みどりの日記                  ~gardener's hum~

  みどりの日記 ~gardener's hum~

第21回 8月18日



『韓国料理に舌鼓』



最近、韓国料理がマイブームです。遅れてやってきた“韓流ブーム”のようですが…。

「暑いときには辛いもの」なんて調子のいいことを言いながら食べています。
とはいっても、自宅で“韓国料理”を作るわけでもなく、外で食べるばかりでした。


ところが、知人に誘われ『韓国料理の会』というのに参加してきました。
これを機に作る方にもチャレンジしようというのです。講師は韓国の方というので、
本場の味を教えていただけるのを楽しみに、ウキウキした気持ちで出かけていきました。


その日のメニューは、マンドュという日本でいうところの水餃子と、キムチチヂミでした。
調理台に置かれたベビーバスになりそうなくらいの巨大なボールを見て
「どんな感じになるのだろう?」とびくびくしながらエプロンを腰に巻きました。


そして、調理スタート!レシピも何もなく、先生の弾丸トークで始まりました。
まず、隣のグループが韓国マンドュの皮作りの作業に取り掛かりました。
小麦粉と水を混ぜで耳たぶくらいの柔らかさになるまでこねていきます。
けっこう腰を使う作業のようです。


そして、「出ました!」大きな桶に入った手作りのキムチ。
先生が漬けてくれたキムチです。それにしても、その量の多さに驚きです。
私は、マンドュの具の中に入れるキムチを細かく刻む作業を命じられました。
ひたすら細かく…。指先はキムチの汁で真っ赤になり、香りがプ~ンと上ってきます。
いつの間にか口の中は唾液でいっぱいになりました。


「あなた、チヂミの焼きね」。突然、肩を引っ張られてガスレンジの前に連れて
こられました。
そこにはすでに小麦粉やニラなどたっぷり入ったチヂミの材料が大きなボールの中に
出来上がっていました。そしてドボドボと刻んだキムチと汁が追加されフライパンの前に
ドカッと置かれました。



 たっぷりのサラダ油を熱し、お玉ですくった生地をフライパンへ…。
ジュッツという音と共に生地の縁が踊ります。キムチのせいで生地の色がほんのり赤いです。
辛そ~。
フライパンから立ち上る熱と闘いながら次々にチヂミを焼き上げます。
だんだんコツがつかめてきました。ひっくり返したら、フライ返しで生地を押し当てる
といい焼き目が付きます。

 ふと気が付くとみんなのテーブルでは水餃子が出来上がり、食べる準備に入っていました。「ああ、やってしまった~。作り方を全然見ていなかった!」。
まあ、たくさんの具が入っていたということで…。

 そして、先生お手製の牛骨スープに水餃子を浮かせ完成です。
目の前にズラッと並ぶお料理は壮観でした。いや~辛いけれど、これは癖になるお味だわ。
本場の韓国料理は勢いが違いますね。手間を惜しまずおいしいものを作り続ける
韓国のパワーに圧倒されたのでした。








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