ねぼすけの読書感想日記

ねぼすけの読書感想日記

2010.11.03
XML
カテゴリ: 書評


書 名=ネットとリアルのあいだ 生きるための情報学
発行所=筑摩書房 ちくまプリマー新書123
発行年=2009.12
評 価=★★★☆☆



ネットとリアルのあいだ


タイトルが非常に興味深く、読んでみた。期待していた内容は、ネットワールドとリアル社会の間の比較であり、またその間の社会論であったが、実際の内容は、ネットとリアルというよりも「人間と機械」か「生命論と情報学」の違いを述べるにとどまる中身であった。その点、少し物足りなく・期待はずれであった。また、サブタイトルの生きるための情報学もいただけない。

もちろん、ネット社会が進展するにつれ、「人間の機械部品化」や「人間の情報処理機能化」を真剣に憂うる人も幾許かはいるであろうし、そのことが社会全体のいわゆる閉塞感の一要因になっているかもしれない。ただし、現実のリアルワールドでは、もっと泥臭いベタベタの人間関係や真剣な競争環境の方が重要だし・現実的である。

むしろ、ちょっと著者の主張が、既に時代遅れで的を突いていないことが残念である気がしてならない。固めの大企業の研究者から大学教授になったキャリアがそのことを物語っているのかもしれない・・・。昔の偉い人が言った”理念なき戦略は無価値であり、戦略なき理念は危険である”ことをもじると、”理念なき主張は無意味であり、主張なき理念は空虚である”といったところかな。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.11.03 11:25:23 コメントを書く
[書評] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: