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柚太郎が産まれて、必要書類の手続きの面倒臭さにテンションが下がり気味です。会社への提出書類、市役所への提出書類。市役所に行っては病院の署名が必要と言われ、病院へ行き、署名をもらってまた市役所へ行き、また新たな書類をもらって家に戻り、また市役所へ・・・エンドレスかと。しかも、元来が大雑把な性格なので、関係書類へのこまごまとした記入が本気で苦手です。うわーん!面倒!もうこうなったら、適当に書いちゃえ!「あの、この書類のここの箇所・・・修正お願いします。」「えっ?すみません・・・修正ですか?」「はい、お願いします。」「えっと、何と?」「“長男”でお願いします。」『続柄』のところに、“息子”と書いていました。>>育児マンガはこちらから
2009.04.02
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昨日はお七夜でした。母乳に影響が出ないようにほんの少し口をつけただけですが、禁酒後の乾杯酒は体中に染み渡る~う!フォー!(酔)息子のお祝いではありますが、本人は食べられないので完全に大人の自己満足の贅沢料理。せめてこのエキスが、母乳に染み出ますように。命名式のほうですが、「柚」という漢字を使って名前を決めました。違う読み方の組み合わせで名づけているというのに、すっかり「ゆず~、ゆず~」と呼びかけております。ダンナさん側のひいおじいちゃんが、ねずみ年にちなんでねずみの絵と柚の絵を描いてくれたのですが、ねずみに柚が食べられないかどきどきします。酸っぱいから食べないか。そして、ダンナさん側のひいおばあちゃんが石に彫ってくれた手作りのハンコ。お盆にのせて写真を撮ると、偶然文字が夜に浮かび上がるようでえらくきれいでした。私にはおじいちゃんやおばあちゃんにかわいがってもらった記憶がないため、祖父母共に健在で愛されているダンナさんのことをうらやましく。世代がつながるこの温かい感じに触れたせいか、結婚するまでずっと年配の方が嫌いだったのですが、今は大切に思います。愛情が人格形成に及ぼす影響は、はかりしれないことをしみじみ実感。マザーズバッグやガーゼハンカチやおくるみや、うれしい育児グッズのプレゼントと何よりうれしい(←やらしい)お祝い金。このお金で、柚太郎(?)の通帳を作ることにしました。「ダンナさん。柚貯金には手をつけないようにしようね、必要な日がくるまで。」「うん・・・ところで、クレジットの請求が今月やばくてさぁ・・・」早速前借りかよ。>>育児マンガはこちらから
2009.03.27
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いただいてしまいました、Mr.ダンサー様に。「出産祝い何がいいですか?」と、1通のメール。ブログ友達のhiropon181さんからでした。まさかそんな!ブログ友達から出産祝いをいただくなんて、だいそれたことできるはずがありません!だから速攻でお返事しました。「そんなそんな!出産祝いだなんて!!絵本がいいです。」遠慮せぇよ。という訳でプレゼントしてもらった絵本たち。さすが年間200冊本を読まれるだけあって、センスいい!絵本の準備はほぼ手付かずで、自分で購入したのはアンパンマンの絵本2冊のみというオソマツぶり。だから本当にうれしかったです。ありがとうございました!!!↓特にこの絵本。ママだいすき小さい頃からの洗脳が大切ですから。▼育児ブログはこちら
2009.01.16
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そろそろ限界を感じます、本の置き場所に。1部屋を本のために潰して図書室にしているのですが、それでもそろそろ入らなくなってきました。主にビジネス書を好むダンナさんは、週に5冊ペースで読み進めるため金銭的にも場所的にもかさばって仕方ありません。しかし読み終えた本1冊1冊に愛着があるらしく、古本屋に売り飛ばすようなことは絶対にしたくないそうで、増え続ける本で床は傾くばかり。気楽にハードカバーの本を買いあさりやがってと時には腹が立ったりもするのですが、いいじゃん唯一の楽しみなんだから~・・・と懇願されると、確かにキャバクラなどで散財されるよりはいいよな、と納得してしまい。ビジネス書コーナー、小説コーナー、エッセイコーナー、海外関係コーナー、身体関連コーナー、漫画コーナーと、カテゴリー別にぎっしり埋まった本棚にご満悦の様子ですが、もう無理。キャパオーバーとはこのことです。そんな折、どなたかのブログで知った読書メーターというネットツールに魅力を感じました。読み終えた本を登録して、ちょっとした感想と共に管理することができます。読書量が一目で把握でき、また、自分が読む本の傾向に近い誰かの読書履歴を確認して本を選ぶ時の参考にすることも可能、読書幅が広がります。過去の本を登録していく作業が異常に面倒臭いという難点はありますが、読書の秋、よく本を読まれる方は上手く活用されてみては。*お気に入りの読みものサイトたち。→シンプルライフ、ぐうたら主婦*妊婦生活の参考にしているサイトたち。→妊娠・出産
2008.10.17
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からだにおいしい野菜の便利帳最近毎日のようにめくっているこの本。便利帳と謳っているだけあって、本当に便利です。あらゆる野菜の特徴が分かりやすく解説されているのですが、その栄養価を最大限に引き出す調理法や、ドレッシングの作り方なども合わせて掲載されており実用的です。私の場合は・・・・妊娠後期に入ってからというものむくみがひどく、朝起きると手がぱんぱんに膨れ上がっていたりする症状を改善するため、むくみを改善したい→本で調べる→むくみ対策に効果的なきゅうりを積極的に食べる、だったりとか、・母乳に悪影響がでるらしく、牛乳などの乳製品は取り過ぎないように注意されているため、乳製品以外でカルシウムを摂取したい→本で調べる→例えば小松菜を食べる回数を増やす(カルシウム量がほうれん草の3倍)、だったりとか、気になる症状の改善を目指して本を活用することが多いです。薬は飲めませんし、サプリメントではなく食品で栄養を摂取するように言われているため、そんな人には特に便利!自然の恵みってホントありがたいですね。ちゃんと、あらゆる症状に効果がある食べ物が何かは存在するのです。バランスよく組み合わせたら、健康的な生活が送れる仕組みになっている訳です。すばら自然界(どうしても言いたかった)。*お気に入りの読みものサイトたち。→シンプルライフ、ぐうたら主婦*妊婦生活の参考にしているサイトたち。→妊娠・出産
2008.09.26
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私がお世話になっている産婦人科は私立の個人病院で、お値段はそれなりに高いのですがいたれりつくせりのサービスを提供してくださいます。体重が増えすぎるとまずはイエローカードが手渡され、警告を無視してそのまま更に増えた場合は、手渡されるカードがレッドに変化します。私はまだどちらのカードも頂戴したことがないのですが、どうも忘れられているのではないかという疑惑がぬぐえません。一体、増加がどこまでオーバーしたらイエローゾーンなのだろうか。万一レッドカードが手渡された場合、“ご主人”の呼び出しが待っています。大人になってまで保護者(?)を呼び出される恥。これは避けたいなぁと思いつつ、呼び出された場合に“ご主人”が怒られる状況を想像してみたのですが。「ご主人、困りますねぇ。おたくの奥さん太りすぎなんですよ。」「はぁ・・・どうもすみません・・・」「そもそも、ご主人の意識がたりないからこうまで太るんじゃないですか?」「・・・」「だいたいねぇ、ご主人はタバコも止められてないそうじゃないですか。奥さんの禁酒のつらさとかわかってあげてるんですか?自分だけタバコを吸うなんて、根性がなさすぎでしょ。」「・・・はい。」「そもそも、思いやりがないっていうか。夫婦なら、一緒に我慢してなんぼでしょう。」「すみません。」「あなたがタバコを吸っている限り、奥さんのデブ化は止まりませんね、絶対。もはやご主人のせいですね、間違いない。タバコを吸う限り、父親になる資格なんてあなたにはないですよ。」「・・・」「これ以上の奥さんのデブ化を止めたければ、今すぐタバコを止めなさい。」あれっ。途中から願望が。*お気に入りの読みものサイトたち。→シンプルライフ、ぐうたら主婦*妊婦生活の参考にしているサイトたち。→妊娠・出産
2008.09.03
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昨日は映画『スカイ・クロラ』を見てきました。ダンナさんは講演会に行くほどの森博嗣ファンであるため彼の書いた本は全て持っており、つられて私も読みあさってきましたが、その中でも『スカイ・クロラ』は透明感のある切ない物語で、他の作品とはトーンが異なっています。・・・完全な平和が実現した世界で、大人たちが「ショーとして作った戦争」。そこで戦い、生きることを決められた子供たち。思春期の姿のまま永遠に生き続ける彼らを、人々は「キルドレ」と呼んだ。どこかで誰かが殺しあっているという事実、嘘では作れないその事実を実感しない限り平和な世界は保てない。そのために作られた戦争。人々は殺しあう子供たちを応援し、同情し、そうすることで平和のありがたみを実感している。。。ため息がもれるような美しい映像の中で描かれた、強烈な皮肉だと感じました。だって、悲しいけれどもその通りなのかもしれないと思ったから。人間てそういう切ない生き物なのではないかと思ったから。ただ、今はそんな「ショーとしての戦争」を作る必要がないというだけで。それはそれで、とてもとても悲しい現実なのだけれども。スカイ・クロラ*お気に入りの読みものサイトたち。→シンプルライフ、ぐうたら主婦*妊婦生活の参考にしているサイトたち。→妊娠・出産
2008.08.11
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マタニティビクスに行ってきました。マタニティビクスとは、妊婦のためのエアロビクスです。安産を目的とした動きが取り入れられており無理な動きなどはないのですが、それでも汗だくになるレベルの運動量で気分が爽快になります。ビートのきいたノリノリの音楽に合わせてダンスをするのですが、音楽に負けず先生もノリノリです。「ハーイ!ハーイ!フー!フー!フォーーーーーー!!」おお・・・初体験だからなのでしょうか。動きもまだついていけていないのですが、何よりテンションがついていけていません。フォ、フォ~・・・そんなたどたどしい照れがまだあるものの、過去に体験してきたマタニティヨガ、マタニティフラと比べると、個人的にはマタニティビクスが一番合っているかもしれません。しんどくはないのに、運動したぜー!と細胞が喜んでいる感じがしてスッキリ!これで健康的な体重管理を目指したいところですが、今のところ11月1日の予定日からしてまだ日がありすぎるというのに既に9キロ増です。デブです。歩き方は相撲取りバリ、足は大根と見間違うほど。果たしてこれ以上の増加を食い止められるのだろうか。自信がありません、全く。減らぬなら 楽しめばいい デブライフマタニティビクスすら突破して体重が増えるようなら、もう開き直っちゃう。
2008.08.09
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旬の地魚料理づくしこの本を買ってテンションが上がり気味です。シーズンごとの旬な魚の説明と、それぞれの料理法がいろんなパターンで季節別に掲載されています。どれも美味しそうなのです!新鮮な季節魚を目指して遠方の魚屋さんに行ってみたところ、身の厚い太刀魚が売られていたのでゲットしました。結局、最もシンプルな塩焼きにしてみましたが、美味!美味!魚バンザイ。魚ありがとう。そんな昨日の太刀魚晩御飯で元気がでたので、今から高野山に行ってきます!高野山は約1200年前に弘法大師によって開かれた真言密教の修行道場で、高野山真言宗の総本山です。標高は、約900m。現在では世界遺産に登録されています。真言宗でもないのに、何故急に高野山に行きたくなったかというと。SAVVY 2008年 09月号SAVVYの今月号で電車の旅が特集されており、その中でも高野山に惹かれたからなのですが。すぐにつられる人。しかし、こんなに広く寺院が分布しているので、熱射病で倒れないように注意します。あと、こけないようにも。
2008.08.04
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1年はまだたちませんが、一足早く先輩が赤ちゃんを産まれているため、赤ちゃんグッズで必要なものがあればあげるよというやさしいお言葉に甘えて遊びに行ってきました。その先輩は前の会社でお世話になった方なのですが、あまりの美貌に二度見したほど美しすぎるため、初めは天上界の女神が何故普通に会社にいるのかと疑問に思うほどでしたが、やはり赤ちゃんも同じくスペシャルに愛らしい女の子でした。遺伝って、すごい!布でできたジャングルジムや赤ちゃん用のソファ、暗い所で光るメリーゴーランドや天井でアニメ映画が見れるホームシアター、新品の哺乳瓶、肌着、マタニティズボン、赤ちゃん用洗剤まで、こんなに!こんなにいただいていいんですかっ!?状態です。ホームシアターなんて、大人の私が感動。。なんとなく、いい子に育ちそうです!小さな人「アーン、アーン」私「見て見て、映画に感動して泣いてるよ。」小さな人「アーン、アーン、アーン!」私「まだ泣いてるよ、この子は感受性が豊かだねぇ。」小さな人「アーン、アーン、アーン、アーン!!」私「まだ泣いてる・・・、ちょっと感動しすぎだよね。」ダンナさん「違うよ。オムツ替えてあげようよ早く。」まだ産まれてないので、イメージがしにくいだけです。
2008.07.29
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居酒屋でドリンクを注文する時、メニューの下方に押し潰されたソフトドリンク欄まで目線を下げなければならない瞬間や、仕事中ストレス度が高まると胎動をじたばた激しく感じる瞬間や、走れずに目の前で閉まる電車の扉を悔しく見送る瞬間などに、「ああそうだ。私は妊婦だった。」と思い知ることになるのですが、それ以外は特に大きな問題もなくすこぶる快適であるため、妊婦であることをつい忘れて自由に生活しておりました。しかし最近になって、ついにおなかの大きさがハンパないことになっていると気付きました(遅い)。今まで普通のワンピースを着ていたのですが、このままいくと、確実におなかのところだけが上がってしまいバランスの悪い格好になること必至です。しかし、どうも私の中でマタニティドレスにデザイン力を期待できず、わざわざマタニティドレスを買いにでかけようという気分になれなかったのですが、着る服がないため背に腹は代えられぬ状態でネット購入してみました。大きめワンピースからマタニティドレスまでまとめ買いしてみたのですが、大きめワンピースの方は結構失敗した感じです。確かに大きめであるため体的には楽なのですが、全体的にダボダボしているためシルエットがぼんやり膨らんで、妊婦というよりはただのデブに見えます。やはり試着できないネット購入、このあたりのリスクは背負うべきか。マタニティ兼用授乳服しかしながら、マタニティドレスの方は成功です!すごい!さすがマタニティのために開発されたワンピースなだけのことはあります。「マタニティ」という冠をばかにするな、と言われているような。大きめなんかで代用などできるものか、この「マタニティ力」が目に入らぬか!すみません。どうもすみません。「マタニティ力」をなめていてすみません。着心地がよく、かつシルエットもデザインもナチュラルでかわいらしく、久々の大ヒットです。これなら妊婦ライフも楽しめる♪と、早速このワンピースを着て友人とご飯を食べに行ったところ、速攻で食べ物の汁をこぼしました。胸に飛び散る水玉模様。確実に規格外のチゲ色の汚れ。テンションだだ下がりですよ、もう。そんな時に、救世主が! ライオン トップ シミとりレスキューシミ部分に液をつけて、布地の下にシートをひいてポンポン叩くだけで、見事にシミが落ちます。すごーい!これは、すごーい!今までずっと、親からも友人からも「口がゆるい」だの「集中力がない」だの「ばか」(←関係ない)だの言われてきましたが、何故か私にはポロポロ食べ物をこぼす癖があるのです。原因不明の奇病です。大人になってもこぼし続ける人。母親になってもまだこぼす人。子供が食べ物をこぼすようになっても、怒ることすらできません。でも!もう怖くないぞー!こぼしてシミを作ったら、これで叩いてシミを消し、そんな失敗なかったことにすればいいのです。長年のブルーが消滅しました。証拠は隠滅。私は別にライオンさんのまわしものでも何でもないのですが、このシミ落としはホントおすすめです。こんな安価に心の平和が取り戻せるとは!これでみんな手を取り合って、「こぼしライフ」を楽しみましょう!それほど食べ物をこぼすこともないですか。いいなぁ、できる大人は(嫉妬)。
2008.07.23
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水曜日の憂鬱をまんまと回避して、昨日は有休をとってマタニティフラダンスを体験してきました。フラガールを見て以来、興味津々だったフラダンス。今回は妊婦用なので、激しく腰をふるような振り付けなどはもちろんなく、ゆったりした音楽にあわせて体をゆらゆらさせるリラックスダンスでした。カラフルな南国花模様があしらわれたパレオを巻いて踊るのですが、おなかが大きいジャージの上から無理やり巻きつけるため、誰もが風呂敷で包まれた荷物に見えます。↑コレあはははっ、風呂敷包みが踊ってら~・・・はっ、誰も笑っていない(当然です)。気持ちを集中させねば。そうだ、心を解き放って南国にいると想像してみよう。ここは南国、気持ちのいい風が吹いてきており、波の音が聞こえる海のそば、そんな自然の中で輝く美しい・・・風呂敷包みたち。・・・いかん。どうしても集中できない。そんな散漫な感じで踊っていたのですが、フラダンスの手の動きは全て手話になっており、どの動作にも意味があることを知って興味がわきました。表現方法が、言葉ではなく、体全体であるということ。口に出さなくても、体全体で表現することで見ている誰かに思いを伝えられるのです。*** 花 風にゆれる プルメリアの香り 風 海を渡る 聞こえるのは あの歌 ****** 歌 空に響く 心みたす 喜び 星 夜空に咲く プレアデスの ささやき ****** たたえましょう アロハの心を (ザ・スピリット・オブ・アロハより) ***そうだった。空は青くて、降り注ぐ光は暖かくて、花が元気よく咲いている。そんな全部が当り前のことじゃなく、温かい恵みに包まれていることをみんなが思い出せたら、きっと、もっとやさしい気持になれるのでしょうね。肌をなでる風をもっとじっくり感じることができたなら。空と雲と日の匂いをもっと楽しむことができたなら。フラダンスには深い意味があったのですね。いろんな恵みに対する感謝の気持ちや喜びを忘れてしまわないように、踊る人から見る人へ、そして見た人が今度は踊って、長い間伝えてきたのかも。すばらしきかな伝統の踊り!しかもゆったりした動きながら結構運動になるので、運動がしたい欲求にかられている妊婦さんにはおすすめです。次は、マタニティビクスを体験してきます。
2008.06.26
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便秘です。ダンナさんに、下着で外に出るのはだめだけど水着で海に出るのはいいとか、私は汚いですと宣言するのははばかられるけど便秘であることは普通に告白できるとか、その辺りの割り切りの違いが理解できない、オレから見たら同じに思えると言われたのですが、確かに・・・と唸るところはあります。だからちょっと恥じながら告白するのですが、便秘なのです。汚いものがどんどん体を侵略している気がします。しかしそんな状態にも関わらず普通に食べているので、おなかの中の小さな人が上からも下からもきゅうきゅう押されて、もしやちょっと切れ気味なのではないかという思いにさいなまれています。おい!おまえ!苦しいやないか、えー加減にせぇよ(怒)というような声が聞こえる・・・(空耳)どうしよう。なんとかしてあげたいけどどうしようもない。インターネットで調べたところ、妊婦は便秘になりやすいということ。納得しながらあらゆる解決法を試してはいるのですが、何も効き目がありません。ヨーグルトを食べる、青汁を飲む、食物繊維の多いケロッグを食べる、牛乳を飲む、朝起きて水分をとる、決まった時間にご飯を食べる、決まった時間に睡眠をとる・・・全て実行済みなのです。こんなことなら、戌の日の安産祈願ついでに便秘退散祈願もしてもらえばよかった!ついでなら神様も聞いてくれたかもしれないのに。こうなったら便秘薬か・・・未だかつて一度も飲まずにすませてこられた便秘薬を、まさかこのタイミングで飲む羽目になるとは。この勝負、負けたり・・・と悔しい気持ちでいっぱいです。「かわいそうや~!便秘のせいで小さな人が死んじゃう~!」と泣き叫ぶ真似をするダンナさんにもストレスがたまります。うるさい!バカ!くそー!(←たまたまです、何もかけてません。)もし私一人だったならもっと強気で勝負にでたものを。今回は特別に、このくらいで許してやるわと叫びたい。大腸に。検診の時に先生に便秘薬をもらおう・・・と手帳を確認すると、予約が今週末となっています。えー!長くない?長くない?ちょっと。その間に、私の体の構成比 → 便70%、水分20%、タンパク質脂肪その他10%とかになったらどうしよう!そうなったらもしかして匂うのでは。哀しいけど仕方がない。自分にはどうしようもできないことって、世の中にはあるんだなぁ・・・。そんな悟りを開いた日。1週間のスタートから憂鬱です。
2008.06.23
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会社同僚のポイズンがくれた誕生日プレゼント。うめめTokyo soap opera梅さんの写真集と、熟女写真集。欲しかった梅さんの写真集はもちろん大喜びですが、熟女写真集の方にはポイズンのセンスが光っており、激しく感動を覚えました。こんな写真だったりこんな写真だったりこんな写真だったり。この流れが延々と続く写真集です。すごい!目のつけどころが、イイ!うれしいのか感動しているのか心の中は大騒ぎですよ。「とっておきの自分を表現してください」というカメラマンからの指示だったのでしょうか。「これが私のとっておきです!」とみなぎる自信が溢れているような、いないような。心がしなびてしまった時、この写真を眺めよう。人の元気って、結構カンタンに湧き出てくるものかもしれない。誰かに、あなたが今自慢できる「とっておき」は?と聞かれたら、迷わずこう答えます。愛するダンナさんと、人より大きなおなかと、あと、世界を広げてくれる友人だと。年老いてもかまわない。誕生日は、楽しい!
2008.06.20
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マタニティヨガを体験してみたのですが、これ、いいす!過去にパワーヨガやホットヨガやニューヨークヨガなど数々のヨガにチャレンジしてきましたが、どれも撃沈した思い出しかありません。何故なら、これらはヨガなのにしんどすぎたからです。‘ヨガなのに’とは、ヨガとはゆったりリラックスしながらするものであり、全身を癒しながらあら不思議!運動にもなっちゃう!みたいな既成概念があるからで、何で苦しまなければならないのか納得できん!と私の根性無しの心が叫ぶ訳です。ホットヨガもパワーヨガも効果はあるのでしょうが、大人になって以来すっかり運動嫌いの私にはつらすぎました。苦しいポーズの途中に「じゃあ10秒数えま~す。その姿勢をキープしてくださいね~。」というインストラクターの方が、カウント中に別の話を始めれば殺意が芽生えたほどです。「7、6、5、4・・・そうそう、そんな感じ。もっと背筋をのばして~、呼吸をゆっくり~吐いて~吸って~吐いて~。はい、3、2、もう少しそのままキープ~気持ちはゆったりと~そして呼・・」はやく数えろや!みたいな。心をゆったりさせるはずのヨガで、心の余裕が0になる人。でも!マタニティヨガは私の味方でした。捨てる神あれば拾う神あり。く~、神様、これは本当でした。すごく楽です。体も気持ちも楽ちんです。これこれ、これだよ。これがヨガだよ。周りもみんな妊婦さんなので、無理をするような姿勢は一切なく、ひたすら体をほぐすこととリラックスする方向へ重点がおかれているポーズの数々。あと15分・・・あと10分・・・もう少しだがんばれ私!地球の歴史に比べたら数分なんて短いぞ!などと苦悶の表情で自分を励ます必要ももうないのです。家でも続けてくださいね、と仰る女神先生の微笑みに見送られて幸せ気分で帰宅しました。でも家では絶対しないだろう、という確信を胸に秘めて。次はマタニティフラダンスを体験してきます。
2008.06.17
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復活。誰からも忘れ去られているのではないかと思う今日この頃、いつの間にか梅雨入りしていました。この空白の時間どう過ごしていたのかというと。もうほんとにつわりが苦しくて、会社に行って帰るだけで精一杯だったある日、そういえばブログを書いていないなぁ・・・と自分のサイトへアクセスした瞬間。オエー!ムリ!(自分のブログに掲載されていた食べ物の写真が)こみあげるスッパイものを飲みこんで、ブログを封印しておりました。そんな悶々とした日々を布団の中で丸まってやり過ごしていたところ、ようやく安定期に入ったようです。いやっほーい!ビバ健康!今年から会社の新しい制度として、出産を理由に辞める場合7年以内に希望すればまた雇ってあげますよというありがたい再雇用制度ができたため、早速登録させていただいて7月に退職することにしました。つわりの時期は妊娠に対してひたすら腹立たしい気持ちでいっぱいでしたが、安定期に入った途端にどんどん楽しくなってきました。おなかが大きいと会社ではもちろん知らない人にまでいたわってもらえて人のやさしさが身にしみますし、妊婦だからできる特典もいっぱいあって、早速マタニティヨガにマタニティピラティスにマタニティフラダンスに・・・とマタニティなんとかを満喫しまくり、健康にいいレシピの食事会などにも参加して、気を使われていることをいいことに毎日会社を定時で帰っては好きな本を読み漁り、刻々と成長する小さな人の体内写真に感銘を受けては学生時代に飛ばし読みした遺伝子の専門書などをもう一度ひっぱりだして今度はじっくり読み直し、8月以降は今まで夢見ていながら忙しさにのまれてできなかったことを始めようとわくわくして。やばい。こりゃー楽しい!そして生命ってすごい。物凄く不思議です。今なら何でも吸収できるんじゃないかという気になってきて、箱根にある彫刻の森美術館に行ってきました。目覚めよ感性!これからは自由に生きよう。美術品が外にあるという点で、直島と似ています。室内で大切に守って見る美術品よりも、自然の中で雨や風にあたって変化する美術品のほうが本当の価値をうむのではないかというようなことを著名なアーチストの方が言われていて、無性に納得しました。時代とか自然とか望む望まないに関わらずいろんな変化がある中で、そこから隔離するのではなく、調和して溶け込みむしろ周りの変化を取り込んで自らの力に変えたとき、見事な美しさが生まれるのではないか。美術館の足湯でほっこりしながら、そんなモノヅクリがいつかできたらいいなぁと思いました。今までそのために努力したことはなかったけれど、これからはしてみようかなと。小さな人の誕生は、私の人生にも大きな変化をもたらしたようです。でもそんな心の潤いは、ダンナさんのお金があるからこそでしょうね。がんばって稼いできてくれることを、当ブログは応援しています(オリンピックスポンサー風に)。しかも、できれば多めに。
2008.06.07
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つらい。世の中のお母さん方を本当に尊敬します。この吐き気とだるさと腰の痛さを乗り越えて、何気ない顔してちゃんと子供を産んでいるあなた達はすごい!常に吐きそうなのですが。こみあげる酸っぱいものを電車で飲み込み、会議で飲み込み、小走りでトイレに飛び込んでは便器をかかえこむそんな毎日を送っております。むかむかする。おなかが痛い。腰が痛い。小さな人よ、君は何を訴えたいのだ!と真っ青な顔して悶々とする日々。個人差があるようですが、どうも私はつわりが軽い方ではないようです。かといって、水も飲めないという程ではないため、中間(?)くらいなのでしょうか。安定期に入ったら楽になるということ。目指すは安定期!がんばれ私!とりあえず、安定期まで無事に辿り着くのだ!とハッパをかける内側の声も弱々しく、丸まってレモン水を飲んでいる私の姿はさながらおばぁちゃんのようらしく、新婚なのに「おばぁちゃん」と旦那さんに呼ばれたりしています。ふっ、なんとでも言ってくれ。という訳で、現在、大好きだったお刺身も生肉もキムチも焼いたお肉でさえ食べられなくなってしまっており、むしろ毎日レモンをかじって1ヶ月1万円生活を達成するんじゃないかという雲行きになってきました。非常にベタですが、異常に酸っぱい物を体が欲します。しかし、病院の検査で見せていただいた小さい人は、もう人の形になっていたのでたまげました。これはレモンでは乗り切れまい。食料品の値段が高騰しており、結構食料事情は厳しかったのですね。今まで値段に注意して買い物をしたことがなかったので、予算内におさめる買い物が予想以上に難しいことに初めて気づきました。250円以内しか買っちゃだめよという遠足のお菓子を思い出して楽しくもあるのですが。◆夕食メニュー・中華風野菜あんかけ ・納豆サラダ ・十穀米 ・お吸い物材料(2人前):しめじ半パック 39円、舞茸1パック 99円、厚揚げ1パック 78円、ピーマン2個 40円、玉葱1個 33円、納豆2パック 66円、サニーレタス 25円、十穀米の素 25円、ふ10個 5円(くらい?) <計:410円>◆朝食(兼昼食)メニュー・さばの塩焼き ・サラダ ・十穀米材料(2人前):さば 128円、サニーレタス 25円、トマト 65円、十穀米の素 25円<計:243円>本日の家ご飯計:653円単純計算でいくと、1ヶ月1万円ということは1日5百円ペースで進むとグッドということですね。普段はつわりで朝ご飯が食べれず自然旦那さんの朝食もなく、お昼は2人とも社食のため、晩ご飯を500円以内におさめればいいということで、今のところ休日が少しオーバー気味です。自分ルールですが、調味料は既にわんさかあるため材料費に入れず、またお米はありがたいことに友人がくれているのでこちらも材料費に入れずです。こりゃー楽しい!この楽しさに気をまぎらわせて、つわりを乗り越えたいと思います!ちょうど今月達成できた頃、安定期に入ります。
2008.04.06
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相方が風邪をひいて寝込み、薬を飲めない私は「こんな時期に風邪ひきやがってこの野郎!」とばかりに隔離したものの、私の良心が雑炊をつくりあげました。例の残り物の材料で。だしの素でがんばらなくても、うまく調理すれば野菜自体がだしになるとのこと。絶対に沸騰させたりせず、弱火でじっくり野菜を煮込めばその汁自体が天然のだしに変身するという情報を得て試してみたところ、だし命の私が食べてもおいしくできました。という訳で、材料が残り玉葱だけになりました。そういえば昔、冷蔵庫に納豆しかない時に、納豆1パックめをご飯だと思い、納豆2パックめを納豆だと思って、納豆かけご飯だと自分を騙しながら納豆2パックを食べる試みにチャレンジしたことがあります。普通に納豆のみの味がしました。そんな経験をいかしながら、今日の晩ご飯はカレーにしようかと思っています。玉葱1こめを肉だと思い、玉葱2こめをじゃがいもだと思い、玉葱3こめを人参だと思い、玉葱4こめを玉葱だと思ってカレーを食べる試み。玉葱5こめがご飯のつもり。1ヶ月1万円生活スタート前に、結構いろいろなえ気味です。
2008.03.29
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もし、将来的に私が家で毎日御飯をちゃんと作る日がきたら、その時は・・・!と胸に秘めていた夢があったのですが。会社を辞めるのか産休をとるのかはまだ迷っているところですが、どちらにせよ家にずっといる期間はやってくるので、この夢をようやく実現する時がきました。「いきなり黄金伝説」に感化された私の願望・・・1ヶ月1万円生活を達成してみたい!私が好きなのは、無人島生活で海に潜って蛸にかぶりつくというような現実離れした生活の方ではなく、近所のスーパーなどで特価食材を買って試行錯誤で美味しいレシピを生み出す、現実的なほうです。キター!ついにこの時がきた。わくわくわくわく。これはもう、末広がりの2008年、ピカピカの1年生も大量に放出される翌4月から始めるしかない。キリのいい4月から始めることに意味があるのだ。なんとなく。という訳で、3月中に冷蔵庫の残り食材をきれいさっぱり掃除したいところなのですが、玉葱が5個もあります。しかも、新玉葱じゃないほうです。あとは、人参が半本、大根が半本、卵が1パック、おあげさんが3枚。これらの食材が、夢実現スタート時にすこぶる邪魔なので、あと5日間この食材達の消化に全力を注ぎたいと思います(なんとなく本末転倒)。
2008.03.26
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▲寒い寒いと言いながら、体が勝手に・・・。最近、この本でも感動をお伝えした、上橋菜穂子さんの本にはまっています。彼女の表現力は作家さんの中でもずば抜けているような。目に浮かぶ情景に酔いしれます。守り人シリーズを長年に渡って書かれていて、全て1巻ずつ読み切りのため非常に読みやすいです。初めは家主による発掘感があふれていた本ですが、あれよあれよという間に今ではベストセラーです。いいものは広まるのも早いですね。「精霊の守り人」からスタートします。あえてこだわりをもって児童文学から出されているのですが、大人が読んでも十分心に響き、考えさせられます。私も人の心をわしづかみにできるような、そんな結果をだせる仕事がしたいんだろうなぁ、なんて漠然と思ったり。それが叶うのがいつのことやらわかりませんが。「人がみんな、<好きな自分>の姿を心に大事にもっているような気がする。なかなかそのとおりにはなれないし、他人にはてれくさくていえないような姿だけどね。少なくとも、おれはその姿をもって生きてきた。そして、どうしたらいいかわからない分かれ道にやってきたら、どっちに歩んでいくほうが<好きな自分>かを考えるんだ」(・・・「夢の守り人」の一節より)
2008.02.10
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求めない心の師とあおいでいる方が、この本をプレゼントしてくださったのですが、非常に心にしみました。常々彼は、周りに求めて生きるのは間違っている、誰かにどう見られたいとか、出世したいとか、誰かに何かをしてほしいために行動するとか、そんなことに振りまわされて生きるのは最もばかばかしい、と言われていました。今日より明日、自分が変化していることに気づけばいい。必ずしも成長している必要はなくて、少しでも変わっていることに意味があるから。転職して数ヶ月がたった頃、仕事もできなくて空回りし、優秀な会社の人たちにもついていけず、あげく自分がどうしたいのかもわからなくなって悩んでいた頃にこの話を聞いて、非常に気持ちが楽になったものです。求めないするとキョロキョロしていた自分が可笑しくなる求めないすると自分の時計が回りだす求めないすると君に求めているひとは去っていく求めないすると君に求めないひとは君とともにいる
2007.10.28
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『ピアノの森』を見てきました。最新映画の割には狭い客席ががらがらで、劇場ではコーヒーか紅茶しか売っておらず、コーラが飲みたいという家主の声を無視して紅茶を飲みながら、それほど期待はせずに見たのですが、意外でした。おもしろくて。有名なピアニストを父にもつエリート少年の転校生と、水商売で生計をたてている母親をもつ貧しい地元の少年が、お互いに交流を通じてピアノの能力を開花させていく。貧しい少年しか弾くことができない森に捨てられたピアノ、事故で片腕が使えなくなった伝説のピアニスト、ピアニストへの登竜門であるコンテスト。声優は、上戸彩、雨上がり決死隊の宮迫、池脇千鶴・・・と後でながれる文字紹介で初めて知ったのですが、見てる最中は全くわかりませんでした。声ってすごい。アニメとしても単純におもしろいですが、それぞれの生活背景とかそれぞれの想いとかが、現実にそういうことってあると思う、わかる、わかる・・・といった感じ。たぶん泣ける映画とかではないと思うのですが、私は一人で大泣きしていました。もっとちゃんとピアノ習っていればよかったな~。そうだ、漫画を買いに行こう(そしてすぐに影響される)。
2007.07.22
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ツタヤにて、家主のスイッチが「今日は買うぞ」モードにオンしており、ラッキーとばかりにその手に数々のCDをおしつけたところそのまま買ってもらえたため、今日は音楽デーです。ツタヤに行ったきっかけは、家主の友人の漫画が掲載される雑誌を探すためだったのですが、いくらページをめくって探しても見つからずおかしいな~と首をかしげていたところ、8月10日発売から連載スタートでした。彼の生き方はカッコいい。真似できないけど。でもカッコいい。自分にはこれしかないと信じられる道が見つかっていてうらやましい。私は中途半端に何でもできてしまう。そして何もできていない。何を探すのかわからない。何も見つかっていない。早く発売日がくればいいのに!
2007.07.21
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夏。夏休み。読書感想文。そんな連想からという訳でもありませんが、夏といえば本!という勝手なつながりが私の中にあり、いつも楽しみにしている日経ウーマンの雑誌が本特集をしていたこともあって、ちょっくらどっぷり本にのめりこんでみるかという気になりました。いつも、ついつい自分の好きな作家シリーズで読破するか、必要にせまられてのビジネス書かという同じ枠から出ない読書の仕方であるので、思い切って今回は雑誌で特集されていた122冊の中から惹きつけられた本をセレクトして一気に購入してみました。私とは違った世界で、違った生き方をされている色んな方のおすすめ本に触れてみる試み。それぞれの考えやモノノ見方に、本を通して触れることができたら。それはとても素敵なこと。結婚したばかりの美しい新婚夫婦。しかし妻は、ある奇病に取りつかれていた。悲痛な恋愛小説。死んだ友人の後妻が、夫の遺品を返して欲しいと訪ねてくる。誰でももっている心の暗闇が、ひょいと取り出されて・・・。16編からなる短編小説。人はなぜいつも「未来の幸せ」を妄想してしまうのか。その理由が、心理学や行動経済学から楽しく解明された脳の話。失業中の主人公が引っ越した先の築35年のアパートには、明治生まれの少女がいて。怖くて切ない短編集。別々の会社で働く東京湾対岸の2人が、出会い系サイトを通じて知り合ったが・・・。負け組み、勝ち組って何?という疑問が沸いてみたり。貧困、HIV、人種差別。固定化されたイメージの中で伝わりにくい、アフリカの人々の言葉や軌跡を救い上げたルポ。村上龍氏と伊藤穣一氏の対談集。経済、政治からメディアまで、幅広い話題の中に、個人が幸せになるヒントが盛り込まれている。合コンで出会った2人が、遠距離恋愛になっても続ける恋には衝撃のラストが待っていた。たった1行で全てを覆してしまうどんでん返しのストーリーとは。結婚だけが人生じゃない。不倫という恋愛を試金石に。泥棒の濡れ衣をきせられた少年は砂漠のど真ん中にある厚生施設へ行くことに。そこでは1日1個、大きな穴を掘らなければならなかった。コツコツ頑張れば幸せの糸口は必ず見つかる!郊外の団地で暮らす4人家族のモットーは「隠し事はしない」。一見普通に見える家族は、お互いに深い秘密を抱えていた。既に壊れかけている家族が、それに気づかないようにして暮らして・・・。失踪した妻を捜すうち、ある未知のウイルスの秘密にたどりつく。吸血鬼、アトランティス、巨石信仰、狼男、永遠の命。壮大なスケールのストーリーに浸って現実を忘れる時間。不思議の国に到達するにはいろいろな入り口があるけれど、その入り口にさえも気がつかない人がいる・・・。私は気づきたい。不思議の入り口に、気づきたい。
2007.07.15
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この本は結構オススメかもしれません◎マーケティングとは何ぞや、とかなんとか難しく考えるのが超苦手な私が読んでもおもしろいと思ったので、特に普段全く違うジャンルのお仕事などされている方にこそオススメの本かもしれません。具体例が広く濃く紹介されているので、身の回りのイベントや広告のからくりがより身近に感じて楽しめるかも。仕掛ける側にまわるもよし、からくりを見抜いてほくそ笑みつつ、楽しむ側にまわるもよし。世の中の動きも楽しんでみようプロジェクトに参加希望の方は是非どうぞ。ちなみに、部員は今のところ1名です(結構な小規模です)。
2007.07.08
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女性集団である組織をたちあげた社長さんが書かれた本で、簡単にまとめてしまえば「女性の感性にフィットしたマーケティングをしてクチコミでビジネスを成長させよう」という、その辺りにぽろぽろ転がっていそうな「よくあるよね論」になってしまうのですが、事実として見るとおもしろいなぁと思ったことが。・男性は言語、論理の左脳が発達し、女性は左右の脳を使って考え、行動する。・女性は、左と右の脳をつなぐの脳梁の断面積が男性の2割も広く、一度に多くの情報を行き来させることができる。・男性は結論型、女性はプロセス型であることを前提に物事を見る。確かにその通りだと思います!そんな訳で、男性からみて女性が理解できないという場面がでてきたり、女性はいわゆる第六感で浮気をみぬく能力が高かったり、といったことも生物学的に当然のことだったりするのです。私も完全右脳派の人間なので、むしろ左脳派の人がうらやましくて仕方ないのですが、世の中は偶然なようで実は必然でできていると言いますからね。この、右脳のみしか働いていないような状態も必然だといいなぁ・・・と夢見心地で願っています。
2007.07.07
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私はわりと、日記というよりは手紙のような感覚でブログを書く癖があるのですが、hiropon181さんに感化されて、メモ代わりとしてもたまにブログを使っていこうと思いました。確かに便利!手帳にもいろいろメモしてはいるのですが、字が汚すぎて読めません。残念です。ネットコミュニケーションのマーケティング的な活用法を、具体例などを元にわかりやすく解説されている本なのですが、ネットでビジネス!などと力まなくても、チープな表現ですが単純に「おもしろい」本だと思います。ビジネス書にしては、読みやすさが抜群です。ネットビジネスに関わっていてもいなくても、知っておいて損はない情報かと。普段世の中に溢れているブログを見る目が、一歩踏み込んだ形で変わるかも。
2007.06.17
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土曜日の午後11時過ぎから8チャンネルで放映されている、「ライアーゲーム」にはまっています。この、確実に見られる時間帯もステキ。。すぐ人に騙されるバカ正直な主人公の女の子が、人を欺いて1億円を頭脳で奪い取らなければならないというマネーゲームに巻き込まれてしまい、天才詐欺師に頼って2人でゲーム参加するといったストーリーなのですが、その心理戦がおもしろすぎてやみつきです。途中から見るとわからないところも多いかもしれませんが、恐らく初めの数分間はあらすじをざっと説明してくれると思われるので、推理戦が好きな方は次回から参加でぜひに!私は前髪がまっすぐの人が怪しいと思ってます(見てる人しかわからない・・・)。
2007.04.29
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まだ朝晩は肌寒いですが、日中はようやく暖かくなり始め、春が恐る恐る冬に交渉をしている感じですね。「あの~・・そろそろ担当代わってもらっていいですかねぇ~?先日の旅行中は、急に当番交代をお願いしてしまってすみませんでした。でももう大丈夫ですので、ゆっくりお休みください。オフ中に南にくだられると良いと思いますよ!オーストラリアなんて如何ですか?あ、はい、これお土産です。タケノコ。」そう!これから軽い冬支度が始まっていくオーストラリアやニュージーランドに寒さは譲って、日本ではタケノコの季節!久々にスーパーに行ったら、店頭にはわんさか並ぶタケノコが。最近は面倒な茹でいらずの真空パックタイプにもいろいろ種類があって、手軽にタケノコ料理が楽しめて便利ですね。でも折角の旬素材、ここはちゃんと皮をむくところから始めたいところ。実家の裏山で昔はよくタケノコ刈りをしたので、タケノコの季節になると我が家の食卓は連日、タケノコご飯にタケノコの煮付けにタケノコ刺身にタケノコの天婦羅にタケノコ炒めにタケノコサラダにタケノコのお吸い物に・・・とフルコースだったため、タケノコに関してはやや食傷気味だったものですが、大人になってタケノコ山から遠く離れてみると、今度はまた食べたくなるのです。タケノコで育った血が覚えているのですね、きっと。タケノコの血は水より濃い。という訳で、タケノコを楽しむつもりで本屋さんへ行くと、タケノコに限らず日本の季節が自宅で簡単に楽しめるという本があったので購入してみました。折角四季がある国に住んでいる者の努めとして、隅々まで楽しみつくさねば!どん欲バンザイ!タケノコ料理紹介の他にも、懐かしの草花遊び、笹舟やタンポポ風車の作り方や、桜の塩漬けの作り方、ビオトープ(小さな生物の生きる環境を人工的に再現した場所)の作り方や、街で見かける春の鳥の紹介など、ささやかな幸せ紹介がつまった楽しい本です。ここ最近原因不明の眠り病にかかっており、数日前に治ったのでまぁよかったのですが、その時は周りの全てのことに無感情になり淡々とただ生きておりました。そしてしみじみ思ったのですが、大きな幸せを狙わなくても、小さな幸せを感じる気持ちを大切にことこと毎日積み重ねて生きていけたら、それがきっと一番幸せな人生ですね!
2007.04.15
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美容院だったか病院だったか、待ち時間中に何かの雑誌で偶然見つけた小さな広告に私は釘付け。即携帯でメモし、注文していた本が届きました。「私の夫はマサイ戦士」。この現代、確実に様々な文化が押し寄せる中で、あえてその独自の気高い文化を貫く事ができているのか、以前から気になってはいたのですが、なんと日本人の女性がマサイ戦士とご結婚されているとのこと。これはもう読むしかない!高鳴る胸を抑えて一気に読み切りましたが、物凄くパワフルな永松さん(マサイ戦士のお嫁さん)に驚きの連続でした。プロ作家の方が書かれたのではないな、とすぐにわかる文体なのですが、それだけにリアリティがあって、今この時代にマサイの戦士達がおかれている状況も生々しく知ることができ、ご本人を拝見した訳でもないのに輝くオーラが本から伝わってきて感銘を受けました。以前、首長族の村へ伺った際、民芸品や各種お土産品がところせましと置かれた家々を見た瞬間、少しだけ、ほんの少しだけ、静かな気持ちになりました。時代に沿って生活が変化するのは必然であり、それに対して違和感を感じるのは部外者のエゴでしかない。ただ、刻一刻と変化する時代の中で、「文化を守って生活していく」ことが一体どういうことなのか、正解のない流れの中でふと考えさせられた時間でした。それだけに、この本を読んでまた考えさせられました。永松さんが運営されているツアーに、いつか参加してみたいなぁ。。
2007.03.18
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日銀がついに発表しましたね!なんとか今日に間に合ってくれと祈っていたのですが、ぎりぎりセーフで滑り込みました。明日ドルに換金するので、円安が少しでも今日のうちに改善されて欲しかったのですが、これで今日だけでもいくらかは円高になるでしょう!旅費のレベルで一喜一憂、私は小さな人間ですバンザーイバンザーイ。ところで、昨日か一昨日の完全アフィリエイト目的と思われるエキサイトニュースにさくっとはまってしまったのですが、世界一周は周遊券を買ってしまえば、案外数十万円の格安で可能だとか。昔2泊3日で行かれた強者もいらっしゃったということですが、さすがにそれには遠慮したいですね。もしも行けるなら、その土地土地の文化とか生活とかに触れてまわりたいです。どちらかといえば、観光名所よりそちらの方が興味深いです。そんな夢見る、現実は不可能な日本人のための「世界一周した気分になれるかも」本なのだとか!早速アフィっときました。(アフィリエイトに美しくはまって購入すること:俗語)あー、こんなことしている場合じゃないのに!
2007.02.21
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今更ですが、おもしろかったので「高校生の勉強法」を読んでみました。受験勉強の仕方という読み方でももちろんいい本ですが、学生さん向けとあって噛み砕いて説明された本なので「脳」に関する知識本としても楽しめます。脳は疲れないそうです。なんとなく続けて仕事等したら脳が疲労したような気分になるのですが、それは肩がこったり目が疲れたり他の器官の疲労であって、脳は24時間フル稼働なのだとか。脳が一休みしてしまうと生命活動の危機でもあるので当然といえば当然ですが、そうズバッと言われてみると結構衝撃でした。また、モーツアルト効果というのは植物実験でも結構特集されていますが、これは人間でも科学的に立証された効果で、モーツアルトを聴くとてきめんに頭が良くなるそうです。といってもそれは一時的な効果で、1時間も継続しないそうですが、ここぞという時には試してみたい!ただし注意すべきは、音楽はモーツアルトに限るそう。ショパンやベートーベンには効果がないのだとか。不思議ー!!他にも、頭の働きを悪くしてしまう薬に関する情報もあって、おもしろいのでお子様のいらっしゃる方とか、仕事で集中力を必要とされる方には、成人が読んでもおもしろいという点でおすすめの本かもしれません。ちなみに、脳を活性化させて意識をハッキリさせたり、記憶力を高めたりするアセチルコリンの働きを邪魔する成分として「スコポラミンC17H21O4N」「ジフェンヒドラミンC17H21ON」があるそうなので、お手持ちの薬をチェックしてみて”念のために”の服用はなるべくしない方がいいかもしれないですね。私の場合、上記成分が入っているような「風邪薬」、「ゲリ止め」、「乗り物酔い止め」は余程のことがない限りまず飲みません。悪化して死んでしまったらそれは残念ながら運命だと腹をくくっているところがあって、この現代においてそれはそれでどうかと思いますが。●もっと成人バージョンが読みたいという方には「海馬」をオススメします。だいたい同じ内容が、もっと難しく、詳しく書いてあります。
2007.02.19
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特にいつも童話好きという訳でもないのですが、たまに大人が読んでも楽しいファンタジーにどっぷりはまることがあります。このせちがらい世の中、たまには童話を読んで心を癒すのも、読書セラピスト(自称)としてオススメです!『孤笛のかたた』。ビジネス書しか読まない家主が珍しく童話を読んでると思いきや、泣いている!いい大人の殿方が童話で泣くなんてありえない!やーいやーい(古い)!ばーかばーか(ついでに)!と指差して爆笑しつつ、一人になってこっそり読んでみました。童話だよ?童話にそこまで入り込むかなぁ、もっと大人になr大泣き
2007.02.08
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都合が悪くなったらすぐ擬態。
2007.02.05
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今日は外出デートのはずが、家主がおなかが痛いと言い出したため急遽中止となり、久々の映画デートをとてもとてもとてもとてもとてもとても楽しみにしていたので大きなリアクションで悔し泣きをしていたのですが、本当に痛そうなのでかわいそうになり泣くのをやめて、大人しく「ひきこもれ」をひきこもって読んでいました。吉本隆明の本は大抵、吉本ばななの父とは思えない難しい内容なので避けて通っていたのですが、「ひきこもれ」は取材の時の会話を元に作成されている本なので比較的読みやすく、感覚をフィットさせることができました。要約してしまうと「ひきこもり、おおいによろしい。じゃんじゃんひきこもるべし。」という内容なのですが、細かいところまで落とすと色々考えるところは多く、この吉本隆明という人は、大賛成!と崇拝されるか、それは違うんじゃないかとアンチな意見を叩き付けられるか、両極端に読み手が分かれるカリスマ作家なのだろうなぁ、と思いました。何にせよ、誰の目の前にも横たわっているような問題を、怯える事なく真っ向から言い切る姿勢には尊敬を感じました。今日は一歩も外に出ていません(カミングアウト)。
2007.02.04
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何かの専門職の方(お医者さん、弁護士さん、美容師さん等、その1本道の知識・経験を極める職業)以外の、お金を稼いで生きていくあらゆるジャンルの職業の方に、行動のとり方や何かの参考としてビジネス書は役立つと思うのですが、そんなビジネス書に関する「多読のススメ」本です。わりとショックを受けました曰く、●読む前に「何時間以内で読む」と決める、●つまらないと思ってもガマンして読み続けてしまことをやめ、ハズレと思ったら即読むのを中止する、●自分の目的にあわせて2割を読むだけでいい、●本は読み返さない、●ポイントに線をひき、ページの角を折る、読みながら考えたことは、どんどん書き込む。●線を引いたところを抜粋した「メモ」を作り、実践で活用、条件反射的に行動できるようにする。うちの家主も同じような読み方をするのですが、1冊を一瞬にして読み干してはすぐ次のビジネス書に入るため、なんてもったいないことをするのだ!1行1行にかかっているお金を捨てるようなものだ!と文句を言いつつ、私は苦痛に顔をゆがめながら隅から隅まで1行残らず本を読むように努力していました。それが、無駄な「もったいない精神」だったとは。ビジネス書を読む方にはもちろんのこと、そんな読書が必要であろう彼をもつ彼女や奥様にもおすすめの本だと思いました。その本代を月の食費と比較してみろー!無邪気に本代につぎこみやがってなんてささくれだった気持ちも緩和し、おこづかい制度、比率をちょっと変えてあげようかな、なんて思っちゃうかも。
2007.02.02
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本が好きな方にはおすすめの本です。もしも自分がオーナーだったら、という妄想が楽しめます。そもそも、ブックカフェを開きたいのです。家主の溢れんばかりの本と、申し訳なさ程度にある私の本と、家主が定期購読している日経ビジネスと日経デザイン、月々買ってくる日経トレンディと、私が月々買う日経ウーマンと日経ヘルスとHanako、全部あわせて1000冊近く。置く場所がもうない(本棚側の床が傾いているような気がする)というのが理由でもあるのですが、自分の家の下の階だけブックカフェにして、土日だけオープンさせたいのです。店を借りるとなると、まずはその店まで通うということが億劫であり、また、せめて家賃を払うための利益を出すとなると、もはや気楽なブックカフェではなくなりきっと好きな本も嫌いになるくらいつらくなりそうだから、自分の家で、土日だけ、ほっこりしたい人にだけ来てもらって、好きなコーヒーや世界で買い集めた紅茶、ご希望のお客様には体質にあった薬草ブレンドのお茶を出し、体にいい野菜をぐつぐつ煮込んだあったかスープのランチを出し、クッキーを焼き、ピアノの先生の資格をもっている友達にきてもらって静かな曲を生演奏してもらい、誰もが好き勝手に好きな本を読んで独自の世界を楽しんでもらうのです。そんな妄想をしていたら夜になっていました。
2007.01.26
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前々から行きたかった、京都のガケ書房へ行ってきました。お店の方が『厳選しました』というように見える本ばかりが並ぶ、想像通りのときめき空間。それぞれの棚にどういう作品が選ばれたのか凝視してしまうため、何時間でもそこにいられる感じです。本も雑貨も、心なしか誇らしげ。ここにいたい。ずっといたい。よく本にいるミクロな虫になって、この空間に住みたい。あ、でもそれだと文字が読めないから哀しいかも。この本読みてーよー、でも俺より字がでけーなー。みたいな。私は女の子ですが、虫に生まれ変わるならきっと男の子になる気がするのです。まぁそんなことより、全ての本を買い取りたい気持ちを抑えて、厳選された本の中から更に厳選して本を何冊か購入しました。昨日も本を購入していた家主と合わせると、本代だけで5万円也。ある意味、人間の形をした本の虫。▼大きく棚で展開されていた、ファンの大橋氏の自費出版漫画。出入口の壁画に見送られて、即効目の前の喫茶店で本にむさぼりつきました。私は前の会社でも、きっと新しく働き始めても、やはりパソコンを仕事にするパソコン大好き人間ですが、読書は読書で、今までもこれからもずっと好き!パソコンと読書。サンドイッチとおにぎり、みたいな。コーヒーと読書。幸せって、きっと、こういうこと。●今回参考にした京都地図本。ポイントポイントを確実に抑えていて、しかも大きさ的にも持ち運びしやすく、京都歩きにオススメの本です♪
2007.01.13
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日本全国の現代アート美術館めぐりをすることに決めました。美術空間散歩私にとって日本とは、昔から窮屈な国でしかなかった。ここの境界線からはみでるな、というような考え方や教えを暗黙のように感じ、そして恐らく境界線からははみでているのであろう私の潜在意識は悲鳴をあげ始め、自分の意志で動かせるお金ができた途端に暇さえあれば海外へ飛び立つようになり、気づけばパスポートのスタンプはここ5年で17個に増えていた。韓国、中国、香港、台湾、タイ、カンボジア、モンゴル、フィリピン、ミャンマー、セブ島、ハワイ、アメリカ、シンガポール、トルコ、ブルガリア、ドバイ、エジプト。どこも素晴らしい文化を持った、素晴らしい国だと思った。そして、何故、両親が共に日本人で、日本に生まれ、日本で育つはめになったのだろうと不満にも感じた。しかしここ最近、自分の感情に変化が。日本の歴史を創った日本のえらい人達に興味が沸き、俳句や川柳の言葉の響きが美しいと感じ、陶芸が楽しく、着物が好きになり、日本茶が美味しいと思い、日本料理の1品1品の小皿につくされた技と味に胸をうたれるようになった。日本の風景、言葉、そして文化は美しい。先祖代々受け継がれた日本人に流れる血は、途中どんなに見失いそうになっても、やがては目覚める運命なのかも。香川県の猪熊弦一郎展に行ってきました。ひときわ目立つ駅前の大きな壁画にすいこまれ、その空間はステキなイメージアートの世界。鮮やかな色合いや自由な形、ぐるぐる巻きのコイルを見ていたら何かが自分の中で生まれてきそう、それなのにそれが何かがわからない、もどかしい気持ちに襲われます。間違いなく右脳のどこかが刺激されている信号を受け止めつつ、もう猪熊さんの絵のとりこ。一番のお気に入りは『猫によせる歌』。次第に物の形や色が単純化されるという具象から抽象への移り始めた時期に描かれたとのこと、なんのこっちゃわかりませんが、この絵から伝わる何かは心を響かせます。美術館で買ってもらった本を見ていると、全部のアートを見てみたい欲求が抑えられない!特に、本の中に紹介されている宮城県の感覚ミュージアムに興味津々。人は必ずその存在に意味をもって生まれてきたと常々思うのですが、自分にしかできないことがきっとあるのだろうなぁ、と何故か確信して美術館を去ったのでした。いろんな感受性が研ぎすまされる場所だと思いますので、アートに興味がある人もない人も、お時間がありましたら是非♪以前に、海外を飛び回り流暢に何カ国語も操る尊敬すべき先輩が、外国語を話せることは重要だけど、日本語をきちんと理解した上で外国語も話せて初めて世界に誇れる日本人の語学力と言える、日本語の良さも語れず外国語だけ話せてもそれは中途半端な外人であって日本人ですらない、と仰っていたことを思い出しました。世界に誇れる日本人の感性を磨きたい、と、今なら素直に思えます。しかしこの本、いい本なのに本屋さんで見たことないなぁと不思議に思い、ネットで検索してみると1件だけお取り扱いが!でも写真すら掲載されていません(哀)めげずに、いい本発掘委員会の委員として、今後も細々と活動を続けていきたいと思います。私は、日本に生まれた日本人で、よかった。
2007.01.09
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