楽しい南の島

トゥンガナンにこられたなんて。

トゥンガナンにこられたなんて。
8月7日・その6

車は、水田を縫うように走り、
山を越えて、トゥンガナン村へ到着~。

入村するのにチケット売り場みたいな所があって、
そこで入村料を支払ってから、村の中に入るようになっている。
記帳もするらしい。

私達は、パセックさん任せだったので、
横目で見ていただけでした。
個人で行くときは、細かいお金を持って来なくちゃね。

入り口は、村を囲んでいるレンガの塀に一箇所入れる場所があって、
そこを通って入っていくの。

入ってすぐの所には、アタのカゴやランチョンマットがたくさん干してあった。
バリ島で売っているアタ製品は、ここかロンボク島で作っているんだって。

村の中央に広い通りがあって、その両側に家が並んでいる。
通りの真ん中には、集会所があるの。
集会所と言っても、柱と屋根があって、
レンガ積みの一段高くなった床がある不思議な建物よ。

フィジーで見たのと似てるわ。
でも、とても床が高い。
えびの背くらいあるかも。

牛がのんびり昼寝をしている。
小柄な牛。色も暖かみのあるグレーで、とても綺麗。
穏やかな目をしている。
風の神様の乗り物だからね。みんなに大切にされているんでしょう。

犬も、勝手にその辺をウロウロしているし、
鶏も、コッコッコッコって鳴きながら歩き回ってる。
ピヨピヨ鳴いてる若鶏を見たのは、初めてだった。

みんな生きてるんだなぁって、そう思ったわ。

人も牛も犬も鶏も。
飼うとか飼われるじゃなくて、一緒に暮らしてるんだなって。

犬がイキイキしてるんだもの。
痩せていても。

闘鶏用の鶏は別だけどね。
カゴに一羽ずつ大事に入れられて、
管理されているのでした。
そのカゴが、たいそうたくさんあるのだった。

白い鶏が、ピンクに染められていたりして、
びっくり!なのだった。

トゥンガナンは、ペジェン王朝時代の古代ヒンドゥー教を信仰する村で、
伝統や戒律を厳しく守っているんだって。

結婚の話をパセックさんがしてくれた。
年頃の男性と女性がそれぞれ列になって、高い塀を挟んで向き合うの、
そして、男の人が塀を越えるように花を投げるんですって。
その花を拾った人と結婚する事になるの。
女性は、村外の人とは結婚してはいけないそう。
ひょえ~~~。

前にバリに来た時に、来たかった場所にいるのよね。
あの時は、危険だから駄目ってガイドさんに言われたんだったっけ。

何が危なかったんだろう?
謎だわ~~。

この村は、ダブルイカットという織物で有名なの。
カンベン・グリンシンっていうんだよ。
グリンシンは無病息災って言う意味で、
表裏両面が綺麗な模様になる絣のこと。
魔除けの意味があって、身につけているらしいわ。

細い糸で織られていて、繊細な柔らかい織物よ。
織り上げるのに、とても時間がかかるんですって。

イカットをたくさん売っている家があって、
そこで、色々と教えてもらった。

もちろん、イカットも手に入れたわ。
フッフッフ。

お祭りで、男の人が身につける生地も予定外に買ってしまった。
パセックさんが、とても薦めてくれたの。

これは本物です!!
そう力説するパセックさん。

彩りが華やかで、何にすればいいのかわからないような生地なんだけど。
本物ならば持っていてもいいかな。なんてね。

ダブルイカットも欲しかったなぁ。
でも、とても高額。
覚悟して来なくちゃいけなかったな。

博物館においてあってもいい感じなんだもの。
個人の所有物にしたらいけないんじゃないの?

さてはて、ルピアが足りなくなって、
日本円で支払った。
ここでも使える日本円。
バリは、どこでも円が使えるのよね。

わざわざルピアにしなくても、わりと大丈夫だったりして。

生地を買い込んだら、そろそろ帰る時間。
ゆっくり話し込んじゃったからね。
英語だったんだよね。ははは。
通じてたのかしら?

アタを見る余裕がなかったよ~~~~。

バイバ~~~~イ~~~~~!!
イカットを売ってくれたおじさんに手を振って、
トゥンガナンを後にした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夕ご飯は何食べた? これを食べたのよ。
旨い恥ずかしジンバラン・カフェ

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