セレッソ大阪J1復帰決定



 一発昇格、あるのみ! J2、C大阪は16日、ホーム・長居で3位・新潟と対戦、勝つか引き分ければ、1年でのJ1復帰が決定する。U-21日本代表FW大久保嘉人(20)は15日、大阪市西成区の南津守練習場で最終調整を終え、リーチ一発昇格を予告。今季1分2敗と今季白星がなかったライバル新潟を下して、ひのき舞台に舞い戻る。今季最多となる約2万人の観衆の前で、ハッピーエンディングを迎える。



 大一番が翌日に控えていることを疑ってしまうほど、C大阪イレブンは自然体だった。試合前日の最終調整はスタッフを交えてのハーフコートミニゲームで終了。笑い声も混じった1時間の全体練習を終えた後、チームの得点源・大久保が一発昇格を宣言した。

 「緊張感とかは全然ないです。新潟には勝ったことないですからね。これまでは先制点を取られているんで、積極的にいきたい」

 今季新潟戦は1分2敗。勝ち点4差をつけるC大阪は新潟戦を勝つか引き分ければ、J1復帰が決まる。仮に新潟戦を落としても、最終節(24日)の山形戦(アウエー)に勝てば、自力で復帰できる。だが、悔恨を残したまま、J1には行けない。「チームとしてやり遂げなきゃいけないこと。あした勝つことしか考えていません」。西村監督も、1戦必勝を徹底させた。

 釜山アジア大会では同僚DF根本とU-21代表に選出。J1の選手ばかりだったが「引け目を感じることはなかった」と言う。J1で控えに甘んじるチームメートに対して、大久保はJ2を代表するFWに成長した。

 「思ったよりもレベルが高かった。審判の見えないところでかなりやられましたね」という反則覚悟のJ2のマークに苦しめながらも、現在得点ランク1位に1差と迫る17点を奪った。逡巡したあげく残留したJ2で、V字型の飛躍を遂げた大久保が、トップリーグに舞い戻る。

★ピンクストーム作戦

 最後の大勝負にクラブ側も昇格キャンペーンを展開。チームカラーのピンクを強調する「ピンクストーム作戦」を実施する。先着1万人にピンク色の必勝ポンチョを無料配布。さらに来場者全員にピンクのビニール袋を配り、スタジアムをセレッソピンクに染め上げる計画だ。

 前売り券の発売は好調で今季最多の2万人の動員予定。C大阪の大一番と言えば、00年第1Sではホーム長居で初優勝に王手をかけながら、川崎F(現J2)にVゴール負けして、V逸した歴史がある。クラブ史上最多の4万人の前で期待を裏切った過去を払拭(ふっしょく)できるか―。


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