24階のミミック

24階のミミック

自宅購入への道のり

●自宅購入への道のり

 こんなかんじ↓で進んで行きました。
 順次、書き進めていく予定。
 でも、いきなり最初はマンション内覧会、アップしました(笑)


  ・ 家を買おうと決めたワケ
  ・ 情報収集/一戸建て?マンション?中古?二転三転の家探し
   ・住まいの情報館とか不動産屋さん
   ・モデルルームアタック
   ・歩け歩け。足で探す直売物件
  ・情報が出た瞬間に半分以上売れているワケ
  ・金利の上昇?
  ・重要事項説明と契約
  ・ マンション内覧会



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■家を買おうと決めたワケ //////////////////////////////

そもそも 家を買おうと言い始めたのは、借りている部屋の契約更新で、家賃が下がったところからだった。

 なぜ家賃が下がったのに家を買うのか? 
 それなら契約更新前に探せばいいのに。

 そこが私たち夫婦のズボラなところなのだ。
 二人とも目が悪くて、 あまり先が見えていない ため(笑)、更新の手続きをしていて初めて自分たちがいかに多くのお金をドブに捨てているかということに気がついたのだ。

 「家賃下がったからよかったよねぇ」
 「うん、でもまだ高いよねぇ」
 「持ち家なら、払った分だけ自分のものだよねぇ」
 「家でも買うか~」

 なんて安易なんだ(^^;

 でもそんなかんじで、右も左もわからないまま家探しがスタート。




■情報収集 //////////////////////////////

 目的は決まったけどナンにもわからないときは、 RPGの鉄則 「人に聞いて情報を得ましょう」

 とりあえず、最近自宅を購入した友達や、詳しそうな人に声をかけて色々と情報を集める。

 ここでまず絶対にしなければいけなかったのは、
「新聞をとる」 ということだった。
 しかし、うちはパパの方針でなぜか新聞をとらない主義。ママ的には、新聞の中身はあまり興味ないけど(←世間に疎いダメ主婦(^^;)一緒に入ってくる スーパーの広告チラシだけは欲しい わぁ~と思っていたのだが、普段は見もしないで捨てている不動産広告、これは 相場をつかんだり 支払い情報を得るためにも、非常に重要なファクターなので今回はパパも同意。
 でもどうせなら、営業所に電話してとるより勧誘員がきたときに頼んだほうが色々もらえていいかも……(^^; とか欲の皮をつっぱらせて待っていたのだが、そういうときに限って勧誘員ってこないんだよね。
 そして結局ウチは新聞とらないうちに決めちゃったんだけど(笑)。

 まー、幸いよく遊ぶ近所のママ友達が不動産広告を全部とっておいてくれたので(笑)それで広告はまかなっていました。
 本当は、 「大きな買い物するんだから、新聞くらいとれよ」 です。


 ◆住まいの情報館とか不動産屋さん


   ……順次更新予定o(^o^)o



■マンション内覧会 //////////////////////////////

 今日はいよいよマンション内覧会。といっても、うちが買ったのは完成物件で、買う現物を見てから決めた部屋だけに、一般的に言うように図面だけの状態で決めて、初めて部屋を見られる日というすごい緊張感はない。
 それでも、今までは間取りがどうとか日当たりがどう、とかいうことだけに目を向けていたのが、 建物としてのデキの善し悪しをチェック しなくてはならないとなるとやっぱり 鼻息フーンッ! ものの気合いも入るというものだ。
 何しろたくさんの人に言われたように、「ここで不具合をチェックして指摘しないと、後は全部自分で治すハメになる!」のだから。

 で、友達の話とか聞くと内覧会のポイントは

 ・自分たちだけで行かない(家族でもプロでも冷静な誰かを連れて行く)
 ・道具を持つ(メジャー、水平測定器orビー玉、図面、懐中電灯
        フラッシュのたけるカメラ、場合によっては脚立)

 というところらしい。

 根が楽天的な私は最初「内覧会」って汚れを指摘するくらいだろーo(^o^)oなんて思っていたので、会う人ごとに内覧会の重要さを語られているうちに、だんだん不安になってきた。元々楽天的な二人だから、このままでは何も指摘しないで終わってしまうに違いない(^^; 
 一生に一度の大きな買い物、 それでいいのかhanivert家?!

 そこで最終的に、二人はあっさり匙を投げ(笑)、プロにお願いしちゃおうということになった。それに、悪質な業者なんかだと、素人がいくら指摘しても「それはナンとかカンとかとか工法の……」などと口先うまく言いくるめられてしまったり、ひどいのは当日扉を外してあったりして瑕疵をわかりにくくしてしまうのもあるらしい。それに、指摘箇所が増えてくると言いづらい場面もあるのを、プロがビシビシと有無を言わせず「これ直しといてね!」とバンバン切ってくれちゃうらしい。
 確かに内覧会同行サービスは安いものではない。けど、自分たちのズボラさと、肝心なところで外に強く言えない 外柔内剛な性格 に自信があるhanivert家としては、ここは 数万円で将来の安心を買う 、ということで、専門家チェックを選んだ。

 さっそくいつもの通り、得意のネット検索で専門家を捜す。
 予約したのは、

住まいの調査団

 同行して頂いたのは一級建築士の方だった。
 待ち合わせのやりとりも済ませ、マンション担当者にも連絡を入れて準備万端! のハズだったが…………(^^;

 大事なことの前には必ずトラブルが起こるのが我がhanivert家。
 前日の夜、帰宅したパパは 熱を出していた…… (^^;

 一週間前から体調を崩していたパパだが、2日前に熱も下がり、元気になったと思っていたのに完治していなかったのか、再び症状が悪化。
 そのまま倒れるように寝込んでしまった。

 ど・ど・ど、どうする~っ(T∇T)
 すでに時刻も遅く、専門家及びマンション担当者にも連絡がつかない。
 ぎぇ~、 当日キャンセル料は料金の50% 。さらにマンションの引き渡しも伸びる可能性がある。
 こうなったら、自分1人でも行かねばならないか??(T∇T)

 でも、せっかくの新居の内覧会、こんな大事な時にいくら専門家がつくとはいえ、ズボラ大王の私だけで行って大丈夫なのか?! 不安と焦りでこっちまで熱が出そうになる。

 しかしそこはさすがパパ。あれほど具合悪そうだったのに翌日には復活してきてくれた(T∇T)。そこで子守助っ人の両親に泰を預け、二人して鼻息も荒く内覧会へ出発!

 ……したのだが、天気はイマイチ。折しも台風が近づいているその日は、どんよりとした暗い雲の下、強めの風に小雨が降り出していた。
 最初は「なんでこんな天気なの(T_T)」と思った二人。だが、実は 内覧会には意外にも良い天気だった のを後で知ることになる。


 物件の最寄り駅で待ち合わせた専門家の人は、マンションに向かう道すがら 本日のポイント、方針 などを語ってくれる。
 同行サービスで行うのは、以下のこと。

 ・構造的な欠陥の有無を見る
 ・内装仕上げの善し悪し、欠陥の指摘
 ・図面との違いの指摘(寸法、材質、工法など)
 ・建具関連のチェック(開閉方向、仕上げ、ゆるみなど)

 で、拭いたらすぐに落ちるような汚れは指摘しない。決定的な汚れはチェックする。また、各ポイントの不具合についても、 「修繕するべきか否か」 の判断も助けてくれる。

 私も今回知ったのは、とにかく素人は 「不具合」=すべて修繕 と考えがちなのだが、たとえ図面と違う部分があったとしても、生活に大きな支障を来さない範囲の物であれば 極力修繕はしないほうが吉 、ということ。
 なぜなら、床の業者は床しか見ないし、クロスの業者はクロスしか見ない。修繕するときに、床は直るけれどもクロスや柱を傷つけてしまうことが多い。よって、修繕すればするほど新たな傷が増えまくる、という悪循環を産んでしまうらしい。
 もちろん、それも直して行けばいいのだろうが、プロに言わせると「傷は必ずできる」もの。一つ一つ、たいした傷でもないものにこだわりすぎるあまり入居が遅れるのも損ですよ、ということだった。

 もちろん、大きな欠陥は直さなければならない。だから、どの程度の欠陥なのか判断するお手伝いもしましょう、ということだった。


 んで、方針を聞いたところでいよいよ内覧会スタート。
 マンション側担当者も立合で、構造図・意匠図・カメラなどを片手に部屋に向かう。


 まずはベランダから。上から下まで、専門家の目の動きが素早くなる。指摘は外装の剥がれのみ。一部、小さいけれど外装の吹きつけが剥離しているところがあった。説明によると「この雨でもバルコニーに水が溜まらない。排水がしっかりできています」と専門家の太鼓判。悪天候でも問題ないことが証明されたわけで、専門家に言わせると こんな日は内覧会日和 らしい♪

 外回りが済むと、次はリビング。床、クロス、サッシをチェック。サッシにがたつきが発見され、指摘事項に追加。
 その後、近い順にキッチン、トイレ、洗面所、他の居室、玄関へとチェックは進んだ。

 が、最終的に修繕チェック事項とされたのは 大小あわせて17ヶ所 にとどまった。これは専門家的にいうと 非常に優秀な結果 だそうで、しまいには「指摘事項があまり少ないので困っちゃうナ……」ということだった。
 もちろん指摘箇所は少なければ少ない方が良いのだが、やはり同行サービスを依頼された側としては、何かしら成果のようなものがないと「大したことないじゃん」ということになもなりかねないので、そこんとこの兼ね合いが難しいらしい(笑)。
 ド素人のママ的には、あれこれと小さな瑕疵を見つけてはうだうだ言ってみたのだが、ほとんど専門家に「それは支障ないので直さないほうがいいでしょう」と却下されてしまった(^^; ま、それも数カ所だけどね。プロに説明を聞いていても、ついつい細かいところを見てしまうのよね、主婦は(^^;


 最後は構造図を取り出して全体的な構造とか強度、耐震性についてどのような処置がされているかを図面から解説してくれた。そちらも大変しっかりと作られてますとのこと。まあ、内装面でもクロスの貼り方の善し悪しはどこを見るとか色々教えてくれましたが、結果的にはこの物件は 「仕上がりに太鼓判」 という評価が出た。
 聞けば、この物件自体は、同行サービスを行っている事務所の統計で「最も優秀な仕上がりの物件ベスト3」に入っている物件だったので、この部屋もよかった、ということに落ち着いたことになる。

 まあ、高いお金を払った割にはあまり修繕箇所が出なかったのだけど、まーそれはそれで安心できるということ? それに少ないとはいえ指摘してくれた箇所は到底素人では発見できそうにない部分だったこともあり、内覧会の結果にはほぼ満足した二人でした。

 同行サービスのプロは、内覧が終わると早々に引き取ってしまい、後でメールによる「確認会でのチェック事項と注意」という手引き説明がありました。
 重大な欠陥が出たときには確認会への同行も頼める(別料金)のだけど、今回はそうした重要瑕疵が見つからなかったので、次は自分たちで念入りにチェックすることにしました。

 本来、専門家の同行サービスで一番力を発揮するのは、低層または小規模マンションでの構造欠陥のチェックだそうです。
 今回、私たちの購入した物件は高層マンションだったので、そういう建物の場合構造欠陥があるとそもそも成り立たないということから、水平や構造材の心配はほとんどありませんでした。もちろん、チェックはしてもらいましたが。

 昔だとビー玉とか、水平を計る機械のようなものがあったらしいのですが、今時のプロらしく水平測定機はレーザーポインタのような機能を持つ小型のかっこいいマシンで行いました。パパはなんだかそういう専門チックなアイテムが登場したらなんだか嬉しそう(笑)。やはり男性……というか子供?(笑)

 まー、そんなこんだで内覧会は終了。
 あとは確認会の連絡をとって、引き渡しを待ちます。

 総合的な結論としては。

 お金はかかるけど、 プロに頼むと「ラクができます」 (笑)



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