Miki 333 の部屋

Miki 333 の部屋

逃牛事件


近所の牛小屋の柵の上部付近まで雪が積もっていて
今にも牛が柵を越えそで超えない情景をいつも横目に登下校していた私
どうしてもコラエキレナイ衝動にかられてしまいました
ジーーーーッっと8頭程柵の中にいた牛を睨みつけ・・・
ワッ!
・・・と牛を一喝したのであります。
臆病な牛さん達は私の期待通りビビッテ 50cmジャンプ!
その中でも一際大きくジャンプした1頭が
これまた私の期待通り!?柵を越えてしまった訳です!
「お~!すっごぉ~い!\(≧▽≦)丿」
私は大満足~♪やっぱ、やれば出来るんジャン♪(ノ´▽`)ノ
・・・とココまでは良かったんですが(本当にイイのか?)
困りました・・・柵越えの実証実験は無事ツツガナク修了したのですが
後始末の事は考えてませんでした!
      Σ( ̄□ ̄|||)ヤバイ・・・
このまま脱走した(させた)牛をほって(放置して)おくのは危険です
「ど・・ど・・・どぉ~しよう( ̄∇ ̄;)」
そして私がとった行動は・・・
     ピンポ~ン♪
「おじさ~ん!牛が1頭 脱走してるよぉ~♪
・・・と親切に教えてあげたのです。
  「おっ!そうか!ありがとな!」
そう言って、おじさんは慌てて近所の方々に電話をかけまくって人手を集めています。
みき少女・・・流石に良心が痛みます
そこで私はおじさんに告げたのです。
   「私も手伝ってあげるね!」
おじさんは少々緊迫した面持ちで
   「お!助かるわ!頼むね~」
・・・と言って先程素晴らしい飛躍を私に披露して下さった牛の近くに歩み寄りながら
 「コラッ! どうやって出やがったんだ!
・・・と怖い顔して怒鳴ってます
そうこうしているうちに近所の方達が集まって来ました。
まぁ~1年に1~2度は牛の脱走はあったので
(私が脅かさなくても・・・)
みなさん手馴れたものです。もちろん私もそんな時は手伝っていましたが
みんなで両手を広げて牛を柵の方へ追い込みます
すんなり柵に戻った牛の大きな瞳が心なしか私を睨んでいたような気がしたのは気のせいでしょうか?
   (*´ー^`)ゞナハハ・・・
無事、牛を柵に戻し終えた後は、「まぁ~お茶でも飲んでってくれ」とのおじさんの言葉に近所の方々との楽しいティータイム♪
・・・が、私くし流石にイタタマレません
        (⌒~⌒;A
「い・・イヤ・・・私はいいわ・・・」と
帰ろうとしたところ呼び止められました
     ギクッ!(;△゜;)バレタ?
「本当に有難うね~お菓子持ってきな~」
益々良心が痛むので、お断りしたのですが
なかば強制的にお菓子を持たされ帰宅しました
(日本人に良くありがちな光景ですな)
この事実は、その後バレル事無く
すくすくと成長を遂げるみき少女の心の隅に小さな罪悪感となって残りつづけたのである・・・
後日談・・・20歳を過ぎ自己責任を負えるお年頃になった私は、この事をおじさんに 懺悔 致しました
     m(_ _)m ごめんなさい
おじさんは笑いながら
  「どもならんなぁ~」
      ↑
 どうしようもないなぁ~・・・の意味

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