風の向くまま、気の向くまま

風の向くまま、気の向くまま

おもしろいと思うこと


中にはなんじゃこりゃ~、的な写真もあるのですが(苦笑)数うちゃ当たる、ですばらしい写真もあったりして。

 写真を見ていると、さまざまな思い出がワ~ッと蘇ってきます。あ~。そうか、あれ食べたなぁ、美味しかったなぁ、あそこはキレイだったなぁ、うーん、ここはもう通りたくないなぁ・・・etc
 旅先で、写真がご趣味だという方は結構おられました。背中のリュックの中のほとんどはレンズ類だという登山家さんや、でっかいレンズを山ほど持っていらっしゃる方。その中のお一人なのですが、写真の話をしましてね。私はシャッターを押すだけの単純な物を愛用しております。東日本はデジカメが故障し、防塵カメラ(フィルム)に切り替えたりしました。それでも結構楽しい写真が撮れていると思っています。が、カメラにこだわる方にとってはそういった”バカちょんカメラ”には全く興味ナシ。ま、そりゃそうなんでしょうけどネ。
 思ったのです。まぁ、話し方は人それぞれ。受ける印象も様々なので、その場は不愉快に思ったりもしたりするけれど、結局のところ、何を”おもしろい”と思うかなんでしょうね。
 と言いますのも、私もこの旅でまぁまぁの量の写真を撮って参りました。が、普段はほとんど写真を撮るタイプではなく、ツーリングに行ってもあまりカメラの出番はなかったのです。走るのが楽しくて、停まってらんない!というのが正直なところ(笑)
 つまるところ、私にとっての写真は、思い出を呼び起こすための”鍵”であり、いわゆる”記念”な訳です。ピンボケでも、思い出すには十分な要素。
写真家の方々は、いかに美しく、感動を生み出す写真を撮るか、というところがおもしろいんだろうなぁ。

 同じようなことは、徳利にも言えるなぁと。おちょこに注ぐ時に、注ぎ易い徳利と、注ぎにくい徳利ってあるじゃないですか(アンチョコ:レモンハート/著者:古谷 三敏 双葉社)。難しいことをあえて遊び心で楽しむ・・・と。

解りにくいです?(笑)

 あえて難しいのに、めんどくさいのに、それが楽しい。ということをいくつか発見したんですヨ。この旅で。ちょっとリストアップしてみましょう。


【焚き火】

 もう直火がOKなキャンプ上は数少なくなってきました。が、あるところにはあったりします。
 えびの高原のキャンプ場で偶然隣のサイトにファミリーキャンパーがいらしており、立派なバーベキューセットに炭でバッチリ火を熾しておられました。しかも着火器、着火剤完備!
 対称的な私のサイト。バーベキューセットもテーブルセットもありません。あるのは石と昼間集めてきた大量の小枝、松ぼっくり、薪。(ストーブとコッヘルは持ってますけどネ)
 かまどを組み、小枝、中枝、大枝の順に火を点けます。着火剤の代わりにスーパーでもらってきた求人情報誌♪うまーいこと一発着火、置き火になるまで30分くらいでしょうか。
 隣のファミリーキャンパーにはそれが見ていられないのでしょう。ご親切にも、火の点いた大振りな炭をくださいました。着火器もありますよ、とおっしゃってくださったのですが、それは丁重にお断り致しました。
 私達(私の他にもう一人ライダーさんがおられました)には、着火器、着火剤、バーベキューコンロを使うことより、時間をかけて薪からやりたかったんですね。そっちの方がおもしろいと思っているから。そりゃ苦労も多いです。石もたくさん集めてこなきゃならないし、薪も明るいうちに大量に拾っていなければなりません。拾ってきても、今度は手ごろな大きさに折ったり、ノコギリ(ナイフとか、栓抜きとか色々が一本に収まってるツールのを使用)でカットしたり。
 まぁ自由きままな日々を送っているから成せることなのでしょうが・・・。ファミリーさんなんて大変ですよね。お父さんが早く火を起こして家族に美味しいバーベキューを食べさせてあげなきゃならないんですから。
その代わり、楽しい団欒という大きな楽しみが待ってますね(^-^)

※写真はえびの高原にて作成したかまど。メインの物焼き用(手前左)、焼酎燗付け及びお湯沸し用(手前右)置き火用(中央奥;巨木がまだ残ってますね)

kamado


【調理】

これは共感して頂ける方、多いのではないでしょうか。以前の私は買い飯派。地元のうまいものを食べるには、案外買い飯でも十分だったりします。地元のスーパー、道の駅等等で、お惣菜やらなんやら買って来るだけでも結構いけちゃいますし、もちろん、食べに行くのもOK。文句なしにうまいものが食べられます。
ただ、買い飯の難点としましては、外食ならともかく、買ってきた物は時間が経つと温度を感じることが難しいということ。そして、”取れたて感”がすこ~しだけ、下がること。
調理は正直大変なことがたくさんです。生ゴミも出るし、一度で食べきれる量の食材を購入することはほとんど不可能。調味料の持ち運びも頭を悩ませます。だけど、とれたて野菜を塩茹でしただけでもかな~りうまい!さっきまで泳いでいたお魚(私の場合は釣り人に分けてもらった物)を、手を合わせてじりじりとヨダレをたらしつつ待つあの快感(笑)
先ほど書いた、直火OKなキャンプサイトならパーフェクトです。落ち着いた置き火を眺めつつ、串に刺したマシュマロを炙って食べるのです。あ、いや、網を置いてトウモロコシを焼くのです(笑)
一人ではじっくりと。複数人ならわいわいやったり、しみじみとやったり、調理というのはキャンプであっても、ライダーハウスであってもかなり楽しい項目だと思います(^^)

※写真は千歳ライダーハウスにて作成した氷下魚(こまい)とますのすじこをしょうゆ漬けにしたもの(作ったんですよ~)の、梅紫蘇パスタです。

komaipasta


【テントを張る】

 数々のキャンパーさんがおられる中、私はニセキャンパーだと胸を張って言えます(爆)嗚呼、おもしろいと思う項目にこれを入れたくせにのっけからコレだよ(^^;
 いえね、キャンプすることそのものは楽しいと思います。が、いかんせん天候次第。雨天の中テントを張るのはもちろん、撤収するなんて本当にやりたくない!フライはべちゃべちゃだし、急いで荷物が濡れない様に気を配ってもやっぱり濡れるもんは濡れるんです。
 そういう時は迷わず宿をとります。ヘタレなんで(笑)一泊素泊まり3000円ほどの温泉民宿なんかがあれば最高ですねぇ。あるいはユースホステル(今回の旅では一度しか利用しておりませんが・・・)、ライダーハウスもまた然り。けどライダーハウスはほとんど例外ですね。天気に関係なく、好きなライダーハウスにはつい行ってしまいます。だってテント張らなくていいし(爆)
 テントを張ること事態はそんなに楽しい作業ではないと思います。何が楽しいって、”野外で寝ること”が楽しくて仕方ない。もちろん、経費削減という要素もかな~り関係して参ります。長期の旅ですと宿泊費もばかになりませんしね。もちろんマットを敷いていても背中はごつごつして寝辛いし、シュラフだと体温調節が難しい。暑かったり、寒かったり。
 だけど天気が良く、ちょっと町からはずれたキャンプ場ならば満点の星空に目を見張るはず。流れ星も結構山盛り見ることができます。ついでに朝日が暑くて、どんなに寝坊しても日差しが強くなってくる9~10時には起きてしまいます(笑)張る作業も撤収作業も大変。だけど、旅に出る時テントとシュラフは外せないよな~、と、バイクにいそいそと積んでしまうのは、やっぱり楽しいからなんでしょうね。


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【旅】

 これは外せないでしょう!(笑)何せ私のHPそのもののテーマみたいなもんですから。正直、旅を始めるまでは怖くて仕方なかったです。若干、人見知りの気がなくもなかったですし(私を知るほとんどすべての人はこれを否定するが・・・)。
 旅は別に人生の中で絶対やらなければならない物ではありません。むしろ、旅なんて、車にしろバイクにしろチャリにしろ歩きにしろ、もちろん飛行機、新幹線、電車、船・・・etc、なんでも時間もお金もかかります。なんでわざわざこれをするのか!?よく聞きますよね、旅から帰って「あ~やっぱり家が一番落ち着くわ~」というセリフ。家が一番なのになんで旅をすんのさ?
 答えは簡単。”楽しいから!”
 もちろん楽しみ方のスタイルは人それぞれ。どんな旅であれ、楽しいポイントがあって、それをいかに堪能できるかが勝負です。私が働いていた時の旅行、そしてツーリングは、飛行機や公共の交通機関を使って現地まで行き、買い物したり遊んだりして戻ってくるというスタイルと、とにかく立ち止まらずに走って走って走りまくって目的地まで行く、もしくは行けるとこまで行く。バイクならとにかく走りまくる。てな楽しみ方でした。なもんだから通過したことはあっても、そこに何があるとかよく知りませんでした。お恥ずかしいながら(^^;
 今の私の旅スタイルは、どんどんのんびり屋になっております(苦笑)少し走っては立ち止まり、すぐに横道にそれてしまう。寄り道大好き人間になってしまいました。気に入った場所があれば可能な限り連泊しちゃうし、楽しそうなポイントがあったら迷わず寄り道♪こんなスタイルの楽しみ方、かなり贅沢だなぁと、結構自負してるんですよ(笑)
 最初は2ヶ月で旅をやめようと決めてました。それが段々あと1ヶ月やったら・・・あと2週間伸ばそう・・・と、気がつけば4ヶ月目(爆)

あ~ぁ、こりゃ、やめられんなぁ~(^▽^;)


oirase

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