みきまるの優待バリュー株日誌

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Feb 10, 2023
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カテゴリ: 投資本書評
 さて今日は株式投資本オールタイムベスト135位





反脆弱性(ナシーム・ニコラス・タレブ著、2017年、ダイヤモンド社)










​ の第10弾です。






 今日は、第11章 ロックスターと10パーセント浮気するーバーバル戦略 から。






 ​
​ バーベル戦略(または二峰性戦略)は、反脆さを実現し、三つ組の表(リンク)を右側へと進む方法のひとつだ。。。作家は、書き仕事のいっさいない閑職を本業にしたほうが成功しやすい。​










 ​
壊れた小包の不可逆性について



 反脆さを実現する最初のステップは、アップサイドを増やすよりも、まずはダウンサイドを減らすことだ。つまり、負のブラック・スワンに対するエクスポージャーを抑え、自然な反脆さを機能させるわけだ。



 脆さを緩和するのは、選択肢ではなく必須条件だ。



 ギャンブラーに吹っ飛ぶ(全財産を失う)リスクがあるなら、戦略の”潜在的なリターン”なんてまるで無意味だ。



 つまり、システムが脆ければ、改善や”効率化”の努力が崩壊のリスクによってみんな無意味になってしまうということだ。











 このタレブの話を読んで想起したのは、2020年くらいから大量に増殖を始めたいわゆる「レバナス投資家」の方々の事でした。






 ちなみにレバナスとは、NASDAQ-100指数の値動きに対して、2倍になることを目指した投資信託のことです。 NASDAQ-100指数は非常に成長性の高い株価指数のため大きなリターンを期待できる一方で、レバレッジをかけているために大きな損失が出るリスクもあります。






 彼らの投資パフォーマンスは
NASDAQ-100指数が好調だった2021年には目を見張るほどに素晴らしく、私が拝見させて頂いていたあるレバナス投資家の方は「年率40%程度のパフォーマンスなんて御茶の子さいさいで当たり前だ。 NASDAQ-100指数は長期的に見れば永遠に上昇を続けている。なのでそこにレバレッジをかけて戦うことは理に適っているし、これが最強の投資法だ。」と凄い鼻息でした。






 ところが2022年に入ってアメリカ株市場が軟調になると、実際にはレバナス投資家の中からは退場者が続出することとなりました。 NASDAQ-100指数の値動きに対して振れ幅の大きな損失や レバレッジ型投信に宿命的に付いて回る「減価」リスクが投資家の資産と精神を直撃してしまい、まさかの 負のブラック・スワンが猛然と襲いかかったからです。






 レバナス投資法には、タレブの言う「脆さ」があったという事ですね。(続く)






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Last updated  Feb 10, 2023 07:43:41 PM


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