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2012.07.17
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カテゴリ: お薦めの本
心の森



表紙絵がきれいです。帯には「答えはすべて、森の中に。せつなくてピュアな物語」と書いてあります。

さらに帯に書いてあるあらすじをそのまま書き出すと、「父の転勤で、少年はアメリカの小学校に転校する。少年の名は響(ひびき)。英語がわからず、友達もいないので、最初はとまどいながらも、新たな生活がはじまる。ある日、家の裏庭に続く森で、響きは不思議な少女に出会う。少女は何も話さず、笑顔で見つめるだけ。名前をたずねると、一輪の花をを渡す。それが彼女の名前、ディジー。その後も、響はディジーに会うようになり、森の動物たちとふれあいながら、彼女の優しさに心ひかれていく。だが、ディジーには、思いもよらない秘密があった・・・・。」

さらっと読んでしまえるお話です。というか、ストーリー展開をおうお話しではないと思います。全編が「詩」だと思って読んでみてはどうでしょうか。著者の筆は何を描いても質感があります。私が好きだった場面は、響がディジーとふたりでオレンジ色のイモリたちをたすける場面です。言葉が出ないディジーと響の会話にも注目です。この本の感想文を書くのであれば、あらすじやストーリー展開からではなく、一つの場面、一つの会話からアプローチしていってはどうでしょうか。

最後の場面は衝撃的かもしれません。そうなるかな、きっとそうなってしまうんだろうな、とわかっていても、読むものにはショックでしょう。この部分を高学年の小学生たちがどうとらえるのか、この本で感想文を書くのだとすれば、指導者としてはさわりたくない部分です。ひとりひとりのこどもたちの心に響いたものを「そのまま」引き出してあげたいです。著者は『「心の中」に木を植えて、水をやり、育て、心の中に豊かさを創造すれば、自分も地球も幸せになれる』と言っています。さて、こどもたちはそんな著者の意図した方向に進んでくれるのでしょうか。

もう一度書いておきます。この本は「詩」だと思います。物語の展開で感想文を書くのはちょっと難しいかもしれません。それでも、著者の力のこもった文章力は読むものの心にきっと響くものがあるはずです。そう思って感想文を書くようにしてみましょう。





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最終更新日  2012.07.17 14:49:52


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