☆夜を駆ける☆



        ☆夜を駆ける☆

 「何も怖くなかったよ」とウソぶく僕はなんだろう?
  気付けば雨は止んでいて 水たまりに月が映える

 夜が涙を隠すのなら 今日は好きなだけ泣いてやろう
 そろそろカバン手にとって 次の場所へと歩を進める

  だけど僕は何も見えない 深海魚と同じさ
  今はただ手探りの道を 進んで行くだけさ

 触れて行くもの全てが愛しくて また僕は泣いている
 ごらん空には光の宝石が ずっと僕らを見ているよ

  分かった事は一つだけ 失くしたものも一つだけ
 それが何かわからないうちに 夜はまた過ぎ去っていく

 今夜もまたたどり着きそうなまっすぐな気持ちまで
   ただ夜を駆けて行くよ 朝日が出る前に

 ねらい定めた距離もばっちしだ あとは僕等が手をつなぎ
 いくどとなく交した祈りの言葉だけ ずっとささやいていく

       夜を駆けぬけていく

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