秋の味覚と言われて来たサンマの養殖に向けた 研究動画
を観たお話です。
サンマの漁獲高は10年間で9割減とのこと。 黒潮の海水温が上がって、冷たい海水が好きなサンマの生息域が日本から離れて排他的経済水域(EEZ)の外(つまり公海)へ移動した結果、従来よりも燃料代が掛かるようになり、漁そのものの頻度も減ってしまったとか。 そこへ更に中国などとの公海における資源獲得競争も加わってしまったそうです。 当然、スーパーなどでのサンマの価格は高騰し、私の印象では昔の3倍くらいになっているのではないでしょうか。 昔は旬なら98円/尾(セールなら78円/尾)くらいだったと記憶しています。
そこでサンマ養殖の研究に乗り出したのが「 アクアマリンふくしま
」です。 サンマの完全養殖に成功したそうですよ。 養殖サンマが更に産卵・孵化・成長を8世代連続で成功したのです。 まだまだ水温管理、エサの開発などなど課題は沢山あるそうですが、ウナギの完全養殖と同じくらい期待したいですね。
50年くらい前までは庶民の食べ物だった海産物の価格が高騰しています。 ちりめんジャコ・タラコ・鮭・カタクチイワシ、そしてサンマです。 私の実家は決して裕福な家庭ではありませんでしたが、小学生くらいまではこれらの海産物は当たり前に食卓に出て来ました。 それが直近の例では、ウクライナ戦争以来、塩鮭の切り身が特売日でも一切れ98円が158円になってしまいました。 近所のスーパーでは火曜日は塩鮭の特売日です。 開店と同時に買い出しに行くと、年金生活風のお爺ちゃんやお婆ちゃんの常連さん達も買いに来ていましたが、最近はめっきりお見掛けしなくなりました。
反対に養殖技術の進歩のお陰で身近になった海産物も多いですよね。 ブリ・ハマチ・カンパチ・牡蠣などがそうです。 やはり高級品から技術進歩するようです。 サンマも価格が高騰して高級魚の部類に入って来ました。 早く養殖サンマが当たり前に店頭に並ぶ日が来ることを願っています
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