田崎正巳のモンゴル徒然日記

田崎正巳のモンゴル徒然日記

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

モンゴル2008

モンゴル2008

Calendar

Comments

モンゴル2008 @ Re[1]:モンゴルでのお葬式(2)(04/03) 高橋 諒様 ご連絡ありがとうございます…
臼井海月@ Re:モンゴルでのお葬式(2)(04/03) 田崎正巳様 突然のご連絡失礼いたします…
モンゴル2008@ Re[1]:あーあ、プーチン来ちゃった。。。(09/03) モンゴル好きさん、メッセージありがとう…
モンゴル好き@ Re:あーあ、プーチン来ちゃった。。。(09/03) このニュースを知ったときには本当に残念…
モンゴル2008 @ Re[3]:韓国系が活躍?(06/27) ichiguさん、 ありがとうございます。 気…

Freepage List

2024.09.03
XML
カテゴリ: 世界とモンゴル
やっぱり、プーチンがモンゴルに来てしまった。

意外というか、思った以上に日本国内で報道されている。日経新聞など普段は大してモンゴル関連を扱わないのに今回はしっかり書いている。だが記事の分類はウクライナ関連である上にプーチンの訪問目的すら書かれてない。

つまり関心事はただ1つ、国際刑事裁判所(ICC)から出ている逮捕状に従ってICC加盟国であるモンゴルがプーチンを拘束するかどうかだ。当然のことだが拘束なんてできるはずもなく、プーチンを大歓迎する様子がテレビやネ界中に広まった。

単に放送されただけでなく、スフバートル広場でモンゴルはロシアが大好きであることを見せつける式典を含め、2日間にわたってNHKのニュースにモンゴルが出るなどとは記憶にない。

大きく広まっただけではなく、ICC違反国第一号として認知されたことが問題なのだ。既にウクライナは怒っておりEUも懸念を表示している。多くの国にとっては、スフバートル広場での様子はベラルーシのそれと変わらず、ロシア側に立ったことの表明式に見えたであろう。

今回の訪問の目的はハルハ河戦争85周年とか中露ガスパイプラインなどと言われているが、プーチンの代理でも間に合う話で代償はあまりにも重い。民主化後、歯を食いしばってコツコツと積み上げてきた民主主義国としての実績が崩れた瞬間にも見えた。

フレルスフが「常に中立政策を維持」だって?だったらICCに加盟しなければいい。「いやいや、あの時はそう思ったんだ。だけど今はそう思わない、自分の気持ちに正直なだけなんだ。」と平気で噓をついたモンゴル人を思い出した。

フレルスフは大変なことをしてしまったという自覚もなければ、大きな代償を伴う決断をするという認識もなかったのだろう。モンゴルの民主化後史上最悪の大統領と言える。

ある意味この30年間でモンゴルが世界的に一番注目された時だということは、大変な皮肉である。今後のモンゴルが心配でならない。アメリカが余計なことを言わないのを祈るばかりだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024.09.04 16:41:18
コメント(2) | コメントを書く
[世界とモンゴル] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ

利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:あーあ、プーチン来ちゃった。。。(09/03)  
モンゴル好き さん
このニュースを知ったときには本当に残念だと思いましたし、口実にしろノモンハン事件85周年の行事で招待するとは日本との関係を全く考慮に入れていないようでがっかりました。
モンゴルの立場も理解はできますし、今回トランプがまた大統領に復権したことなどを考えると西側は当てにならないということで先見の明があったのでしょうか?最近政治も経済もかなり中国寄りになっているのでバランスをとったのでしょうか?
ブログが再開されたのようなのでまた新たな記事を楽しみにしています。 (2024.11.08 00:15:22)

Re[1]:あーあ、プーチン来ちゃった。。。(09/03)  
モンゴル2008 さん
モンゴル好きさん、メッセージありがとうございます。
ご返事遅くなり申し訳ございません。1か月ほどブログお休みしてました。

おっしゃる通りひどい話です。その後の現地からの情報では、人民党だけでなく民主党とも連立しているので、フレルスフ大統領を批判する勢力もなくやり放題だそうです。
フレルスフはロシアやプーチンが好きなようですが、同時に西側諸国をなめているのでしょう。「我が国は中立であり、民主主義国である。」とか言っておけば誤魔化せるだろう、と。
日米もあまり追い詰めて完全に中ロ勢力に取り込まれても困るので、お説教だで終わるだろうと高をくくっているのでしょう。
多くの国民は大連立になるとは思ってなかったので、このやり方には反対が多いです。
当分はフレルスフのやり放題は続きそうです。 (2024.12.03 10:49:07)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: