ままちんのぼやき

平成14年2月11日~20日


体があつく、だるい。
まあ、毎日37度代の熱があればだるいよなあ。
仕方ないか。
午後、元気の素が面会に来てくれた。
長男はようやく慣れてきた、というより状況を理解できたらしい。
ニコニコと笑いかけてくれて、握手までしてくれた。
長女は、はじめ『誰だったっけ?』という表情だったが、抱っこで思い出してくれたらしい。
うれしいなあ、思い出してくれて。
寝返りも見れたし。
たった一週間でも、二人ともすごく成長していてなんとなく取り残された気分。
早く治して早く体力つけないといけないなあ。
夕方、同室が一人増えた。明日、手術らしい。
若い子だけど…。頼むから、喧嘩しないでくれよ。
私は穏やかに過ごしたいんだから…。

 2月12日  晴れ  体温37.7℃
微熱対策で点滴追加。
まるでタコ状態。
ようやく放射線治療の終わりが見えてきて、正直ほっとしている。
予定通りに18日で終われば3月18日頃には手術になると、主治医に言ってもらえた。
お昼にアイスを食べながら子供達の写真を見ているときに、病室に現れてびっくりしたなあ。

 2月13日  晴れ  体温37.5℃
今朝、旦那が写真をもってきてくれた。
何度見ても、子供の写真って飽きない。
長男が保育所で描いた絵ももってきてくれた。
子供達が頑張って努力して、我慢しているのを考えたら泣けてきた。
今日、同室がまた一人増えた。
彼女もすぐに手術らしい。

 2月14日  晴れ  体温37.4℃
バレンタインデーだ。忘れてた…。
寝不足。
隣人のいびきには参った。
昨夜は1・2時間おきに目覚めてしまった。
午前三時には、隣人以外の全員が起きてしまって、トイレに行ったり、飲み物を買いに行ったり…。
手術も昼前に終わり戻ってきたが。眠っている間、いびきをかいていない時間が無いほど…。
甲状腺でなくて、他が悪いんで無いの?!
今朝は教授の回診があった。
でも、教授に診察してもらえたおかげで、抗がん剤も今日で終わり。
放射線治療も月曜日で終わるから、先が見えてきたぞ。
このまま行けば、3月5日頃には手術らしい。
来週の月曜日には大筋が決まる。
頑張るぞ!
頑張りたいから、眠らせてくれ!

 2月15日  晴れ  体温37.4℃
安定剤をもらってよく眠れた割に、体調があまりよくない。
入院して10日。
ここでの生活にも慣れてきた。
辛いのは、アイスでも何でも食べると吐いてしまうこと。
脂質が多すぎるからかなあ。
ゼリーにしてみようかなあ。
ああ、いずれにせよ、しんどい。
早く家に帰りたい。

 2月16日  晴れ  体温37.2℃
朝、ようやく平熱に戻るようになってきた。
日中はどうしても37度代だけど、前よりは楽になってきたかな。
夕方、弟夫婦がきてくれた。
経過やら、今後について説明。
夕食時、ゼリーを食べて一口で後悔。
果物の酸味が辛い。
くやしいなあ。

 2月17日  曇り後雨 体温37度
14日に長男が下痢をし微熱を出し、15日には長女が明け方に吐き、13日の晩から実母が風邪でダウン。
実父も風邪気味とか。
どこからもらってきちゃったんだろうね。
なので、実母が回復するまで旦那の実家に子供達は避難。
会いたいけど、ちょっと遠いからなあ…。

 2月18日  晴れ  体温37.1℃
のどと舌がしびれて痛くなってきた。
毎日、考えるのは子供達のことばかり。
食事は食べれているか、熱は下がったのか、不安で泣いてはいないか…。
今日で2週間。
長男には3回、長女には2回しかあえていない。
忘れられたくないなあ。
『帰りには寄れるかも』の言葉を聞いた時はうれしかった。
けど、結果は無理。
お菓子、買って待ってたのに。

 2月19日  晴れ  体温37.5℃
昨日で放射線治療が終わり。
ああ、うれしい。
ようやく痛みから解放されるぞ。
昨夜から吐く。
つらい。のどに力が入るととても痛い。
何箇所か切れているようで、血の味がする。
1・2時間うとうとして、痛くて飛び起きることを繰り返し、ようやく落ち着いた頃には朝の検温が始まっていた。
昨日で放射線が終わりになり、左記の見通しがたってきた。
3月5日に手術が決定。
出来る限り患部を小さく切除して、腹直筋を使って再建。
首の右のリンパ節をとるらしい。
放射線科の主治医曰く、「手術後1ヶ月が退院の目処ですよ。桜の頃にはおうちに帰れるといいですね。」と。
早く帰れるように頑張るぞ!
子供達が保育所で遊んでいる姿を見てみたいなあ。

 2月20日  晴れ  体温37.1℃
今朝もお通じがあった。
固形物を食べられなくなって半月。
出るものなのね…。
人間の身体って不思議。
昨日は超がつくほど調子が良くて、痛みもあまりなかった。
水分もそれなりに摂れていたし。
左斜めにいた若い子が退院。
『頑張れ!』の意味なのか、コーヒー牛乳を頂いた。
感謝。
夕方、またまた移動してきた人が。
どうして普通の人が少ないんだろうか。
いきなりベッドに仰向けに倒れて、合掌してなにかをブツブツとつぶやいてるし。
居る間に勧誘されたりしないだろうなあ…。
夕方、食堂から富士山が見えた。
夕日が沈むところで、ものすごくきれいだった。
病室が高いところにあるから、景色がとてもよい。
うれしいなあ。

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: