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先日の県高校入試の平均点がいろいろなところで情報開示されています。最も大きな所では「学習塾ステップ」の公開情報 http://www.stepnet.co.jp/pdf/19heikin.pdf です。集計総数が6,286名分ということで、県内で最もはやく、最も大きな母数での今回の県高校入試の難易度がわかる資料です。自塾のためだけでなく広く県内の受験生のためにこうした数字を公開してくれる「ステップ」の姿勢には頭が下がります。教科ごとの全体の平均点ですが、国語69.1点(-5.5点)、社会60.4点(+0.4点)・・・続きは https://miyajuku.com/miyajuku_blog/20190220/
2019.02.20
You don't know which way you will take , so for now you have to do things which are in front you with all your might.県高校入試の志願受付は今日まで。今日の夜には県高校入試の志願倍率が県教委から発表になる。ただ、今日の志願者は各校とも数名以下となるはずなので、昨日の段階での倍率がほぼ最終的な倍率といていい。ネット社会なのですでにすべての県内の公立高校の志願倍率が判明している。もっともわかりやすいのが「全県模試 進学工房」さんのサイト → http://sokuho.shingaku-kobo.com/area/とりあえず、miyajukuの周辺校とmiyajuku受験生が関係する高校を抜き出してみる・・・続きは https://miyajuku.com/miyajuku_blog/20190127/
2019.01.30
神奈川県の公立高校の入試では面接がすべての学校で課されている。学校ごとに比率は違うが、点数化されて合否の資料となる。当然、受験生は神経質になっている。その面接試験において重要な役割歩果たすのが「面接シート」とよばれるもの。県教委から出されている共通の書式によるものだ。中学校では早い段階からこの「面接シート」を生徒に書かせ、書き直しをさせ、仕上げさせている。それはそれで良いのだが、ちょっと違うんじゃないかな、という面もある。中学校での指導は「面接シート」をカンペキに仕上げる、といった指導になっていることだ。実は、面接シートそれ自体は評価の対象にはならない。ある意味では、誤字、脱字、意味不明な言葉があったとしても・・・続きは https://miyajuku.com/miyajuku_blog/20190115/
2019.01.15
20日の火曜日に神奈川県教委から「神奈川県公立高校入試 進路希望調査結果 http://www.pref.kanagawa.jp/docs/u5t/edu_stat/jr_high_course_hope/h30_page.html 」というのが出ました。10月20日現在の、県内の中3生の進路希望調査をまとめたものです。中でも、来春入試での公立高校入試における高校別暫定倍率に受験生の注目が集まります。つぎの一覧は、倍率の高かった高校15校です。1 市立橘 491名 198名 2.48倍2 上溝 574名 238名 2.41倍3 湘南 842名 358名 2.35倍4 横浜緑が丘 648名 278名 2.33倍5 市立金沢 721名 318名 2.27倍6 横浜翠嵐 792名 358名 2.21倍7 市立横浜商業 77名 35名 2.20倍8 多摩 602名 278名 2.17倍9 神奈川総合 523名 248名 2.11倍10 弥栄 美術 82名 39名 2.10倍11 座間 581名 278名 2.09倍12 市立みなと総合 483名 232名 2.08倍13 市立幸 160名 78名 2.05倍14 鎌倉 634名 318名 1.99倍15 住吉 709名 358名 1.98倍さらにmiyajukuの受験生に関わりのある高校だけを倍率の高い順にピックアップしてみました。海老名 772名 398名 1.94倍大和 500名 278名 1.80倍市が尾 672名 398名 1.69倍二俣川 看護 131名 78名 1.68倍川和 521名 31名 1.64倍横浜平沼 521名 318名 1.64倍厚木 577名 358名 1.61倍希望ヶ丘 574名 358名 1.60倍元石川 561名 358名 1.57倍大和西 427名 278名 1.54倍弥栄 280名 13名 1.53倍松陽 411名 278名 1.48倍相模原 406名 278名 1.46倍湘南台 396名 278名 1.42倍大和南 373名 308名 1.21倍藤沢清流 385名 318名 1.21倍座間総合 321名 268名 1.20倍麻溝台 412名 358名 1.15倍こうした数字をみると「わぁお(^_^;)」となりがちです・・・続きは https://miyajuku.com/miyajuku_blog/20181122/
2018.11.22
今日は「全県模試」という県内最大規模の模試会社による来春県立高校入試の最新動向のセミナーでした。今日から少し、神奈川県の県立高校入試について書いていこうと思います。まずは、miyajuku周辺校の来春入試での志願者動向の予想です。来週の火曜日には、現中3生の志望校調査の結果が県教委から発表されるはずです。これは、現中3生の第一志望の学校名を県教委が集計したものになります。ただ、この志望校動向調査はあまり現実に即したものとはいえません。秋の早い段階での調査で、受けたいなぁ、といったあこがれレベルで名前を書いている生徒も多いからです。全県模試のデータは、9月末と10月末に実施された全県模試の志願者数から推測されたものです。第一志望から第3志望まで書くので、第1志望の志願者動向、全体の志願者動向がわかるのもより実態を推測しやすいかとも思います。この全県模試のデータと来週県教委から発表になるデータを照らし合わせて、どんな入試になるかを予測するのが良いでしょう。さて、miyajukuの中3生に関わるところについてです。大和高校 第1志望 1%増 全体 1%増H28年度が1.56倍、H29年度が1.47倍と、毎年のように高倍率を出す学校です。今のところ、ほぼ昨年度並みの1.5倍前後の高倍率が予想されます。学校説明会もかなりの人数を集めているようです。全県模試の第1志望の平均内申は112.4、平均偏差値は60.5。続きは https://miyajuku.com/miyajuku_blog/20181116/
2018.11.16
来春の公立高校入試での各高校の募集定員が県教委から発表されています。http://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/prs/r6607519.html今の公立高校は1クラスが40名なので、40名の減、40名の増といった発表になる。県全体で5クラス分216名が定員減となっている。神奈川県も15歳人口減が進んでいます。定員減の高校 すべて1クラス40名の減横浜桜陽/横浜清陵/永谷/百合丘/大師/横須賀・・・続きは https://miyajuku.com/miyajuku_blog/20181027/
2018.10.27
13日の土曜日に「横浜市栄区公会堂」にて神奈川県教委主催による「学力進学重点校とは何だ!」という中学生・保護者対象の説明会が開かれたようです。わたしは土曜日の授業が忙しいので参加できませんでしたが、信頼出来る県内の学習塾の先生方のレポートからだいたいの様子はわかりました。鎌倉のスバル進学セミナー/中本先生のレポートhttp://offspleiades.net/gksjk2019/小田原の慧真館/岸本先生のレポートhttps://keishinkan.jp/post-9269おさらいをしておくと、進学重点校は以下の4校です。横浜翠嵐、柏陽、湘南、厚木そして、進学重点校エントリー校というのがこの夏に突然に発表になりました。続きは https://miyajuku.com/miyajuku_blog/20181015/
2018.10.15
神奈川県の県立(市立)高校の入学試験は「内申+入試得点+面接」で合否が決まります。志望校を決めるに当たって何を基準に「合格の可能性」を判断するかはこのことを忘れてはいけません。ともすると、学校の成績だけで「合格可能性」を判断しがちだからです。miyajukuの周辺校では「面接点」で大きな差をつけている中堅、上位校はほとんどありません。ということは「内申+入試得点」で合否は決まるということです。以下は、「内申+入試」を「300点+500点」の800点満点とした場合の「1次ボーダー」の数字です。倍率は今春入試のもの。比は「内申 : 入試」の割合。川和高校 690点 1.46倍 4 : 4大和高校 630点 1.44倍 3 : 5横浜平沼高校 615点 1.24倍 4 : 4市が尾高校 595点 1.18倍 4 : 4松陽高校 570点 1.17倍 4 : 4海老名高校 570点 1,14倍 3 : 5座間高校 565点 1.29倍 3 : 5元石川高校 520点 1.30倍 4 : 4湘南台高校 515点 1.02倍 4 : 4(以下 続きます)続きは https://miyajuku.com/miyajuku_blog/20180831/
2018.08.31
昨日の県教委の岡野指導部長さんのお話を聞く会について、県内各地の学習塾の先生方が発信をしています。鎌倉の「すばる進学セミナー」の中本先生 http://offspleiades.net/tokusyoku_info2019/藤沢の「勉強犬」先生 http://blog.home-kobetsu.com/posts/4577040小田原の「慧真館」の岸本先生 https://keishinkan.jp/post-8328できればすべてのブログを読んでいただければ、昨日の会で何がわかり、何がわからなかったのかが良くわかると思います。続きは https://miyajuku.com/miyajuku_blog/20180720/
2018.07.20
昨日、県教委から高校入試についての重大な発表がありました。新たな学力向上進学重点校エントリー校の指定についてhttp://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/prs/r5753403.html要点をまとめます。1 あらたに以下の13校の高校を「進学重点校エントリー校」とする。川和高等学校、光陵高等学校、希望ケ丘高等学校、横須賀高等学校、茅ヶ崎北陵高等学校、小田原高等学校、相模原高等学校、多摩高等学校、横浜平沼高等学校、横浜緑ケ丘高等学校、鎌倉高等学校、平塚江南高等学校、大和高等学校2 つづきは → https://miyajuku.com/miyajuku_blog/20180713/
2018.07.13
先日の保護者会用に作ったmiyajukuの周辺校というか、うちの塾から進学する子たちがいる高校の様子をグラフ化してみたものです。このグラフのもとは「勉強犬」さんが作られたもので、それを真似てみました。縦軸は偏差値で、神奈川全県模試のデータに基づいています。問題は横軸なんですが、左に「元気」、右に「まじめ」となっています。「元気」というのは学校の活動が活発という意味で、部活動、生徒会活動、学校行事などに生徒たちが目一杯取り組んでいるということです。湘南高校は、その体育祭といい、学校行事の多さといい、県内で最も「元気」ということでいちばん左です。続きは https://miyajuku.com/miyajuku_blog/20180711/
2018.07.12
日曜日の保護者会の資料づくりを続けています。第一部だけで34pのパワポのページ数になってしまい、第二部も同じように35pとなってしまいました。当然、そんな時間があるわけもないので、ここからそぎ落としていかねばなりません。一部では、今春高校入試の様子をお話しします。たとえば、合格最低点です。それも2次選考ラインでの最低点です。2次選考というのは、学校成績を加味せず、当日の入試得点と面接点の合計で合否を決めます。とはいっても、周辺校は面接点で差をほとんど付けていないので、結果的には入試の得点だけで合否がわかれます。大和高校・・・・・375点厚木高校・・・・・369点座間高校・・・・・306点続きは https://miyajuku.com/miyajuku_blog/20180706/
2018.07.06
小田原の慧真館という塾の岸本先生がすごい記事をまとめています。「3年間で生徒を「伸ばす高校」と「伸ばさない高校」を調査してみた。」https://keishinkan.jp/13ranking県内の県立・市立高校の入学時と卒業時の「伸び」を岸本先生なりの方法でまとめたものです。これだけの記事をまとめるのにどれだけ時間をかけたか、ということを想像すると「すごい」としか言いようがありません。神奈川県の公立高校を目指す生徒、保護者の方は、是非とも一読の上、自分の進路選択に役立ててください。記事の中で岸本先生も・・・・記事の続きは → https://miyajuku.com/miyajuku_blog/20180616/
2018.06.16
Twitterでもお伝えしましたように、先日、県教委から来春公立高校入試の選考基準の一覧が発表になっています。なにが発表になったのかがわからない方もいらっしゃるでしょうから、簡単に説明をしておきます。http://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/h31/documents/001_kijunhyo.pdf神奈川県の公立高校入試は、学校成績、当日の入試得点、面接の総合得点で合否が決まります。上位校の一部ではこれに特色検査が加わります。そして、それぞれの比率は高校ごとに違っていて、それも、毎年のように変えて良いことになっています。今回発表になったのは、来春入試での各高校の「学校成績、当日の入試得点、面接の比率」と・・・・・つづきは → https://miyajuku.com/miyajuku_blog/20180615/
2018.06.15
来春の神奈川県公立高校入試の日程が発表になっていますが、注意点が2つほどあります。記事は → https://miyajuku.com/miyajuku_blog/20180508
2018.05.08
昨日は「全県模試」という模試会社の「入試速報報告会」でした。まだ、データがそれほど集まっているわけでもないし、県教委から平均点も発表になっていない段階なので、大ざっぱな今年の入試の傾向についての話しでした。そんな中、ひとつ最近の県入試の傾向について興味深い話がありました。今年の進学重点校のエントリー校の倍率です。横浜翠嵐/1.83倍 多摩/1.69倍 横浜緑が丘/1.60倍 川和/1.46倍 光陵/1.44倍 大和/1.44倍 湘南/1.37倍 希望ヶ丘/1.35倍 平塚江南/1.29倍 小田原/1.28倍 柏陽/1.27倍 相模原/1.27倍 横浜平沼/1.24倍 厚木/1.23倍 茅ヶ崎北陵/1.21倍 鎌倉/1.17倍 横須賀/1.16倍全体の倍率は 1.37倍 です。それに対して、旧学区の2番手校の倍率です。以下のような学校です。市が尾、市立東、市立桜ヶ丘、松陽、市立金澤、市立南、横浜栄、生田、市立橘、追浜、横須賀大津、鎌倉、大船、鶴嶺、大磯、伊志田、西湘、海老名、座間、麻溝台、上溝南などです。これらの学校の倍率をならすと 1.19倍 になります。旧学区のトップ校が倍率が出ているのに対して、旧学区の2番手校は倍率が出ていない、という傾向が見られる、ということです。つまり、2番手校に行くのであれば、併願をしている私学に進学する、といった受験者が多くいる、というのです。確かに、2番手校の進学実績は、国公立はほぼ出ず、私立も早慶上理への進学はわずかで、GMARCHへの進学がやっと、というのは事実でしょう。それなら、頑張ってトップ校に挑戦し、ダメなら進学実績のある私立校へということなのでしょう。ただ、逆に考えると、2番手校に進学して、しっかりと勉強をして成績を修め、指定校をねらっていく、というのもありかと思います。
2018.03.14
受験生のいなくなった土曜日。午前中は私立受験の小学生、午後は中1と中2の試験対策。とりあえず、学校成績をおさめることは大切です。でも、こんなことをやっていて、今年の入試問題を解けるようにはなりません。そこをしっかりと保護者の方にもわかって欲しいです。ステップという神奈川県最大の塾が、自塾生の自己採点の平均点をホームページで公開しました。 http://www.stepnet.co.jp/pdf/2018step0217_03.pdf すごいことです。素直に頭がさがります。自塾内で止めることも出来る情報を公開してしまうのですから。王者の風格とでも言いましょうか。ただ、あくまでもステップという塾の受験者の自己採点です。今回の入試のある程度の様子を知るとこはできますが、その全体がわかったわけではありません。この得点を見て、だめだ、などと思うものではありません。例年ですと、この平均点よりも20点ほど低いところで合格者平均点が決まっていきます。それでも、わたしが自塾生に伝えたとおりの様子が見えてきます。上位校で20点前後、中堅校で25点前後は合格者平均点が下がりそうです。ということは、2次ボーダーを含めて、ボーダーラインはもう少し下がりそうです。とくに300点〜350点ラインがボーダーになる中堅校では、大きく得点差が開いて最終的なラインは全くわかりません。心静かに27日をむかえましょう。あと1週間です。胸騒ぎを心にかかえたままに毎日を過ごしてもしかたがありません。友だちといっしょに映画を観て大きな声で笑ったり、家族と一緒に焼き肉を食べに行ったり、思いっきりスポーツをしたり。心と身体を解放してあげてください。学年末試験は勉強しなくて良いです。当日に真剣に試験に取り組めば十分です。やるだけのことはやったんです。その自分の時間はしっかりと君たちの中に残っています。27日。どっちにしても一緒に「泣く」準備をして待ってます(^_-)
2018.02.17
公立高校の志願倍率がでました。miyajuku受験生を中心に、今年の志願倍率の様子を書いてみます。1 単位制の学校の高倍率座間総合 1.15倍 → 1.46倍藤沢清流 1.08倍 → 1.60倍神奈川総合産業 1.10倍 → 1.20倍座間総合は単位制の総合学科、藤沢清流は単位制の普通科、神奈川総合産業は単位制の専門学科です。単位制の学校は、学年の区分がなく、必要な単位数を修得すると卒業できます。授業はクラスごとではなく、同じ科目を選択した生徒が一緒に学習します。とはいっても、1年次はホームルームがあり、共通科目を多くするなどの対応をしている学校が多いです。どの学校も「自ら課題をみつけ、解決する学習、表現力やコミュニケーション能力を高める学習など」を中心においていて、まさしく、これからの教育を実践しているといえるでしょう。ただ、親を含めて「普通が良い」という志向がつよく、それほど人気が出てこなかったのが実際です。わたしは、高校訪問などを通じて、こうした高校には他の学校以上に予算や教員配置が優先されているのを知り、お得な県立高校だよ、と前々から言っていました。そんなこともあって、miyajukuからこうした学校を目指す生徒は一定数がいます。そんな周辺の単位制高校の人気にちょっと火がついてしまった、というのが今年の志願のひとつの特徴です。2 海老名高校の低倍率と座間高校の高倍率海老名高校 1.42倍 → 1.14倍座間高校 1.51倍 → 1.44倍海老名高校は、ここ数年間はいつも1.3倍をこえる激戦が続いていました。それが今年は1.14倍と低倍率です。座間高校は新校舎への完全移転があり、今年も高倍率になるだろう、と予想はしていました。1.44倍はその予想よりは少し低めですが、それでも高い倍率であることは間違いないです。全県模試の調査での合格者平均は、海老名高校が内申119、入試380点で、座間高校が115、370点となっています。この2校の差は急速に縮まっていて、今年度入試では並ぶかもしれません。miyajukuの高校生には海老名高校の生徒が何人もいるのですが、正直、あまりお薦めしたくないのが実際です。部活が盛ん、というのをアピールしていますが、完全下校時刻も守られず、野放図に遅くまで活動を続ける部活があったりします。それに対して、座間高校は、しっかりと下校時刻を守らせているとのこと。学校がきちんと統制がとれているのは、座間高校の方に軍配が上がりそうです。新校舎にもなったことですし、もしかするとこのまま海老名高校をぬいていく、ということもあるかもしれません。座間高校訪問の記事 https://plaza.rakuten.co.jp/miyajuku/diary/201711290000/今日は、この2点でおわります。
2018.02.02
今朝の電車の中は、公立高校へ志願に向かう中学3年生でいっぱいでした。明後日までが志願の期間ですが、ほぼ明日までには出し終えるでしょうから、明日の夕方以降にはだいたいの志願倍率が判明します。受験です。基本的に1.0倍を割った場合は全員が合格します。倍率が高いほど、ボーダーが上がるのは当然です。1.3倍をこえると激戦といえます。たとえば、300人の募集の高校で1.2倍だとすると300人 × 1.2 = 360人 の志願者があった、ということです。志願者が360人だとすると、そのうちの60人が不合格になる、ということです。6で割ると → 60人中10人が不合格に12で割ると → 30人中5人が不合格に60で割ると → 6人中1人が不合格にということがわかります。こんなふうにすると、1.2倍という数字がはっきり見えてくるのではないでしょうか。最近の県立高校入試は二極化がはっきりしていて、上位校ほど高倍率になり、下位校になると低倍率で定員割れも多く出てくる、という状況です。また、高い倍率が出ても、志願変更せずに「ダメなら私立」という生徒が多いです。さらに、地域によっては、私立第一の生徒が多く、当日の欠席者がたくさん出る学校もあります。ですから、志願者=受験者ともいえないのです。いずれにしても、中3保護者の方にはメールしましたように、志願倍率とここ4回の日曜特訓の中での予想模試の得点などを考えて、志願変更した方がよい場合は、生徒と話をし、保護者の方にもお電話をします。必要であれば三者での面談を組みます。ご対応の方をよろしくお願いします。
2018.01.29
ネット社会です。入試情報についても、様々に、twitterやLineやFacebookなどのSNSを通じて情報が飛び交います。そうした情報の中には有用なものもあれば、まったくのデマ情報もあります。ネットでの情報は玉石混淆だということをまずは忘れないようにしましょう。神奈川県の公立高校の志願は29日にはじまり31日までで、31日の夜8時頃には、神奈川県教委のホームページに倍率が掲載されます。また、翌日の朝刊にも掲載されます。ただ、実際の志願は29日と30日にほとんどが終わります。さらに、その日の志願者人数は、各高校の事務所の入り口あたりに掲示されます。ということは、それらの情報を集約すると、31日を待たずとも、各高校の志願者倍率はわかるわけです。正直、31日には判明するのだから気にするな、と受験生にはいいたいですが、そうは言っても気になってしょうがないでしょう。そこで、以下のサイトを注目しておきましょう。神奈川全県模試の特設ページhttps://www.shingaku-kobo.com/moshi/appstatus.html昨年までも、全県模試さんはTwitterで「志願者倍率」をつぶやいていましたが、今年は特設ページを設けて1/30(火)の16時以降に書き込んでいく、ということです。気になって勉強が手につかない、ということにならないように、このページをチェックしてみて下さい。
2018.01.26
今日は「県立 柏陽高校 http://www.hakuyo-h.pen-kanagawa.ed.jp」にお伺いしてきました。井坂校長先生、熊澤進路指導主任のお二方に丁寧に学校の説明をしていただき、こちらからの質問にも答えていただきました。お忙しい校務の中を時間をつくっていただき、ほんとうにありがとうございました。柏陽高校は、根岸線の本郷台の駅を下りて5分という立地です。とても便利な場所です。miyajukuのある大和市からはなかなか候補に挙がりにくい学校名ですが、中央林間から快速急行で藤沢へ、そこからJRの東海道、根岸線と乗り継げば、50分ほどで着く距離です。最近では、SSKHといって、湘南高校、横浜翠嵐高校、川和高校、柏陽高校を神奈川県内のトップクラスの進学校として並べていうことがあるそうです。いずれにしても、高い進学実績を出していることは間違いありません。ちなみに、先日県教委から発表になった進学重点校の先行指定は、湘南高校と横浜翠嵐高校の2校のみで、柏陽高校がもれたのが不思議だ、とみんなが思っているところです。今春の国公立大への合格者は、東大/5名、東工大/11名、東京外国語大/4名、横浜国大/38名、千葉大/9名など133名。8クラス編成の学校ですから、3人に1人は国公立大に進学しています。しかも、現役での進学率が高いようです。私大は、慶応大/47名、早稲田大/84名、上智大/32名、東京理科大/83名、明治大/135名、青山学院大/52名、立教大/45名、法政大/77名、中央大/46名、学習院大/13名などです。学校のグランドデザインは下の学校案内にある写真のようになっています。「次代を担う人材の育成」というのがキーワードのようですね。また、SSHに指定されていた流れから、理系教育には力が入っているようです。1年次の総合的な学習での「科学と文化」という研究発表もそのひとつ。キャリアアップ講座は、土曜日や夏休みを利用しての探求活動。また、実力アップ講座といって、大学入試に向けての実践的な講習も準備されているようです。わたしが最も知りたかったのは、湘南高校、翠嵐高校ではなく、柏陽高校を選択するのはどんな生徒たちだろう、ということでした。何となくわかったのは、柏陽高校の生徒たちは、とてもまじめで、おだやかな学校生活をおくっている、ということでした。翠嵐高校のように大学進学にとんがった学校でもなく、湘南高校のように部活や行事にとんがった学校でもなく、ごくごく「普通」に高校生活を「部活」も「学校生活」も「受験勉強」もきっちりとやっていこうという生徒が集まるのかな、という印象でした。居心地の良さを学校に求める生徒には、ぴったりの学校なのかもしれません。混種運の入試での合格者平均は、全県模試調べで、内申が127.6/135、入試得点が442.1点です。倍率は1.46倍でした。内申 : 入試 : 面接 : 特色の比率は、3 : 5 : 2 : 2です。特色検査は、翠嵐のものほどとんがってはいないが、広く様々な教科を横断したような、どちらかというと学力重視にふれた内容になっています。7割ぐらいを目標にとりたいです。また、面接点は大きな差はついていません。やはり予想に違わず良い学校でした。SSKHではありませんが、進学重点校のエントリーがあり、県立校の上位校では、かなり意識して「国公立大への進学」を増やそう、という学校側の意識が感じられます。少し前の「金太郎飴」の県立高校はあり得なくなりました。学校間の「差」は、これからどんどん広がっていくように思えます。
2017.12.05
今日は「県立座間高校」を訪問してきました。前回訪問したときは校舎の建て替えでプレハブ校舎の時でしたが、今年の夏に新校舎が完成してきれいになっていました。グラウンドはまだ整備途中でしたが、それも来春にはすべて整備されるとのことでした。さて、今日は、小山校長先生、金城副校長先生、飯田教頭先生のお三方に説明をしていただきました。本当にありがとうございました。お忙しい校務の中を時間を割いていただき、心から感謝です。座間高校の位置は、小田急小田原線の座間駅、JR相模線の入谷駅、いずれからも7分ほどの位置です。遮るものは何もない開放的な場所で、大山が目の前にドーンとみえる場所にあります。繁華街は近くにはありませんし、勉強にスポーツに高校3年間を打ち込むには最適の場所でしょう。4つの柱が学校にあるとのこと。「しっかり勉強」 英語と数学は習熟度別の少人数授業。「サイエンス」という選択科目があり、外部からの講師などを招いて理科教育をしている。英語教育にも力をいれていて、GTECは年間2回の受検を必修としている。文理分けは3年から。1、2年は科目をしぼらずひろく学習して視野を広げて欲しいとの学校側の願いがある。新入生オリエンテーション合宿を毎春実施。「きっちり生活」 あいさつの徹底。制服、頭髪の指導あり。時間厳守。文化祭は秋に。体育祭は6月に。球技大会は年に2回。「がっちり部活」 サッカーと吹奏楽は100人をこえる大所帯。もちろん、強い。女子バスケが今年はインターハイに出場。元気な部活動が多いが、練習は18時30分まで、19時までに完全下校はしっかりと守らせている。部活もだが勉強も同時に頑張って欲しい、というのが学校の願い。「じっくり進路」 2017年の春の大学合格実績。国公立大/11名、早稲田大/7名、慶応大/4名、東京理科大/6名、学習院大/3名、青山大/10名、北里大/8名、中央大/18名、法政大/50名、明治大/4名、立教大/9名。などとなっています。はっきりと伸びています。今後は国公立大の進学者数を伸ばしたい、と校長先生はおっしゃっていました。良い学校かと思います。ちょっと前までは理系にふれている、という印象が強かったですが、実際は、高3時の選択は、文系が4クラス、理系が3クラス編成になる、とのことでした。GTECを必修にしていたりと、2020年の改革にも手を打っているようです。校長先生の、グローバル化への対応は、はばひろい視野を持つことで、そのために高校2年間に様々な学習をして欲しい、というお話が印象的でもありました。校舎もきれいでした。とくにトイレのきれいさにはびっくりでした。とにかく明るい校舎でした。ただ、来春入試を考えると、かなりの高倍率になることが予想されます。全県模試の志望者動向でも今春入試並みの倍率になるだろう、という予想です。今年の春の倍率は1.34倍でした。となると、内申が105前後/135で、入試得点が350点代がボーダーになるでしょう。できれば360点越えを目指したいです。内申 : 入試 : 面接の比率は3 : 5 : 2で、2次選考は、内申 : 入試 で 8 : 2 の比率です。開示されている面接得点は、ほぼ全員が97.00点で差がついていません。やはり、入試で得点をとることが求められます。
2017.11.29
22日に「全県模試」の「神奈川県高校入試最終展望」というセミナーに行ってきました。全県模試は県内大手の模試会社で、今年に入ってからの全県模試受験者の動向から、来春高校入試の動きを予想する、という内容のセミナーです。ちょうど、21日に県教委の方から来春入試の志願者動向が発表になってばかりで、それにいては水曜日の記事に書きました。こちらは10月20日段階で、県内の中3生が1校だけ志望校を書いたものを集計したものです。全県模試では、第1志望だけでなく、第3志望まで含めた志願者の動きをおっています。先日と同じように各高校について数字だけをあげておきます。それぞれ、2016年に比べて2017年(今年度)の志願者が、第1志望、志望者全体でどれだけ増減しているかを記しています。△は増、▼は減です。厚木高校 第1志望 ▼18% 志望者全体 ▼10%海老名高校 第1志望 ▼23% 志望者全体 ▼15%大和高校 第1志望 ▼2% 志望者全体 ▼2%大和西高校 第1志望 △9% 志望者全体 △6%座間高校 第1志望 △4% 志望者全体 △0%大和南高校 第1志望 △29% 志望者全体 △18%綾瀬高校 第1志望 △86% 志望者全体 △26%湘南台高校 第1志望 ▼25% 志望者全体 ▼21%藤沢清流高校 第1志望 △22% 志望者全体 △2%鎌倉高校 第1志望 ▼7% 志望者全体 ▼8%秦野高校 第1志望 △10% 志望者全体 ▼1%希望ヶ丘高校 第1志望 ▼7% 志望者全体 △8%松陽高校 第1志望 △8% 志望者全体 ▼1%麻溝台高校 第1志望 ▼30% 志望者全体 ▼17%上鶴間高校 第1志望 △4% 志望者全体 ▼6%瀬谷西高校 第1志望 △4% 志望者全体 ▼12%神奈川総合産業高校 第1志望 △1% 志望者全体 △1%横浜北部や川崎地区のデータは、28日の全県模試の横浜でのセミナーのあとになります。こちらのデータの方が、現時点で、今年の春の入試に比べてその高校の倍率がどう動くかをわかりやすく示しているかと思います。たとえば、海老名高校については、今年の春よりも少し倍率が落ちそうだ、ということです。ただし、海老名高校の今春入試の倍率は1.35倍ですから、少し落ち着いたとしても1.3爺をこえる高倍率には変わりない、ということです。実際、賢の調査でも1.88倍となっているのですから。こうしたデータの細かな読み取りも、少しずつ書いていく予定です。
2017.11.24
神奈川県教委から、昨日、「平成29年度公立中学校等卒業予定者の進路希望の状況」が発表になりました。これは10月20日の段階での県内の中3生の志望校動向を県教委がまとめたものです。http://www.pref.kanagawa.jp/docs/t8d/edu_stat/jr_high_course_hope/h29_result.htmlmiyajuku周辺校について抜き出しておきます。数字は10/20段階の希望者数 ( )内は募集定員厚木高校 532人(358人) 1.49倍海老名高校 750人(398人) 1.88倍大和高校 562人(278人) 2.02倍大和西高校 371人(278人) 1.33倍座間高校 563人(278人) 2.03倍大和南高校 291人(308人) 0.94倍綾瀬高校 448人(358人) 1.25倍湘南台高校 369人(278人) 1.33倍藤沢清流高校 355人(278人) 1.28倍鎌倉高校 506人(358人) 1.41倍秦野高校 460人(358人) 1.28倍希望ヶ丘高校 532人(358人) 1.49倍松陽高校 411人(278人) 1.79倍麻溝台高校 431人(358人) 1.20倍上鶴間高校 306人(358人) 0.85倍瀬谷西高校 310人(358人) 0.87倍管高校 327人(358人) 0.91倍神奈川総合産業高校 258人(238人) 1.08倍市が尾高校 687人(398人) 1.73倍元石川高校 597人(358人) 1.68倍荏田高校 450人(398人) 1.13倍この志望調査は、県内中3生が「第一志望校のみ」を書き、それを県教委が集計したものです。数字の見方についてはいろいろとありますが、今日は時間がありませんので、明日以降に少しずつこの調査から見えてくる来春入試については書いていくつもりです。最後に、こうした数字が出てくると、いろんなことを言う人が増えてきますし、ネット上でも様々な話題が飛び交います。まずはそうした情報に右往左往しないことです。ただし、数字は正確に読み取るといろんなことが見えてきます。それはそれでしっかりと自分の志望校のしぼり込みに役立てたいです。
2017.11.22
神奈川県教委から来春高校入試における各高校の定員が発表になっています。http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p1185240.html1クラス増の高校は13校です。港北、鶴見総合、横浜清陵、横浜南陵、横浜立野、百合丘、横須賀、鎌倉、山北、厚木清南、上鶴間、上溝南、橋本1クラス減の高校は12校です。舞岡、保土ヶ谷、生田東、菅、横須賀大津、津久井浜、大楠、深沢、西湘、大和南、座間総合、横浜国際miyajukuの周辺校では、大和南高校と座間総合高校が1クラス減になっています。大和南高校は、毎年のように定員割れぎりぎりの募集が続いているので、1クラス減で来春入試では倍率が立つかもしれません。座間総合高校も大和南高校と同レベルの学校なので、このラインの生徒が行ける学校が周辺で2校も定員減になりました。逆に、上鶴間高校が1クラス増になっています。ここも大和南高校、座間総合高校と同ラインの学校ですから、これら2校を志望していた生徒が上鶴間高校に流れることは十分に考えられます。その他の地域では、鎌倉高校が1クラス増になっている以外は、中堅、上位高校で、クラス増、クラス減の学校がほとんどありません。そういった意味では、定員の増減による志願者の動きの変化はほとんどないと考えて良いでしょう。
2017.10.28
神奈川県の公立高校入試では、2次選考枠というのがあります。定員の10%に対して、学校成績を選考に用いず、当日の入試得点、面接得点、特色検査の得点で合否を決めます。面接点で差をつけず、特色検査がない学校では、当日の入試の得点だけで合否が決まることとなります。以下の得点は、「カナガク」さんが公表した「今春入試での各高校ごとの2次選考のボーダー得点」です。川和 426点大和 390点鎌倉 379点希望ヶ丘 378点市が尾 367点横浜平沼 358点松陽 348点座間 346点元石川 330点湘南台 318点瀬谷 300点大和西 279点荏田 209点座間総合 173点藤沢清流 187点ここにあげなかった高校については https://kanagaku.com/archives/19543?wt=2 をご覧になってください。入試得点は開示されていますので、模試会社にはたくさんの「正しいデータ」が集まっています。ここにあげられた数字は「ほぼ間違いない数字」といえるはずです。この得点をとれれば、今春入試では、学校成績がどんなに悪くとも志望校に合格できた、ということです。もちろん、来春入試では、それぞれの高校の志願者倍率などによって、この2次選考のボーダーは大きく動きます。それでも、どこを志望校とするかの大きな基準にはなるでしょう。どちらかというと、学校成績でのボーダーを見るよりも、この2次選考の得点ボーダーを参考にして志望校は決めていくべきでしょう。何といっても、この得点をこえられれば合格できる得点、ということなのですから。また、それぞれの学校の難易度も、この2次選考のボーダーで考えるのが正しいとも思います。あれ、意外とこの学校はやさしいな、とか、逆に難しいな、といった判断ができるはずです。いずれにしても、あまりに学校の成績にしばられた志望校選択はするべきではない、ということです。
2017.08.18
今日の午前中は、神奈川民間教育協会主催の「教育シンポジウム」でした。神奈川県教委の高校教育課長兼県立高校改革担当部長の方に出席いただき、学習塾側からの「高校入試制度」「高校入試改革」などについての質問に様々と答えていただきました。お答えいただいた岡野課長さんには、本当にきちんと対応していただき、県教委側の考えがかなりしっかりと私たちに伝わってきました。ありがとうございました。心から感謝いたします。今日の質疑の内容を、こうしたところで文章にして書いてしまうと、違った方向に解釈されてしまう可能性もあるのでやめておきます。言葉というのはとても難しいです。とくに、ネット社会の中では、全体の流れではなく、ある一部分だけを取り出して情報がひとり歩きしてしまうこともままあります。ひとつだけ。来春初めて実施されるインフルエンザなどでの追試験についてです。追試験は藤沢市の善行にある「教育センター」を会場として実施すること。つまり、追試験を受験する生徒は2月20日に全員が善行に集まることになります。また、特色検査と面接については追試験を実施しないとのこと。これについては、自分が受験する高校で受験をする必要がある、ということです。なお、追試験希望者は、所属する中学校の校長の承諾書と医師の診断書の提出が必要で、インフルエンザ以外のノロウィルスなどでの申し出も受け付けるとのこと。昨日、県教委からは来春入試の募集要項が発表になっています。 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f160600/ 中3生には学校で配布されるでしょうから、きちんと読んでおきましょう。今日、わたしが聞いたこと、感じた空気感、については、miyajukuの保護者の方には、保護者会や面接でお伝えしていきます。また、ブログの中でも、さらりとふれていくこともあるでしょう。最後に、県内の学習塾の皆さま。神奈川民間教育協会、神奈川県私塾協同組合、神奈川学習塾連絡会、のいずれかの組織には加盟しましょう。ひとつの業界としての横連携は必要です。そんな組織に所属して何のメリットがあるの、ではなく、神奈川県で学習塾を運営している中で共有できることはあると思います。よろしくお願いします。
2017.07.05
昨日の続きです。県教委から発表になった県立高校の入試基準表 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f160600/p1138359.html は、一次選考の比率に注目しましょう、という話しをしました。つぎに注目すべきは、2次選考の比率です。学力検査 : 面接 : 特色検査 となっていますね。miyajuku周辺校の比率を上げておきます。厚木高校 8:2:2(特色) 大和高校 8:2海老名高校 8:2座間高校 8:2大和西高校 8:2大和南高校 6:4ほとんどの高校が8:2になっています。また、ここにあげた高校の多くは、今春の入試では面接で大きな差がついていません。ということは、8:2の面接の2はないのと同じですから、ほぼ「学力検査」、つまり当日の入試得点だけで合否が決まるということです。ここで復習です。公立高校入試の2次選考とは、定員の10%について、学習の記録は資料とせず、学力検査と面接中心で合否の判定をするものです。この2次選考がほぼ当日の入試得点だけで決まるということです。定員の10%では、と思ってはいけません。入試って、結局は合否ラインがどこにいくか、ということです。いわゆるボーダーです。そのボーダー前後の部分の合否が当日の入試得点だけで決まる、と考えるととても大きいと思いませんか?いずれにしても、これで来春高校入試の概要はほぼわかったということです。これをもとに、今春入試の同校も分析し、7月2日の保護者会にて、来春入試の予想をおこないます。miyajukuの保護者の方は是非ともご参加ください。
2017.06.03
速報しましたように、神奈川県教委から、来春高校入試での各校の基準が発表になりました。http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f160600/p1138359.htmlとはいっても、多くの生徒、保護者の方は、どこに注目して、何をどう見れば良いのかわからないでしょう。着目点は1点だけです。第1次選考の比重学習の記録(学校の成績) : 学力検査 : 面接 : 特色検査 の割合の部分だけに注目してください。中でも、学習の記録(学校の成績) : 学力検査 の比率をみることです。面接については、ほとんど「形」だけのものになりつつあり、現実には差をつけている学校は多くありません。入試の合否は「学習の記録(学校の成績) と学力検査」のふたつで決まっている現実があり、この比率がどうなのかが志望校を決めていく上での大きなファクターになります。miyajuku周辺校の比率を見て見ましょう厚木高校 3:5:2:2(特色) 大和高校 3:5:2海老名高校 3:5:2座間校校 3:5:2大和西高校 3:5:2(調査書の英語×2)大和南高校 4:4:2昨年までと同じようにほぼ 3:5:2 の比率となりました。ここで復習です。学習の記録(学校の成績) : 学力検査 が、3:5の場合は、内申1点が入試2.22点の重み学習の記録(学校の成績) : 学力検査 が、4:4の場合は、内申1点が入試3.70点の重みということです。内申点で10点の差があった場合、3:5の比率の高校受験では23点で逆転が可能です。4:4の高校受験では、38点をとらないと逆転できません。学校成績があるけれども実力がいまひとつ、といった生徒は4:4の受験を、逆に学校成績はちょっと足りないけれど、入試では得点がとれるという生徒は3:5の高校受験をすべき、ということです。たとえば、大和西高校は3:5ですが、湘南台高校は4:4です。海老名高校は3:5ですが、松陽高校は4:4です。そうした見方をしながらこの県教委が発表した基準をながめてください。とはいっても、miyajukuの周辺校はほぼ3:5になっているので、どの高校も「当日の入試得点重視」を打ち出してきているわけです。さらに、海老名、座間と難易度が同程度かそれ以上の高校は、ほとんどが3:5の比率です。このライン以上を目指す生徒は、どちらにしても当日の入試で得点がとれる「実力」をつけねばなりません。がんばりましょう(^o^)
2017.06.02
速報です! 神奈川県の公立高校の平成30年度入試(来春入試)の選考基準が県教委から発表になっています。 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f160600/p1138359.html詳細は明日のブログで
2017.06.01
今日も朝から授業です。中学生が学年末試験なのでその試験対策です。ありがたいことに、今年に入ってから何人かの生徒が増えて、現中2生は春期講習あたりで定員になりそうです。miyajukuでの学習をお考えの方がいらっしゃいましたら、早めにご連絡下さい。あと1名は入塾可能です。ス△ップという神奈川最大の大手塾から、各高校を受験した自塾生の平均点がネットで公表されました。そのあまりの高い得点に、とまどっている中3受験生も多いことでしょう。miyajukuの生徒たちにはメールしましたが、この得点と実際の平均点との間には大きな差があります。実際、昨年の県が公表した平均点とス△ップの平均点では、1.3倍ほどの差がありました。また、平均点は二次選考のボーダーとは全く違ったものになります。とにかくあたふたしないことです。わたしが考える2次試験のボーターについては、塾生については月曜日以降にメールで知らせます。ただ、今年の入試の難易度傾向はわたしが書いたとおりだったとこのステップの結果からもわかります。もう一度書くと英語 易しくなった国語 すこし易しくなった数学 易しくなった理科 すこし易しくなった社会 やや難しくなった結果、5教科で20点ほどの平均点アップです。ただし、平均点が20点アップしたからといって、二次選考のボーダーも20点アップすることはありません。何度も書きますが、28日までは「おだやかな気持ち」で過ごしましょう。
2017.02.19
志願変更の期間が終わり、昨晩、県教委の方から最終的な志願倍率が発表になりました。miyajukuの中3生が受験する高校の倍率と、わたしが予想している二次選考のボーダーです。あくまでもわたしの考えなので、そこはご承知おきください。希望ヶ丘高校 募集人数/358名 志願者数/425名 私立第一で欠席等が予想される人数/5名 予想される不合格者数/62名 二次選考の予想ボーダー/360点海老名高校 募集人数/398名 志願者数/544名 私立第一で欠席等が予想される人数/5名 予想される不合格者数/141名 二次選考の予想ボーダー/340点座間高校 募集人数/278名 志願者数/377名 私立第一で欠席等が予想される人数/5名 予想される不合格者数/94名 二次選考の予想ボーダー/340点市が尾高校 募集人数/398名 志願者数/570名 私立第一で欠席等が予想される人数/25名 予想される不合格者数/147名 二次選考の予想ボーダー/340点秦野高校 募集人数/358名 志願者数/421名 私立第一で欠席等が予想される人数/5名 予想される不合格者数/58名 二次選考の予想ボーダー/330点松陽高校 募集人数/278名 志願者数/374名 私立第一で欠席等が予想される人数/1名 予想される不合格者数/95名 二次選考の予想ボーダー/320点麻溝台高校 募集人数/358名 志願者数/426名 私立第一で欠席等が予想される人数/5名 予想される不合格者数/63名 二次選考の予想ボーダー/310点湘南台高校 募集人数/278名 志願者数/381名 私立第一で欠席等が予想される人数/2名 予想される不合格者数/101名 二次選考の予想ボーダー/270点大和西高校 募集人数/278名 志願者数/312名 私立第一で欠席等が予想される人数/5名 予想される不合格者数/29名 二次選考の予想ボーダー/270点厚木東高校 募集人数/278名 志願者数/293名 私立第一で欠席等が予想される人数/0名 予想される不合格者数/15名 二次選考の予想ボーダー/260点横浜商業高校 募集人数/199名 志願者数/215名 私立第一で欠席等が予想される人数/1名 予想される不合格者数/15名 二次選考の予想ボーダー/250点荏田高校 募集人数/398名 志願者数/496名 私立第一で欠席等が予想される人数/10名 予想される不合格者数/88名 二次選考の予想ボーダー/250点その他は ここ にあります。いよいよ1週間を切りました。緊張感をもって過ごし増しよう。週末の連休は2日間とも朝からの授業です。最後の仕上げです。
2017.02.09
何度か書いていますが、神奈川県の高校入試では、今春入試から「採点済みの答案」を返却することが決まっています。その方法が県教委から具体的に発表になっています。http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/860283.pdfどうも、電子採点の結果のように、問ごとの○と×がわかるようになっていて、記述問題については、途中点の場合は△で何点の得点か、ということがわかるというもののようです。これが合否発表の際にいっしょに返却されるとのこと。つまり、採点済みの答案をそのまま返却する、といったシステムではないようです。記述問題の得点や減点の状況を開示請求すれば閲覧することは可能のようですが、かなりの手間が必要になります。また、写しを受け取ることも可能のようですが、それには費用がかかるのでさらにハードルが高くなります。整理すると、今回の県入試の採点は、選択問題はすべてどこかのセンターで機械によって自動的に採点し、記述問題だけを問題ごとに並べられた写しに人が採点をしていく、といった方法のようです。うまい仕組みを考えたものだなぁ、と思います。現場の負担は軽減されますし、記述問題だけに集中して採点をすることもできます。いずれにしても、マークシートが導入されるからといって、今春入試の出題傾向が変わるということはほとんどないだろうと推測できます。逆に、この採点方法手あれば、記述問題をたくさん出題しても何の問題もないわけです。と同時に、記述問題については、しっかりと“あること”を頭においての解答が必要になります。どこにポイントがあるのか。それは授業の中でしっかりと伝えています。もう一度、それをふまえて今日からの授業を受けましょう。
2017.01.21
来春入試から一部の解答がマーク式にかわることは何度か書いてきました。15日の日に県教委の方からマーク式の具体的なサンプル解答用紙が発表になっています。マークシート方式の導入について 神奈川県教委のページへリンクhttp://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f160600/p1093668.htmlマーク式が導入されるからといって記述問題がなくなるわけではないことは何度か書いています。県教委から発表されたサンプル例は、今春入試の問題に対しての解答用紙例となっています。基本的に選択問題がマーク式となり、記述問題は従来通りなのですが、いくつか注意しておきたいことがあります。まず、教科によって、マークと記述がひとつの面になっている教科と、マークはオモテ面で記述はウラ面になっている教科があることです。実際の解答用紙がこの通りなのかは、ちょっとわかりません。以前、県教委が「これからはこんな問題になりますよ」と出してきた出題例のサンプルがその通りではなかったこともあるので、どこまでが今回の解答用紙のサンプル通りなのかは「そのまま」信じて良いかは疑問です。ただ、理科はマークと記述の解答がいっしょになっていて、英語は完全に分けてあって、社会と数学と国語は一部がいっしょで一部がウラ面で、とバラバラになっています。たぶん、レイアウトの都合なのでしょう。したがって、当日の解答欄もバラバラの可能性が高いので、注意が必要でしょう。試験の緊張感の中で、ウラにも解答欄があったのか、などという笑えない事件もありえます。もうひとつ、英語と数学での注意点です。英語の並べ替えの解答欄が「2番目と4番目の単語をマークする」形になっています。大学入試センター試験などでよくあるパターンです。いずれにしても英文をしっかり書いてからマークすべきですが、こうした解答の形式変更はこのサンプル以外でもあり得ると考えておくべきでしょう。数学も、わざわざ、サンプルを出して「記号選択式」の問題例が出ています。例は問6の空間図形の問題についてですが、これについても必ずしも問6ではなく、他の問題でもありうると考えておくべきでしょう。数値を直接解答するのではなく、選択肢があるということは、ある意味では解答を類推することもできるわけです。これについても、解き方の流れを見直しておく必要はあります。何度も言いますが、このサンプル例を鵜呑みにしないことです。こんな感じになるよ、といった提示だと考え、このサンプルと違った解答用紙だったとしても対応できるようにしておくべきです。
2016.12.20
昨日に続いて暫定倍率についてです。まず、この倍率は、あくまでも10月段階の、定員の発表もされていない時の中3生たちの「ここにいけたらなぁ」といった希望調査だということ。それをわかった上で倍率を見ていって下さい。昨日も書きましたように、多くの生徒たちは自分の実力よりもちょっと上を書いているので、実際の志願倍率はここから下がるということです。それでも、今年の志望動向の傾向はみてとれます。何よりも、海老名高校です。398人の定員に対して1,002人の希望者という超人気校になっています。海老名高校は毎年のように人気を集めています。それは立地に理由があります。厚木高校のつぎが海老名高校なのですが、厚木高校が難しくなりすぎました。さらに、どちらかというと積極的に外に出て行かない、つまり他の地域の高校を受験しない土地柄から、どうしても海老名高校に志願者が集中してしまいます。かといって、積極的にこの学校がすばらしい、という何かがあるともわたしには思えません。ごくごく普通の県立高校です。それどころか、一部の部活動は理不尽な練習を強いるので、わたしはそれほど積極的に薦めもしません。逆にここを飛び越えて秦野高校の方が、これから3年間はずっと生徒を伸ばしてくれる体制があるかと思っているほどです。海老名高校がこのままの人気を集めるのであれば、秦野高校の方がずっと入りやすいです。miyajukuの生徒で海老名高校を希望している生徒は、とりあえずはその志願のままで、秦野高校、麻溝台高校、生田高校、松陽高校、弥栄高校、座間高校なども志願先or志願変更先として検討しておいた方が良いでしょう。ある意味では県立高校は同じ偏差値のレンジにある学校はそれほど「違い」があるわけではありません。どちらかというと「金太郎飴」だと思って良いでしょう。ですから、できるだけ倍率の低いところを受験していくようにすべきです(^_-)他の学校ですと、大和高校はやはり今年もかなりの倍率になりそうです。希望ヶ丘はここからどのぐらい減るかちょっとわかりません。比較的に倍率が低そうなのは、大和西、麻生、麻溝台あたりでしょうか。ただ、あくまでも実力をつけることが先決です。倍率などに気をとられず、しっかりと自身の実力を上げていきましょう。ここから2月15日までが君たちの将来を決めるきっかけになる、というのはいつも話していることです。がんばれ(^^)
2016.11.25
県教委から来春高校入試の暫定倍率が発表になりました。「平成28年度公立中学校等卒業予定者の進路希望の状況」http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f6559/p1088054.htmlmiyajukuの周辺校と受験の可能性のある高校を抜き出しました。前から「学校名、希望者数、募集定員、倍率」となります。厚木 530 358 1.48大和 534 278 1.92海老名 1,002 398 2.52座間 508 278 1.83大和西 300 278 1.08有馬 445 318 1.40綾瀬 360 358 1.01大和南 263 348 0.76大和東 241 238 1.01神奈川総合産業 286 238 1.20鎌倉 630 318 1.98七里ガ浜 529 358 1.48湘南台 435 278 1.56藤沢清流 326 278 1.17弥栄 235 153 1.54麻溝台 434 358 1.21上溝南 372 318 1.17麻生 256 318 0.81希望ケ丘 529 358 1.48松陽 378 278 1.36瀬谷 417 318 1.31元石川 565 358 1.58注意しなければいけないのは、この調査は10月20日段階のもので、まだ定員も発表になっていない時期の調査だということです。今春入試での同じく10月段階での暫定倍率が、志願者段階での倍率でどう動いたかをみてみましょう。厚木 1.41倍 → 1.33倍大和 2.01倍 → 1.72倍海老名 1.88倍 → 1.44倍座間 1.73倍 → 1.29倍大和西 1.54倍 → 1.39倍希望ヶ丘 1.72倍 → 1.73倍希望ヶ丘をのぞいてどこも暫定倍率からかなり下がっているのがわかると思います。何しろ10月段階ですから、受験勉強もまともにスタートしていませんし、2学期の成績も出ていません。併願の私立高校もどこになるのかわからない状態での志望校調査です。ここにいけたらいいなぁ、といった感覚で高めの学校を志望しているはずです。それでもある一定の傾向は見えてきます。先日まで書いていた「最終展望」とあわせて明日以降で何が見えてきたのかを書きます。
2016.11.24
県高校入試最終展望 その3他学区の中から今年のmiyajukuからの受験生がいそうな学校についての最終展望です。麻溝台高校2015年 定員 358名 志願者 493名 実質 464名 1.28倍2016年 定員 358名 志願者 412名 実質 417名 1.16倍模擬試験での 第一志望者 -2% 志願者全体 -3%難易度として海老名、座間高校と大和西高校の間ぐらいにある高校です。入試得点でのボーダーは310点〜320点というライン。やはり、海老名、座間よりちょっと下で、大和西よりは上といったところです。昨年度並みの倍率が今のところは予想されます。海老名、座間に志願はしたが、かなりの倍率になってしまった、といった場合の志願変更先として考えておいて良いかもしれません。ただ、内申 : 入試 : 面接の比が、4 : 4 : 2で、3 : 5 : 2の海老名や座間とは違っています。二次選考は、入試と面接の比は8 : 2です。神奈川総合産業高校2015年 定員 238名 志願者 235名 実質 239名 1.00倍2016年 定員 238名 志願者 249名 実質 248名 1.04倍模擬試験での 第一志望者 +9% 志願者全体 +4%県内でただひとつの総合産業科高校です。昨年訪れたときの記事が http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuku/diary/201511130000/ にありますので読んでみてください。とても良い学校だと思うのですが、保護者の方の普通化志向は思いの方に強く、専門科は志願者が集まりにくくなっています。この学校も同じで、開校当初は1.2倍以上の倍率が出ていたのが、ここのところ下がり続けています。模試動向では多少のプラスですが、願書提出時は1.0倍前後の倍率しか出そうもありません。入試得点でのボーダーは260点〜270点というところです。湘南台高校2015年 定員 278名 志願者 381名 実質 373名 1.34倍2016年 定員 277名 志願者 332名 実質 347名 1.25倍模擬試験での 第一志望者 -5% 志願者全体 +8%駅チカにある高校で、その駅がオシャレな街の場合、それなりの人気が出て女子の志願者が多くなるのが県立高校の志願者傾向です。湘南台高校もそうした学校のひとつで、毎年のように1.3倍前後の倍率が出ます。また、女子の入学者の比率も大きくなっています。もうひとつ、この学校はマーチングの全国大会常連校としての特長もあり、全校生徒のかなりの人数がその部活に所属していますし、周辺のマーチングがさかんな中学からの進学者も集めています。難易度は大和西高校とほぼ同ラインですが、4 : 4 : 2なので、学校成績が高くない生徒は大和西を受験した方が良いでしょう。今日もここまで(^o^)
2016.11.21
県高校入試最終展望 その2昨日の続きです。大和南高校2015年 定員 318名 志願者 343名 実質 336名 1.06倍2016年 定員 318名 志願者 365名 実質 362名 1.12倍模擬試験での 第一志望者 -21% 志願者全体 -8%2013年/1.00倍、2014年/1.02倍、2015年/1.06倍と低倍率が続いていて、今春入試で久しぶりに1.12倍という倍率がたちました。が、来春入試では定員が1クラス分増えます。模試動向でもその分を集めるほどの志願者がいるように思えないので、出願時は定員割れの状態でスタートすることになるでしょう。大和東校がクリエイティブに再編されるので、普通科が良いという生徒が集まるかどうか、ということになるのでしょうか。座間総合と同じレンジの学校で、入試得点のボーダーは200点をちょっと下回ります。希望ヶ丘高校2015年 定員 318名 志願者 358名 実質 389名 1.20倍2016年 定員 317名 志願者 547名 実質 504名 1.57倍模擬試験での 第一志望者 -6% 志願者全体 -4%2013年/1.211倍、2014年/1.22倍、2015年/1.20倍と、進学重点校で特色検査も実施しているトップ校としてはそれほどの倍率が立っていなかったのが、今春入試でいきなり1.5倍をこえる倍率となりました。原因は、某大手2塾の生徒たちが大量に受験してきたからのようです。希望ヶ丘高校への進学実績争いなのでしょうか。その流れは今年もあるよで、全県模試の志願者数はマイナスでも、高校の説明会には整理券が出るほどの生徒と保護者が集まっているとのこと。1クラス増でだとしても、定員が358名に対して、今春と同じ志願者があったとすると1.4倍の倍率は立ちます。希望ヶ丘高校を目指す生徒は、そのぐらいの倍率は覚悟をしておきましょう。特色検査は、いわゆるパズルや論理を試す適性検査型のものです。満点をとることも可能な難易度なのでそれほどおそれる必要はありません。面接点は差がつきます。部活動や生徒会活動をしっかりとやっていて、高校でもそうした活動を継続する生徒が求められています。入試では390点はとりたい。松陽高校2015年 定員 238名 志願者 314名 実質 303名 1.26倍2016年 定員 278名 志願者 338名 実質 329名 1.18倍模擬試験での 第一志望者 +18% 志願者全体 +15%秦野高校、海老名高校、座間高校と同じレンジの学校。入試得点で330点〜340点がボーダーとなる。希望ヶ丘高校が高い倍率になると、この地域の生徒はこの高校に志願先を変えてくるだろうから、来春入試でも1.2倍以上の倍率は立つと予想される。弥栄高校改編されるので過去の志願者データがありません。来春から理数科、國際科がなくなり、普通科に改編される。模試動向からみても、それなりに志願者を集めていて、しかも持ち内申もある程度高い生徒が志願しているのがわかる。國際科も理数科も海老名高校、座間高校とほぼ同じレンジかやや上にあった。改編されてできる普通科もそれと同じランクに落ち着きそう。この学校に通っている生徒をみると、宿題の量もかなり多く、学校側が生徒たちに勉強させる姿勢がつよくうかがえる。海老名や座間にいって部活動バカになるのであれば、弥栄に入ってしっかりと勉強するorさせられる高校生活を送った方が大学進学にはゼッタイに良いだろう。今日もここまで(^^)
2016.11.18
県高校入試最終展望 その1以下のデータは、神奈川全県模試という模試会社の模擬試験を受けた中3生の志望校動向をもとに、来春入試での志願者数を予想したものです。あくまでも、模擬試験での志願者動向ですから、そのまま鵜呑みにするようなものではありませんが、それなりに来春入試の予想には成るかと思います。また、わたしなりに短いコメントもつけています。こちらについては、わたしが学校訪問や、実際にその高校に通う生徒たちの様子などから感じた事柄です。大和高校2015年 定員 278名 志願者 500名 実質 403名 1.44倍2016年 定員 277名 志願者 478名 実質 435名 1.56倍模擬試験での 第一志望者 +9% 志願者全体 -10%ここ数年、1.27倍〜1.50倍と高止まりした倍率となっていて、その人気ぶりがうかがわれる。今年も模試動向で志願者が減るといった兆候は現れていないので、例年と同じように1.4倍以上の高倍率が予想される。東急田園都市線沿線の横浜地区からの女子の受験生が多く、大和高校とはいいながら横浜北部学区の生徒に占拠された感がある。大和南高校を1クラス増にするのであれば、大和高校を1クラス増にすれば良いのに、というのは多くの受験生と保護者のホンネだろう(^_-)海老名高校2015年 定員 398名 志願者 446名 実質 460名 1.15倍2016年 定員 397名 志願者 572名 実質 524名 1.32倍模擬試験での 第一志望者 +41% 志願者全体 +14%ここも人気が高く、昨年も1.3倍をこえる倍率になった。模試動向でもさらに人気わ集めていることがうかがわれるので、来春入試でも1.3倍以上の高倍率になることは間違いないだろう。学校説明会にもかなりの生徒、保護者が足を運んだという。大和高校もそうだが、3 : 5 : 2 の比率となっていて入試得点が大きく合否に関わってくる。両校とも面接点でほとんど差をつけていない。入試で340点がボーダーとなる。座間高校2015年 定員 278名 志願者 423名 実質 395名 1.42倍2016年 定員 277名 志願者 357名 実質 346名 1.25倍模擬試験での 第一志望者 -7% 志願者全体 +7%県入試にはよくあることだが、高倍率の次の年は低倍率となり、それを繰り返す。その伝にしたがえば、来春入試では座間高校は高倍率になるのだが・・・ 今のところ模試動向ではそれを裏付けるような動きにはなっていないようだ。とはいっても、海老名高校の倍率しだいでは、座間高校に志願者がどっと動いてくることも考えられる。と同時に、座間高校もここ数年で難易度を上げてきていて、それほど海老名高校との差があるわけではない。入試得点で大きくみても10点といったところだろう。弥栄高校、秦野高校、生田高校、松陽高校などとほぼ同じレンジにある。大和西高校2015年 定員 278名 志願者 320名 実質 334名 1.20倍2016年 定員 278名 志願者 372名 実質 355名 1.27倍模擬試験での 第一志望者 -17% 志願者全体 -18%模試動向では志願者減となってはいるが、国際理解を学校の特色としている大和西高校。弥栄高校の国際、有馬高校の英語がなくなる中で、そうした高校を目指していた受験生がここを受験してくるかもしれない。学校成績の英語が2倍になる。湘南台高校、麻溝台高校、元石川高校、瀬谷高校あたりとほぼ同じレンジにある学校なので、それらの高校の志願者動向もいっしょにみていきたい。ここも面接ではほとんど差がつかない。今日はここまで
2016.11.17
今日は「神奈川全県模試」という模試会社のセミナーに出席してきました。模試の志願者動向や県教委から発表になっている定員増や定員減、改編によって、各高校の来春入試がどうなるのかといった予想を中心としたものでした。miyajukuの中3保護者の方もみなさんも喉から手が出るほど欲しい情報かと思います。ただ、塾に戻ってきてから様々に仕事があって、今日はまとめるのが不可能です(^_^;)明日にはmiyajuku周辺校の予想動向だけでもまとめたいと思います。ひとつだけ・・・昨日、大和東高校が1クラス減で、大和南高校が1クラス増、ということを書きました。なんで同じ市内でこんなことをするのだろう、とも書きました。実は、大和東高校は来春から「クリエイティブスクール」になるのですね。それを見逃していました。クリエイティブスクールとは、田奈高校、大楠高校、釜利谷高校が指定されていたものです。田奈高校のホームページにはこんな風に書かれています。「クリエイティブスクール」は、中学校までに、持てる力を必ずしも十分に発揮しきれなかった生徒を積極的に受け入れ、さまざまな教育活動をとおして、これからの社会生活をよりよいものにする意欲と他者との関わりを大切にしながら、主体的に学び、考え、行動する「社会実践力」を育む学校です。中学時代なかなか学校に通うことができなかった生徒、全然勉強に取り組むことがなくて成績が低い生徒などを対象とした高校です。したがって、入試も一般のものとは違い、基本的に「面接+小論文」となっています。小論文といっても、大和東高校は「自己表現活動」になっています。クリエイティブスクールに通うような層の生徒が増えているのが現実なのでしょう。来春、大和東高校と大井高校の2校が指定を受けるようです。大和南高校の1クラス増については、明日、他の高校と一緒に書きます。
2016.11.16
ちょっと前になりますが、神奈川県教委から来春高校入試について2つほど大事な発表がありました。ひとつは、来春高校入試での定員についてです。http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p1078096.htmlこれをみてもよくわからないでしょうから、増減があった高校だけをまとめました。学級増減対象校 白山(9→7) 定員317→278元石川(8→9) 定員317→358希望ヶ丘(8→9) 定員317→358横浜平沼(7→8) 定員277→318舞岡(8→9) 定員317→358上矢部(9→7) 定員318→278横浜南陵(8→6) 定員277→238横浜立野(7→6) 定員278→238川崎北(8→9) 定員317→358横須賀大津(7→8)定員277→318津久井浜(6→7) 定員238→278大楠(6→4) 定員238→158逗葉(7→8) 定員278→318七里ガ浜(10→9)定員398→358深沢(5→6) 定員198→238茅ヶ崎(9→8) 定員357→278(連携募集21)伊志田(7→8) 定員278→308小田原総合ビジネス(0→3)定員0→118西湘(8→9) 定員278→348足柄(6→7) 定員238→238(連携募集21)厚木北(7→6) 定員237→238大和南(8→9) 定員318→348大和東(7→6) 定員277→238川崎市立幸(0→2)定員0→158miyajuku周辺校では、大和南高校が1クラス増で、大和東高校が1クラス減になっています。同じ市内の中で、しかも、難易度もそれほどかわらない2校のクラスを1増、1減する意図がよくわかりません。いずれにしても、miyajukuからは受験することはないだろう2校ですし、他の周辺校への影響も全くないでしょうから気にすることはないでしょう。それよりも、希望ヶ丘、平沼といった地域トップ校で、しかも比較的に近い地域の2校が1クラス増、といのは注目です。今春入試ではかなりの倍率になった希望ヶ丘高校ですが、これで入りやすくはなったでしょうが、考えることはみんな同じなので、再びたくさんの受験者をよぶ「呼び水」になってしまうかもしれません。慎重に見きわめるように情報を集めます。元石川の1クラス増についても、海老名高校や座間高校と同ラインの学校なだけに、難易度がどう動くのかをふくめてしっかりと情報集めをしていきたいと考えています。いまひとつは、マーク式の解答の導入についてのお知らせです。http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/847016.pdf間違ってはいけないのは、すべてがマーク式になるのではなく、選択問題についてマークで解答するということです。引き続き記述の問題は出題されます。ただ、採点済みの答案用紙を返却することになりそうなので、そちらの方が記述の問題にどう影響を与えるのかについて、しっかりと分析していきたいです。これについてもいずれ書きます。
2016.11.15
先日、県教委から(案)として出ていた来年度の公立校校入試の日程と、各高校の選抜基準の一覧が21日に正式なものとして発表になっています。http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f160600/p1045588.html日程は以下の通りです。[募集期間]平成29年1月30日(月曜日)から2月1日(水曜日)まで[志願変更期間]平成29年2月6日(月曜日)から8日(水曜日)まで[学力検査等の期日]平成29年2月15日(水曜日)[面接及び特色検査の期日]平成29年2月15日(水曜日)、16日(木曜日)及び17日(金曜日)[合格者の発表]平成29年2月28日(火曜日)水曜日の入試になったので、特色検査を実施する高校では、志願変更をすると面接日が土日をはさんで翌週の月曜日になってしまう生徒が出てきます。できれば避けたいですね。あまりに間延びした入試になってしまいますから。とはいっても、面接点で大きな差がつかない学校も上位校には多いので、そのへんは臨機応変に対処していきましょう。もうひとつ日程的なことでは、志願変更の期間が、志願者の〆切りをして倍率が発表になってから、土日をはさんで6日の月曜日開始になっています。じっくりと考える時間があるので、志願変更をする生徒も増えるかもしれません。私立校の入試日は10日の金曜日が多いので、そちらについては土日をはさんで月曜日の発表が多いはずです。とはいっても、試験を実施しない書類選考入試も増えていますし、併願優遇入試は前もって合格がわかっているのですからこちらもそれほど気にしなくてもよいでしょう。併願優遇でない私立校のオープン入試は、秋にならないときちんとした日程は出てきませんが、多くは12日(日)と13日(月)に実施することになるでしょう。あくまでも公立校第一の場合は、15日の入試日と間が空かないので、あまり欲張らずに15日に照準をあわせた受験日程を作る方がよいです。さて、(案)ではなくなった公立高校の選抜基準については後日ふれます。
2016.06.27
今日は「桜美林中学、高等学校」の説明会にうかがってきました。その報告を書くべきなのですが、昨日の夜に県教委から高校入試について大事なアナウンスがいくつかあったので、桜美林の記事は明日以降に書くことにします。まず、来春の入試日程です。2月15日(水) 学力検査、特色検査2月16日(木)・17日(金) 面接、特色検査1月28日(火) 合格発表ただし、この日程も県教委のホームページに(予定)とあるように、6月末まで確定ではないようです。どうしてこんなにバタバタしているかというと、今春の入試でおこった「採点ミス」への対応があって、例年よりもいろいろと変えることが出てきているからです。まぁ、入試の日にちが前後に1日ずれても、受験には何ほどの影響もないですが。影響が大きいと思われるのは以下の2点です。* 解答用紙にマークシートの導入* 答案を各自に返却するこれらについては、今朝の神奈川新聞が報道しました。県のホームページ等ではアナウンスされていませんので、確定なのかどうかは判断しきれません。ただ、かなりの覚悟で、今回のような採点ミスを二度とおこさない、という意思はあるようなので、実現しそうだと言うことです。とにかくもう少し様子を見たいと思います。もしもこの2点が実現すると、入試を変える可能性があります。まず、マークシートが導入されるからといって、記述問題がなくなる、ということではありません。前にお話ししたように、選択問題の部分の解答のみをマークシートにする、ということです。とはいっても、解答用紙の変更により、記述問題の出題に制限ができて、などということもありえます。それよりも影響が大きいのは、答案用紙の返却です。採点ミスをなくすことに努力はするが、もしまたあったとしても、答案用紙を早い段階で返却すれば、生徒自らが採点ミスを発見できる、という配慮なのでしょう。ただ、答案用紙を返却すると、記述問題の採点がどのようにされたかがはっきりわかります。出題の段階から、かなりしっかりとした方針で記述問題を作っていかないと、あとでトラブルがおこる可能性が大きいわけです。また、記述問題は各高校ごとに採点の基準も違うはずです。上位校なら文字のミスは1つにつきマイナス1点でも、下位校は何カ所でもあわせてマイナス1点などといったぐあいです。それも統一するのかどうか。いやいや、県教委の方たちは、夜も眠られない日が続くのではないでしょうか。また、各高校の来春入試での選抜基準も出ているのですが、こちらも(案)となっています。いつもならば、周辺高校の基準についての分析をするのですが、6月末に確定するとのこと。その段階でまとめていきたいと思います。しばらく情報収集にアンテナを張っておきます。とりあえず、21日に最終的な会議があるとのこと。いろんなことはそこで確定するようです。
2016.06.15
速報です。県教委から入学者選抜日程と平成29年度公立高等学校入学者選抜選考基準及び特色検査の概要(案)が発表になっています。http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/829385.pdf分析と解説は明日にでも。
2016.06.14
今朝の朝刊に「マークシート導入を 県立高校採点ミス問題」というニュースが載っていたのをご覧になりましたか? http://www.kanaloco.jp/article/175893今春の入試で発覚した採点ミス問題。61校115人で採点ミスが発覚し、合格だった生徒2人を不合格にしていました。昨春にさかのぼってチェックをしたら、そこでも71校188人に採点ミスが見つかりました。さらにひどいのは、入試の解答用紙は1年間の保管が義務づけられているのに、さっさとシュレッダーにかけて処分してしまったいた学校さえあったことです。当然、その原因究明と再発防止策が話しあわれ、その答申が昨日出たことで今朝のニュースとなったわけです。答申では、「記号選択式問題の解答方法として、マークシート方式を導入することを提言する」とされ、その他にいくつかの再発防止策が提言されました。ただ、4年前に500点満点になってから急激に増えた「記述問題」をなくす、ということではありません。写真はすでにマークシート方式を採り入れている東京の都立高校入試問題の国語の解答用紙です。神奈川県のものもこれと同じようになるはずです。つまり、選択問題の部分だけをマーク式として採点の負担を減らし、記述問題の採点に注力しようとということのようです。大賛成です。すぐにも実行すべきです。あとは予算の措置だけでしょう。マークシートが導入できなかったとしたら、来春入試では多くの生徒が「自分の答案用紙の開示請求」をすることになるでしょう。それほど県の高校入試に対する信頼が落ちている、ということです。塾側でも、微妙な得点で合否がわかれた生徒には、開示請求をさせるしかありません。なお、入試の得点と面接の得点は簡易開示といって、今でも簡単に知ることができます。ただ、答案用紙は簡易開示ではありません。昨日の答申では、解答用紙も簡易開示すべき、といっています。これも大いに賛成です。答案用紙がすぐに開示されれば、採点ミスがあったとしても3月中にわかり、本来は合格だったのに不合格になっていた場合でも救済されます。とにかく、県にはホンキでこの問題に取り組んで欲しいです。県知事さんは健康にしか興味がないようだ、なんていわれないようにしてほしいものです。
2016.05.31
昨日は、神奈川、東京、埼玉、など首都圏の私塾協同組合連合会の会議でした。ニュース作文コンクールなどをご一緒にやっています。そんな席で、東京の先生にうかがった話です。東京都の高校入試でたくさんの採点ミスが見つかったのは一昨年のこと。その対処として「マークシート」の導入があったのが今年の春の入試でした。神奈川県でも採点ミスがみつかり、その対応策として「マークシート」の導入も検討されているようです。どんな入試になるのかちょっとのぞいてみました。これが国語の解答用紙です。その他の教科については http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/2015/pr150224n-mondai.htm あたりを参照してみて下さい。確かにこどもたちにとっては一瞬「あれっ」という感覚になりそうですが、この解答用紙で採点ミスをなくせるのであれば躊躇せずに導入すべきでしょう。採点する側の仕事はかなり軽減できるでしょうし、その余裕で記述問題の採点にじっくりと取り組めるのでしょうから。ニュースなどから推測するに、かなりの覚悟で採点ミスをなくす努力をするとのこと。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160326-00008135-kana-l14 当然、東京都の今春入試の動向も見ているでしょうから、来春入試からこうした「マークシート」答案用紙が導入されることになるかもしれませんね。ちょっと注目しておきたいことです。
2016.04.19
忙しくしていてふれていなかった大きな問題について書きます。神奈川県の今春の高校入試で、採点ミスが多数見つかり、本来であれば合格していた生徒が不合格になっていた事例も見つかったというニュースについてです。記述問題が増え、圧倒的に難易度が上がり、入試の得点で差がつく入試になっています。その入試の採点でのミスは、直接、こどもたちの合否に影響します。神奈川県民はもっとこの件に関心を持つべきではないでしょうか。3月11日付けの事実のみを伝えたニュースです。 高校入試71校採点ミス、2人「不合格に」→ http://www.sankei.com/region/news/160323/rgn1603230018-n1.html神奈川県教委からの記者発表です。 → http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f534372/今日のニュースです。 マークシート導入検討 公立高入試採点ミスの再発防止に向け 調査委初会合 → http://www.kanaloco.jp/article/162660昨年、東京都の入試で採点ミスが大量に見つかり、結果、マークシート方式の導入がおこなわれたのと同じ道をたどっているようです。さらにびっくりなのはこちらのニュースです。1年前の入試で採点ミス。不合格の2人を合格に → http://digital.asahi.com/articles/ASJ3Q5DW1J3QULOB01J.html今年の件をうけて、昨年の入試について解答用紙の開示請求をしたかたがいたのですね。そうしたらボロボロと採点ミスが見つかったということです。さらに驚くべきことは、いくつかの学校で、本来は1年間の保管が義務づけられている解答用紙を、すでに廃棄していたということです。推測するに、現場では、ひとりの生徒の答案用紙を複数の先生が採点し、ミスがないようにルールを決めてしっかりとやられているはずです。それでもこれだけのミスが出るということは、構造的な問題があるはずです。しかも、東京都と違い、神奈川県では入試前後の高校生の授業をかなり休みにして入試業務にとりかかっています。そこまでしてのミスなのです。いくつかの問題点が考えられます。それについては稿をあらためます。
2016.03.30
今日は全県模試という模試会社主催の「高校入試報告会」に出席してきました。まだ開示得点もそれほど集まっていない段階でのセミナーです。大きな流れで今年の公立高校入試をとらえてみた、といった内容のものでした。それでも、いくつかの点で、来年度の進路指導でヒントは得られました。まず、平均点の予想です。何度か書いていますが、英語の難易度が上がり、理科が易しくなった、というのが全体の傾向です。今日の予想としては、英語/51.8点→44.0点、数学/52.6点→50.0点、国語/64.0点→64.0点、理科/31.4点→45.0点、社会/50.2点→53.0点、といったものでした。5科計ではほぼ昨年度並み。国語をのぞくと、50点〜55点のところに集まってきていて、問題の難易度としてはそのあたりが着地点なのだろう、という予測でした。いずれにしても、500点満点にかわり、出題傾向もがらりと変わって4年目をむかえた公立高校入試ですが、その難しさはほぼ定着したと見て良いようです。地域のトップ校でも400点前後、中堅校なら270点も得点出来れば合格できる、といった難易度の高い入試に、これからの受験生は挑戦していかねばならない、ということは事実だということです。もうひとつ。今年の私の「よみ」が外れてしまったのが希望ヶ丘高校です。県の10月の進路希望調査でも前年比124%程度の予想で、全県模試の11月は98%、1月でも118%と、それほどの受験生が集中する兆候はありませんでした。それがふたを開けてみたら前年比153%。何が起こったのか、とびっくりしたしだいです。今日の分析では、光陵と川和あたりの受験生が大量に流れ込んだのだろう、ということでした。ちなみに光陵の10月の県の調査は前年比134%。志願変更前が85%。一気に流れたのがよくわかります。結果、希望ヶ丘の今年の合格者の平均点は400点をこえるあたりまで伸びそうだとのこと。去年が370点代ですから、かなりの上位層がたくさん受験したことがわかります。生徒には申し訳ないことをしてしまいました。といっても、この流れをよむのは難しかった。難しいことを何とかするのがプロの仕事なので、来春入試に向けては、さらに情報収集のチャンネルを増やさねば、と反省しています。
2016.03.16
土曜日です。でも、先週までのように、高3生も中3生もいません。もちろん小6生はずっと前にいなくなっています。ぽっかりと穴が空いたようです。毎年のことですが、新年度に向けて心を燃やすにはしばらく時間がかかりそうです。まずは、来週の学年末試験に向けて今日と明日は試験対策になります。ステップという大手塾のホームページにステップ生の自己採点の平均点が出ています。 http://www.stepnet.co.jp/pdf/20160219nyusoku4.pdf すでに見た人もいるでしょう。自分の受験した高校の平均点を見て「高い! これじゃわたしは受からない」と思った人も多いかも知れません。高い数字にびっくりしないこと。平均というのは、100点と50点がいて75点となります。あくまで平均であってボーダーではありません。大事なのは昨年度との比較です。ステップ生の平均で英語が-9.8点、理科が+7.9点、社会が+4.0点、国語が+0.7点、数学が-5.7点で、5科の合計が-3.0点となっています。わたしが分析したのと同じで、英語の難易度があがり、理科が易しくなり、社会がちょっと易しくなったので、全体としてはほぼ昨年並み、ということです。ということは、倍率が昨年と変わらない高校ではボーダーがほとんど動くことはなさそうだ、ということです。倍率が低ければボーダーは下がり、倍率が高い学校はその分だけボーダーが上がります。ただ、一次選考ラインはほとんど動かないはずです。2次選考ラインが上がってきます。それにしてもステップという塾は太っ腹ですね。こうした情報を公開してしまうのですから。いずれにしてもとてもありがたい情報です。5.000名以上の受験生のデータなのですから。もうひとつの△△ゼミナールのホームページに「英語はほぼ毎年と同じ難易度だった」なんて講評が出ていましたが、いったい何を見ているんでしょう。誰がみたって平均点が10点近く下がる、とわかるはずなのに。そことは大違いです。細かい分析はまたの機会にします。わたしも長い受験シーズンが終わって、いろんな意味で壊れかけていますので。何とか今日と明日の学年末試験対策は頑張ります。
2016.02.20
神奈川県のホームページに「学力検査受験者数の集計」が発表になっています。志願者数から受験指数を引き算すると当日の欠席者数が出てきます。欠席者の多い高校は以下のようなところです。横浜翠嵐 71名多摩 28名湘南 27名新城 21名市が尾 20名厚木 16名翠嵐や湘南は、学芸大付などの国立や慶応の付属などの私立上位校に合格して当日の試験を欠席した生徒たちです。前にも書きましたが、併願受験の私立高校はほぼ学校成績だけで事前に合格が決まります。それに対して、これらの上位校は、当日の入試の得点だけで合否が決まります。公立高校の志願をした後で入試があって合否がわかるので、入試当日に欠席することになるわけです。中堅校でも、横浜北部や川崎地区などのように私立志向の強い地域では、私立高校の試験に合格して公立高校を受験しない生徒が出てきます。今日も面接練習が続きます。明日でやっとすべてが終了します。実際に面接をおこなっている高校の先生方も大変でしょう。それでも、この面接を通して、ひとりひとりの生徒が自分と向き合い、高校に進学してからの自分をしっかりと見つめ直すきっかけになっていることは間違いありません。そういった意味では十分に意味のあることだとわたしは思います。わたし自身もやっと入試対策から解放されます。といっても、29日の合格発表までは落ち着きませんが。
2016.02.18
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