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本日、当ブログはめでたく
開設10周年
を迎えることが出来 ました。
日記を始めた2005年10月29日のことは今でもよく覚えています。何故かというと日記を書き始めた瞬間から自分の中にいくらでも言葉が泉のように湧き出てくる感じで、「これはたまらん。♪♪♪ 滅茶苦茶面白い遊びを見つけてしまった。!!!」と大興奮したからです。それまでヤフーの色々な個別銘柄の掲示板を根城にして活動していて色々な不自由を感じつつあった私にとっては、「自分自身を思いのままに、存分に表現できるメディア」であるブログがジャストフィットしたのでした。そしてその時の感動を維持したまま、そのまま今日にまで至ったという状況です。
今日は10周年なので、過去に自分が主力として戦ってきた銘柄を改めて思い返してみます。ブログを始める前の時期には当時名証2部だった8599セントラルリース(現8593三菱UFJリース)や6948住友電装(現5802住友電気工業)などを主力として種銭を稼ぎました。そしてブログ開始後の初期の頃の主力株は3364ナルミヤインターナショナル(TOBにより現在は上場廃止)、4298プロトコーポレーション(現在は再びPF上位で保有中)、6875メガチップス、7523アールビバン、7548サンクスジャパン(MBOにより現在は上場廃止)あたりでした。
中期は2762三光マーケティングフーズ、3258常和ホールディングス、7509アイエー、7553サザビーリーグ(MBOにより現在は上場廃止)あたり、そして後期は2589ゴールドパック(TOBにより現在は上場廃止)、2772ゲンキー、3049エノテカ(MBOにより現在は上場廃止)、数年前は2198アイ・ケイ・ケイ、3097物語コーポレーション(いったん勝負を終えて売却後、現在は再び超主力化)、6630ヤーマン、9441ベルパークなどでした。
どの銘柄にも手に汗を握るドラマがありましたが、常にその時点でベストの戦闘力・総合力を持つと自分が考える銘柄を主力として戦って来たつもりです。そして今現在は、3097物語コーポレーション、3277サンセイランディック、6425ユニバーサルエンターテインメントなどに優待族としての夢を乗せて戦っています。
この10年間の株式市場を振り返ると、良かった時はホリエモンが元気だった頃と最近のアベノミクス相場だけで、リーマンショックを筆頭に「谷あり、底あり、地獄あり。」で厳しくつらい環境が長く続きました。その中で私が幾多のピンチを乗り越えてここまで生き残ってこれたのは、「私は結局優待バリュー株でしか勝てない。ただ、逆に言えば優待バリュー株でなら勝てる、そういう投資家なんだ。」というシンプルな事実に気が付き、自分で作り上げた投資原則を少しずつ改良しながら守り続けてきたからでした。
さて今日は10周年ですので、私の投資原則を再掲しておきます。この数年で優待グロース株志向を強めているため、ブログ開設時からは若干の変更を加えています。
1. 配当+優待の「総合利回り」の良い株は、とりあえず1単位は買ってみて「優待株いけす」に入れる。
2. その「優待株いけす」の中で厳しく思索・比較・吟味を繰り返し、ファンダメンタルズ良好かつ株価上昇の明白なカタリストのある、「ピンと来る」総合戦闘力の高い魅力的な株のみを主力に昇格させる。
また逆に戦闘力の足りない銘柄は迅速にその力に応じたポジションに落とす。
駄目な子はふるさとの「優待株いけす」に戻す。
3. 中期(1~3年)の粘り強い投資を信条
とし、あまりにも頻繁なポートフォリオの入れ替えは避ける。
4. 指標的に十分に割安な 優待バリュー株
と YOU-CAN-SLIM法
を満たす確かな成長力のある 優待グロース株
を バランス良く
組み込んでポートフォリオを構成する。
5. 投資指標としては、 負けない投資を優先しPBRを最重要視
する。
6. 分散投資をしすぎるとパフォーマンスが全く上がらないので、 「これは!」というきらめきを感じ、自分のその直感の理由を分かりやすく万人に説明できる銘柄には迷わずどかんと フォーカス投資
を行う。
具体的には PF上位15銘柄で時価総額全体の50%以上を占める「スカイツリー型」の編成
とする。
7. 夜はぐっすり眠りたいし投資家として長生きしたいので原則として信用取引は使わない。ほぼ 100% 現物オンリー
で頑張る。
以上です。
さて私が日本で初めて提唱し、かつ専門としているこの「優待バリュー株投資」は、たくさんの銘柄を最小単元ずつ買うことによって、無理なくPFの防御力・総合利回りを上げることが出来る、資金力の限られた我々個人投資家にぴったりの安全で快適な投資法と考えています。
世の中には無数の投資法があります。情報の渦の中でどうしてよいのか分からず、過剰な宣伝に引き寄せられて出来の悪いアクティブ投信(大体半分以上はそうです)を掴んだりすると、法外な毎年の信託報酬や他の有形無形のコスト等で楽に3%くらいはパフォーマンスが削られます。一方で優待バリュー株投資では優待分でTOPIXなどのベンチマークに対して+2%くらいのパフォーマンスを出すことは十分に可能です。この差が毎年積もり積もると一体どうなるかは考えるまでもありません。
日本独自の制度である株主優待制度、そしてその利点を最大限に生かすことを目指した優待バリュー株投資にはまだまだ無限の可能性があると考えています。私の夢はまだまだこれからも続きますし、自らが専門とするこの投資法に限りなく特化し、更に洗練させていく、竹槍をピカピカに磨き続けることによって日々を戦っていきたいと考えています。
それでは皆様、 「みきまるの優待バリュー株日誌」 をこれからもどうか末永くよろしくお願い致します。
2015年10月29日 みきまる拝
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