☆陽炎☆



         ☆陽炎☆


 青く滲む空に浮かぶのは 昼の月 白く輝く
 一人きり 何も聞こえない 目を閉じてただ立ちすくむ

 出来るだけ後ろは向かない 夜を待つ 世界の隅で
 悲しみも一つじゃないけど 毎日はまだ続いていく

 目を開けたって 何も変わらない 分かってるけど…

 陽炎が揺れる坂の上 僕もまた歪んでいくの?
 人はただ掌の上で 踊るだけ 輪廻の果てに

 かつて人が繰り返したように 僕もまた汚れていくの?
 空は何も見ていないかのように 澄み切って 広がっていく

 あの日一度も 出てこなかった 言葉で今を…

 この空がどんな色でも僕は確かに踏みしめていくの
 人がただ悩み歩いた 陽炎のような大地を

 誰でもいい すがる事が出来て それがまた 涙を止める
 それならば歪みはしない 揺れ尽きぬ陽炎みたく

 この空がどんな色でも僕は確かに踏みしめていくの
 人がただ悩み歩いた 陽炎のような大地を

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: