waiting for the changes

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短編 その1



マキ
主人公。しょうも無いことで追われている女の子。基本的に運が悪い。

ガイア
魔法使い。何をやらせても凄い。マキ曰く、「化け物」。

フォッカー
超大型の2丁拳銃使い。雰囲気が怖い。マキ曰く、「鬼」

ユリ
長刀を使いこなす。美人でスタイルもいいのだが、若干露出狂。マキ曰く、「女王様」


本編

「待てや、コラァ!?」
「何なのよー!」
あからさまにヤバそうな顔の男たちが迫る。マキは本気で走っているのだが如何せん足が遅すぎる。逃亡開始30メートルで捕獲された。可哀相に・・・。
「捕まえたぜ・・・」
「きゃー!助けて!」
追ってきた連中も怖いけど、それを超える声がした。
「オイ、コラァ?」
「何だ、てめ・・・」
・・・あれ?みんなどうしたんだろ?急に静かに・・・。
「ひぃー!!」
そこにいたのは大柄のマントの男だった。私的には、このチンピラより怖い。ごくりと、つばを飲み込む。
「女の子一人に何人掛かってんねん?寄って集ってよー」
「う、うるせー!コイツも始末しろ!」
私一人捕まえるのに24人も出てきた意味は無いようだ。痛いところを突かれて動揺している。ていうか、関西弁・・・?
「そうか」
・・・あれ?そこには24人がうめいていた。・・・早っ!!やられた瞬間も無しですか!?コイツ・・・ううん、この方(下手すれば自分も死ぬかと思い精一杯の謙譲語)は何者なのですか?(キラキラ)
「お、覚えていやがれー!」
「やだ」
「う、うわーん」
泣きながら、チンピラは帰っていった。「やだ」って・・・(汗)
「フォッカー!」
女の人の声がした。・・・ぎゃー!なんですかその格好は!?
ビキニの水着のような格好をした女性が走ってくる。
「女の子がむやみに肌をさらしてはいけませんよ」
っておばあちゃんが遺言で言ってたっけ?おばあちゃんが生きてたら、殺されるわね、この人。
「んだよ、ユリたちが遅いやんか?」
この秒殺男はフォッカー、この女王様みたいな人がユリかぁー。・・・覚えとこ。
「この子誰?」
「知らん」
「え?」
「ここで襲われとったわ」
「ふ~ん、助けたんだ」
「暇つぶしやけどな」
・・・暇つぶしで秒殺されたチンピラたちに同情したくなってきた。と、いうことは私も暇つぶし!?
「ガイアは?」
「もうすぐ来るわ、ほら!ガイアー!」
向こうからメガネの男の人が歩いてくる。優しそうな感じ♪
「早く歩きすぎだぞ?」
「ええやないか」
「ガイアが遅いのよ」
3人が楽しそうに話し出した。私はー・・・。
「盛り上がってるとこ失礼しますー・・・。ありがとうございました」
「なんや、まだ居たんかい」
・・・ぐさっ。
「はよ逃げろ・・・」
そう言い掛けたとき、凄まじい音と共に風を切り裂く音がした。ひゅーって、砲弾じゃん!!し、死ぬー!!(泣)

「はっ!」
女王様ことユリが刀を抜き砲弾を真っ二つに斬った。・・・何者ですかこの人達(汗)
「3分前の恨み!!」
短っ!さっきじゃん。
「またいっぱい居るなー」
どっから沸いてきたのか、150人近いチンピラに囲まれていた。後ろには戦車が見える。・・・ヤバい。
「アイツです!お頭!あの怖いやつです!」
「横の美人はどうする?」
「お持ち帰りでいかがでしょう?」
・・・なんて会話してんのよ・・・。
「かかれー!」
掛け声と共に一斉に跳びかかってくる。フォッカーは2丁のとんでもない大きな銃を取り出した。ユリも刀を構える。ガイアって人は、何もしてない。何かしろよ!アンタ!
・・・あれ?
早っ!150人を秒殺ですか!?
「弱いわね」
「何やコイツら」
おかしいですよ、あなたたち。
「た、助けて・・・」
あ、一人もがいてる。さっき私を捕まえた人だ。
「やだ」
「ぎゃー!」
・・・容赦なしですか。弱ってるのに・・・。鬼だ。
「え?あ・・・?ん?」
ボスっぽい人も何が起きたか分かっていない。目の前に広がるは悪魔の光景。
「あの戦車どうするの?」
「俺がやるよ」
あ、ガイアって人がやるんだ。どんな人なんだろ?・・・期待している自分が怖い。
「お前がやったら、ここら辺消し飛ぶやん」
はいー!?消し飛ぶ!?化け物かよ!何者ですか、この人、もとい、この人達。
「そうよね。フォッカーの数倍強いしね」
「数倍は余計やって」
・・・もうわかんない。この人達わかんない。
「まあ、片付けるか」
「ま、待て、話せば分かる」
必死のボスっぽい人。
「ヤダ」
はい、サヨナラ。木っ端微塵に戦車が吹き飛ばされた。今更ながらこれって現実?
「ところでさぁー」
女王様が話しかけてきた。
「な、なんでしょう・・・」
声が震えている。私もああなっちゃうのかな・・・。ちらりとチンピラの残骸に目をやる。意外なことに誰も死んでいない。
「どうして追われてるの?」
「そ、それはー・・・」
「どうして?」
みんなが私の顔を覗き込んできた。言わないと、私も「あの」ようになりそうだ。
「実はー・・・」
「実は?」
化け物、鬼、女王様の3人がハモる。

「さっきのボスみたいな人にカツラずれてますよって言ったの」
そう、私は、ボスみたいな人にカツラを指摘してしまったばっかりにこんな目にあってしまったのだ。あーあ・・・。はぁ~・・・。



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