もえうぉっち

もえうぉっち

2009.07.13
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カテゴリ: 活字主体の本

ヒトノ イノチハ
ヒトシク トウトイ






婚約者と自分の尊厳を踏みにじられた女
息子をリンチで殺された父親
憎い仇は精神異常や未成年というお題目の下
のうのうと守られ生きている


とてもじゃないですが、読後感の悪いお話。
「人の命は等しく尊い」なんて誰もが知っている言葉。
それでも争いはなくならないし、理不尽に奪われる命は厳然としてある。
たいした罰も受けずに敵が生きていたとしたら
遺された者が復讐を考えるのは、無理からぬことかもしれません。

この中には他人の命を奪う理由がたくさん述べられています。
精神障害による判断不能。
未成年であるが故の暴走。
愛するものを奪われた復讐。

肉親が生きるために必要な臓器の供給。

最初の二つは事の発端として描かれます。
他はそこから派生したもの。
鉈を振るうには自らを正当化する必要が生じます。

感想を文にするには憚られることが多いこの作品。
「人が生きること」と「命」について考えさせられます。
本書を読んで喚起はされますが、答えは書かれていません。
どうも、続き物なのか、登場人物には伏線が張られています。
残念ながらひきつけられる魅力的人物はいませんでした。
だからこそ内容そのものでぐいぐい引き込まれたとも言えます。


ザラつくお話を読みたい方にオススメです。






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最終更新日  2009.07.14 00:40:02
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