楽しい南の島

グリューワインとキンダーポンチ。

グリューワインとキンダーポンチ

くたびれ果てている夫。
こういう時は、コーラを飲むと元気になるんだけど…。
コーラなんてないよね。
自販機もコンビニもないしね…。

え「よし! こっち行きましょう!」
夫「……。」
チ「どこ行くの?」
え「グリューワイン屋さんで、ポンチ飲みましょう!」
夫「……。」

クリスマスと言えば、グリューワインなんですって。
でも、えびはお酒に弱い。
来る前に色々調べていたら、子供用にキンダーポンチなるものがある、
っていう事がわかったの。
多分、葡萄ジュースがベースになっていて、
ワインと同じように作ってあるのでしょう。

食べ物の小屋の脇には、テーブルとゴミ箱がおいてあって、
そこでみんなが飲んだり食べたりしている。

え「グリューワインがクリスマスには付き物らしいよ。飲んでみる?」
夫「…いらない…。」
そうか。
それなら、お試しでキンダーポンチいってみよう!

グリューワインのお店で、お金を握りしめたえび、
堂々と注文。

「グリュースゴット。キンダーポンチ、ビッテ。」にこにこ。
「ポンチ?」
「ヤー。」
背の高いおじさんが、お鍋からお玉でポンチをすくってカップに入れてくれる。
「ダンケ。」にこにこ。
「シェーン。」にこにこ。

おおお。通じた。
えびの手には、陶器のカップに入った熱々ほかほかのポンチが。

一口。
う~ん。おいしい!
甘酸っぱくって、シナモンと他のスパイスが混ざった香りがほんのりとする。
かなり酸味が強いわ。

チ「どう? 飲ませて。」
はい。どうぞ。
チビ太、ゴクゴク。かなり気に入っている模様。

夫「……。」
え「はい。一口飲んでみれば?」
夫「(飲んでいる)。う~~~。」
夫は、スパイス類が得意ではないのだけれど、どうだったかな。

え「どう?」
夫「う~~~。」
やっぱり嫌いな味だったのかなぁ。
でも、その後元気になった夫であった。

キンダーポンチも、グリューワインもお店によって違うデザインのカップに入れてくれる。
支払うときには、カップ代も一緒に払う。2.5ユーロね。
そのカップは、気に入ったらお持ち帰り。
いらなかったら、お店に返すとデポジットのお金を返してくれる。

毎年デザインが変わるから、記念に持ち帰る人が多いんだって。
もちろん、えびも持ち帰りよ。
このお店は、マリエン広場の景色。
フラウエン教会に目鼻がついてる。ちょいと変だけど、記念記念。
そのために、ちゃんとスーパーのビニール袋持ってきたんだもんね。

飲み終わったカップを袋に入れて、バッグにしまう。
買った物を入れるのに、いつもはスーパーに持って行く買い物袋も持ってきたんだ~。
た~くさん入るからね。
た~~~~くさん買い物しても大丈夫なのよ~~。

さて、えびは、何を買うつもり?

ちょっとだけ買い物。

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