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プロローグマイケル・ウィリアム・マッサーは1941年3月24日、イリノイ州シカゴ生まれ。独学で音楽への情熱を膨らませつつも、両親の意向に従いビジネスの世界へ。若くして株の仲買人として成功し、ニューヨークの一等地(パンナムビル)のオフィスに通い、9部屋の高級アパートメントに妻子と暮らし、農場を所有。しかし彼の心は満たされず、それらすべてを捨て音楽の世界に飛び込む。デモテープがハリウッドの大御所作詞家ジョニー・マーサー(「ムーン・リバー」「酒とバラの日々」など)に認められ、カリフォルニアにある彼のゲストハウスに身を寄せる。1.Touch Me In The Morning / Diana Ross (1973)作詞:Ron Millerレーベル:Motownジョニー・マーサーに連れられて行った業界関係のパーティーでデトロイトから西海岸に拠点を移していたモータウンに声をかけられ、モータウンの金看板であるダイアナ・ロスへの楽曲提供というチャンスをつかむ。主に60年代(少年期)のスティービー・ワンダーをサポートしていたモータウン専属のソングライター、ロン・ミラーと組んだこの曲で作曲家デビュー。ダイアナ・ロスにとってスプリームスを脱退後のソロとして2曲目のビルボード1位となる。数多くの候補曲の中から選ばれる必要性からか、スタンダード志向の彼には珍しく非常に凝った曲構成となっている。2.Theme From Mahogany (Do You Know Where You're Going To) / Diana Ross (1975)作詞:Gerry Goffinレーベル:Motownダイアナ・ロス作品の作曲家としての実績を着実に積み上げ、彼女の2作目の主演映画「Mahogany(マホガニー物語)」の音楽担当に抜擢。キャロル・キングとのコンビで60年代にヒット曲を量産したジェリー・ゴフィンが作詞を手がけた主題歌はダイアナ・ロス3曲目のビルボード1位となり、アカデミー賞の主題歌部門にもノミネート。作曲家としての地位を確固たるものとする。マイケル・マッサー楽曲の特徴がみごとに花開いた曲でもある。3.Ali Bom-ba-ye / Michael Masser & Mandrill (1977)(※Instrumental)レーベル:Arista「マホガニー物語」の音楽を高く評価したトム・グリース監督に声をかけられ、モハメド・アリの自伝を基にした本人主演(!!)の映画「The Greatest」の音楽を担当。アフリカのリズムと高らかに鳴る管楽器で気分が高揚するこの器楽曲は、前年に異種格闘技戦をおこなったアントニオ猪木に寄贈したとされ、猪木のテーマ曲「炎のファイター~INOKI BOM-BA-YE~」として日本では有名。「ボンバイエ」はザイール(現コンゴ)の首都キンシャサでのジョージ・フォアマン戦(もちろん、この1974年"キンシャサの奇跡"が映画のハイライト)での声援「Boma ye」(リンガラ語「やっちまえ」)が訛ったものと言われている。サウンドトラックの発売元はアリスタ。これを機にアリスタとの関係が深まる。4.The Greatest Love Of All / George Benson (1977) → "Greatest Love Of All" / Whitney Houston作詞:Linda Creedレーベル:Arista映画「The Greatest」主題歌。捨て身で飛び込んだ音楽の世界で幸運なスタートを切り、成功を手に入れた。しかしそれは多くの作曲依頼をこなすことに追われ消耗する日々の始まりでもあった。彼は疑念を抱き、リフレッシュするために旅に出る。向かった先はエルサレム。ユダヤ系である自らのアイデンティティを再確認し、そして他人の考えではなく自らの考えで行動し何よりも自分自身を愛さなければならないことに気付く。オリンピックで金メダルを獲得しても故郷のケンタッキーでは黒人であるというだけで差別されることに怒りメダルを川に投げ捨て、ベトナム徴兵を拒否したためにヘビー級チャンピオンの座とプロボクサーのライセンスを剥奪されても自らをグレイトの中のグレイト「ザ・グレイテスト」と呼び戦い続け王者に返り咲いたモハメド・アリ。マイケル・マッサーから作詞の依頼を受けたリンダ・クリードは、アリの生き方とマイケル・マッサーがイスラエルで得た考えを重ね合わせる。一方で、70年代前半にスタイリスティックスの「誓い(You Make Me Feel Brand New)」「You Are Everything」をはじめとするフィリーソウルの若き作詞家として成功を収めた彼女は、この直前に当時まだ20代で乳癌を告知される。残り少ないかもしれない人生への決意、あるいは残していく家族へのメッセージとも読み取れる。 信じてる 子供たちは俺たちの未来だ うまく教えて 道案内して 示してあげて 彼らが内に有するすべての美 自尊心を与えて そしたら楽になるさ 子供たちの笑いで 自分がかつてどうだったか思い返し 誰もがヒーローを探してる 人々は尊敬できる誰かが必要 俺はそれを満たす人は誰も見つけられなかった 孤独な所にいる だから自分に頼る術を学び はるか昔に決めたよ 決して誰かの影を歩かないと もし失敗したって もし成功したって まがりなりにも 信じるように生き たとえ何を 俺から奪ったとしても 尊厳を奪い去る事はできない なぜなら グレイテストな 愛情 が、起きている 俺に 見つけたよ グレイテストな 愛情 自分の中に グレイテストな 愛情 を獲得するのはたやすい 自分自身への愛を学ぶ それが グレイテストな 愛情 (繰り返し) そしてもし偶然 あの特別な所 お前が夢見ていた所が お前を孤独な所へ導いたなら 強さを見つけるだろう 愛の中1984年。アリスタ・レコードは契約した大型新人を業界関係者にお披露目するためのライブを拠点とするニューヨークでおこなう。そこに招かれたマイケル・マッサーは、自らが作った曲を耳にする。ホイットニー・ヒューストンが歌う「The Greatest Love Of All」に強い感銘を受けプロデュースを引き受ける。新人ホイットニー・ヒューストンのバージョン(The の取れた)「Greatest Love Of All」は、彼が手がけた中で最大のヒット曲となる。ホイットニーのミュージックビデオの舞台はニューヨーク、ハーレムにあるアポロ・シアター。黒人ミュージシャン(特にNY郊外と言っていいニュージャージー州出身のホイットニーにとっては)憧れの舞台。スターとしてその舞台に立った現在のホイットニーが夢に向かって走っていた幼い頃を回想するという筋書き。実の母親であるシシー・ヒューストンが温かく見守る母親役を演じている。5.Saving All My Love For You (すべてをあなたに) / Marilyn McCoo & Billy Davis Jr. (1978) → Whitney Houston (1985)作詞:Gerry Goffinレーベル:Columbia→Arista60年代に人気を博した5人組男女混合コーラスグループ、フィフス・ディメンションから夫婦そろって脱退したマリリン・マックーとビリー・デイビス・ジュニアのデュオに提供した、ジャズの要素の強い曲。しかし脚光を浴びたのは1985年のホイットニー・ヒューストンのカバー。この曲から7曲連続ビルボード1位という快進撃となる。家族のいる男性との不倫を歌うには35歳のマリリン・マックーよりも22歳のホイットニーの方が当然インパクトがあるのだが、イメージ悪化という親族の懸念を跳ね飛ばすほどのホイットニーの歌唱(グラミー賞 Best Female Pop Vocal Performance 部門を受賞)が、この流麗なメロディーを不朽のものとした。6.Some Changes Are For Good / Dionne Warwick (1981)作詞:Carole Bayer Sagerレーベル:Arista顧問弁護士としてコロムビア・レコード入りし、人材獲得で辣腕を発揮し社長に登りつめたクライヴ・デイヴィス。1973年に解任されるが翌年にはベル・レコードに迎え入れられ、アリスタ・レコードと改称。彼の力により多くの大物歌手が移籍してきます。60年代を代表する存在であるディオンヌ・ワーウィックも、そのひとり。マイケル・マッサーも曲を提供しますが、さらっとした歌い方が持ち味の彼女と壮大な楽曲の相性が良いとは言えず結果は残せませんでした。しかし彼女の姪(移籍組の最大の大物であるアレサ・フランクリンのバックコーラスも経験したゴスペル歌手シシー・ヒューストンの娘)ホイットニー・ヒューストンの存在を考えると、めぐり合わせの数奇さを感じます。7.Tonight, I Celebrate My Love (愛のセレブレイション) / Peabo Bryson & Roberta Flack (1983)作詞:Gerry Goffinレーベル:EMI「愛は面影の中に」(1972)「やさしく歌って」(1973)で2年連続のグラミー賞の最優秀レコードという史上初の快挙をなしとげ、ダニー・ハサウェイとの数々のデュエットもヒットさせたロバータ・フラック。ダニー・ハサウェイが1979年に亡くなった後、デュエット相手に抜擢したのは12歳下のピーボ・ブライソン。完璧を求めるマイケル・マッサーの厳しい指導の結果、ピーボ・ブライソンはデュエット歌手としての地位を確立し、「美女と野獣」(1991)「アラジン」(1992)とディズニー映画のデュエット主題歌に欠かせない存在となる。8.Hold Me / Teddy Pendergrass (duet with Whitney Houston) (1984, 1985) ← "In Your Arms" / Diana Ross (1982)作詞:Linda Creedレーベル:"In Your Arms" / RCA, "Hold Me" / Asylum→Aristaハロルド・メルヴィン&ブルーノーツのリード・シンガー、あるいはソロとして、70年代にセクシーなソウル歌手として人気を集めたテディ・ペンターグラス。交通事故で下半身不随となり、そこからの復帰作のプロデュースをマイケル・マッサーに依頼。ダイアナ・ロスに提供した曲をデュエット曲に作り変え、正式デビュー前のホイットニー・ヒューストンを(レーベルをまたいで)相手役に抜擢し、みごとヒット。ホイットニーのデビュー・アルバムにも再録される。9.You're Still My Man / Whitney Houston (1987)作詞:Gerry Goffinレーベル:Aristaデビュー・アルバム『Whitney Houston(そよ風の贈りもの)』では10曲中もっとも多い4曲の作曲・プロデュースを担当。セカンド・アルバム『Whitney(ホイットニーII〜すてきなSomebody)』は11曲中7曲を担当したナラダ・マイケル・ウォルデンが中心となりますが、マイケル・マッサーも質の高い2曲を提供。より高い評価を受けたのは通算5曲目の1位となりグラミー賞の最優秀楽曲にノミネートされた「Didn't We Almost Have It All」ですが、個人的な好みで、シングル・カットされていないこちらを選曲。楽曲は小粒な感じだが、どこまでも伸びて行くようなホイットニーの素晴らしい歌声は彼女のレコーディング作品でのベスト。10. Nothing Gonna Change My Love For You (変わらぬ想い) / Glenn Medeiros (1986,1987) ← George Benson (1984)作詞:Gerry Goffinレーベル:Warner→Mercuryジョージ・ベンソンの名作アルバム『20/20』(ワーナー)に収録されたシンコペーションの心地よい曲。ハワイのタレント・コンテストで当時15歳のグレン・メデイロスが歌い優勝。翌年に同曲でインディーズ・デビュー。ラジオで人気を呼び、メジャー・レーベルのマーキュリーと契約。ビルボード12位(1987年)、イギリスでは4週連続1位(1988年)の大ヒットとなる。11. Miss You Like Crazy / Natalie Cole (1989)(Preston Glass との共作)作詞:Gerry Goffinレーベル:EMIナット・"キング"・コールの忘れ形見という話題性とその名に恥じぬ実力で70年代半ばに華々しくデビューするも、その後低迷したナタリー・コール。ブルース・スプリングスティーンのロックンロール「ピンク・キャデラック」を流行のディスコサウンドに乗せてカバーというなりふり構わぬ形で前年に息を吹き返し(ホップ)、この曲では一転してポップ・バラードを歌いヒットを飛ばす(ステップ)。ビルボードのR&B部門とアダルト・コンテンポラリー部門で1位(総合チャート7位)、全英2位。マイケル・マッサーの厳しい指導とそれに見合う成果が2年後の特大ジャンプ、偉大な父という切り札を使った(生前の録音とのデュエットを含む)ナット・キング・コールのカバー集『アンフォゲッタブル』での栄冠(ジャズとしては異例のビルボード(5週連続)1位およびグラミー賞主要3部門独占)につながる。12. Greatest Love of All ("That's What Friends Are For : Arista Records 15th Anniversary Concert") / Whitney Houston (1990)作詞:Linda Creedレーベル:Aristaエイズ・チャリティを兼ねたアリスタ・レコード創設15周年記念イベントにおける圧倒的な歌唱。イベント名はエイズ基金へのチャリティーとして1985年にアリスタから発売された<ディオンヌ&フレンズ>名義(ディオンヌ・ワーウィック,エルトン・ジョン,グラディス・ナイト,スティービー・ワンダー)の「That's What Friends Are For (愛のハーモニー)」に由来(ビルボード4週1位・年間1位,グラミー賞最優秀デュオ/グループ部門受賞)。(それだけの逸材だったからではあるが)周囲のお膳立てで一気に大スターになったせいか、ホイットニーのライブの出来にはムラがある。しかしそうやって手塩にかけて育てられたレーベルへの恩返しの場であり、なおかつチャリティという最高の舞台での超本気モードは圧巻。原曲にちなんで例えるならばスポーツ選手のタイトルマッチのような、抜きん出た才能を持つ若者のみが放つ輝きに満ちた(そして短い後半生を考えると、なんと儚い)7分間です。エピローグリンダ・クリード…1986年4月、37歳で死去。ホイットニー「Greatest Love Of All」はアルバムが1985年、シングル・カットされたのが1986年の3月。リンダ・クリードが作詞した曲として初のビルボード1位になったのは亡くなった翌月の5月。ダイアナ・ロス…「ビリー・ホリデイ物語」、前述の「マホガニー物語」、主要なスタッフ・キャストがすべて黒人という”オズの魔法使い”「ウィズ」(かかし役のマイケル・ジャクソンと音楽監督のクインシー・ジョーンズという『スリラー』コンビはここで出会う)。拠点をデトロイトからロサンゼルスに移してまで取り組んだモータウン=ダイアナのハリウッド進出は、4作目の企画をダイアナが拒否したことで途切れてしまう。流れた企画は転々とし、ケビン・コスナーの手に渡る。コスナーは自らもプロデューサーの一員に加わり、演技未経験のホイットニー・ヒューストンをヒロイン役に招く。それが「ボディガード」。ホイットニー・ヒューストン…1992年公開の『ボディガード』およびサウンドトラック(マイケル・マッサーは関与していない)で絶頂を迎え、同年のボビー・ブラウンとの結婚を経て90年代までは人気を維持するが、2000年代に入るとドラッグや夫の暴力などスキャンダルばかり目立つようになる。2006年に離婚が成立し、ドラッグのリハビリもおこない、2009年にクライヴ・デイヴィスがプロデュースし持てる力を注ぎ込んだアルバムを発売して復活を印象付ける。しかしかつての伸びやかな声は失われ、私生活のトラブルも続く。2012年2月11日、クライヴ・デイヴィスが主催するグラミー賞授賞式の前夜パーティに参加するため滞在していたホテルで、コカインによる心臓発作により浴槽で溺死。48歳。ひとり娘ボビー・クリスティーナ・ブラウンも3年後に同じ死因により22歳の若さで亡くなる。クライヴ・デイヴィス…1987年、アリスタはRCA(旧ビクター)と共にドイツのベルテルズマンに買収され、BMG(ベルテルズマン・ミュージック・グループ)の一部門となる。辣腕ゆえか敵も多く、自ら立ち上げたアリスタを親会社BMGの意向で2000年に解任。しかし実力は折り紙つきで、別部門Jレコードを立ち上げ成功しBMGの重役となる。。CD売上げ減少に伴う大規模な業界再編(BMG売却)に伴うリストラにより、2011年にアリスタ・Jレコードともにソニー・ミュージックに吸収され、消滅。現在はソニー・ミュージックのチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務める。マイケル・マッサー…ヒップホップおよび その影響下の音楽が主流となり、彼の持ち味である(彼はユダヤ系なので当然なのだが)黒人らしさの少ない万人受けするブラック・ミュージックは90年代以降は過去のものとなってしまう。2007年にソングライターの殿堂入り。2015年7月9日、3年間の闘病の末、74歳で死去。
2016/07/09
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「Do They Know It's Christmas?(2014)」でBono が歌う「あの」パートの歌詞変更のことですよ。 (1:37~) (1:52~)従来の歌詞は、もちろん不遜で不快です。しかしその不快さというのは、チャリティーという行為の現実と限界がむき出しになったものであっていわばパーティーのテーブルに七面鳥の内臓を乗せられたような感じ。場をわきまえろとは思うけど、あたかもそれが存在しないかのように取り繕うのも欺瞞であり偽善の最たるものなんですよね。で、改変した歌詞はといえばあまりにも凡庸。あまりにも陳腐。思うに30年経って曲も人も(叙勲したりね)権威化して無難な方に流れてしまったのかな。せっかく歌い出しの(つかみはOKみたいな)旬な若手枠と双璧をなす、楽曲的においしい部分を割り振られ、しかも30年後もその位置をキープできるというのは、ポピュラーミュージックの世界で稀有なことなのに30年かけての表現がこの程度とは情けない。考える時間はそれこそ30年あったわけでしょ。そもそも、ひとたび世に出した創作物はみだりに改変すべきではないし(批判には新たな別の創作で答えるべき)もし人口に膾炙したものを、それでも変えるのであれば相応の物が求められるはず。そのハードルの高さにまったく届いていないというのが僕の結論です。
2014/12/24
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2月11日(現地時間)に死去した、ホイットニー・ヒューストン。彼女の葬儀について。自分のための覚え書きの意味合いが強いので、箇条書きで。・EST(アメリカ東部標準時)2月18日(土)正午から。JST(日本標準時)だと2月18日(日)午前2時から。・ニュージャージー州ニューアークのニュー・ホープ・パプティスト教会にて。(幼少期に通い、聖歌隊にも所属。)・その後、2003年に亡くなった父ジョン・ヒューストンの横に埋葬される。・1500人の招待者のみの葬儀。ファンの参列は遺族の意向で取りやめ。混乱を避けるため、近辺は通行規制される。・その代わりテレビカメラが入ることが許され、生中継をおこなう。・CNN(日本でもケーブルテレビやスカパー!などで放送)2月19日(日)01:00-04:00http://www.jctv.co.jp/cnnj/program/program.php?pid=367・ネット生中継AP通信が撮影し、ストリーミングサイトUstreamの自社チャンネルで配信2月19日(日)02:00~http://www.ustream.tv/aplive・主な参列者母エミリー(ゴスペル歌手シシー)・ヒューストン、いとこディオンヌ・ワーウィック、など親族アレサ・フランクリン(母の知人で、ホイットニーの名付け親)クライヴ・デイヴィス(所属レコード会社の社長。エグゼクティブ・プロデューサーとして彼女のキャリアを築き上げる)ケヴィン・コスナー(「ボディーガード」共演者)チャカ(シャカ)・カーン(ホイットニーはデビュー前に彼女のバック・コーラスをつとめる)キム・バレル(主演映画「天使の贈り物」で歌ったI Believe in You and Meをカバー、今回の葬儀でも歌う)ブランディーとレイ・J(離婚後に交際していると噂された相手)姉弟オプラ・ウィンフリー(彼女の番組でホイットニーは離婚やドラッグについて赤裸々に語る)スティーヴィー・ワンダーなど。・元夫、ボビー・ブラウンが参列するかどうかは、おそらく直前まで揉める。現在は二人の間の娘ボビー・クリスティーナと共にいる。
2012/02/18
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昨年と同様、今回のグラミー賞も仕事の合間にWOWOW(洋楽部署)のTwitterで結果を確認しました。ちなみに昼休みはホイットニー・ヒューストン(CDをmp3に落としたもの)を聴いていました。とりあえずホイットニーの事は日を改めて。54th Annual GRAMMY Awards 1. Record Of The Year[Winner]「Rolling In The Deep」AdelePaul Epworth, producerTom Elmhirst & Mark Rankin, engineers/mixersTrack from: 21[XL Recordings/Columbia Records]2. Album Of The Year[Winner]『21』AdeleJim Abbiss, Adele, Paul Epworth, Rick Rubin, Fraser T. Smith, Ryan Tedder & Dan Wilson, producersJim Abbiss, Philip Allen, Beatriz Artola, Ian Dowling, Tom Elmhirst, Greg Fidelman, Dan Parry, Steve Price, Mark Rankin, Andrew Scheps, Fraser T. Smith & Ryan Tedder, engineers/mixersTom Coyne, mastering engineer[XL Recordings/Columbia Records]3. Song Of The Year[Winner]「Rolling In The Deep」AdeleAdele Adkins & Paul Epworth, songwritersTrack from: 21[XL Recordings/Columbia Records; Publishers: Universal-Songs of Polygram/EMI Music Publishing]4. Best New Artist[Winner]Bon Iver公式サイトgrammy.comhttp://www.grammy.com/YouTube Adele VEVOhttp://www.youtube.com/user/AdeleVEVOYouTube Bon Iver Official Channelhttp://www.youtube.com/user/boniverアデルが主要三冠含めノミネートされた6部門すべて受賞(今回の最多受賞)。結果は1週間前の予想通りと言っていいでしょう。なぜ「最優秀楽曲」を外したかは後で書くとして予想の時に書いた「いろんな意味」について。まずは売上が圧倒的だった点。もちろんその年の売上1位が主要部門にかすりもしない例は山ほどあります。ただし、去年の大きなニュース・アメリカの市場規模が史上初めて日本に抜かれた(日本が伸びたのではなくアメリカが著しく減少。為替の影響もあるだろうけどね)・メジャーの一角、EMIが分割され売却と、市場規模が縮小する中での記録はインパクト(業界への貢献)があります。そして、なぜそんなに売れ、しかも評価も高いのか。大晦日のNHKみたいな表現になりますけど「歌の力」を改めて知らしめたという事ではないでしょうか。失礼ながら外見で彼女のファンになる人ってあまりいないと思います。(なんか実年齢の倍くらいに見えません?)肌を露出したり派手な格好をするわけでもない。踊るわけでもない。歌だけ。しかも猛威を振るったオートチューンのような加工した声ではなく生の声。ビジュアル的な表現はレディー・ガガで行き着くところまで行っちゃいましたし何か新しい音楽のムーブメントが出てくるわけでもない。(日本じゃ売りつけるテクニックばかり発達するし)そんな中、マイク1本サラシに巻いてじゃないけど彼女のような歌本来の力で説得力を持たせる存在がどれだけ貴重なことか。ちなみに僕はセカンド・シングル「Chasing Pavements」(2008年)のビデオで彼女の存在を知りましたが「Rolling In The Deep」のビデオ(今回「77. Best Short Form Music Video」受賞)もそうですけどおそらく意図的にCGなどは使わず現実の物体・生の身体表現で高い芸術性を獲得しています。ただ、ね。さすがに評価がインフレ気味な気はします。だから「最優秀楽曲」の予想には入れませんでした。歌唱抜きの作詞作曲賞ですからね。受賞したのは雪崩れ現象かな。言い回しに気をつけなければいけないけど「白人補正」のような気がしないでもない。こういう黒っぽい歌い方ならば、それこそホイットニーじゃないけど(授賞式でホイットニー追悼の熱唱をしたジェニファー・ハドソンも含め)黒人に素晴らしい歌い手が何人もいるじゃないか、と。-------------みたいな事を授賞式後に携帯電話でポチポチ打っていました。まじめに仕事しろよ、俺。
2012/02/13
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ホイットニー・ヒューストンが亡くなられたそうですね。 Whitney Houston, pop titan, dies at 48(ロサンゼルスタイムス紙)http://www.latimes.com/news/obituaries/la-me-whitney-houston-20120211,0,3736921,full.storyデビューからずっと所属しているアリスタ・レコードの総帥クライヴ・デイヴィス主催の(グラミー賞前夜)パーティーに参加するために滞在していたビバリーヒルズのホテルで急死したそうです。マイケルが亡くなった時以来のショックです。とりあえず、過去のブログをリストアップしました。(更新順ではなく彼女の時系列で)(1)すべてをあなたに (Saving All My Love For You) --- 1985年の曲 http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200611020000/(2)You're Still My Man (愛の絆) --- 1987年の曲http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200507040000/(3)オールウェイズ・ラブ・ユー(I Will Always Love You) --- 1992年の曲http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200602050000/(4)ホイットニー・ヒューストン、離婚へ。--- 2006年http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200609150000/僕は上2つ、1枚目(1)・2枚目(2)のアルバムの瑞々しさが大好きでその2つ程ではないけれど『ボディーガード』(映画およびサントラ(3))はやはり素晴らしいし彼女のキャリアの頂点でしょう。夫のDV・アルコール・ドラッグによる低迷(4)から立ち直った復帰作『I Look To You』(2009年)も、もちろん買いましたがブログで書いてませんね。タイトル曲などは近年の彼女を思うと感動しましたし、全体的に良いアルバムだと思うけどかつての声が出ていなかったのが悲しかった。2010年の来日公演も、迷いつつも行きませんでした。もちろん彼女なりにキャリアを立て直そうとしていたようですし昔とは違っていても長生きしてほしかった。
2012/02/12
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主要部門(General Field)はこんな予想をしてみました(◎印)。Record Of The Year(最優秀レコード) Nothin' On You / B.o.B Featuring Bruno Mars The Smeezingtons, producers; Ari Levine & Mike Wilson, engineer/mixers Track from: The Adventures Of Bobby Ray Love The Way You Lie / Eminem Featuring Rihanna Alex Da Kid & Makeba Riddick, producers; Alex Da Kid, Eminem, Mike Strange & Marcos Tovar, engineers/mixers Track from: Recovery F*** You / Cee Lo Green The Smeezingtons, producers; Manny Marroquin & Graham Marsh, engineers/mixers Empire State Of Mind / Jay-Z & Alicia Keys Angela Hunte, Jane't "Jnay" Sewell-Ulepic & Shux, producers; Ken "Duro" Ifill, Gimel "Young Guru" Keaton & Ann Mincieli, engineers/mixers Track from: The Blueprint 3◎Need You Now / Lady Antebellum Lady Antebellum & Paul Worley, producers; Clarke Schleicher, engineer/mixer Track from: Need You NowAlbum Of The Year(最優秀アルバム) 『The Suburbs』Arcade Fire Arcade Fire & Markus Dravs, producers; Arcade Fire, Markus Dravs, Mark Lawson & Craig Silvey, engineers/mixers; George Marino, mastering engineer 『Recovery』Eminem Kobe, Lil Wayne, Pink, Rihanna & Slaughterhouse, featured artists; Alex Da Kid, Mark Batson, Boi-1da, Nick Brongers, Dwayne "Supa Dups" Chin-Quee, DJ Khalil, Dr. Dre, Eminem, Jason Gilbert, Havoc, Emile Haynie, Jim Jonsin, Just Blaze, Magnedo7, Mr. Porter, Robert Reyes, Makeba Riddick & Script Shepherd, producers; Alex Da Kid, Dwayne "Supa Dups" Chin-Quee, Kal "Boogie" Dellaportas, Dr. Dre, Eminem, Mauricio "Veto" Iragorri, Just Blaze, Brent Kolatalo, Ken Lewis, Robert Marks, Alex Merzin, Matthew Samuels, Joe Strange, Mike Strange, Marcos Tovar & Ryan West, engineers/mixers; Brian "Big Bass" Gardner, mastering engineer 『Need You Now』Lady Antebellum Lady Antebellum & Paul Worley, producers; Clarke Schleicher, engineer/mixer; Andrew Mendelson, mastering engineer◎『The Fame Monster』Lady Gaga Beyonc?, featured artist; Ron Fair, Fernando Garibay, Tal Herzberg, Rodney Jerkins, Lady Gaga, RedOne, Teddy Riley & Space Cowboy, producers; Eelco Bakker, Christian Delano, Mike Donaldson, Paul Foley, Tal Herzberg, Rodney Jerkins, Hisashi Mizoguchi, Robert Orton, Dan Parry, Jack Joseph Puig, RedOne, Teddy Riley, Dave Russel, Johnny Severin, Space Cowboy, Mark Stent, Jonas Wetling & Frank Wolf, engineers/mixers; Gene Grimaldi, mastering engineer 『Teenage Dream』Katy Perry Snoop Dogg, featured artist; Ammo, Benny Blanco, Dr. Luke, Kuk Harrell, Max Martin, Stargate, Chris "Tricky" Stewart, Sandy Vee & Greg Wells, producers; Nick Chahwala, Steve Churchyard, Mikkel S. Eriksen, Serban Ghenea, John Hanes, Sam Holland, Jaycen-Joshua, Damien Lewis, Ian MacGregor, Chris O'Ryan, Carlos Oyanedel, Paris, Phil Tan, Brian Thomas, Pat Thrall, Lewis Tozour, Miles Walker, Emily Wright & Andrew Wuepper, engineers/mixers; Brian Gardner, mastering engineerSong Of The Year(最優秀ソング) 「Beg Steal Or Borrow」 Ray LaMontagne, songwriter (Ray LaMontagne And The Pariah Dogs) 「F*** You」 Brody Brown, Cee Lo Green, Ari Levine, Philip Lawrence & Bruno Mars, songwriters (Cee Lo Green) 「The House That Built Me」 Tom Douglas & Allen Shamblin, songwriters (Miranda Lambert)◎「Love The Way You Lie」 Alexander Grant, Skylar Grey & Marshall Mathers, songwriters (Eminem Featuring Rihanna) 「Need You Now」 Dave Haywood, Josh Kear, Charles Kelley & Hillary Scott, songwriters (Lady Antebellum)Best New Artist(最優秀新人)◎Justin Bieber Drake Florence & The Machine Mumford & Sons Esperanza Spaldingビーバー君は鉄板かな。ガガは主要3部門では最優秀アルバムだけのノミネートだけなのでこれも堅いでしょ?実体験を髣髴とさせるドメスティック・バイオレンスを扱った曲(エミネム&リアーナ)とアメリカで根強いカントリー(レディ・アンテベラム)は逆の賞あるいは両取りも有り得るけど、会員が投票したくなりそうなこの2曲を本命推しで。でも、最優秀レコードはどれが来てもおかしくない。5曲全部が好きな曲なんだよなぁ。結果論での印象はまた別になるだろうけど現時点では群雄割拠なグラミー賞です。去年強い印象を残した1人であるブルーノ・マーズが予想に入れられなかったのは残念。ドラッグ報道がどんな結果をもたらすのか?シー・ロー・グリーンが受賞して日本の"ピー音"に相当する無音処理連発も期待はしてるんだけどね。で、ケーシャがハブられてるのは何で?第53回グラミー賞対象:2009年9月1日~2010年9月30日にリリースされた作品授賞式:2011年2月13日(日本時間14日午前)、Staples Center, L.A. にて公式サイトgrammy.com http://www.grammy.com/(グラミー博物館 http://www.grammymuseum.org/)アメリカでの生中継CBShttp://www.cbs.com/specials/grammys/日本での生中継・テレビ WOWOWhttp://www.wowow.co.jp/music/grammy/・ラジオ(首都圏) Inter FMhttp://www.interfm.co.jp/grammys/多部門ノミネート10部門 エミネム7部門 ブルーノ・マーズ6部門 ジェイZ、レディ・アンテベラム、レディ・ガガ日本人のノミネート松本孝弘(B'z)Best Pop Instrumental Album『Take Your Pick』Larry Carlton & Tak Matsumoto喜多郎Best New Age Album Vocal or Instrumental『SACRED JOURNEY OF KU-KAI, VOLUME 4(空海の旅4)』Kitaro投票 NARAS=National Academy Of Recording Arts & Sciences (The Recording Academy) の投票メンバーによる。 投票メンバーになるには、市販された6曲において製作者あるいは技術者としてクレジットされていること(あるいはそれ相当)が条件
2011/02/05
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ザ・ナック(The Knack)のフロントマン(ボーカル兼リズム・ギター)ダグ・ファイガー(ダグ・フィージャー)Doug Fiegerさん(画像の左から2番目)が2月14日、癌のためロサンゼルス郊外の自宅で亡くなられたそうです。享年57。記事は、こちら。(CD Journal.com)http://www.cdjournal.com/main/news/the-knack/29162彼らの公式サイトにも追悼の言葉が載せられています。http://www.knack.com/home.html大好きなこの曲(ギターのBerton Averreとの共作)のビデオを繰り返し見て、ご冥福を祈ります。そう、もちろん「My Sharona」(1979年)http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200506300000/PV(YouTube の EMI Music 公式チャンネル)http://www.youtube.com/watch?v=bbr60I0u2Ng2007年にリリースされたライブDVDの映像(アメリカのYahoo! Music)http://new.music.yahoo.com/knack/videos/view/knack-my-sharona--44696927ライブの方は、すでに癌に冒された後だと思います(参考記事)。声の出し方は聴いていて悲しくなってしまいます。(関連記事)「マイ・シャローナ」のドラマー、死去。http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200608250000/
2010/02/15
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音楽業界ではハイチ救済のチャリティが盛んになっていますが大本命の登場です。----- ----- ----- ----- -----1985年。前年の<バンド・エイド>に触発されアフリカの飢餓救済のため豪華ミュージシャンが集まって製作された「We Are The World」。http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200609140000/関連商品を合わせて昨年までに6300万ドル以上を売り上げ、アフリカの飢餓救済に当てられたそうです。 ----- ----- ----- ----- ----- 今年(2010年)。1985年のプロデューサー、クインシー・ジョーンズ(Quincy Jones)故マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)と共に曲を作ったライオネル・リッチー(Lionel Richie)この2人を中心として25年前のレコーディング日である1月28日に同じレコーディング・スタジオハリウッドの<A&Mスタジオ>(現在は<Henson Recording Studio>と改称)でリメイクをしようという企画が持ち上がっていました。 ----- ----- ----- ----- ----- そんな中で起きたのが、20万以上の死者が出たハイチ大地震。リメイク企画を急遽ハイチ救済プロジェクト「We Are The World - 25 for Haiti」に変更。クインシー、ライオネルと共に、今回はハイチ出身で救援活動の先頭に立っているワイクリフ・ジョン(Wyclef Jean)とレディ・ガガを手がけて飛ぶ鳥を落とす勢いのレッドワン(RedOne)も共同プロデュース。レコーディングは2月1日。グラミー賞授賞式の翌日に設定し(25年前は、参加者の多くが出席したアメリカン・ミュージック・アワード授賞式後の夜中に集まり翌朝まで行うというハード・スケジュールでした。その時の反省からか、今回は翌日になったようです)80名以上の豪華なメンバーが参加しました。(ファミリーネームのABC順)Akon, India.Arie, Patti Austin, Tony Bennett, Justin Bieber, Bone Thugs-n-Harmony, Ethan Bortnick, Brandy, Jeff Bridges, Toni Braxton, Zac Brown, Kristian Bush,Natalie Cole, Harry Connick Jr., Kid Cudi, Miley Cyrus, Celine Dion, Snoop Dogg, Drake, Earth Wind & Fire, Faith Evans,Melanie Fiona, Jamie Foxx, Sean Garrett, Tyrese Gibson, Josh Groban, Anthony Hamilton, Keri Hilson, Julianne Hough, Jennifer Hudson, Enrique Iglesias, LL Cool J, Janet Jackson, Randy Jackson, Taj Jackson, Taryll Jackson, TJ Jackson, Al Jardine, Joe Jonas, Kevin Jonas, Nick Jonas, Rashida Jones,Gladys Knight, Adam Levine, Jimmy Jean-Louis, Benji Madden, Joel Madden, Mary Mary, Katharine McPhee, Jason Mraz, Mýa, Jennifer Nettles, Orianthi, Freda Payne, P!nk, A. R. Rahman, Nicole Richie, Raphael Saadiq, Carlos Santana, Nicole Scherzinger, Isaac Slade, Trey Songz, Musiq Soulchild, Jordin Sparks, Barbra Streisand, T-Pain, Robin Thicke, Rob Thomas, Usher, Vince Vaughn, Lil Wayne, Kanye West, Will.i.am, Ann Wilson, Brian Wilson, Nancy Wilson, BeBe Winansレコーディング風景映像(YouTube の AP通信公式チャンネル)http://www.youtube.com/watch?v=jOuJ4tJ4mts同(参加者の1人、セリーヌ・ディオンの YouTube 公式チャンネル)http://www.youtube.com/watch?v=NXUk__bhkmY----- ----- ----- ----- -----25年前と今回とでは思いきって完全にメンバーを入れ替えました。どちらについても感じるのはメンバー選定の(あらゆるリスナーを惹き付けるための巧妙な)幅の広さとそれを可能にするアメリカ音楽界の層の厚さ。この25年の間に次々に登場した、新たなスターはもちろんトニー・ベネット、アース・ウインド&ファイア、グラディス・ナイト、カルロス・サンタナ、バーブラ・ストライサンド、ビーチ・ボーイズ(抜けたブライアン・ウィルソンと残ったアル・ジャーディン)なんて、25年前に参加していても不思議じゃない(当時すでに名声を確立していた)でしょ。そして時代の変化を反映し、曲調も変化。ラップのパートも新たに加えられました。----- ----- ----- ----- ----- レコーディング風景を使用したミュージックビデオが3D映像の形式でバンクーバー冬期オリンピックの開会式(現地時間2月12日夜。NHKの生中継は日本時間2月13日(土)10:55-13:30)で初めて公開されます。----- ----- ----- ----- -----また、それとは別にカナダ出身の映画監督・脚本家・映画プロデューサーであるポール・ハギス(Paul Haggis)がミュージックビデオの撮影をしています。 製作されたシングルやビデオの売り上げはクインシー、ライオネル、ワイクリフ、ハギスらが立ち上げたNPO<We Are The World 基金>を通じてハイチ大地震の救援にあてられます。 ----- ----- ----- ----- -----(追記2010.2.13)僕がトイレに行っている僅かの間だったら、ごめんなさい。開会式(少なくともNHKの放送)では「We Are the World 25 for Haiti」登場しませんでしたよね!?ま、それは別にいいでしょう。「We Are the World 25 for Haiti」いよいよ公開・iTunesストアによるダウンロード販売が開始されました。僕もすぐに公式サイト経由で購入しました。 「Official Site of We Are the World 25 for Haiti」http://wearetheworldfoundation.org/(PVをフル試聴できます)日本のiTunesストアではサウンド(6:56)が150円ビデオ(13:54)が300円です。メンバー総とっかえ、と上で書きました。しかし(以前からの情報で知っていましたが)1985年のものを使用するという形で、マイケルは今回も歌っていますね。そしてジェイミー・フォックスが参加している理由がよく分かった。さすがっオスカー受賞!
2010/02/11
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最優秀レコード「ユーズ・サムバディ」キングス・オブ・レオン最優秀アルバム『フィアレス』テイラー・スウィフト最優秀楽曲「シングル・レディース(プット・ア・リング・オン・イット)」ビヨンセ最優秀新人ザック・ブラウン・バンドキングス・オブ・レオンは意外でしたが(票が割れた?)僕としては面白みのない主要4賞でした。もちろん、それぞれ賞に値すると思います。(特にビヨンセは満を持してという感じだし)でも、ここ3年のディクシー・チックス(2007年、政治的発言に対するバッシングへのリベンジ)http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200702130000/エイミー・ワインハウス(2008年、ハチャメチャな私生活が上質な音楽を生み出した)http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200802110000/ロバート・プラント&アリソン・クラウス(2009年、60歳になったハードロッカーの穏やかな着地点)http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200902090000/というグラミー受賞がドラマのクライマックスになるような、そんな主要4賞ではなかったですね。そういう意味ではハイチの大地震、そして昨年の6月に亡くなったマイケル・ジャクソンへの追悼をした回というふうに僕は第52回グラミー賞を記憶するでしょう。だからレイ・チャールズ追悼となった2005年の第47回を連想しますがその時は遺作となった(たとえそうでなくても素晴らしい)『ジーニアス・ラヴ~永遠の愛』 がありました。今回のマイケルは賞を贈るべき作品がありません。(『This Is It』サントラは10月なので今回の対象期間外)とうことで功労賞(Lifetime Achievement Award)という正規の賞とは別枠の賞http://www2.grammy.com/Recording_Academy/Awards/Lifetime_Awards/で称えるしかありませんでしたね。--------------------------------------------------52nd Annual GRAMMY Awards対象:2008年10月1日~2009年8月31日にリリースされた作品授賞式:2010年1月31日(日本時間2月1日)、Staples Center (Los Angeles, California)にて投票:National Academy Of Recording Arts & Sciences (The Recording Academy) の投票メンバーによる。 投票メンバーになるには、市販された6曲において製作者あるいは技術者としてクレジットされていること(あるいはそれ相当)が条件公式サイトgrammy.com http://www.grammy.com/日本での独占生中継テレビ WOWOWhttp://www.wowow.co.jp/music/grammy/ラジオ(首都圏) Inter FMhttp://www.interfm.co.jp/grammys/General Field(総合分野)●Category 1 - Record Of The Year(最優秀レコード)(最優秀の「録音(record)」に対する賞なので、アーティストだけでなくプロデューサー・技術者にも贈られる)「ヘイロー」ビヨンセ「アイ・ガッタ・フィーリング」ブラック・アイド・ピーズwinner 「ユーズ・サムバディ」キングス・オブ・レオンJacquire King & Angelo Petraglia (producers)Jacquire King (engineer/mixer)「ポーカー・フェイス」レディー・ガガ「ユー・ビロング・ウィズ・ミー」テイラー・スウィフト●Category 2 - Album Of The Year(最優秀アルバム)(最優秀の「アルバム」に対する賞。Record Of The Year 同様、プロデューサー・技術者も対象)『アイ・アム... サーシャ・フィアース』ビヨンセ『THE E.N.D.』ブラック・アイド・ピーズ『ザ・フェイム』レディー・ガガ『ビッグ・ウィスキー・アンド・ザ・グーグルックス・キング』デイヴ・マシューズ・バンドwinner 『フィアレス』テイラー・スウィフトColbie Caillat (featured artist)Nathan Chapman & Taylor Swift (producers)Chad Carlson, Nathan Chapman & Justin Niebank (engineers/mixers)Hank Williams (mastering engineer)●Category 3 - Song Of The Year(最優秀楽曲)(作詞・作曲に対して贈られる賞)「ポーカー・フェイス」レディー・ガガ「プリティ・ウィングス」マックスウェルwinner 「シングル・レディース(プット・ア・リング・オン・イット)」ビヨンセThaddis Harrell, Beyoncé Knowles, Terius Nash & Christopher Stewart (songwriters)(Track from: I Am... Sasha Fierce)「ユーズ・サムバディ」キングス・オブ・レオン「ユー・ビロング・ウィズ・ミー」テイラー・スウィフト●Category 4 - Best New Artist(最優秀新人)(「新人」の定義は難しいですね。「For a new artist who releases, during the Eligibility Year, the first recording which establishes the public identity of that artist」だそうです。)winner ザック・ブラウン・バンドケリー・ヒルソンMGMTシルバーサン・ピックアップスザ・ティン・ティンズ
2010/02/01
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Larry Knechtel。今月20日、心不全で死去。69歳。1940年8月9日、カリフォルニア州生まれ。キャリアのほとんどをスタジオ・ミュージシャンとして過ごす。西海岸のピアニストといえば、すでにレオン・ラッセルという大きな存在があったため彼が自己名義の活動を活発化させる(スタジオ・ミュージシャンの仕事を減らす)まではオルガンや(もともと弾くことのできた)ベースに回ることも多かった。それが逆にキャリアの幅を広げることにもなります。たとえば、エルヴィス・プレスリーの<カムバック>TVスペシャル、バーズの『Mr. Tambourine Man』、ドアーズの『The Doors』などではベースをビーチ・ボーイズの『Pet Sounds』ではハモンドを演奏。とはいえ、彼の名前を燦然と輝かせることになったのはサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」における聖なるピアノ演奏。この演奏には彼のアイデアも採り入れられグラミー賞の「Best Arrangement Accompanying Vocalist(s)」(最優秀編曲賞)も受賞。それ以後も精力的な活動を続けLarry Knechtel RECORDING CREDITS(Musician's Guide at Milarus Mansion)http://home.cogeco.ca/%7Emansion3/larryknechtel.html近年だとディクシー・チックスの『Taking the Long Way』に参加。グラミー賞のステージでも演奏しました。
2009/08/25
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ネット上の追悼記事をいくつも読みましたが一番味わい深いのは、これ。 替え歌「Fat」のヤンコビックさん、追悼の「つぶやき」(毎日新聞→ウェブ魚拓) Eat It (1984)(YouTube の "Weird Al" Yankovic 公式チャンネル) Fat (1988)(同)2006年に「ドント・ダウンロード・ディス・ソング」という曲を無料ダウンロード限定でリリースしたりと、相変わらず面白い人です。マイケルに付けられた「King Of Pops」という表現を借りればまさに「King Of "Weird"(変な奴)」。本家マイケルのPVは、こちら。 MichaelJacksonMusic(YouTube の マイケル・ジャクソン公式チャンネル)そうそう、マイケル本人も彼のことを気に入って「リベリアン・ガール」のPVにも参加しています。「あれっ、マイケル?」と声をかけられて「違うよ。バブルスはいるみたいだけど」と言うカットとノリノリでアコーディオン(彼の特技)を奏でているカット。---------------------------今までにマイケル・ジャクソンについて書いたものを書いた順ではなく彼の年代順に並べてみました。ベンのテーマ/マイケル・ジャクソンソロとして初のビルボード1位。悪夢/スティーヴィー・ワンダー(feat.ジャクソン5)モータウンの、そして天才少年としての先輩スティーヴィー・ワンダーの曲にグループでゲスト参加。♪アウッ 今夜はドント・ストップ/マイケル・ジャクソン歌を歌わないファン感謝イベントが行われた時(2007年)に書きました。『オフ・ザ・ウォール』でいよいよクインシー・ジョーンズとコンビ結成。自作のディスコ・サウンド。<Thriller 25> 文字通りモンスター・アルバム『スリラー』25周年(2008年)。僕は歌詞にこだわる方ですが、マイケルのアップ・テンポの曲は歌詞をほとんど気にしない。出来がどうこう、じゃなくてダンスを含めた映像に目を奪われてしまうから。ビリー・ジーン/マイケル・ジャクソン「ムーンウォーク」初披露の曲!!マネしました。できなかったけど。Say Say Say/ポール・マッカートニー&マイケル・ジャクソンまさに相乗効果。どちらにとっても大成功。しかしマイケルがビートルズの版権に手を出し、仲たがいするきっかけともなる。 ウィ・アー・ザ・ワールド/USA・フォー・アフリカCD再発の時(2006年)に書きました。チャリティ・ソングの金字塔。ライオネル・リッチー(コモドアーズ時代はジャクソン5のバックバンドも経験)と共に曲を作る。 リベリアン・ガール/マイケル・ジャクソン『バッド』収録曲。『スリラー』で書いたような理由でこのブログでは意図的にタイトル曲を外しています。マイケル・ジャクソン(Heal The World)少年への性的虐待容疑の裁判の頃(2005年)に書きました。ブログを始めて間もない時期なので、書き方が今と違いますね。歌詞の和訳は、こちら。『デンジャラス』からのシングルカット。マイケルの繊細さが良く出ている。ユー・アー・ナット・アローン/マイケル・ジャクソンロンドンでのコンサート開催が発表された時(今年3月)に書きました。最後のビルボード1位。「ベン」と「リベリア」はこれまで書いたものと合わせて彼のキャリアをロンドン公演の時期にざっとおさらいしようと準備していました。まさか、こんな形で載せることになるとは......RIP(Rest In Peace)、Michael Jackson。
2009/06/28
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昨夜おこなわれた、ケイティ・ペリーのミニライブのウェブ中継夜9時という遅い時間(さらに5分押し)だったので生で見ることができました。普段ライブをやらない会社&場所(服を売る店だもんね)のせいか(本職の人も関わってるんだろうけど)やりなれない感がしました。カメラはブレるし(カメリハ不足)マイクのシールドは抜けるし(ケーブルを捌く人の問題)。セミ・アコースティックの編成で、3曲。演奏は満足!!でした。現在、オン・デマンドで配信中です。 Katy Perry ライブ in 原宿(H&M) 14分20秒http://www.hm.com/jp/katyperry/#/katyperry/
2009/05/28
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彼氏がいるのに酔った勢いで女どうしキスをしたら、興奮しちゃったと歌う「キス・ア・ガール(I Kissed A Girl)」で大ブレイク(ビルボード7週連続1位)したケイティ・ペリー(Katy Perry)。来週、以下の日程でジャパン・ツアーをおこないます。5/25(月) 心斎橋CLUB QUATTRO5/26(火) 名古屋CLUB QUATTRO5/28(木) 新木場 duo MUSIC EXCHANGE5/29(金) 新木場 duo MUSIC EXCHANGE【問】creativeman http://www.creativeman.co.jpそして、日程の空いている 5/27(水) には昨年日本上陸したスウェーデンのファッションブランドH&Mが原宿店で開催する完全招待制チャリティ・イベント<ファッション・アゲインスト・エイズ>に出演。翌 5/28(木) から世界発売する彼女デザインのボディースーツ(\2,490、売り上げの25%をエイズ予防プロジェクトに寄付)のお披露目とあわせて、ミニ・ライブをおこないます。現在、H&Mのモバイル・サイト(mobile.hm.com)で特別招待客50名を募集中(5/25(月) 午前10時締切)そして、5/27(水)午後9時からのライブはH&Mのサイトで生中継されます!! Katy Perry ライブ in 原宿(H&M)http://www.hm.com/jp/katyperry/ H&M原宿店にて完全招待制ミニ・ライブ決定!リアルタイムで世界配信も!(EMIミュージック・ジャパン)http://www.emimusic.jp/intl/katyperry/news.php?rssno=92 「I Kissed A Girl」フルPV(Katy Perry - MySpace)http://vids.myspace.com/index.cfm?fuseaction=vids.individual&videoid=34301986 画質は落ちるけど日本語対訳の字幕入りPV(EMIミュージック・ジャパン)http://www.emimusic.jp/intl/katyperry/disco.htm
2009/05/24
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Coldplay は、北米を皮切りに5月15日からスタートする2009年<VIVA LA VIDA>サマー・ツアー(夏フェスは除く)の観客に市販されていないライブ・アルバム『Left Right Left Right Left』のCDを無料配布します。同時に、彼らのサイトhttp://www.coldplay.comでも、『Left Right Left Right Left』を無料でダウンロードできます!!ロンドン時間の15日午前9時(日本時間だと18時)から始まったようです。期間はツアーの最終日(ロンドン、ウェンブリー・スタジアム)の9月19日まで。曲目1. Glass of Water2. 423. Clocks4. Strawberry Swing5. The Hardest Part/Postcards From Far Away6. Viva La Vida7. Death Will Never Conquer8. Fix You9. Death And All His Friends当然ながら全世界からアクセスされているはずなので時間がかかります。まあ気長に。http://www.coldplay.comサイトのトップページから蝶の形のアイコン([free download])をクリックすると認証ページに行きます。Eメールアドレスの入力とCountry(国)の選択をしプライバシー・ポリシー(リンクがあります)に同意した上で[Submit] ボタンを押す必要があります。一番下にニュース・メール(英語です)を受け取るかどうかのチェックボックスがあるので、不要の人は外してください。[Submit] ボタンを押すと(ここが時間がかかる!)次に出てくる画面はシンプルです。[download] と [back] という文字だけ。[download] をクリックしてZip ファイル(54.5MB)をダウンロードしてください。Zip ファイルを開くと[leftright] というフォルダの中に上記の曲目の .mp3 ファイルが入った[LeftRightLeftRightLeft] フォルダと音楽プレイヤーのジャケット表示機能のためと思われる画像(.jpg ファイル)が入っています。
2009/05/15
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「ラスト・ダンスは私に」、今回あらためていろいろなバージョンを聴きました。他アーティストの分はひとまず置いておくとしてドリフターズの後継リード・シンガーや、近年のベン・E・キングの歌なんかも聴いて1960年のオリジナル・バージョンの良さを再認識しました。で、何が一番重要かというとサビ終わりの「ゥン~~~~」。Aメロでは寛大さを装っているのですがサビになると本音がポロリ。ボクの存在を忘れないでね、一線は越えないでね。異性にもてる人と付き合った経験があれば理解できる感情束縛はしたくない(束縛する奴だと思われたくない)、けれど一緒じゃない時の行動が気になって気になってしょうがないそういう微妙な男心(女心でも、もちろん可)が込められた「ゥン~~~~」なんですよね。後継リード・シンガーがベン・E・キングほどの名声を勝ち得ず近年のベン・E・キング自身(かつてあった声の色気が消えている)も往年の彼自身に及ばないのは「ゥン~~~~」(発音はそれぞれ異なりますが)の違いですね。
2009/05/10
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Rock'n Roll Showはもう終わりだったら終わりだこの街のRockは もうウンザリだなんだよいちいち めんどくさいんだギターを鳴らして歌いたいんだRock'n Roll Showは もう終わりだ/RCサクセション (1990)作詞・作曲 忌野清志郎 日本最高の「ロックスター」に黙祷。
2009/05/03
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(日本レコード大賞よりはるかに信用のおける)第51回グラミー賞が日本時間だと月曜の午前中に発表になります。いちおう社会人の端くれなので、後で結果を知ることになりますがとりあえず週末は↓のPV集を観て(トータルで3時間5分12秒!)気分を盛り上げます。 Grammy Awards 2009(GyaO)http://www.gyao.jp/music/grammy2009/主な部門の候補作のPVを一挙配信2/28(土)正午までThe 51st Annual GRAMMY Awards対象2007年10月1日~2008年9月30日にリリースされた作品授賞式2008年2月8日(日本時間9日午前)、Staples Center, L.A. にて公式サイトgrammy.com http://www.grammy.com/日本での独占生中継テレビ WOWOWhttp://www.wowow.co.jp/music/g2009/ラジオ(首都圏) Inter FMhttp://www.interfm.co.jp/grammys/◆メール便は送料無料◆ グラミー・ノミニーズ 2009 【オリコンチャート調査店】主要部門(General Field)ノミネート作品Record Of The Year(最優秀レコード) チェイシング・ペイヴメンツ / アデル 美しき生命 / コールドプレイ ブリーディング・ラヴ / レオナ・ルイス ペーパー・プレーンズ / M.I.A. プリーズ・リード・ザ・レター / ロバート・プラント&アリソン・クラウス Album Of The Year(最優秀アルバム) 美しき生命 / コールドプレイ カーターIII / リル・ウェイン イヤー・オブ・ザ・ジェントルマン / ニーヨ レイジング・サンド / ロバート・プラント&アリソン・クラウス イン・レインボウズ / レディオヘッド Song Of The Year(最優秀楽曲) アメリカン・ボーイ / エステル Feat.カニエ・ウェストWilliam Adams, Keith Harris, Josh Lopez, Caleb Speir, John Stephens, Estelle Swaray & Kanye West チェイシング・ペイヴメンツ / アデル Adele Adkins & Eg White アイム・ユアーズ / ジェイソン・ムラーズJason Mraz こんなハズじゃなかったラヴ・ソング / サラ・バレリス Sara Bareilles 美しき生命 / コールドプレイ Guy Berryman, Jonny Buckland, Will Champion & Chris Martin Best New Artist(最優秀新人) アデル ダフィー ジョナス・ブラザーズ レディ・アンテベラム ジャズミン・サリヴァン 多部門ノミネート8部門 リル・ウェイン7部門 コールドプレイ6部門 Jay-Z、Ne-Yo、カニエ・ウェスト...で、いちおう僕の予想を。最優秀レコード 「Papaer Planes」最優秀アルバム 『Rasing Sand』 最優秀楽曲 「Viva La Vida」最優秀新人 Adele どうでしょうか?まあ、競馬の予想じゃないので(金が絡まないので)適当でいいのですが。それに、過去2年(ディクシー・チックス、エイミー・ワインハウス)のような「鉄板」は、今年はないですからね。アデルの最優秀新人は確実かな。で、Coldplay と Robert Plant & Alison Krauss は何かしら受賞するんじゃないかな、と。それを最優秀楽曲・最優秀アルバムにしたのは最優秀レコード予想との絡みです。Record Of The Year 候補曲の中ではM.I.A. の「Papaer Planes」が一番好きなので「穴」狙いというような意味合い抜きで、入れておきました。これだと最多ノミネートの Lil Wayne が主要部門を逃すことになりますが去年の Kanye West がそうでした。
2009/02/07
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マイケル・ジャクソン『スリラー』25周年。うへぇ、もう25年かよ。少年易老学難成、一寸光陰不可軽以前の人ならチャンバラごっこ、西部劇ごっこ、なんでしょうけど僕はガンダムごっこや仮面ライダーごっこ、でした。そして、それと同じような感覚でムーンウォークやモンスターダンスをやっていました。80年代の少年にとってそれぐらい燦然と輝くポップ・アイコンだったんでしょうね。当時を知らない人に言いたいのはとにかく映像をひとつでも多く見てくれ、って事です。もちろんサウンドそれ自体が良いのも確かなのですが史上最も売れたアルバムになったのには2つの映像が関わっています。ひとつは第二弾シングル(第一弾はポール・マッカートニーと組んだ「The Girl Is Mine 」ビルボード最高2位)「ビリー・ジーン」の、<Motown 25>でのライブ。以前所属していたモータウンの25周年記念特別TV番組「Motown 25 - Yesterday, Today, and Forever」に出演。(1983年3月に収録、NBCで5月に放送)エピックへの移籍の際にジャーメインが抜けて<ジャクソンズ>となっていた<ジャクソン5>の再結成だけでなくモータウン時代の曲でない、ソロでの新曲を認められました。それが「Billie Jean」。ムーンウォーク初披露となったこのステージは強烈な印象を残し「Billie Jean」はビルボード7週連続1位。アルバムのセールスが爆発的に伸びるきっかけとなりました。そして、もうひとつは言うまでもなくシングル「スリラー」の映画仕立て(ジョン・ランディス監督)のミュージック・ビデオ13分43秒の「ショート・フィルム」。実はシングルのビルボード最高位は4位、なんですよね。それもそのはず、9曲入りのアルバムから7曲目のシングルカットでアルバムのリリースから1年3ヶ月後の発売。音源自体の訴求力はもう高くない。やはり「Short Film」ですよ。(シングルの1ヶ月前に発売され100万本のセールス)もし現在のようなDVD付きシングルという形態があればあの当時のインパクトからして途方もない記録だったんじゃないかな。それはともかく当時はようやくMTVがレコードのプロモーションの手段として定着した時期。その中でも群を抜くスケールと質の「Thriller」はダメ押し的にアルバム・セールスを伸ばしました。というわけで、<Motown 25>での「Billie Jean」はYouTube で。「Thriller」のショート・フィルムはEpic も含む Sony BMG グループの動画配信サイトSony BMG Musicboxで。天性のバネと節制・トレーニングの賜物である軽やかな身のこなしは、今見ても素晴らしい。 ------------僕は年末・年始に区立図書館で見つけたマイケルのお母さんの著書「MOTHER/The Jackson Family Story (邦題/マイケル・ジャクソンの秘密)」(キャサリン・ジャクソン、小林禮子訳、1991年、リム出版)を読みました。見かけたら、一読をお勧めします。
2008/02/23
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この人。 Paul Cole, man on Beatles' 'Abbey Road' cover, dies(TCPalm)http://www.tcpalm.com/news/2008/feb/15/30gtpaul-cole-man-on-beatles-abbey-road-cover/
2008/02/17
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ビートルズの精神的指導者、マハリシ師が死去(AFPBB News)http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2347034/2604536うかつにも、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーが今まで存命だったとは思ってませんでした。超越瞑想(TM=Transcendental Meditation) といった類とは距離を置くようにしてるので多くを語れませんが(認めるか認めないかは別にして)ひとつの思考体系を作り出し、信奉者を惹きつける個人的魅力を持ち、組織者としても有能だった、のは確かなのでしょう。Maharishi Mahesh Yogi --- Wikipedia(en)http://en.wikipedia.org/wiki/Maharishi_Mahesh_Yogiミア・ファロー自伝
2008/02/07
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このブログでは毎年といっても始めて2年だけどクリスマス・ソングを3曲ずつ、とり上げています。今年は10日、17日、24日の予定ですがその前に、これまでの6曲をリスト・アップしておきます。ハッピー・クリスマス/ジョン・レノンhttp://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200512140001/ラスト・クリスマス/ワム! http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200512160000/恋人たちのクリスマス/マライア・キャリー http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200512240000/メイク・ラヴ・トゥー・ユー/ボーイズ II メン http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200612170000/ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス/バンド・エイド http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200612210000/ワンダフル・クリスマスタイム/ポール・マッカートニーhttp://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200612240000/この中で「Make Love To You」は歌詞に「クリスマス」は出てきませんが、入れておきました。実はそういう「外角いっぱい」的な感じこそ選曲する側の楽しみなんですよね。そういう曲を今年も1曲やります。ちゃんとした文章が書けたのは「Do They Know It's Christmas?」だと思います。一番、満足感があるのは「Happy Xmas (War Is Over)」。評価してもらえたしこれがきっかけでチャリティも始めました。
2007/12/08
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これもボツ救済企画。よーするにCMで使われている洋楽をリストアップしようと前々から思ってたけどいろいろ難しくて延び延びになってました。「いろいろ」の幾つかを。(1)テレビをあまり見ない当然CMも見ないから、見逃す(聴き逃す)ものがあるはず。だからといってプレスリリースを貰えるような身分でもないし。(2)賞味期限毎日のように新しいCMが放送開始になりその分、放送終了となるCMがあります。たとえばジョー・コッカーの「You Are So Beautiful」は今年の春にブリヂストンのCMで使われていましたが、放送終了。そして「現在」ホンダのCMでエイミー・マンのカバー・バージョンが流れています。「現在」がいつまでなのか僕には把握できません。(3)知らない(CMで初めて知る)曲・ミュージシャン洋楽博士ってわけじゃないから。知ってる曲でも金銭的な理由で無名の「そっくりさん」に歌わせてるとそれが誰だか分からんし。あれってオリビアじゃないの!? そっくりさんの歌声、テレビCM席巻(MSN産経ニュース)http://sankei.jp.msn.com/entertainments/media/071103/med0711031852000-n1.htm(4)解説・和訳がこのブログ、洋楽に関しては歌詞中心という制限があります。まぁ勝手に制限してるわけだけどもともと洋楽はオマケで始めたので縛りをかけないと収拾がつかなくなるので。そしてその縛りに自縄自縛。たとえば倖田來未が日本人まる出しの発音でクイーンの「We Will Rock You」を歌うキリンのチューハイCM。http://www.kirin.co.jp/about/toku/ad/hyoketsu/index.html「Rock You」の語義を説明しないといけない。表面的には(岩にぶつかったかのように)衝撃を与えてやるという意味で、たぶん(岩にぶつかったかのように衝撃を受ける音楽、つまり)ロック音楽も念頭にあります。...なんて事をいちいち(しかも新たに)説明したらたいへんだもん。(5)つまり、めんどくさいあ、それを言っちゃ...まあ、グダグダ言い続けたら永久に無理なので<別ページに><とり上げた事のある曲限定で><新たな説明は加えずに><手抜きして>をモットーに、載せておきます。 http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/3020各企業のサイトで動画を流しているものについては の印を付けておきます。
2007/11/12
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もう夏休みが終わったぜーお盆は仕事だぜー今後に何か楽しみがないと、やってらんねーからエルトン・ジョンの先行予約したぜー
2007/08/07
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「Live Earth」についてもう少し(まともに)書いておきましょうかね。-------------この記事を題材にします。 倖田來未、エコかっこよく…温暖化防止イベントは“布地少なめ”(サンケイスポーツ)http://www.sanspo.com/geino/top/gt200707/gt2007070802.html-------------日本の新聞なので日本人歌手中心の記事なのは、ある意味当然ですが一番(というか圧倒的に)盛り上がってたのはリンキン・パークですね。いや~、リンキンのファンは凄かった。床が揺れてたもん。隣のカップルは狂ったように(←失礼!)ノッてたし。僕とは違う種類の人たちで(笑)ある意味、勉強になりました。リンキンのファンが津波のように現れ津波のように去りそれに比べると、次の倖田來未は客少なめ。冗長なMC(この人は話の内容と比べて言葉数が多過ぎる)の後でもどっと帰って行きました。(僕はライブのブースを出た所でタバコを吸いながら、その光景を眺めてました)倖田來未でJポップは終わりラストのリアーナは更に少なめ。退場時間の分散という意味では、この順で良かったかもね。リアーナのライブは、ちょっとガッカリ。発声がライブ向きじゃないのかも。-------------ライブの趣旨である、温暖化防止へのアピールに関してはうまく(上手く、巧く)なかったです。ライブのブースの手前の展示ブース(飲食店との同居で、焼いた肉の匂いが漂ってた)はショボかったしセットチェンジ間のNGOによる呼びかけはしゃべりの素人(当たり前だけど)だから退屈。一方でプロのエンターテイナーたちの呼びかけは記事で分かる通り、内容が陳腐。(Cocco のスピーチは感動的だったけど、米軍基地普天間移設でのジュゴン問題は残念ながら地球温暖化とは別の問題)双方とも、相手側の得意とする所への勉強が不足していたしそれを補うための連携も皆無でした。-------------入場口で、「Live Earth」のロゴが入ったエコバッグを配布していました。昨日(ライブ翌日の日曜)さっそくそれを持参してレジ袋を断る人を発見。猛烈に感動した。追記(1)日本会場のイグジビット、リンキン、リアーナ(幕張)マイケル・ナイマン(京都)および世界各会場での演奏を観る事ができます。 MSNビデオ(Japan)http://jp.video.msn.com/v/ja-jp/v.htm MSNビデオ(USA)http://video.msn.com/v/us/v.htm?g=9500e6fd-ea1e-47eb-b2a6-03542abdf060&f=&fg=copy Live Earth on MSN(USA)http://liveearth.msn.com/concerts/JapanYMOはリストからは消されたようです。 Rydeenhttp://video.msn.com/v/us/v.htm?g=9500e6fd-ea1e-47eb-b2a6-03542abdf060&f=&fg=copy Rescuehttp://video.msn.com/v/us/v.htm?g=05b11226-0250-4fda-83f6-d758b3c71223&f=&fg=copy War and Peacehttp://video.msn.com/v/us/v.htm?g=71ffe0af-505c-4ba7-8342-052dc38b374c&f=&fg=copy Ishindenshinhttp://video.msn.com/v/us/v.htm?g=0e62bd5f-79b8-4503-8fe7-7be2eec09de4&f=&fg=copy 追記(2)相互リンクしている saint5さん@楽天ブログにこんなエントリーがありました。会場でのゴミ・吸殻の散乱についてです。 Eco意識とは。http://plaza.rakuten.co.jp/saint5/diary/200707120000/馬鹿がいた(こういう趣旨のライブぐらい、ちゃんとすりゃいいのに!)のは僕も気になりました。参照している新聞記事と思われるものへのリンクも貼っておきます。 ライブ・アース エコ意識高まったか?(asahi.com)http://www.asahi.com/culture/music/TKY200707110304.html
2007/07/09
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テレビ放映もされるしライブ評も誰か書くだろうから僕は別のことを。・AC/DCのロゴT(電流のやつ)・ブルース・スプリングスティーンの(しかも『Born In The USA』の頃の)ツアーTそんなTシャツをわざわざ着ていた中年男性諸君がはたして、あのメンツで楽しめたのかどうか心配で夜も眠れません(笑)そんな僕はウドーフェスTを着て行こうか悩んでけっきょく無難な格好で行きました。
2007/07/07
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「Live Earth」のチケットを買いました(近所のファミリーマートの端末で購入したので、店名を指で隠してます)以前、京都に行くのを検討中と書いたけど検討している間に売り切れ。東寺のキャパを考えてなかったというわけで幕張のメイン会場に行きます。世界規模のコンサート、というより海外からのゲスト付きの歌番組のようなメンツだけどたとえば大塚愛の単独ライブなんて絶対に行かないからそれもまた良し、か。
2007/07/01
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<Live Earth> 日本公演の出演者が追加発表されました。 Live Earth Japan 公式サイトhttp://www.liveearth-japan.jp/今回の発表には、外タレ(死語?)も含まれメイン会場の幕張メッセ(12:00~21:00)にリンキン・パーク(Linkin Park)リアーナ(Rihanna)京都・東寺でのスペシャル・ライブ(19:00~21:00)にマイケル・ナイマン(Michael Nyman) (実験音楽家であり、なおかつ 「ピアノ・レッスン」などの映画音楽でも知られる 作曲家・ピアニスト)が出演します。----------------この中でリンキン・パーク(3rd アルバム『ミニッツ・トゥ・ミッドナイト』発売中。 米・英・日いずれも初登場1位。)リアーナ(3rd アルバム『グッド・ガール・ゴーン・バッド』が 本日、日本盤先行発売。アメリカでは6月5日)それぞれのアルバム発売を記念してYahoo!動画でPV集を配信中 リンキン・パーク スペシャル!http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00107/v01236/ Rihannahttp://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00101/v01676/----------------ちなみに僕は京都のスペシャル・ライブ行きが可能かどうか関係各方面と調整中。
2007/05/30
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「Live Earth」の日本での公演の出演者第1弾が発表されました。 Live Earth Japan 公式サイトhttp://www.liveearth-japan.jp/メンツが若いなーと思いますが(趣旨として若い人への啓蒙なんだろうね)目を惹くのはYMOの再結成CM限定で復活したり キリンラガー/キリンクラシックラガー 公式サイトhttp://www.kirin.co.jp/brands/RL/ 坂本龍一、高橋幸宏、細野晴臣、の3人(ステージでの並び順ね)で先週(5/19)ヒューマン・オーディオ・スポンジ(Human Audio Sponge、HAS)という名義で「スマイル・トゥギャザー・プロジェクト」という小児がんなどの病気に苦しむ子供たちやその家族への経済的・精神的援助の必要性を訴えるイベントのためのチャリティー・ライブを行いました。 元YMOがチャリティーライブ(Yahoo!動画 - 芸能会見)http://headlines.yahoo.co.jp/video_gallery/showbizzy_interview/g070490.html しかし、YMO(1983年に「散開」)としてのライブは1993年の「再生」(厳密には商標の関係で「ノットYMO」)以来14年ぶり!!う~、メイン会場の幕張メッセじゃなくて京都(東寺)でのスペシャル・ライブか~ 遠いな~京都議定書が生まれた都市でのライブというのは意義があるしYMO再結成はその目玉になれるから関西の人はラッキーだね。---------再結成といえば。スティング、スチュアート・コープランド、アンディ・サマーズ、の(ステージでの並び順ね)ポリス(The Police)の再結成公演が5/27からスタートし「Live Earth」のアメリカ公演にも参加します。そしてジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカー、エリック・クラプトンの(ステージでの並び順ね)クリーム(Cream)の再結成も発表されました。やはり「Live Earth」との関連を聞かれたようでそれとは関係なく、もう少し後になる、とジャック・ブルースは語っています。Bruce: Cream Reuniting Again In 2007(Billboard.com/記事の配信はAP通信)http://www.billboard.com/bbcom/news/article_display.jsp?vnu_content_id=1003590197もっと関係ないのですが一昨日(5/23)にワシントンD.C.で行われたコンサートでサイモン&ガーファンクル(Simon & Garfunkel)が(ステージでの並び順ね)一夜限りの復活をしたそうです。Simon & Garfunkel Reunite At D.C. Concert(Billboard.com/記事の配信はロイター通信)http://www.billboard.com/bbcom/news/article_display.jsp?vnu_content_id=1003590018
2007/05/25
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いよいよポール・マッカートニー(Sir James Paul McCartney, MBE)の新レーベル Hear Music への移籍後初となるアルバム『Memory Almost Full』(邦題『追憶の彼方に ~メモリー・オールモスト・フル』)からのファースト・カット(英・日など米国以外。米国では「Ever Present Past」)「Dance Tonight」のPVが5月23日(水)に正式に公開されました。YouTube での独占公開。YouTube が最近力を入れている著名人のオフィシャル・チャンネルのひとつ「Paul McCartney Official Channel」にあります。 (音量注意)http://www.youtube.com/profile?user=PAULMCCARTNEY監督はフランス出身のミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry)。ビョークの初期のPVで注目を集め以後、様々なアーティストのPVを製作。その後映画にも進出し、ジム・キャリー主演の「エターナル・サンシャイン(Eternal Sunshine of the Spotless Mind )」(2004年)ではアカデミー脚本賞(共同)を受賞。出演はポール自身ナタリー・ポートマン(Natalie Portman)マッケンジー・クルック(Mackenzie Crook)など。現在の VFX ではなく戦前のハリウッドで使われていた合成方式を使用していて(鏡と煙を使ってるんだって)それが、いい味を出しています。ポールが今回新たに覚えたマンドリンが重要なモチーフとなったサウンドとビデオですね。だけど...知り合いにアマチュアの演奏者がいるのでマンドリンの生演奏をけっこう聴いたのですが(たとえばNHKホールで)あんまりマンドリンらしい演奏じゃないですね。バンジョーみたいな使い方をしてる。まあ、それはさておきワンコーラス歌詞を和訳...するまでもないシンプルな歌詞!Dance Tonight / Paul McCartney (2007) Everybody gonna dance tonightEverybody gonna feel alrightEverybody gonna dance around tonightEverybody gonna dance aroundEverybody gonna hit the groundEverybody gonna dance around tonightYou can come on to my place if you want toYou can do anything you want to doEverybody gonna dance tonightEverybody gonna feel alrightEverybody gonna dance around tonight「Ever Present Past」はいかにもシングル曲♪だけど「Dance Tonight」はビートルズ時代にせよ、ソロやウイングスにせよアルバム5~6曲目あたりの小粋な小品佳作って感じ。『Memory Almost Full』は日本では6月4日発売。ダウンロードは iTunes で独占配信。アメリカでの発売日となる6月5日には全世界のスターバックスで(Hear Music はスタバと、独立レーベルConcord Music Group(配給はユニバーサル)との合弁)一日中、『Memory Almost Full』が流れるそうです。
2007/05/24
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世界的な音楽業界再編について何度か書きイギリスに本拠を置くEMIグループが「軸」だから「目が離せない」と書きました。 (日本の東芝EMIも関係してるし)ビートルズ、マドンナ、レディオヘッド、コールドプレイ、といったスターを抱えながらもいわゆる世界四大音楽グループの中で最も規模の小さいEMIはCD販売の不振から(特に北米市場。成り立ちからしてブラック・ミュージックの印象があまりないしね)07年3月期決算で税引き前赤字になるなど負債が増大。いよいよ身売りする事になりました。相手先は、以前から交渉中だったアメリカに本拠を置くワーナー・ミュージック(Warner Music Group)ではなくイギリス系投資ファンドのテラ・ファーマ(Terra Firma)。 英レコード大手EMI、投資会社に身売り(Asahi.com) http://www.asahi.com/business/update/0522/TKY200705220049.htmlもともとワーナーが買収を目指して交渉中だったのですが条件が折り合わず、難航。その鼻先でかすめ取られた形になりましたね。この記事にあるように 英EMI、テラ・ファーマによる47億ドルの買収案に合意(ロイター) http://today.reuters.co.jp/news/articlenews.aspx?type=entertainmentNews&storyID=2007-05-22T090336Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-260699-1.xml敵対的なTOB(Take-Over Bid = 株式公開買付)の可能性もあるのでまだ確定ではありませんが。そのワーナー・ミュージック (元々ワーナー・ブラザーズ映画の音楽部門だったけど、タイム・ワーナー(特にAOL)の業績低迷により売却。現在は投資家グループがオーナー)も経営は苦しくグループ全体で400人の人員削減を実行中で傘下のライノ(Rhino , 過去の音源を利用した企画物で定評のあるレーベルですね)が15人のレイ・オフを発表。 Warner Music Group Layoffs Continue At Rhino(billboard.biz) http://www.billboard.biz/bbbiz/content_display/industry/e3iba1b488f975c2d0446da78eed486d08f現在のところ、世界四大音楽グループという言い方があってユニバーサル・ミュージック (ユニバーサル映画の音楽部門として創業。ユニバーサル・レコード、ゲフィン・レコード 、A&Mレコード、アイランド・レコード、デフ・ジャム、ロッカフェラ・レコード、モータウン・レコード、デッカ・レコード、ドイツ・グラモフォン、など)ソニーBMG (ソニー・ミュージックとBMGが2004年に対等合併。日本法人は現在のところ別法人。コロムビア・レコード(日立系の日本コロムビアとは別の会社)、エピック・レコード、アリスタ、RCA、など)ワーナー・ミュージック (ワーナー・ブラザーズ・レコード、アトランティック・レコード、バッド・ボーイズ、ライノ、など)EMI(EMI、キャピトル・レコード、ヴァージン・レコード、ブルーノート、アップル・レコード、など)(以上、順不同)ですが、今回のEMIの動きとは別にユニバーサルとソニーBMGの間でも動きがあってBMGの音楽出版部門をユニバーサルが買収するようです。(独占禁止にうるさいEUが許可を出した) EU OKs Universal's Buy Of BMG Pub(billboard.biz) http://www.billboard.biz/bbbiz/content_display/industry/e3ic693b2e714b022aa31123e73ef8388f2
2007/05/24
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「ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)」の延期された来日公演の日程が決まりました。とはいえスラッシュやイジーの抜けた「サポートメンバーズ・アンド・アクセルローズ」に僕はあまり惹かれないのですがね。というか、普段の選曲で分かると思いますが僕は筋金入りのポップス大好きっ子でHR・HM系は守備範囲じゃないんですよね。そういうのが好きな先輩に 『Use Your Illusion I』『Use Your Illusion II』を(1991年に2枚同時発売)エンドレスで一晩中聴かされてものめり込まなかった位ですから。だからといって否定してるわけじゃなくてポール・マッカートニーの「Live And Let Die」(『I』収録)ボブ・ディランの「Knockin' On Heaven's Door」(『II』収録)聞き覚えのあったカバー曲2つはオリジナル以上の出来栄えだと思いました。カバーの(自分たちに合った)選曲、アレンジ、というのはセンスや実力がはっきり分かりますからね。こいつらスゲエや、と思いましたしそれ以外の曲も、僕の感受性の方に問題があるのでしょう。客観的に見れば、すごくいいバンドだと(だったと?)思いますよ。あ、『Use Your Illusion』じゃないけど「Welcome To The Jungle」も好きです。♪シャナナナナナナナ、ニーイッ、ニーイッ「空耳」の名作「悦子の母乳だ!」込みでの評価ですが(笑)というわけで、ようやく本題。雑談で「本題」というのも変ですが。テレビ西部劇→マカロニ・ウエスタンというB級路線を歩んでいたクリント・イーストウッドが一躍、ハリウッドの大スターに登りつめたのが「ダーティハリー」シリーズです。(ひと言でいうと<西部劇(一匹狼のガンマン)風の刑事物+α>)1971年の第1作「Dirty Harry」から17年後の1988年。趣味性の強いジャズ映画がヒットせず配給元ワーナーの強い要望で製作されたのが大ヒットシリーズの第5作(結果的に最終作)「The Dead Pool」(邦題「ダーティハリー5」)です。遅咲きの大スター、イーストウッドは既に58歳。年をとった分、動きが鈍く(以後のイーストウッド作品は<老いたヒーロー>がテーマ)それとマンネリ感もあってシリーズ初期ほど痛快な感じはありませんが[当時の風潮]を巧みに取り入れてるのは、シリーズ共通の魅力。(そのあたり(+αの部分)は黒澤明の「野良犬」がヒントだそうで)事件の発端は[悪魔的で残酷な描写の]映画と連動したプロモーションビデオの撮影現場。[MTVの、そしてHR・HMの全盛期です]撮影の休憩中に[ドラッグを題材にした曲で人気を集める]ロック・スターがドラッグの過剰摂取で急死。クリント・イーストウッド演じるハリー・キャラハンはこれを他殺と推理。[特ダネを得ようと過剰取材する]TVリポーターとトラブルを起こしつつも[マイノリティー優遇で配属された]中国系の相棒と共に捜査を進めます。その後も有名人が次々に惨殺。疑わしいのは映画監督です。[髪を後ろだけ伸ばして束ねた、いかにも業界人なスタイル]彼は有名人の死亡予想(Dead Pool)をする賭博に参加しており[マスコミの話題をネタにした悪趣味な「遊び」]彼の予想と被害者が一致。そして予想の最後には派手な活躍と強引な捜査手法でマスコミを賑わすハリーの名を記していた...以降、興味のある方はレンタル等でご覧ください。話を戻して、最初に殺されるヤク中のロック・スター。僕がこの映画をビデオで観たのは90年代半ばなのですが演じている俳優に見覚えがありました。特に、ジャンキーの役とはいえ大げさ過ぎる顔の動き。本編が終わってエンドロールを食い入るように見つめたらやっぱり、そうでした。「James Carrey」。無名時代のジム・キャリーです。(「エース・ベンチュラ」「Mr.ダマー」「マスク」は全て1994年)さて、長々と「ダーティハリー5」の話をしましたがガンズを忘れたわけじゃないですよ。ジム・キャリー演じるロック・スターの持ち歌という設定でPV撮影でも流れていたのがGuns N' Roses の「Welcome To The Jungle」。収録アルバム『Appetite For Destruction』(直訳すると<破壊への欲求>)は、ガンズのデビュー・アルバムで1987年発売。当初の表ジャケットは奇怪なロボットが女性をレイプするというデザインでこれにクレームが付き現在の、アクセルのタトゥーを元にしたデザインに変更。(CDではライナーの内側部分に当初のデザインが残されています)ビルボードの初登場は182位という低いものでしたがライブと破天荒な言動が評判を呼び翌1988年になって売れ行きが加速(最終的にアメリカだけで1500万枚)初登場から約1年(50週)後に1位に登りつめます。「ダーティハリー5」はこの1988年に公開です。...という雑談でした。
2007/05/18
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月曜の朝6時。連休、終わっちゃったね。また今日から平日は 仕事・しごと・shigoto・シゴト・仕事。いやになっちゃうね。でもイケメンとキスしてた夢の続きを見ていたくても今日が日曜日だったらいいのに、とベッドの中で思っても何を着て行くか迷っても彼氏とイチャイチャする時間が少ないな~と思っても9時の始業時間に間に合うように電車に乗らないとね。そうしないと、上司に怒られるしお給料もらえないし。そんな、あなたに贈ります。ガールズ・バンド、バングルス(Bangles)の彼女たちにとって初の大ヒット曲「マニック・マンデー」。「manic」というのは直訳すると「躁(そう)病」だけど「空(から)元気の月曜日」と訳しておきました。本当の気分がどうであっても月曜日になったら世の中の動きに自分を合わせないといけないよね。それを上手く表現してると思います。20年も前の曲だけどこういう気持ちって同じなんだね。 フルサイズのPV無料試聴(official site)http://www.thebangles.com/extras/extras.asp 歌詞の和訳http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/3011#manicmonday...ここまで書いといて、だけど28日(土)と連休中の1日(火)に出勤したから僕は今日まで休み。えへへ。僕は「マニック・チューズデー」だね。-----------------------ブログという形式は大好きだけど古い記事が(僕の文章はともかく、いい曲が)埋もれてしまうのはモッタイナイのでこういう形で再掲載してみました。ガールズ・バンドの曲でOLが主人公だからこういう書き方をしましたが主婦であれ、男性であれ、あるいは夜勤者であれ決まった曜日の決まった時間に行動しなきゃいけない「あの気分」は同じだと思うので「マニック・マンデー」という言葉はみんな理解できると思います。前回の記事(2006/06/05)http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200606050000/
2007/05/07
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先日紹介したビリー・ジョエルのニュー・シングル(!!)「All My Life」。http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200703140000/4月18日(水) に日本盤「オール・マイ・ライフ」が発売されました!アメリカ盤(スタッフのクレジットのみ記載)には添付されてなかった歌詞と対訳付きです。そして、日本盤のみのボーナス・トラックとして「オネスティ」「スティレット(恋の切れ味)」 の2曲のライブ・バージョンが収録されています。ちなみに新曲であるタイトル曲以外のアメリカ盤にも収録されている「ユア・マイ・ホーム(僕の故郷)」も含めた3曲はいずれも、シンガーとしての健在ぶりを印象付けたマジソン・スクエア・ガーデンでのライブを収録したライブ・アルバム『12ガーデンズ・ライヴ』の音源を使用しています。ですから、『12ガーデンズ・ライヴ』を持っている場合音源だけを考えれば半額以下のアメリカ盤(輸入盤)「All My Life」で充分です。しかし『12ガーデンズ・ライヴ』を持っていなかったりポピュラー・ミュージックとしては14年ぶりの新曲を深く味わいたい方は歌詞・対訳・ボーナストラック付きの「オール・マイ・ライフ」が良いでしょう。
2007/04/19
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一個人がいくら生真面目で責任感があっても国家が無責任な時は無力な存在でしかないというのを少年の目で見た者による開き直りなんですよね。(青島幸男-昭和7年生まれ、植木等-昭和2年生まれ、「大東亜戦争」-昭和20年敗戦)安倍総理は国民栄誉賞を授与するそうですが戦後の風潮に批判的じゃなかったっけ?
2007/03/28
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歴史的名盤の誕生過程を描くドキュメンタリー・シリーズ「classic albums」についてはすでにこのブログで何度も触れました。(今日1つ目の更新でとり上げたスティーリー・ダンの「Aja (彩) 」の回も観たことがあります)現在、(これも何度目かの配信ですが)スティーヴィー・ワンダーの『Songs In The Key Of Life』(1976年) の回を配信中です。アルバム発売から20年後の1996年にTV放送されその後ビデオ化されました。 STEVIE WONDER「SONGS IN THE KEY OF LIFE」(GyaO)http://www.gyao.jp/sityou/catedetail/contents_id/cnt0011627/ 1時間14分10秒 4月13日(金)正午まで番組の基本スタイルは共通。当時の映像、関係者へのインタビュー、参加ミュージシャンが再集結してのライブ。そしてこのシリーズの目玉になっているマスター・テープのプレイ・バック。スティーヴィー(彼自身がプロデューサー)の指示でエンジニアが特定のトラックだけを再生しそのパートがどのようにレコーディングされたかを回顧します。--------------------今週発表された3月26日付けオリコン洋楽アルバムランキングでスティーヴィー・ワンダーのベスト盤『ベスト・コレクション (The Definitive Collection) 』が前週の16位からジャンプ・アップして5位に。http://www.oricon.co.jp/rank/wa/w/邦楽を含めたランキングでも18位。http://www.oricon.co.jp/rank/ja/w/スマスマ効果、畏るべし!!
2007/03/25
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阪神電鉄(の子会社)が「ビルボード (Billboard) 」ブランドの使用権を得た、と半年前に書きました。http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200609160000/それを活かしたライブ&レストランの店舗「ビルボードライブ (Billboard Live) 」が今年の夏、東京・大阪・福岡の3ヶ所でオープンします。店舗形態は、よーするに「ブルーノート (Blue Note) 」みたいな物。というか「ビルボードライブ大阪」は「大阪ブルーノート」(阪神が営業)のリニューアル「ビルボードライブ福岡」は旧「福岡ブルーノート」(現「ソウルバードライブハウス」)のリニューアルです。ちなみに「ビルボードライブ東京」は東京ミッドタウン(防衛庁跡地)に新規オープン。で、そのオープニング・ライブですが スティーリー・ダン(Steely Dan)が行うことが決定しました!(2000年以来の来日公演。10人編成の予定)8月18日・19日・20日・22日・23日・24日 ビルボードライブ東京 8月26日・27日・28日・30日・31日、9月1日 ビルボードライブ大阪 9月3日・4日・5日 ビルボードライブ福岡 お洒落で、上質で、それでいてポップ(ブルーノートとの差別化)でなおかつ大物(「ビルボードライブ」の存在をアピールできる)、といったらスティーリー・ダンが真っ先に挙がるんでしょうねぇ。 ツアー・スケジュール(Steely Dan 公式サイト)http://www.steelydan.com/tour07.html 「Billboard Live」公式サイトhttp://www.billboard-live.com/------------------------...という記事を昨夜 下書きして今朝 目が覚めたら昨夜のうちに NECO さん@楽天ブログが同様の記事をアップなさってました。http://plaza.rakuten.co.jp/neco1104/diary/200703250000/今日はもう1つ更新しようかなぁ。
2007/03/25
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Vo.アンソニーの急病(気管支肺炎)により延期となったRed Hot Chili Peppers 来日公演の振り替え公演が決定しました。3/22(木)6月5日(火)東京ドーム3/23(金)6月6日(水)東京ドーム3/19(月)6月8日(金)京セラドーム大阪上に記した変更であれば、チケットはそのまま有効。払い戻しは、3月28日(水)~4月13日(金)各プレイガイドにて。また、4月28日(土)から改めてチケット発売を行うようです。(払い戻し分と、当初の日程の時点で当日券があるという話でした)詳しくは、招聘元 SMASH のサイトをご覧下さい。 http://smash-jpn.com/band/2007/03_rhcp/index.php2ヶ月半待つことになりますがそれまで、こちらのPV集(フルサイズ、19本)をお楽しみ下さい。 レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Yahoo!動画)http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00107/v00591/スノーテル・ミー・ベイビーダニー・カリフォルニア (第21回日本ゴールドディスク大賞 【ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード(洋楽)】)バイ・ザ・ウェイユニヴァーサリー・スピーキングザ・ゼファー・ソングキャント・ストップアザーサイドカリフォルニケイションロード・トリッピンアラウンド・ザ・ワールドサック・マイ・キッスマイ・フレンズエアロプレインワープトアンダー・ザ・ブリッジギヴ・イット・アウェイソウル・トゥ・スクイーズハイヤー・グラウンド
2007/03/24
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先週、音楽業界再編のことを書いてhttp://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200703160000/その中で「スターバックスのレーベル設立」と(全角でたった14文字)記しておきましたが最初の契約アーティストが発表になりました。何と!!ポール・マッカートニー ニュース記事(日本語) 米スターバックスの新レーベルがポール・マッカートニーと契約(MYCOMジャーナル)http://journal.mycom.co.jp/news/2007/03/22/105.htmlスターバックスのプレス・リリース(英語) Paul McCartney First Artist Signed to New Hear Music Label(Starbucks Homepage)http://www.starbucks.com/aboutus/pressdesc.asp?id=759「世界的に音楽業界の再編が進行中です。(ダウンロード販売の普及が要因のひとつだと思います。)」と記した以外にもamazon のようなオンライン・ショップやウォルマートなどのディスカウント・ショップに押されて既存のCDショップも苦戦中(アメリカのタワレコは廃業)。6月初めと言われるポールのニューアルバムが風上(製作)・風下(販売)の両面で風穴を開けるほどの成功を収めたら既存のレーベルに不満を持つアーティストの更なる加入や新たなレーベル設立があるかもしれませんね。
2007/03/23
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「ビリー・ジョエルの新曲!!」の記事http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200703140000/に、2つトラックバックを戴きました。ひとつは、その記事で引用した方寸さん@楽天ブログもうひとつは、松本浩司さん@casTY です。松本浩司さんの記事の中でビリーの所属する<Columbia>レーベルについての疑問点が書かれてあったのでコメントでお答えしておきました。そのコメントを下に転載しておきます。-------------------レーベル名に関しては、アメリカと日本で資本関係が異なるから、ややこしいんですよね。 ビリーは『Piano Man』からずっと<Columbia>レーベル所属です。『Piano Man』当時は<Columbia>はテレビ会社CBSの所有していた<CBS Records>の傘下にあったのですがSONYが<CBS Records>を買収して、現在は<SONY Music>の傘下のレーベルです。 ところが日本では、日立系の日蓄(日本蓄音器)が<Columbia>の日本での販売を行っていたんですね。<日本コロムビア>です。しかしSONYがCBSとの合弁で<CBSソニー>(これが<SONY Music>の原型)を作って<Columbia>の日本での発売はそちらに移籍。『Piano Man』以前のことなので、ビリーの日本でのレーベルは<CBSソニー>→<SONY Music>です。 でも現在でも<Columbia>の日本での商標は<日本コロムビア>が持ってます。 ああ、ややこしい。 というわけで、輸入盤だと<SONY Music>傘下の<Columbia>レーベルのCDは<日本コロムビア>の商標を借りて日本で販売、ということです。 ああ、ややこしい。 更に付け加えると、アメリカでは<SONY Music>と<BMG Records>が合併して<SONY BMG>になっていますが、日本では<BMG>レーベルはビクターが持っているので、現在の所は別会社です。(ビクターが業績不振のため売却を検討中) ああ、ややこしい。 しかもCBSは<SONY Music>に売却したものとは別に新たなレーベルを作るらしいです。 ああ、ややこしい。 -------------------現在、世界的に音楽業界の再編が進行中です。(ダウンロード販売の普及が要因のひとつだと思います。)上に書いた以外にも東芝EMI(東芝とEMIの合弁)がEMIの100%子会社化スターバックスのレーベル設立などがありますね。
2007/03/16
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来日公演に便乗したスティーヴィー・ワンダー特集も今日でおしまい。いやー、久しぶりに毎日更新したら疲れました。日曜まで休みます。...って書いとかないと、明日も更新しそうだからね。日によってこれだけ演奏曲が違うよ、ということで6日間のうちの1・2(僕が行った回)・4(chibamichiさんの行った回)・6日目のセットリストを記しておきます。ネタ元は、吉岡正晴さんのブログ「Soul Searchin’Diary」です。http://diarynote.jp/d/32970/大阪のセットリストに付けた記号(V) は『インナーヴィジョンズ』(S) は『イン・スクエア・サークル』(K) は『キー・オブ・ライフ』の楽曲で、アルバム内の曲順も記しました。今回の来日公演は同じアルバムの曲を連続して演奏したのが特徴だったのでそれが分かるようにしてみました。『STEVIE WONDER LIVE IN JAPAN 2007』1 of 62月17日(土) さいたまスーパーアリーナ01. Too High02. Visions03. Living For The City04. Higher Ground05. Don’t You Worry About A Thing06. You’re The Sunshine Of My Life07. Tuesday Heartbreak ~ Ain’t It Funky Now08. Maybe Your Baby09. Superstition10. If You Really Love Me11. Signed, Sealed, Delivered, I’m Yours12. Isn’t She Lovely13. Stay Gold14. Overjoyed15. When I Fall In Love (ナット・キング・コール)16. Ribbon In The Sky17. A Place In The Sun18. Yerster-me, Yester-you, Yesterday19. My Cherie Amour20. Sir Duke21. I Wish22. I Just Called To Say I Love You23. Part Time Lover24. So What The Fuss25. As26. Another Star2 of 62月18日(日) さいたまスーパーアリーナ01. Too High02. Visions03. Living For The City04. Higher Ground05.You’re The Sunshine Of My Life06. Superstition07. Don’t You Worry About A Thing08. If You Really Love Me09. Signed, Sealed, Delivered, I’m Yours10. Never Dreamed You’d Leave In Summer11. Stay Gold12. Overjoyed13. When I Fall In Love14. Ribbon In The Sky ~ Giant Step (ジョン・コルトレーン)15. A Place In The Sun16. Until You Come Back To Me (アレサ・フランクリン(スティーヴィー作曲))17. My Cherie Amour18. Part Time Lover19. I Just Called To Say I Love You20. So What The Fuss21. As4 of 62月24日(土) グランディ21(宮城県総合運動公園)01. Too High02. Visions03. Living For The City04. You’re The Sunshine Of My Life05.Higher Ground06. Superstition07. Don’t You Worry About A Thing08. If You Really Love Me09. Lately10. Stay Gold11. Overjoyed12. Knock Me Off My Feet13. 即興演奏 14. My Cherie Amour15. Master Blaster16. I Just Called To Say I Love You17. Part Time Lover 18. So What The Fuss19. As (アンコール)01. Saturn 02. Another Star6 of 62月28日(水) 大阪市中央体育館01. Too High (V-1)02. Visions (V-2)03. Living For The City (V-3)04. Golden Lady (V-4)05. You Are The Sunshine Of My Life06.Higher Ground (V-5)07. Superstition08. Don’t You Worry About A Thing (V-8)09. If You Really Love Me ~ It’s Alright10. Never Dreamed You’d Leave In Summer11. Lately12. Stay Gold 13. Overjoyed (S-9) 14. Go Home (S-8)15. Part Time Lover (S-1)16. My Cherie Amour17. Sir Duke (K-I-5)18. I Wish (K-I-6)19. I Just Called To Say I Love You20. Master Blaster21. So What The Fuss22. As (K-II-6)アンコール01. Another Star (K-II-7)
2007/03/01
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「リボン~」をやらなかったらしいけどめったにやらない曲をラス前にやったみたいですね。あと、ジャムったのはジャズじゃなくてポピュラー系の即興の歌かな?だとしたら、それも今回初だ。chibamichi@楽天ブログさんhttp://plaza.rakuten.co.jp/chibamichi/ライブ・レポ、よろしく♪(リボンの和訳は、もともとchibamichiさんへのプレゼントだったんだけどね)
2007/02/25
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今日も番外編。スティーヴィー・ワンダーのもうひとつの顔として(クロマチック・)ハーモニカ・プレイヤーとしてのセッション参加があります。もともと彼が世間に知られるようになったのは天才ハーモニカ少年、としてですからね。「Fingertips Part2」(1963年) が 当初の予定時間を大幅に超過したステージを EPのA・B両面に分けて収録したシングル。 その中で、後半の(つまり予定時間外の) 爆発的な熱演、そして最後の子供らしいユーモア を収録したB面がライブ録音としては史上初のビルボード1位を獲得。当時、まだ13歳。 初のベスト盤「Greatest Hits」(1968年) 視聴(amazon.com)http://www.amazon.com/Stevie-Wonder-Greatest-Hits/dp/B000009QLXゲスト参加物としては以前、ユーリズミックスの「There Must Be An Angel」(1985年) をとり上げましたがスティングの「Brand New Day」(1999年) にもハーモニカ・プレイヤーとして参加。1曲通してほぼずっと、彼の演奏がバックに流れています。 フルサイズのPV試聴(Yahoo! Music - Canada)http://ca.music.yahoo.com/ar-265960-videos--Sting(PVには出演していません)-----------------------スティング(Sting)といえばグラミー授賞式でのポリス(The Police)再結成が話題になりました。さっそくGyaOでは「高校教師」やグラミーで演奏した「ロクサーヌ」を含むPV集(4曲)を配信中。「The Police SPECIAL」(GyaO - 3月6日正午まで)http://www.gyao.jp/sityou/catedetail/contents_id/cnt0031054/また、スチュワート・コープランド(Dr.)が自身が監督を務めたポリスのドキュメンタリー映画のPRのため3月末に来日するそうです。 「ザ・ポリス」がサプライズ来日へ(デイリースポーツ)http://www.daily.co.jp/gossip/2007/02/10/0000238413.shtml
2007/02/23
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「太陽のあたる場所」をやらずに(俺って空気読めねぇなあ)さいたま2日目ではカットした曲が総復活したみたいですね。ラストも定番のあの曲。そして、この曲も今回の来日公演では初演奏。う~ん、やっぱりスティーヴィーのツアーは追っかけ、をしないとね。
2007/02/21
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スティーヴィーのライブの感想を昨日書きましたがhttp://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200702180001/僕のなんかよりちゃんとした(笑)ライブ評を読みたい方はアルバムの解説も担当しておられる吉岡正晴さんのブログ「Soul Searchin’ Diary」をご覧ください。セットリストも記してあります。http://diarynote.jp/d/32970/20070219.html僕の更新が先だったのですがある程度記事内容を予想してダブらないように自分の感想を書いたんですよ。だから僕が触れなかった部分前半すごくいい調子だったけど、急に失速して(その経緯も。確かにあれはダレた)あっけない終わり方をしたので初日(土曜)が70点としたら昨日(日曜)は55点、と書いてあります。(もちろんこの点数は彼の神業が100点という基準なので凡人のベストより遥かに上なのですがね)-------------------(追記 2007.2.20)即興性を重視したライブなのでそれが裏目に出てグダグダになった面があるということですね。だからといってガチガチにコントロールされたライブを見たいとは思いませんが。DVD上映会じゃないんだからね。(おまけ)チケットと「SAITAMA SUPER ARENA」ロゴ入りオペラグラス(3倍、1000円)下に見えるのはベスト盤のチラシ。このチラシやレーベル(ユニバーサル)のサイトを見て思ったのは今回のライブ、最新作『A Time To Love』じゃなくて旧譜やベスト盤のプロモーションの意味合いが強いんだろうね。そう考えると今回の選曲が納得できます。ジョン・レノン神社の御札と小冊子。
2007/02/19
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スティーヴィーのライブに行ってきました♪・乗り換えなしの電車1本で「さいたま新都心」へ。・ここに来たからには当然、ジョン・レノン神社...じゃなかったミュージアムを参拝しました。・14時ちょい過ぎに開場。・物販は山野楽器によるCDのみ。グッズ類いっさい無し。おいおい。・座席はステージに向かって左手、二階席の中段。角度的にはほぼ45度。・客層は文字通りロウニャクナンニョ。・大写しのスクリーン類も無し。グッズもそうだけど、今回の来日公演は大規模なツアーの一環ではなくてイレギュラーなものと思われ。・常設の売店でオペラグラスを買いました。・15時の予定から20分ちょい押して開演。・前日のセットリストからかなり曲数を減らしてる!!・なんであの曲やらへんの(なぜか関西弁)という思いもあるけど、その分、彼の大きな魅力である茶目っ気を楽しめる、ライブならでは感を味わえる曲数ではあるね。客に目一杯歌わせたり、イントロやエンディングを延々と引っ張ったり。某バラード(このブログでも扱った曲です)のラストなんて、突如ジャズ(!)の一大セッションが始まった。歌詞をド忘れしてメロディーに乗せて「♪I can't remember the words ~~」と歌っても、この雰囲気なら許せるしね。・だから曲数を減らした事に関しては、一長一短かな。・ていうか、2日とも行けよって話だね(涙)大阪の人は、ぜひそうして下さい。・予想通りアンコール無し、ほぼ2時間で終了。それはいいんだけど、あの曲よりも「♪ナーナナーナナー」の方が(これも前日からカット)盛り上がって〆られた気はします。・かなりスムーズに帰宅できました。
2007/02/18
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スティーヴィー・ワンダー来日公演いよいよ今日から!!僕は明日(日曜)『A2』を満喫します♪ワクワクドキドキスティーヴィーがやってきた(中日スポーツ)http://chuspo.chunichi.co.jp/00/hou/20070216/spon____hou_____004.shtml開催決定から少しずつ記事(いつものパターンの)を準備してたら公演回数(4都市6公演)を軽く超えちゃった(笑)実際どうするかはコンサートを体感して考えるとしてとりあえず、これまでの記事のまとめ。・ For Once In My Life (フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ) / Jean DuShon (1967) The Temptations (1967) Tony Bennett (1967) Stevie Wonder (1968)・ You Are The Sunshine Of My Life (サンシャイン) / (1972)・ Isn't She Lovely (可愛いアイシャ) / (1976)・ Happy Birthday (ハッピー・バースデー) / (1980)・ Lately (レイトリー) / (1980)・ Ribbon In The Sky (リボン・イン・ザ・スカイ) / (1982)・ Ebony And Ivory (エボニー・アンド・アイボリー) / Paul McCartney feat. Stevie Wonder (1982)・ I Just Called to Say I Love You (心の愛) / (1984)・ Part Time Lover (パートタイム・ラバー) / (1985)・ We Are The World (ウィ・アー・ザ・ワールド) / USA for Africa (1985)・ That's What Friends Are For (愛のハーモニー) / Dionne & Friends (1985)・ For Your Love (フォー・ユア・ラブ) / (1995)おぉ12曲もやってる(もちろん最多)。なぜか最盛期(72年~76年)が少ないのは<神>への畏れなのか!?(笑)80年代以降はリアルタイムということもあってまだ欠けている曲もあるけど(いちおう準備中)そこそこ合格点。さて、この中でやる曲あるかな?「For Once ~」はトニー・ベネットとのデュエットが今年の、というか今週のグラミー賞を受賞したから(Category 8 / Best Pop Collaboration With Vocals)やってくれると思うんだけど。
2007/02/17
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グラミー賞、今回(第49回)は<カントリー娘。>のためのイベントでしたね。(Dixie Chicks を意訳すると、そういう意味デス。正確には<南軍に参加した州の雛鳥たち>)ちなみに今回のタイトルはグラミーの公式サイトのニュースからの引用。 http://www.grammy.com/GRAMMY_Awards/News/Default.aspx?newsID=2381&newsCategoryID=1まあ、誰でも思いつきそうなタイトルですが。昨年5月の発売時に記事を書いたhttp://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200605240000/ブッシュ批判に対する猛烈な圧力、へのアンサー・ソング「Not Ready To Make Nice」がRecord Of The Year(最優秀シングルのような賞)Song Of The Year(最優秀の作詞・作曲に贈られる賞)収録アルバム『Taking The Long Way』がAlbum Of The Year(最優秀アルバムのような賞)と、主要3部門を独占。楽曲そのものが優れているのは言うまでもないのですがリベラルな考え方の人が多いアメリカの音楽業界でこういうの(しかも保守層リスナーが多いカントリー畑でのこういうメッセージ)は、ウケがいいのかもしれませんね。去年はU2が最多受賞だし、グラミー的には順当なのでしょう。イラク派兵に対する風向きも変わったし。 「Not Ready To Make Nice」のフルサイズPV(Sony Music Box)http://link.brightcove.com/services/link/bcpid44162684/bclid44160735/bctid60818966 こちらで、話題の<ポリス再結成>も含む、授賞式の写真やビデオを観ることができます。(グラミー賞公式サイト-英語)http://www.grammy.com/GRAMMY_Awards/49th_show/default.aspx----------------------------------------(追記 2007.2.16)「Not Ready To Make Nice」歌詞の和訳http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/3015#notreadytomakeniceこの作品のインパクトの大きさを考えてみたのですがカントリー・ミュージックという田舎の保守的な考えの人が聴く音楽の分野で若手ながら圧倒的なセールスをほこる人日本で言うならヒカワキヨシ(個人名はあくまで喩えなのでカタカナにしました)が主要リスナーを逆なでするような政治的発言日本で言うならコウタイシやマサコヒ批判をして(個人名は同上)猛烈な圧力がかかりそれに対して他人がどうであれ自分は自分の言いたいことを言う、と啖呵を切った(本来は決してそういうタイプのミュージシャンじゃないのに)...そういう感じでしょうか。
2007/02/13
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Apple, Beatles Settle Trademark Dispute(アップル・ビートルズ 商標争いで和解)-Billboard.com(AP配信)http://www.billboard.com/bbcom/news/article_display.jsp?vnu_content_id=10035417071991年の同意で業態により分有して所有していた商標を、今後はスティーブ・ジョブスの会社が一括して所有し、ビートルズの会社に貸与する、という形になったようです。JASRAC, YouTube Fracas Rumbles On(ジャスラックとユーチューブの騒動がガタガタしている)-Billboard.comhttp://www.billboard.biz/bbbiz/content_display/industry/e3i7599d40faf20e3426a99c1a02d9d1570一定の前進はしたようですが、(最も利用者が多いとされる日本の)権利団体とYouTubeとの違法動画に対するミーティングがビルボードに取り上げるまでになりました。NFL=スーパーボウル、米TV歴代3位の平均視聴者数-ロイター(日本語)http://today.reuters.co.jp/news/articlenews.aspx?type=sportsNews&storyID=2007-02-06T153211Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-245963-1.xmlプリンスやビリー・ジョエルがゲストとして登場したスーパーボウル、高い関心を集めたようですね。時間がないので、和訳はご容赦。。。(追記 2007.2.12)プリンス、スーパーボウルでのパフォーマンスで「影」を非難される!? (notrax)http://notrax.jp/news/detail/0000003175.html
2007/02/07
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新しくなった管理画面、言いたい事は山ほどありますがさっさと本題に。今週末から来週頭にかけて観ようと思っているテレビ番組です。 「ミュージックステーション」(テレビ朝日系 1/19 20:00-)来日公演を終えたジョン・レジェンドが生出演。「Ordinary People」を演奏予定。 「僕らの音楽」(フジテレビ系 1/19 23:30-)ベストアルバム『Stop The Clocks』のプロモーションで来日したノエル・ギャラガーがゲスト(先週の続きです)。 日曜洋画劇場「007/私を愛したスパイ」(テレビ朝日系 1/21 21:00-)1977年公開。ボンドガールのバーバラ・バックは、その後(=現在の)リンゴ・スターの奥さんになります。(ザック・スターキーの母親は前妻のモーリーン)また、カーリー・サイモンによる主題歌「Nobody Does It Better」のバックでギターを弾いているのは、ローレンス・ジューバ。ウイングス末期に加入し、『Back To The Egg』をレコーディング。 「SMAP×SMAP」(フジテレビ系 1/22 22:00-)木村拓哉のギャツビーのCMで使われている曲のオリジナル「Can't Give You Anything (But My Love)」のスタイリスティックスがゲスト。http://plaza.rakuten.co.jp/miyajuryou/diary/200609100000/昨年暮れに来日公演を行ったので、その時に収録したのでしょう。しかし、ややこしい話ですがCMで替え歌を歌っているのはゲイリー・アドキンスという人でhttp://www.garyadkins.com/garystvcms.htmlスタイリスティックス自体、当時のメインボーカルのラッセル・トンプキンス Jr. はニュー・スタイリスティックスという別グループで活動中。
2007/01/19
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JB、ジェイムス・ブラウンが亡くなりましたね。AP通信のサイトに詳しい追悼記事(英語)が載っていたのでその冒頭を大まかに訳しておきます。伝説のシンガー、ジェイムス・ブラウン死去。73歳。By GREG BLUESTEIN Associated Press Writer (アトランタ発AP電)ジェイムス・ブラウンがクリスマスの早朝、亡くなった。73歳だった。ダイナミックで、膨らんだ髪型をした「ゴッドファーザー・オブ・ソウル」は、きしんだ声と革命的なリズムでR&Bの巨人となり、ラップ、ファンク、ディスコにインスピレーションを与えた。肺炎のため日曜に入院し月曜の午前1:45ごろに亡くなった、と彼のエージェントが語った。死因はまだ不明。エルビス・プレスリー、ボブ・ディラン、といった一握りの人たちと共に、ブラウンは過去50年における主要な音楽的影響力を持った1人だった。少なくともある世代は彼を偶像化し、時には公然とコピーした。彼の素早く足踏みするダンスはミック・ジャガーやマイケル・ジャクソンがインスパイアーされた。デビッド・ボウイ「フェイム」、プリンス「KISS」、ジョージ・クリントン「アトミック・ドッグ」、スライ&ザ・ファミリー・ストーン「シング・ア・シンプル・ソング」は明らかにブラウンのリズムとボーカル・スタイルを下敷きとしている。「革新者だった。解放者だった。創始者だった。ラップ・ミュージック、あの代物はみんなジェイムス・ブラウンから来たんだ」と、長年の友人であるリトル・リチャードは語った。仮にソウルを発明したというブラウンの主張にレイ・チャールズやサム・クックのファンが異議を申し立てるとしてもラップ、ディスコ、ファンクに対するブラウンの権利は疑問の余地がない。彼とリズムおよびダンスミュージックとの関係は、ボブ・ディランと歌詞との関係と同じである。「ジェイムスは間違いなく最高のグルーヴをプレゼントしてくれた」パブリック・エネミーのラッパー、チャックDは、かつてAP通信に語った。「今日に至るまで彼ほどファンキーな奴はいない。誰も彼の域に近づく事すらできない」以降は、原文をご覧ください。http://hosted.ap.org/dynamic/stories/O/OBIT_BROWN?SITE=PAYOK&SECTION=HOME&TEMPLATE=DEFAULT※記事は随時書き換えられるので僕が訳した時点(26日午前1時ごろ)と表現が変わっている所があります。死因は「heart failure(心不全、心臓麻痺)」になっていますね。
2006/12/26
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