drのブログ

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DTM_VSTPlug-in


エフェクトの音が鳴らないという問題についての対応方法を「vocovee」を例に詳しく解説します。
自分でもなかなか音が鳴らなくて立ち上げるのに苦労したので、備忘録としてです。

dr2006のDTMの環境ですが、DAWのアプリケーションは「SONAR 6 LE」。今回の解説の前に、
予めアプリケーションのプラグインソフトのフォルダーにDLLファイルを保存(インスツール)しておきます。
流れとして、
MIDIトラックのアウトプットをエフェクターに割り当てる。

■1.SONARを開きます。今回のエフェクターのタイプはオーディオファイルにエフェクターを掛ける方式なので、
オーディオトラックを用意しておきます。


2.プラグインエフェクターの属性をエフェクターからシンセに変更します。
   メニューバーのツールのPlug-in Managerを開きます。
v1

3.vocoveeの属性を変更します。
 SONARのプラグインとして登録されているvocoveeは「エフェクター」として登録されているので
VST Audio Effects(VST)にあるvocoveeを選択し「VSTの設定」をクリックします。
v2

4.シンセとして登録(I)のチェックボクスにチェックを入れ「OK」を押下します。
すると、

5.VST Instruments(VST)の種類のところにvocoveeが移ります。この例だと登録済みプラグインの欄の一番下に表示されています。
v3
これでプラグインの設定はおわりです。次に

6.オーディオトラックのエフェクター挿入のエリア「FX」のところを右クリックし、
ここが一番の肝なのですが、オーディオFXではなくプラグインシンセの中にあるvocoveeを選択します。
v4

このようにエフェクターとしてプラグインシンセ属性のvocoveeが挿入されました。このプロジェクトファイルでは4つ目のアウトプット先だったので、「4-vocovee」と表示されています。また、vocovee自体もポップアップし表示されているのがわかります。

v5
この状態でオーディートラックをランさせても音はなりません。次は発音の設定です。

7.新たなMIDIトラックを挿入します。この解説例ではトラック11を挿入しました。
v6

8.挿入したトラックのプロパティを開き、アウトプットをオーディオトラックに挿入したエフェクターとしてのvocoveeを選択します。
v9

9.トラック11のアウトプットが「4-vocovee」となっています。
v8
この状態でMIDIトラックを選択しMIDIキーボード等を打鍵すると、オーディオーファイルがヴォコーダーの音色になってオーディーオトラックから発音します。

例えば、単音のヴォーカルオーディオトラックと和声のMIDIトラックを予め作成しておくと自動的にヴォーコーダーの音色で
再生できます。ヴォコーダーの音に発音されたオーディオファイルを保存したい場合は、オーディオエフェクトの反映ではなくて、トラックにバウンスする必要があります。




同じタイプのエフェクターの
「TAL-VOCODAR」も同じ設定でできます。



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