緋月の空間 漆黒の心

緋月の空間 漆黒の心

第2話



暗い闇の中、一人の少女の声がした

「寝ているの?水の中で寝ていると風邪ひくよ?」

その声は俺の知らない、でも久しぶりに聞く俺を心配してくれた声だった。

「…利魅(りみ)!!ここは遊び場じゃないのよ!!用が済んだのならさっさと帰りなさい!!」

また暗闇の中でもう一人の声がした…それは大人の声で、とても怒っている様だった。

それから俺の意識はまた闇の奥底に沈んでいった…。



「…利魅!!ここは遊び場じゃないのよ!!用が済んだのならさっさと帰りなさい!!」

ビクッ

「お母さん…な・何でこの人…この水の中で寝ているの?風邪ひいちゃうよ…」

母親がここに来る事を予想していなく利魅は驚いたが、今疑問に思っている事を母親に聞いてみた。

「驚かしてごめんなさい利魅…でもね、この子はここの人で、実験に協力してもらっているの。だから大丈夫よ。さぁ、何時までもここに居る訳にいかないのよ…早く家に帰りなさい」

さっき、怒ったような声を出していた母親が優しい声で利魅にしゃべりかけた

「お母さん…何時終わる?今日帰ってくる?」

不満そうな声で利魅が母親に聞いていた。

「ええ!!これが終わったら帰れるわよ!!」

利魅はもう少しここに居たかった。その事を躊躇いがちに母親に聞いてみた。

「…それまで、この人の傍にいちゃ…駄目?」

「っ…駄目よ!!」

突如母親は大声で否定した。

利魅はビクッと体を振るわせた。その事に気付き、母親は優しく宥める。

「あっ…ごめんね大きい声出しちゃって…ごめんね…ここに居ちゃ駄目なのよ、だから休憩室の方で待っていてくれないかな?」

「…はい」

休憩室の方に向かいながら一人呟いた。

「なんで、あそこに居ちゃいけないんだろう?…あの人、雰囲気寂しそうだったなぁ…」


「あっ…ごめんね大きい声出しちゃって…ごめんね…ここに居ちゃ駄目なのよ、だから休憩室の方で待っていてくれないかな?」

「…はい」

休憩室の方に行く娘を背を見送り、休憩室に入った事を確かめて水槽に入っている少年に視線を戻した。

「あの子に見られるなんてね…見られて欲しくは無かったのに…。…昔の…面白そうな資料見つけて…探し当て此処に装置ごともって帰ってきたのだけど結局何なのこれは…装置は…何千年も昔の物のはずなのに…まだ生きているなんて…そして、この中に居るこの子は一体…」

爪を噛み、機械に打ち込んでいく。

ピッピッ…ブウォン

画面には目の前にある機械の構造が映し出された。

「…本当にこれは一体何なの…?」

後ろから気の弱いそうな白衣を着た男がおどおどとした様子で喋りかけてきた。

「チーフ…お忙しい中悪いのですが…役員集会で話し合った結果ともう一つこの書類なんですけど…確かめていただきたいと…」

「何?」

「薬品の発注書ですけど此処にチーフのサインを…お願いできますか?」

その男が持っていた紙を受け取りじっくり確かめ事務所の方に向かって歩いていった。

「…これでいいわ…これ以外にあるかも知れないので他の人にも聞いておいてください。そして、それが終わったら勝手に上がってもいいわよ」

「わかりました!あの…チーフは…?」

「ええ、これで上がるわ!娘が今、休憩室にいるので早く帰らなきゃ」

「そうですか!!」


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†あとがき†
いや~変な文だ…何が書きたいんだろう…?
携帯以外で久々だ…こんなに打つの…

最新 05年11月25日



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