ねぼすけの読書感想日記

ねぼすけの読書感想日記

2014.10.24
XML
カテゴリ: 書評


訳 者=水谷 淳
書 名=数学を変えた14の偉大な問題 フェルマーの最終定理からリーマン予想まで
発行所=SBクリエイティブ
発行年=2013.10
評 価=★★★★☆

本書は、単に証明することが難しい(かった)問題だけではなく、その問題を証明するに当たって数学の領域を広げた(広げる可能性のある)問題を14選択し、その内容をコンパクトにまとめた本である。問題そのものは、非常に単純なフェルマーの最終定理から、問題の内容そのものの理解が難しいリーマン予想まで数学者である著者の主観に基づき14の問題を取り上げている。内容は、簡単なものは簡単に、難しいものは難しいままで表現しており、読み終えるまでに相当難儀する。ある程度の数学への素養が当然必要となる分、あまり一般受けはしないと思える。ただ、数学という学問で、何が最先端領域で、どの専門領域が未踏破地なのかが本書を読むとおぼろげながら分かってくる。例えば、数論ではまさしく未だ未解決のリーマン予想とも関係する「素数」の特性であり、幾何学の分野ではトポロジーや群の考え方であったりする。

いづれにしても数学の分野でさえ、仮説や予想が証明されていない問題がまだまだ現にあるということと、今は問題となっていないが、今後、出現する問題がまだまだあるということ、更には偉大な問題そのものが、今は全く知られていない数学のある分野を切り拓く可能性があるということが良く分かる良書である。



【楽天ブックスならいつでも送料無料】数学を変えた14の偉大な問題 [ イアン・ステュアート ]






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014.10.26 23:34:53 コメントを書く
[書評] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: