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1月の半ば、お稽古先の初釜がありました初釜は年が明けて最初のお茶会、初めて釜をかける事から<初釜>と呼ばれるようになったそうです行われるのは1月の中旬ですお稽古先では5〜6回の初釜を催され、この日は10人の生徒さんが参加しました男性は2人、大先生の生徒さんが6人、若先生の生徒が4人です年長は70才位、年少は40才位、私は真ん中あたりで席順も真ん中あたりです年長の男性が主客(一番目)経験の長い女性がお詰を受けてくださいましたよっ!よろしくお願いします、ペコリ〜薄茶の干菓子〜開始は10時ですが、早めに訪問して待合和室で静かに待ちますそこへ香煎が運ばれ一服お庭に出て寄り付きへ、ご亭主のお迎えを受けて中へ進み、手水舎で手と口を清め、小間の茶室へにじって入ります3畳ほどの茶室には床の間に掛け軸、結び柳、炭が飾ってありますそれを拝見、棚の夏目も拝見して、大広間へ進みますここでも床の掛け軸と炉の釜、棚のお道具を拝見し順々に座りますご亭主の挨拶を受け、まずは炭手前、綺麗な備長炭にはそれぞれ名前があるんですよ火がつくと、中に置いたお香も燃え始めいい香りが立ち込めます次は軽いお食事、会席料理ではなく懐石料理で、お酒もあります、ニタリ。あくまでも、茶事が主役の初釜なので、食事は負担のない程度の量です食べ終えると濃茶に備えて生菓子(主菓子は花びら餅)をいただきますご亭主の案内があり、再度釜、棚、床の間と拝見をして一度退席、小間でも拝見して路地をでます寄り付きで待っている間に、先生おふたりは広間のお掃除をして軸、花、飾り物を替えてくださいます銅鑼の音が聞こえたら再度お庭を通り身を清め、小間広間と進みます床の間には椿、再度、床、棚、釜を拝見して順番に座ります代々のお家元のお道具や辰年にちなんだ龍のお道具、金銀の模様の入った華やかなお道具、なんでも鑑定団みたいです炉の中の炭が今❗️が盛りと紅くなっていますご亭主が濃茶、普通の3倍ほどの抹茶を使うので丁寧に練る様に点ててくださいますコロナ前は大ぶりの茶器で3〜5人が順番に回し飲みしていましたが、今は各服と言ってひとりづつ点てますう〜ん♪美味しい〜全く苦くありません、むしろ甘い続いて薄茶、干菓子2種は登り龍の薄焼きと水色の雲の有平糖(あめ)薄茶をいただいて、また逆に拝見をして小間、路地へ、ご亭主のお見送りを受けて待合和室へ戻ります全てが終了したのは2時、約4時間のお茶会でした時節の挨拶やお道具、お茶やお菓子の話などご亭主と話のキャッチボールをするのは主客、拝見などでお道具は順に左へ左へと渡るので末席は全体の流れを見て補助をする縁の下の力持ち、お詰おふた方、ありがとうございました、お疲れ様でした、ペコリこの日の着物は祖母の形見の訪問着とへそくりで作った織の袋帯初釜では、未婚女性は振袖、既婚女性は紋付の色無地や小紋、付け下げ、訪問着、男性はスーツや袴が適当です新春のお祝いの席に合う、華やかな感じが素敵(吉祥文様が入っている着物や帯、金や銀の入った色使いなど)洋装でもOK、清楚な雰囲気のワンピースやスーツですねふぅ💦着疲れしましたが、非日常的な異文化体験、楽しい時間でした思いやりと気づかいが大切な茶道、自ずと所作が身についていく…といいのですが、なかなか身につかず記憶力は弱まるばかりですが、継続は力なりです、よね
January 21, 2024
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先日、三年ぶりの初釜に行ってきましたなんちゃってお稽古は15年ほどになり、初釜参加も5、6回目になりますなかなか身につきませんが、お茶が(和菓子かな?)好きで続いています今回は初めて本懐石を経験しました80近い大先生がほとんどの料理を作られました馳走、と言う言葉がありますが、その意味を味わえるお食事でした今までは仕出し屋さんに注文したお茶席用の懐石料理でした派手さはありませんが、手の込んだ料理には温かさがありました 〜我が家の玄関です〜ご亭主は大先生、裏で黒子の様に補助をされるのが若先生です私は若先生から習っています客は7人、大先生の生徒さんが4人、若先生の生徒が3人で私と若者です8畳の大間に7人の客数は賑やか、迎える側は準備に大変です待合からお庭を通り、三畳ほどの小間の茶室に入り、廊下を通って大間で茶会をします炭手前、懐石料理、再度待合に退席して銅鑼の音を合図に再びお庭から順に通って大間へ入り、濃茶手前、薄茶手前と続きましたお道具やお茶碗もお稽古の時と違って、高価な珍しい物と出会えます今年は🐇うさぎ年なので、お軸や蓋置き、お茶碗と様々なうさぎが並んでいます〜久しぶりの着物、50肩にはつらいですね〜私は5回目の年女を迎えました🐇うさぎの扇子を選んできました三年前に不治の病で亡くなった、お稽古仲間の形見です私より年下の彼女には一人娘さんがいます成人式の着物姿を見て、桜の咲く頃に逝きましたそんな彼女も一緒にお抹茶を飲んでいるような気がして、嬉しい🐇うさぎ年の初釜でしたおまけ💦4時間に渡った初釜、脚が痺れる〜脚がつる〜なんとか乗り切りました年の功ですかね
January 17, 2023
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晴天が続いて、今年はたっぷりと秋が味わえていますよく晴れた日曜日、古い茶室を改造した友人がお茶室開きの祝いの席に呼んでくれましたご亭主(お茶席の主催者)は30年来の友人、お点前されるのはその娘さん娘さんと我が子が公園デビューした時からの縁です正客は、友人と娘さんそして私が習っているお稽古の先生次客は旦那さん、その次は友人の旦那さん、お詰は、わたしですつくばいで清め、にじり口から入り、四畳半の小間のお茶席初経験の男性陣はかちんこちんでオロオロです💦先生が説明をしながら丁寧に教えてくださったので意外に❗️楽しかったそうです着物を着たのは3年ぶり半年前に五十肩になってしまい、なかなか元に戻らないので迷いましたが、なんとか帯が結べましたこの日は知人から「超〜安く買わない?」と声をかけられて購入した小紋、草履、帯揚げこれら全て新品です実は知人はおばさんの着物や小物をバ○セ○に売ったのですが、トラック一台分ほどでも涙が出るほどの金額だったそうですまぁ、彼女が買ったわけでもなく、片付けの手間代として代金はいただいたそうですが…随分お金をかけて集めた着物の山、悲しいですね帯は自前の手頃な名古屋帯で合わせてみましたお茶は薄茶を生菓子と干菓子で二服、とても滑らかで美味しゅうございました〜乾いた空気が爽やかで肩肘張らず清々しいお茶席でしたご先祖さまも喜んでおられるでしょうおみあげは、祇園鍵善のお干菓子、秋のみのりため息が出るほど芸術的で、甘さもそれぞれに違い、歯ざわりや香りもそれぞれ楽しめました
November 5, 2022
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平凡な日々がありがたく思いますね。穏やかに過ごしていると突然何か起きたり、いったいいつまで続つのか!出口なんてないんだ~と思っているとフト違う風が吹いて来たり・・・少し前ですが、某生け花展がありました。お茶の老先生は長い事お花も教えています。会場に足を運んでくれた方々にお抹茶と和菓子をふるまいます。広い会場の一角にテーブルを並べて紅い和傘を広げての立礼席(長テーブルとパイプ椅子で、気軽に飲めます^^)若手のお手伝いが足りないので、オバはんにもお声がかかりました(*´ω`)会場はお家元を初め、各教室の先生方や先輩方の作品が並んでいます。古典的な生け方ですがダイナミックで華やかです。私は老先生の作品が好きです。花材を幾つも使う方もいますが、先生は種類は少なめです。投げ入れが多いのですが(剣山を使わず壺様の花瓶に一本ずつ差し入れていく生け方)先生の花は飛び出す絵本の様に前に出て、語り掛けてくるようです。素敵な生け花が沢山並んでいました。お花を見た後はホッと一息、和菓子とお抹茶で一休み。私はお運び係。お茶券をいただき、和菓子を運び、お抹茶を運び、お客さまが立たれたら水屋に食器を引きます。略式なので緊張しないでできました。この日の着物はお下がりの水色の無地、帯はお嫁入りの時に母と選んだ袋帯、帯揚げ帯しめは華やかにピンクにしました。花会なので赤やピンクを避けて、爽やかな空や風を思わせる水色にしたら、他の方々も同じ事を考えたようで、お運び係の大半が水色系の着物でした。みんなでお互いを見合って、吹き出してしまいましたよっ。
April 12, 2019
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とある神社で毎月行われるお茶会に行ってきました。月釜といいます。ひな祭りはすでに済んでいますが、まだ弥生、旧暦の4月に行う地方もありますね。お軸の絵は立ち雛、お花は橘と蕾がびっしりと付いた桜、菓子器は染付のねじり梅、お道具も春らしく可愛い品が並んでいます。退位の礼・即位の礼と皇室行事が目白押し、主客のお茶碗は花柄の華やかなもの、次客・三客は菊のご紋が入ったお茶碗でした。私は~もちろん末席なので、以下同様の普通のお茶碗でした(*´ω`)ご馳走様の後は<お道具拝見>があって、上座で使われたお茶碗や菓子器が末席の方にも次々と回ってきて見ることができます。手に取って鑑賞することが出来るのですよ。目の保養、TV<なんでも鑑定団>みたいな気分です。菊のご紋のお茶碗は平成天皇即位の際に記念に作られたもので、白地に控えめな花の絵、向こう側には菊の紋、とても品があります。毎月催される月釜は気楽にお茶を楽しむ場です。着物も気軽に選んでみました。義母のお友達からのお下がりは紫の無地、可愛い織りの名古屋帯、こちらは義母のもの、帯揚げは白、帯しめは派手めな朱にしてみました。私は身長160cm、この着物は大きくて多分165cmくらいの長身で胸の豊かな人のものだったのでしょう。帯は短く・・・そんなサイズ差もうまく?ごまかして着付けが出来るようになりました。通の方が見たらバレバレでしょうが、数をこなすとなんとかなりますねぇ。なんだか着付けが楽しいこの頃です(*'▽')
March 19, 2019
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~今年が健やかな年でありますように願います~今年初めてのアップです。暮らしの中の見過ごしてしまいそうな平凡を、見つめて大切に書いていこうと思います。新年が明けた((´∀`*))♪早々に、息子がバイト先からインフルエンザをもらい、私も発病、3日からひたすら床に着いていました。1回飲めば即効く!と言う新薬が私には合わなかったのか、ちっともよくならず、蓄膿になるわ、声はでないわ・・・体調が戻るのに3週間もかかりました。やっとPCに向かう気持ちになり、やっとUpとなりました。年だからこじれたのかなぁ~予防注射を2回もしたのに、6年ぶりにドガ=ンとひきました。さてさて、今年も玄関に正月花を生けました。(インフルになる前の年末に生けたのです)壺様の花瓶に木や花を順々に入れていく<投げ入れ>という生け方です。今年で3回目になりますが、まだまだ基礎が解っていません。(* ´艸`) お恥ずかしい。でも、今年は大先生が先にハサミを入れるのではなく、下手ながらも自分で考えて生けたのですよぉ~後ろから大先生の(うぅぅ~ん);; という視線をビンビンと感じながらも、まかせてくれました。まじまじと見ると、葉ボタンが左にずれて真正面に穴のような空間・・・まだまだですなぁ~それぞれの花が語り掛けてくるように生けるのが目標です((´∀`*))しら玉の懐石弁当風邪もだいぶ良くなったので、先日新年茶会へ行ってきました。随分前に券を購入していたので、這ってでも出かける覚悟です(*`艸´)濃茶・薄茶・立礼席にお昼ご飯。新年なので御めでたいお道具が並びましたが、撮影はNOなのです。お弁当は細かくて丁寧な飾りつけで、うっとりしてしまいます。蓋を開けると大きな葉っぱが目に飛び込んできました。<ゆずり葉>だそぅです。お菓子は生菓子を二つ、干菓子に飴といただきました。お腹がいっぱいなので、ひとつ持ち帰ってきました。富士山に金箔で光。今年の歌会始のお題が「光」でしたね。着物は初釜によく着る桃地に白のあられの付け下げ小紋。帯は格が下がりますが、これは大須の質屋・コメ兵で買ったろうけつ染めの名古屋帯で、新品でしたが安物です。締めやすくてどの着物にも合わせやすい、お気に入りの帯です。この日は名古屋市内まで片道1時間もハンドルを握るので、それも考えてこの組み合わせにしました。帯揚げは先輩から誕生祝に頂いた金糸の白、帯揚げは義母が20年前にバザーで400円で買ってくれたものです((´∀`*))着物って、面白いですねぇ~
January 31, 2019
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10月の初め、秋の市民茶会に行ってきました。熱田神宮内にある<又兵衛>の広間です。台風が日本海にそれたので風雨も大したことが無く、なかなかの人出です。~あら、手ぶれ~<又兵衛>は岐阜の世界遺産、合掌村を思わせる造りです。わら葺屋根は鉄板で保護されて、玄関口の軒は落ちないように鉄で支えられたり何枚かの戸は改修されています。それでも今風に上手に手直しされています。境内に放たれた鶏が盛んに時を告げて、ここが名古屋駅からすぐの所とは思えない杜の中です。厳しい暑さだった夏もやっと過ぎようとしています。10月は<中置>の炉になります。夏は風炉、冬は炉ですが、このほんの一時は中間の位置の釜になります。誂えも秋の侘(わび)寂(さび)の雰囲気になっております。~飾ってあった大きなタペストリー~釜は鉄でしょう。とても幅広の大きい個性的な釜で、お銘は「欠ける」 その中の灰は特徴的で初めてお目にかかります。藁灰のお点前でこの日のメインはこちらですね。わらを塩水に浸したあと蒸し焼きにしてわらの灰にするそぅで、それを1本づつ並べて<景色>にします。見えませんが、実際は四角い鉄瓶の下に火のついた備長炭があり、その周りを瓦で囲って藁灰に火が付かない様になっています。御亭主が時間をかけて並べられたそうです。床がない部屋なので壁に吊るしたかごに<山芍薬の実>と<見返り草>2種が生けてあります。紫の花を付けた見返り草と葉っぱを虫に食われた見返り草、レース模様の枯れた葉っぱが晩秋を想わせます。すごい感性ですねぇ。茶道具や皆さんのお着物も地味な・・・もとへ、秋を想う落ち着いた色合いでしっとりと深みがあります。私はこの組み合わせにしました。10月は袷着物(裏地付き)の時期ですが、台風接近中だったので単衣の洗える着物・東レシルックです。江戸小紋に一つ紋、帯は名古屋帯ですが華やかに金糸が入った紅葉を想わせるものにしてみました。窓の向こうは参道、古びた建物に灯りが付いているので参拝の人たちが(何をしているのかな?)と覗きながら通り過ぎます。足元が隠れるように透けガラス様のシールが貼られた窓に木漏れ陽が映り、ちらちらと揺れてなんとも素敵です。侘び寂びの落ち着いたお茶会、350人程いらしたようです。<又兵衛>登録有形文化財 江戸時代後期の創建 入母屋造木造平屋建 岐阜県白川郷に存在した合掌造りでできた建物で合掌造りの民家としては最古。豪農、坂上又兵衛の家宅。その後実業家・神野金之助が家宅として名古屋市内に移築、その後熱田神宮に寄贈する。現在は茶席やイベントに使用されており、境内には又兵衛の他に5つの茶室がある。
October 17, 2018
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GWは平日も職場のラインが止まることになり、パートのオバさんは9連休になってしまった。今の職場で働いて20年、こんなに長い連休は初めてだ。子ども達も社会人となり、自分の時間を過ごすのもいいかなぁ~と遠出もせずに、のんびりとしている。近場を歩いたり、買い物したり、庭いじりをしたり・・・年をとって・・・毎日が日曜日になったら、あたしはどんな風に過ごすのだろう。~興福寺五重塔~桜の時季もいいけれど、新緑の時も爽やかで乾いた風が気持ちいい。連休初めは、奈良へ行ってきた。ポチポチとまわってきた西国三十三観音寺、今回は<南円堂>。修学旅行生や遠足の子供たちがいない奈良。興福寺辺りを歩きまわること10km、強い日差しはバテル、春日大社の木立の中の涼しい事。~練り切 お銘を忘れてしまった(笑)~春のお菓子は明るく可愛く華やか、初夏は藤や菖蒲、若葉や水をイメージした爽やかなお菓子。和菓子は目で味わって、舌で味わって・・・お銘もセンスですね~音で味わって。お菓子は直接的に表現するより、イメージを表現した物の方が、想像の世界が拡がって面白いと思う。苦い珈琲も合います。~彦根・いと重 道芝~井伊直弼は十四男で側室の子のため、養子の口も無く、14代藩主の兄が亡くなるまでの15年間を部屋住みとして過ごした。自らを花の咲かない埋もれ木に例え、<埋木舎>で世捨て人の様に過ごしながら、お茶や和歌、禅などを学んだという。<いと重>は彦根で200年余りの老舗で、埋もれ木が銘菓だが、今回は短冊を買ってみた。道芝は濃厚な甘さでお抹茶に合う。この早緑色が今の時期の透けるような若葉を思う。5月は意外に喉が渇いて、飲み物が美味しくてお茶の時間が楽しい。春日大社の回廊を歩き終える頃にはかなり足が疲れていて、近くのお茶屋さんで休憩にする。庭に出て、好きな椅子に掛けて気ままに過ごせるので、苔の生える場所を選んで一服。アイス珈琲も美味しい季節。柿のパウンドケーキと一緒に一気に飲み干してしまった。年の瀬になると母が干し柿を送ってくる。柿のパウンドケーキに挑戦してみよう。意外に美味しい。
May 2, 2018
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今年のお正月の生け花。<投げ入れ>と言って、壺様の花瓶に花木を入れていきます。よく目にする生け花は、チクチクの剣山に花木を刺して生ける<盛花>投げ入れは花瓶の向こう縁に花木の切口を引っ掛けてバランスをとりながら形作っていきます。月に1回のお稽古もそろそろ10年程になりますが、覚えが悪くてお茶もお花もなかなか上達しないのです。最近、盛花にも挑戦しています。今回の花材料は3.000円、かなりお得です。生け花は「天・人・地」の3点を基本にして生けます。松が天、右手の紫の枝・紫式部が人、左手の黄色い蝋梅が地です。すごい重心が前にくるので花瓶がひっくり返らないかとハラハラしますが、お水を口元まで入れるので安定します。大先生は花材を拡げて、パッパッパとハサミを入れて花が語り掛けてくるようにイキイキと生けられます。それを抜いて、真似して生け直します。そらから~また抜いて、家に持ち帰って一人で生け直します。あれ?チョットズレているような・・・まだまだ、花の声が聞こえてきません。(〃艸〃)ムフッ
January 8, 2018
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師走の月釜に行ったのは12月上旬。お稽古仲間が幼稚園の時の先生が亭主です。表さんの薄茶のお茶会、近くの神社の茶室で9時か~15時まで開いています。一席なので気楽に向かいました。表さんの装いは裏よりも明るめかな、髪飾りをしたり着物や帯も華やかです。寒くなってきました。少々遊び心も取り入れて暖かみのある装いにしてみました。着物は、義母の友人から3着10000円で買ったうちのひとつ、朱色の小紋です。生前に義母から「3着どぅ?」とすすめられ、ご本人を前にして断るに断れず・・・なんせ、私はそのおばさんよりも10センチは背が高いのです。羽織は先日、義母の60年からのママ友(今となってはババ友^^)が終活を始めたが、捨てれずにいたところ、私を思い出して譲ってくれました。オバサンの娘の子供のお宮参りのために(オバサンの孫ですね)作った羽織。同い年くらいの娘さん、昨年突然亡くなりました。オバサンの嘆き様は気の毒過ぎて、心の整理をしようとするオバサンはどれだけ涙を流したか。帯は大須商店街で安く買ったもの。帯しめは、義母がバザーで買ったもの。帯揚げ、これは嫁入りの時のもの。それから~義母の黒のファーの襟巻をタンスから引っ張り出して。どれもショウノウ臭いので風の強い日に干しました。合わせて見たらそれなりに?なんとかなりましたよ。若造りかな~とも思えるけれど、まぁ勢いです。お茶席はかわいらしいお道具が並び、名の付くものは少なかったけれど、気ぜわしい年の瀬にほっこりするお席でした。御亭主の人柄でしょうか。昼近い茶室には暖かい日差しが入り、気楽な雰囲気で一服いただきました。
December 16, 2017
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夏になると着物は一重や絽や紗を着ます。私は絽も紗も持っていません。お茶事には木綿の着物はNGです。動くときに布がこすれて音がするから。そして、木綿は普段着扱いになるそうです。大島紬は高価ですが街へのお出掛け、美術館や観劇、お食事会とか。6月の初め、よく晴れた風の強い日、意外と涼しいので夏らしい組み合わせにして大島紬を着て先輩宅のお呼ばれにでかけました。義母は岐阜の中学を卒業して、尾張の繊維会社に就職しました。繊維産業が好景気で<ガチャマン景気>と言われ、岐阜や三重、九州などから沢山の女性が働きに出て来ました。15歳で働き始め、22歳で結婚、相手は次男坊。4人の子育ては金銭的にとても苦しく頼る人も少なく・・・苦労話をよく聞きました。そんな義母も晩年は余裕が出来ました。義母の遺品を整理していると素敵な着物が数枚。「桃さんはすぐ人にあげてしまう性格だけど、これはいいものだから大事にしてね」義母は155cm 私は160cm丈も行きも足りません・・・なんとかごまかします。私には大人過ぎる柄。着こなせません・・・老けてないかなぁ?帯は爽やかな物、色目が入るかわいらしい帯で若作り。帯しめはパートを始めた頃にへそくりで買いました。帯揚げはベージュのおとなしい物。これは新築お祝いのお返しにいつでもどの着物にも合うようにと先輩からいただきました。なんて素敵なお返しでしょう^^新築の家はCMでよく聞く<天井の高い家>のハウスメーカー真っ白な家に青い小物が映える家でした。お祝い金以上の食事をご馳走になりその上、菓子折などの手土産。まるで竜宮城に行った気分でした。
June 20, 2017
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世界屈指のバラ園で有名な岐阜の花フェスタ記念公園。広い園内を歩きながらあふれるバラを次々と見て目もいっぱい、胸もいっぱい、人もいっぱい。コンビニ弁当を木陰のベンチで食べた後は薔薇コーナーから外れ、緑に囲まれた静寂な一角にある「織部庵」で一服いただくのが楽しみです。周囲1,600㎡の広さを利用した純日本風の庭園。千利休の亡き後、天下一の茶人として知られる美濃出身の武将「古田織部」にちなんだ茶室です。四畳半台目小間「織部庵」へ木の葉と苔の柔らかい緑が優しく感じます。茶道に革新をもたらした「織部好み」と呼ばれる独創的な様式を随所に取り入れた茶室。庵の中は意外と明るく浮き上がった壁や床の模様に味があります。広間からの「織部庵」一席22名の大寄せ茶会や日本古来の伝統文化の行事にも幅広く使用できる「広間」に移動します。~間仕切り欄間のひょうたん~瓢箪は昔から縁起の良い物とされ六つ揃えば無病(六瓢)息災と言われたそうだ。へぇ~なるほど。初めてしった!織部イズムとは個性・共生・独創性・自由・多様が特徴だそぅです。目を引いたのがこの素晴らしい縁側。スゴイ広さ。そして、手斧(ちょうな)で削った板の模様。この日は茶室を一般公開されていたので初めて拝見することが出来ました。「織部庵」「広間」で茶会をするための貸し出しもしています。別棟には気軽に抹茶を楽しめる「立礼席」もあります。こちらは靴のまま、喫茶店感覚で入れます。このバラの重菓子、可愛い~♪お抹茶も薄めで軽く飲みやすくなっています。一席600円。少しずつ値上がりしてますね^^;ここでは是非、窓ガラスに目を向けてください。昔のガラスは一枚づつ焼いていたのでガラスが波うって微妙に光が屈折して美しいのです。でも、手作りガラスなのか、手作り風に工場生産しているのかは定かではありません。園内では虫を見かけることが無く・・・よく手を入れて管理されているのですね。また来たい、可児の花フェスタ記念公園でした。
June 3, 2017
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一月も末の末ですが、先日初釜がありました。一年経つのは早いものです。去年はここ主催の初釜は初めてだったので、大勢の人に圧倒され、着物や帯に目を奪われてキョロキョロしていました。和菓子目当ての?お稽古も10年過ぎますが、まだ半人前、この人波に入ればヒヨッコです。~何かな?~着物は義母のお友達が、もぅ着ないから~と数枚持ってこられて・・・安く譲り受けたもの。バブルの頃の物か、多分カトレアに金銀の吹き付け?派手ですが、お年始だし~まぁいいかな^^;帯は母が持たせてくれた物。小物は義母の物。あたしの背丈は160なので、譲り物は、袖が短く、丈も足らず、お下がり感たっぷり (´;ω;`)それでも、こっちかな?そっちかな?と組み合わせて着るのは面白いものです100人200人・・・同じ着物姿がないのですよねぇ、当たり前だけど驚き。凛と着る人、楚々と着る人、襟足の綺麗な人、襟元がピシッ!としている人、あんな風に着られたらなぁ。大柄なあたしでも、いつか馴染んだ着物姿になりたいものです。この日の懐石弁当は名古屋の<志ら玉>濃茶、薄茶、立礼席(気楽に椅子に座って薄茶を飲む)と美味しい和菓子三昧^^薄茶のお干菓子は白に朱が映えて、茶席では撮影が「禁」なので懐紙に包んで持ち帰ってきました。ニワトリのトサカと鶏垂が可愛いですね。お料理に付いていた<立春大吉>のお札は節分の後に玄関に飾りましょか。
January 31, 2017
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若い頃、月給を頂くと3万円を家に入れていた。初任給16.8000円 今も覚えている。実家から通勤 仕事がら外食が多かったので母に3万円を渡していた。母はそのまま郵便局に貯金していたらしく3年過ぎると100万円程貯まっていた。~香炉~そのお金で嫁入りの着物を支度してくれた。蘇州刺繍の淡水色の訪問着に帯など一式えんじ色の道行きコート黒の喪着物に帯など一式 尾張にきてからこの辺りでは沢山の着物を用意すると聞いた。訪問着 小紋 黒留袖 色留袖 喪服 道行コート 羽織・・・~ヘソクリ万歳~20~30年前に「名古屋嫁入り物語」というドラマがあった。植木等さんが父親役で賑やかなシリーズ番組で派手な嫁入りは 知れ渡ったものだ。現実も近い^^;同居の家では嫁が出かけると姑が親戚や近所のおば様達に声をかけて息子夫婦の部屋の家具をお披露目箪笥の中の着物も見せたそうだ。(アタシは別居だったので未体験。はっはは)~懐石弁当~あれから30年。今は着物を両手どころか1枚も用意しない人もいる。あの頃用意した着物は手も通していないそれどころか、バザーに出したという人もいる。お茶もお花も着付けも花嫁修業は何も?しなかったが、尾張は抹茶が出る機会が多い。関東では普段に抹茶が出ることはまずない。~薄茶の干菓子 右は猿~ある時 抹茶がでてお点前が出来ず・・・これがお茶を習う動起。40の手習いです。そして お茶には着物、茶席にはお花、という流れで着付けをチョコットならって 太鼓帯は出来る様になった。すると 近所のオバサンや親戚のオバ達が若い頃の着物をもらって~と、着物が次々集まる。~煙草盆~でも あたしの身長は160cmオバサン世代は150cmが標準なので なんともかんとも寸足らず。(幅じゃない。長さ長さ!!)そこでパート代をチビチビ貯めて買った着物が2枚。その一枚が桃色のあられ模様の小紋先日買ったのが山吹色の単の江戸小紋。関東者としてはいつか欲しかった江戸小紋。でも予算があるから東レシルックの洗える着物それも年末のゑびす市で1反8.000円の布(笑)お茶 お花 着物。 覚えは悪いが、面白い。・・・写真は某お茶会の初釜・・・・・・300人以上いた着物姿のお茶人・・・・・・美術鑑賞みたいで圧巻だった・・・
March 7, 2016
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週末は強い寒波でした。そちらはどのくらい雪がふりましたか?尾張の日曜日、風が強かったけれど、晴れていました。夜は冷え込んで、今日月曜日の朝、カーテンを開けると10センチ程の雪が積もっていました。氷点下だったので路面は氷結してスケート場みたい。昨日はお稽古の先生がお茶会の釜を掛けたので(いわゆる亭主、主催者です)お手伝いに行ってきました。着物は20年前に亡くなった祖母の着物です。帯は冬のボーナスで名古屋の長者町通りにある呉服屋さんで購入。えびす講まつり (^^) 要は年末大売出しです。以前から夏の単(ひとえ)の着物が欲しかったので物色に出かけました。欲しい反物は・・・洗える布で柄は江戸小紋。ずいぶん安かったので即決。予算が随分余ったので、<心のスキ>をつかれたのでしょうね。女将さんに「帯も見るだけ見て行って」と幾つか広げられて茶色の着物によく有ったこの帯をご購入❤西陣織で手にしっくりとくる柔らかさです。名古屋帯に作ってもらいました。日曜日、この組み合わせでお茶会に出かけました。お手伝いは総勢30人程。ひよっこのあたしは軽食をとる大ホールの裏方。お運びのホール担当は4人、裏方の水屋は3人で計7人です。水屋はお酒、お茶、お弁当のセッティングとかたづけ、茶碗洗いです。この日は450人程の茶人が初釜に来ました。1階の大広間で薄茶点前を済ませて 2階へ上がって食事です。一度に30人程が移動してきます。大変寒い日でしたが大勢の人が訪れました。窓の外はすごい風。揺れる小枝を見ながら、着物姿でひたすら洗い物をしました。これもお稽古ですわ(笑)今夜も冷え込んできました。 おやすみなさい☆
January 25, 2016
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