たあくんと一緒に!

たあくんと一緒に!

いよいよ出産(H20.4.8)



 平成20年4月3日、産婦人科診察日。NICUの確保と私のお産のタイミングを見極めるのに、どきどきの1ヶ月間でした。何しろ、引越しと出産が重なり、3人目ということもあり、予定日は4月20日でしたが、かなり早まるのではないかと、産婦人科の先生方は心配されていたのです。たしかに引越しの荷物の整理、段ボール箱の持ち運びなどで、しょっちゅうお腹が張って、横になることが多かったです。でもなんとか、この日まで持ちこたえることができました。できることなら、後は、ひでにいとうたねえの転校の初日、4月7日は、母親として見届けてやってから、出産に臨みたいと願っていました。そして、その願いは聞き届けられ、4月7日に入院、4月8日に出産予定としましょうと決定しました。親孝行な息子です。

 4月7日、新しい土地、新しい学校、ついこの間、仲良しの友達と涙のお別れをしたばかりのひでにいとうたねえの転校初日。登校班の中を不安そうな顔してうつむきながら歩いていく2人の後姿にがんばれ!と声援を送る母。共に学校まで行き、教室まで送り届けました。ママも今日からがんばるから、一緒にがんばろうね!

 たあくんは、本当に本当に親孝行です。お腹にいるときに、引越しやら転校やら、かなり大変な時期に、いつもお腹でぽんぽんと私を励まし続けてきてくれました。それに、ちゃんと、4月8日に出産しますよ。と宣言されてから、しっかりママのお腹で待っていてくれましたね。

 さて、4月7日、その日は検査検査に終われました。エコー検査、内診、電磁波の検査、小児循環器のM先生も来てくださり、エコー検査してくださいました。「不整脈はありません。心臓は力強いですよ!」とのコメントをいただきました。その日の晩7時にラミナリア挿入。これは、マッチ棒のようなもので、子宮口を開きやすくするものらしいです。

 とうとう4月8日を迎えました。この日は4月にしては寒く、病室にいても、びゅーびゅーと風の音が聞こえる荒れた天気です。朝7:30陣痛室に入りました。8:00バルン挿入、9:00陣痛促進の点滴開始。陣痛は10分間隔でくるのですが、強い陣痛になかなかいたりません。私は上2人で経験しているので、あきらかに、あの強い陣痛ではないことがわかります。産婦人科の先生方も、お母さん、余裕の表情ですね。とのコメント。このときは、もうすぐたあくんに会えるんだ、たあくん、がんばろうね、いっしょにがんばろうね、ととても幸せなひとときでした。

 なかなか本格的な陣痛にならないため、昼12:30人口破膜。そこからは、もう誰にも止められない勢いで、昼1:29たあくんは飛び出してきてくれたのです!しっかり「おぎゃー」という声も聞けました。さっきまで助産師さん2人だったのに、あまりにも早く進んだので、産婦人科の先生を呼ぶのに必死、NICU担当の医師、小児循環器のM先生もたあくんが生まれるのをスタンバイしてくれていて、「小児科に連絡してー」と助産師さんが叫んでいるのを聞きました。

 全身が軽くなって、幸せな達成感と喜びにつつまれ、病室を見回すと、いつの間にやら大勢の人。産婦人科の先生も3、4人、そしてNICU担当の先生が、たあくんの処置をしてくださっています。そして、M先生も駆けつけて下さり、しっかり私の手を握って「お母さん、よくがんばりました。とてもいいスタートラインに立てましたよ。」とのコメントをいただきました。本当に本当に多くの方々と共に喜びを分かち合えた瞬間でした。

 しばらくして、たあくんを私に見せに来てくれました。小さくて、とにかくかわいい。本当にかわいい赤ちゃんでした。あー、この子がずっとママを励まし続けてきてくれたんだなあ。なんだかとても感動的なお産でした。週数38週での出産で、予測された体重は2500g未満でしたが、2710gもあったのです。しっかりお腹のなかで肉をつけてくれて、これまた親孝行な息子。

 午後3:00頃、初めてNICUにいるたあくんを訪れました。そこでも、M先生をはじめ、看護師さん、大勢のスタッフの方々が待っていてくださって、たあくん誕生の祝福を受けました。たあくんは、鼻から管を通し、オムツ一枚でモニターをつけて眠っていました。新生児用のベッドなのでしょうか、上に屋根があり、そこから暖かい空気が出てくるので、服を着なくても大丈夫らしいです。赤い顔をして、すやすや眠っています。

 サーチュレーションの値は、90代前半です。M先生は、普通は90代後半あるが、たあくんの場合は、やはり心疾患があるために、サーチュレーションは低めです。しかし、大動脈と肺動脈のバランスを保つためには、それくらいがちょうどいいと思います。また、「あまり元気に生まれてきたから、病気を見逃すこともありえました。前の病院で気づいてもらっていてよかったです。」というコメントをいただきました。このバランスがどのようになっていくのか、初日、1週間後、1ヵ月後と評価していかなくてはいけません。このバランスがどうなるのかは、誰にもわからない、神様が決めたバランスだから。

 本当に、素敵な一日でした。たあくん、本当にありがとうね!これからもいっしょ、家族みんなで力あわせて、前を向いて歩んで行こうね。

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