みみ の だいありぃ

みみ の だいありぃ

セクシーパジャマの悲劇



なのに。

なのに。

それがとんでもないことになってしまった!!!(涙)



いや~、ほんとに参ったね。

泣きっ面に蜂とは、こういうことだろう。



旦那は今夜、お疲れモード。

リビングでくつろいでいる間、ソファーで寝入ってしまった。



あたしが旦那のYシャツのアイロンをかけにいっている間にさ。

なんか、ぐーって音が聞こえたから、リビングに行ってみたら、旦那、寝ていたって訳。



ふっ。

かわいい人。

疲れてるのね。

しょうがないから、布団を持ってきてあげましょ。



TVはつけたまま、リビングの電気を消し、あたしは予備の布団を取りに行った。

そして、暗がりの中、旦那が寝ているその上に、その布団をかけた。



そして、ソファーに寝ている旦那のつるつる頭を撫でて、「いい夢見てね!」と心の中でつぶやいた。



そして、パティオに出る大きいドアをしめた。



起こしちゃイケナイからさ。

抜き足、差し足でリビングを離れたあたし。



したら、爪先立ちなんか普段しないあたしは、足をくじいた(涙)。



いったーい・・・!!



旦那を起こさないため、小声でつぶやいてみた。



そして、パソコン部屋へ行った。



あれ?

エースがいない!!



トイレにも、ベッドルームにも、もう一つのトイレにも、キッチンにも、ダイニングにも、とにかくどこにもいない!!



あれ?

おかしいわ。

どうしよう??



あたしは、エース、エースとささやくように叫びながら探した。



おかしい!!



あ、ひょっとして、パティオにエースを残したまま、閉めちゃった??



慌ててパティオのドアを開けたあたし。



BBQの裏にいる?いすの下にいる?

エース、あたしのエース、どこにいる??



いない!



すると、慌てたあたし。



何を考えたのか、エースが自分で勝手に玄関を開けて、出て行ってしまったのかもと思ったのか、外にいるかもって思い出した。



そして、あわてて玄関の外に飛び出た。



エース??



したら・・・。



きーーーーーーーーーーーーーーーー、パタン。



なんと、あたしは、あたしのことを締め出しちゃったの~!!

そう、鍵がかかってしまったの~!!



しかも、あたしかなりセクシーなパジャマを着ていた(涙)!!



真っ赤でさ。

胸元びろーんってあいててさ。

胸の部分はレースでさ。

サテン生地でさ。

膝上20センチくらいの長さでさ。



だから、もう、びっくり!!

必死に、ドアをノックした。



頼む!

開けてくれ!!



しかし、旦那の奴、寝入っていやがる。

出ない・・・(涙)。



さらに激しくドアをノックした。

旦那、まだ気づかない。



おいおい、どうしよう。

寒いぢゃん!!

しかも、アイロンついたまんまだよ!!

やばいって!!

しかも、あたしったら、かなりセクシーだし!!

どうしよ~!!



あたしは、すっかり動揺して、ドアベルを鳴らすことを忘れていた。

そして、ノックを続けた!!



開けて!開けてよ!!



旦那の名前まで声にだして、開けろというあたし。



すると、何事かと不審に思ったお隣さんが窓から外を覗いてる。



きゃーーーーー!!

やばい!!

この格好だけは勘弁して!!



木陰に隠れるあたし。

走りながら、足をくじいたのを思い出す。



そして、泣きそうになりながら、あたしは家のドアを必死に叩き続けた。



起きろ~、馬鹿亭主!!

寒いよ痛いよ寂しいよ~!!

うわ~ん!!



もう、無我夢中でドアをノックしまくったあたし。



したら、どうやらさすがに旦那が起きたらしい。

でも、奴はとんでもない用心深い男。



ドアが覗ける窓にまで行って、誰だか確認をしようって訳。



でも、あたしは上手く隠れようとしたりしながらドアをノックしてたから、旦那が窓から覗いた時、あたしが見えなかったんだって。



そんなのを知らないあたしは、ドアをノックし続ける。

そして、隠れ続ける。



ピンポンダッシュじゃん...(汗)。



すると、旦那も、焦る。



誰だ?

泥棒か?強盗か??

ワイフを傷つけないためにも、俺一人で戦うぞ!!



なぜか、箒を取りに行く旦那。

そして、箒を手にして、勢いよく、ドアを開けた。



その瞬間、旦那が目にしたものは・・・



裸足のセクシーなパジャマ姿の我がワイフ!!



「What the...!! お前、何してんの????」

「エースを探しに外に出たら、鍵しまっちゃって!!」

「WHAAAAAAAAAT??」

「何じゃなくって、エース!!」



したら・・・。

エースは旦那の後ろで眠そうにあくびをしてやがった・・・。



しーーーーーん・・・。



な、なんと。

エースはソファーで寝ている旦那の足の間で寝ていたらしい!!

あたしは、気づかずに、その上から布団をかけて、そしてエースを探していたらしい。



足はくじくし、さすがに外は肌寒かったし、お隣さんにはとんでもない夫婦ケンカをしていると勘違いされたかもしれないし、最悪だった。



おまけに、エースが一人でドアから出る訳ないだろ。

あほかお前。



と、静かに首を振られ、あたしはリビングに未だ放心状態で残され、旦那はベッドに行ってしまった。

エースも何事もなかったかのように、自分のベッドに行って寝る体勢。



ほんとに、ほんのちょっと気を遣っただけだったのにぃ・・・(涙)。

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