーツ
■23.PROMISE /SADE
今回もまたかなり渋めのセレクトです。80年代後半に掛けて、クラブシーンから一つのバンドとしてたたき上げで出て来たシャーデー。そのリードボーカル、シャーデーアヂュのハスキーボイスは一度聞けばその魅力に惹かれてしまいます。世界でのセールスはなんと4枚のアルバムで5000万枚とのこと。で、このアルバムはそのデビューアルバムです。アイデアとしての完成度はデビューアルバムにして高く、一つのジャンルに当てはまらない独自の雰囲気はその先3枚のアルバムを含めてトータルコーディネイトされています。シャーデーアヂュの優美で怪しげ、それでいて、時にダンサブルなチューンでの淡々とした歌い心にやられます。ソウルフルな感覚を渋いチューンを通して聞ける一枚ですので、このアルバムは夜聴くのがお勧め( ^ ^ ;。しかも、一人で感傷に浸りたい時なんかはとってもお勧めです。間違ってもノリノリの感じを出したい時に聴くものではありません。drは関係なく繰り返し聴いてますけどm( . . )m (ノリノリで行きたい時は drの別のライナーノーツ のセレクトで)
お勧めは#1.Is It a Crime ,#2.Sweetest Taboo(リズムがユニーク、有名な曲なのでよく耳にする曲だと思います) ,#5.Jezebel(テンションが1音ずつさがるマイナーコード進行なとてもいいです。泣けますよぉ・・・。)



1.Is It a Crime
2.Sweetest Taboo
3.War of the Hearts
4.You're Not the Man
5.Jezebel
6.Mr. Wrong
7.Punch Drunk
8.Never as Good as the First Time
9.Fear
10.Tar Baby
11.Maureen

【R&B/Hip-Hop:シ】シャーデーSade / Promise(CD) (Aポイント付)



ライナーノーツ
■24.坂本龍一/ /05

 坂本龍一さんの過去の楽曲をソロピアノ(若干シンセが混じっている曲あり)により編曲し直した作品集です。彼のこの辺りのアルバムはいわゆる「ゆるみ系」とされているのですが、シンセサイザーギラギラとか、単調なノリといったそういうものではありませんので、まさに、時間を問わず、緩みた~い時にお勧めです。
 収録曲の中では、まだ記憶に新しい過去ですが、インスト曲としてはかなりチャートの上の方まで昇り騒がれた#4 Energy Flowや、さらに古くは映画のサントラとなった#6.The Last Emperor 、#10. The Sheltering Sky 等があります。ですから、アルバムの中にはきっと知っている曲があるはずです。
 ところで、drはYMOファミリーが好きで、中でも当時の坂本龍一さんソロアルバムで聴かれ、YMOのライブでレパートリーとなっていた曲が、本人の編曲によるピアノ曲で聴けちゃうのが涙ものなんです。その関係でちょっと面白いのは#8. Thousand Knives です。この曲は坂本龍一さんのソロデビューアルバムの曲で、且つYMOの初期のライブでは最後の方やアンコール等でよく演奏されていた曲ですが、主旋律が4小節からなる16分と16分3連、シンコペーションが混ざったとても複雑なリズムです。当然ながら、演奏者(坂本龍一)はそれをカチっと弾ける実力を持っているし、普通はヘッドフォーンでクリックをモニターしながら弾くんでしょうけど、これをあえて、メトロノームの音もピアノと一緒に録音して弾いているんです。練習っぽい感じがなんとも面白い。
ゆるみ系ピアノに関していれば、ピアノアレンジで統一されていますので、YMOの印象なんて関係なくして、聴いてみる価値は有りだと思います。



1. Tibetan Dance
2. A Flower Is Not A Flower
3. Amore
4. Energy Flow
5. Aqua
6. The Last Emperor
7. Happyend
8. Thousand Knives
9. Fountain
10. The Sheltering Sky
11. Lost Theme
12. Shining Boy & Little Randy
13. Reversing
14. Rainforest




坂本龍一//05



ライナーノーツ
■25.Aquarium /Aqua

今回取り上げるのは、今までdrがセレクトしたCDとは全然違い、格別にポップなものです。
デビュー当時のマドンナとシンディーローパーを足して2で割ったような感じの声でハイキーな女性ボーカルと男性だみ声系のRAP&MCの取り合わせという異色さ(とっても笑えたりする)、それとユーロ系・縦ノリ&打ち込み系リズムという、1枚通して聴いてもあっという間(*^ ^*)なんで、ガン聴きできます。そのバンドの名の通り、水々しい感じが伝わってくるし、聴くととっても元気が出るアルバムなんです。そして、キュートで一度聴いたら忘れないようなメロディーは、海外では幼稚園のお遊戯の曲としても使われているというくらいなので、直に覚えて、自然と身体が動いてきちゃうって感じです。とっても愉快な気分になりますヨ!洋楽だめぇっていう人でも、気にならなく聴けるかもです。

お奨めは#3. Barbie Girl (drはこの曲から好きになりました(^^ゞ)(この曲にアフレコをして、
投稿している素人さん?!(Lynne & Tessa)
genki.jpg ビデオクリップ を見ることが出来ます。
このようなPVも興味深いですが、どんな曲かを試聴できますよ(^^ゞ→ 是非こちらを !)
その他のお奨めは#1. Happy Boys & Girls ,#4Good Morning Sunshine 等・・・基本的にロリ系の声で歌っているのですが、時にはラテン系やちょっとスローテンポでオトナのボーカルも聞けますヨ。





1. Happy Boys & Girls
2. My Oh My
3. Barbie Girl
4. Good Morning Sunshine
5. Doctor Jones
6. Heat of the Night
7. Be a Man
8. Lollipop (Candyman)
9. Roses Are Red
10. Turn Back Time
11. Calling You

AQUA/アクエリアス



ライナーノーツ
■26.Piano Man/Billy Joel
今でこそ、ビートルズやローリングストーンズほどでもないにせよ、知らない人はいないというくらい有名なビリージョエルですが、このアルバムは、彼が若かりし頃、そしてビリージョエルという人間の造り出す音楽の原点となったアルバムだと思います。それは、アルバムタイトルの#2.Piano Manという曲があるからです。そんなに重要な曲か???drの思い込みかもしれません。でも、その後のライブでも、ほとんど演奏されますし、4/4拍子の曲が多いポピュラー全般の中で、3/4拍子の曲のバラードの美しさに心惹かれたのかもしれません。ピアノを弾いて歌うという彼本来のスタイル、やはりビアノの前に座るビリーを見るとシックリくるものがあります。そういえば、彼の1曲にはその中での「ストーリー」を感じませんか?#2.Piano Manを聴くとそう感じてしまうdrです。大好きな曲の一つです。ちなみにこのアルバムは1973年のものです。ヒット曲の多いビリージョエルを総じて聴くなら、まずはベスト版等を聴くことをお奨めします。


1. Travelin' Prayer
2. Piano Man
3. Ain't No Crime
4. You're My Home
5. Ballad of Billy the Kid
6. Worse Comes to Worst
7. Stop in Nevada
8. If I Only Had the Words (To Tell You)
9. Somewhere Along the Line
10. Captain Jack

【Rock/Pops:ヒ】ビリー・ジョエルBilly Joel / Piano Man(CD) (Aポイント付)


ライナーノーツ
■27.Nevermind /Nirvana

 dr的にはこのバンド、デビュー直後に聞き始めた訳ではなく、このジャケット(あかちゃんの素裸の素潜り)とこのバンドの話題性については気になっていたが、商用的コマーシャルにはうんざりしていた。後々、90年代のロック史に名を残すアルバムとなるのだが・・・・。そんな中、自分のタイミングで聴くことにしたのだが、drにとってこのアルバムでニルヴァーナというバンドを初めて聴いた時の衝撃は凄いものだった。シンプルでストレートに来る重厚なシストーションギター、無駄なおかずのないハードで乾いたドラム、遊びの少ない堅調なベースライン。そして腹の底からでているボーカル。まさにロックのスピリットをCDという媒体を通して生で感じられる久々のバンドを見つけた瞬間だった。もやっとした時もエネルギーをもらえるバンド。たまに#1を聴きながら ドラム 叩きます( ^ ^ ;。
言うまでもなく1曲目大好き。#1. Smells Like Teen Spirit 、それから#2. In Bloom ・・・・・・・力強い!!。
ジャケットは見た事あるけど、まだ、聴いてない方は是非お試しあれ。


1. Smells Like Teen Spirit
2. In Bloom
3. Come as You Are
4. Breed
5. Lithium
6. Polly
7. Territorial Pissings
8. Drain You
9. Lounge Act
10. Stay Away
11. On a Plain
12. Something in the Way

【Rock/Pops:ニ】ニルヴァーナNirvana / Nevermind (CD) (Aポイント付)


ライナーノーツ
■29.Difficult to Cure /Rainbow
ディープパープルのギターリスト、リッチーブラックモア、彼のカリスマ性を堪能することができるアルバム。好きな事やりたい放題と言われていた彼であるが、内向的なそれまでのアルバムとは一線を介し、このアルバムではアメリカンロックを意識した音作り、気合の入ったギタープレーで楽しませてくれる。事実、大ヒットアルバムとなりこの時期のハードロックの方向性に一石を投じた名盤と言える。dr2006としてもリッチーブラックモアが属するディープパープルの正統派ロックに負い目を感じながらも、ついレインボーの心地よさに甘んじてしまう。言い方を換えれば、ディープパープルはとっつきにくいという場合は、レインボーはお奨め!ジャケット写真だが、どうしてこの姿?外科医の手術の格好をしていている。こいつに私のロック好き魂を再手術される感じ、決して諦めては行けない "Never surrender!!"( ^ ^ ;。
 お奨めは、#1.I Surrender(邦盤ではアルバムタイトルとなっていて、抜群にノリが良く、ボーカルも最高でdrは大好きな曲。アンプのボリュームをガン上げて聴きたい一曲。),#2.Spotlight Kid ,#9.Difficult to Cure (副題に[Beethoven's Ninth]とあるように、リッチーがクラシックに系統していた事がわかるアルバムタイトル曲。インストであるが、ハードロックへのアレンジは、その以前のプログレとも違ったストレートなハードロックとしてのクラシックアレンジの名曲。)


1. I Surrender
2. Spotlight Kid
3. No Release
4. Magic
5. Vielleicht das Nachste Mal (Maybe Next Time)
6. Can't Happen Here
7. Freedom Fighter
8. Midtown Tunnel Vision
9. Difficult to Cure [Beethoven's Ninth]






ライナーノーツ
■30.Somethin' Else / Cannonball Adderley
 久しぶりにJAZZを取り上げます。9月になり暦上は「秋」ということで、秋に相応しいのは何かないかなぁ?と行き着いたのが、”サムシング・エルズ” キャノンボールアダレイリーダー作です。このアルバムは、JAZZを聞き始めようという方には入門的なもので、いわゆるモダンジャズとは何ものなのか、ブルーノートの音ってどんな音?という問いに少なからず答えてくれる作品です。逆に言えば、これを聴くのが耐えられない場合は、他のモダンジャズも??( ^ ^ ;??ということになると思います。演奏しているメンバーは、マイルスデイビス(TP)、ハンクジョーンズ(P)、サムジョーンズ(B)、アートブレイキー(DS)、そして、キャノンボールアダレイ(AS)ということで1950年代後半当時の最強、最脅威のメンバーです。いろんなところで書かれていますが、ソロ(アドリブ)を演奏する時間はこのアルバムのリーダー(キャノンボールアダレイ)が一番多いですが、当時のジャズ界での影響力、そして、他の当時のマイルスのアルバムを聴いて思うに、「実権」はマイルスデイビスといって間違いないでしょう。この一枚秋の夜長に・・・・・。そう、秋だからって、このアルバムを選択したのは、非常にベタですが、#. Autumn Leaves(枯葉)が入っているからです。主題となるメロディーは最初マイルスがミュートしたトランペットで吹きます。種々枯葉を録音しているアーティストがいますが、いわゆるジャズの枯葉はこのように演奏するというお手本が聴けます。#2. Love For Sale #4. One For Daddyもお奨めです(*^ ^*)

1. Autumn Leaves
2. Love For Sale
3. Somethin' Else
4. One For Daddy
5. Dancing In The Dark
6. Alison's Uncle






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