もえうぉっち

もえうぉっち

2008.06.30
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カテゴリ: 活字主体の本
世に 怪異 もののけ の跋扈す
幽霊の正体見たり枯れ尾花
道理の通らぬ浮世草
通らぬものを通すが仕業

御行奉為 おんぎょうしたてまつる






もののけの仕業との噂。
狐狸妖怪が人を祟るというが、いかに。
いつしか万人納得の行くケツがつき、大団円。
その裏には在るは小股潜りの又市。


七本の短編から為ります。
それぞれ妖怪の名前がタイトルになっており、
その妖怪をモチーフにした事件が起こる。
物語の結末もその妖怪のしわざで決着がつく。

そもそも「ものの怪」とは「ものの気」、つまり「気」なんだそうで、
「気」は目にも見えぬし、触れもせぬ。
そのようなものが人を殺めたりできるはずもなく、
実際の下手人は「人」なんですな。

そこはそれ、下手人として縛につかせることのできぬ御仁もおるわけで、

そこを御行の又市、おぎん、治平らのからくりで、
通らぬ道理を通してしまえという寸法。

主にこの七編は単純に怪異があり、
そこに山岡百介が仔細を知らぬまま否応なくからくりに絡み、
最後に「いったいどういうカラクリだったのですか」と問うて、
又市の種明かしとなる。

各話の第一章はタイトルのものの怪についての伝承を記してあります。
このあたりは音読することをオススメします。
口伝することも多かった時代の草紙もののように、語調がきれいです。
目で読むのじゃなしに耳で聞くのもまた一興。







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最終更新日  2012.01.05 21:41:15
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