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「インドネシア」
。実は、その国名がギリシア語に由来していることは、あまり知られていません。「インド」を示す"Indo"、古代ギリシア語で「島嶼」を表す"Nesos"、同じく古代ギリシア語で「国家」などを意味する接尾辞"ia"を組み合わせて作られたそうです。(ちなみにですが、現代ギリシア語だと"Nesia"という単語には「島々」という意味があり、より直感的に"Indo-Nesia"=「インドの島々」と分かります)
ギリシアと意外な接点のあるインドネシアですが…、 その首都ジャカルタに、3連休(+有休)を利用して旅行してきました!
大学時代にイギリス留学をしてから、コンスタントに海外旅行をしてきましたが(その大半はギリシアですが笑)、 南半球の国に足を踏み入れるのは今回で初
となります。
インドネシアは東南アジア屈指のイスラム大国で、日本とは比べ物にならないほどの成長ポテンシャルを誇る将来有望な国ですが、交通渋滞・ヘイズ(煙霧による大気汚染)・格差・汚染など、先進国では考えられないような事情も抱えています。ジャカルタ観光でそれらを無視して行脚することはほぼ不可能でしょう。
しかし、国の裏事情も味わってこその観光だと思うので、 今回のインドネシア・ジャカルタ旅行は、良い意味でのカルチャーショックだらけで刺激的な体験
となりました!
◆1日目
(2019/10/10深夜~11)
前日の深夜便から飛んだこともあって、11日の朝にはスカルノハッタ国際空港に到着です。「治安が悪い」という前情報を聞いていたので、最も安全な移動手段の一つである Grab
を駆使して市内へ行くことを決意。
配車アプリは人生初の試みとなるので、おっかなびっくりでしたが、なんとかドライバーを発見。空港にはGrabのピックアップポイントも設置されており、ドライバーが丁寧にその場所をチャットで教えてくれたこともあって、特にトラブルもなく市内へ入ることができました。目的地が空港から30kmくらい離れていましたが、 なんとお値段は1500円強!安い!
日本のタクシーだったら目玉飛び出る価格になりますよね…笑
★1日目に訪れたスポット
①モナス(展望台、博物館)
②グランド・インドネシア
③ファタヒラ広場(カフェ・バタビア)
1日目に印象に残っているのは、やはり モナス(独立記念塔)
でしょうか。まず敷地が異様に広く、機中泊で睡眠不足MAXの身としては、駐車場からモナスに到達するまでに体力の8割を根こそぎ奪われました…笑
思ったよりも暑くはなかったんですが、湿度が高いので、汗がめちゃくちゃ出るんですよね。真夏のギリシアの直射日光に当たってもそんなに汗は出ないタイプなんですが、今回ばかりは滝のように流れ落ちていました。
▲広大な敷地に聳え立つモナス。Grabから降りてからがこれまた遠い…!
モナスの地下には歴史博物館が広がり、 先史時代から現代までのインドネシアの歩みをジオラマで概観することができます。
説明文も、長すぎず短すぎず、適度なボリューム。「インドネシアの歴史に少し興味はあるけれど、ギリシアほど詳細に研究するレベルではない」という初心者クラスの私のニーズをきっちりと捉えていました。
展望台では、ジャカルタの素晴らしい景色…というよりは、 ヘイズに侵食されつつある都市
を見渡すことができます。ヘイズ問題が騒がれていましたが、ニュースで見るのと直に目の当たりにするのとでは、インパクトが違いますね。地上からでは曇り空と同化して気付けませんでしたが、かくも深刻だったとは…。
そんなヘイズを他所に、国家の腕章を付けた警察か軍人の男性たちが、スマホ片手にはしゃぎまわっていたのが面白かったです。笑

▲ヘイズにより、遠くまで見渡すことができません。まるで映画『ミスト』のようですね。
◆2日目
(2019/10/12)
2日目のハイライトは、インドネシアを象徴するアジア最大級の宗教施設… イスティクラル・モスク
でしょう。
★2日目に訪れたスポット
①イスティクラルモスク
②カテドラル
③俺の餃子
④海洋博物館
イスラム教と聞くと、どうしても中東のイメージがありますが、 実は世界で最も多くのイスラム人口を擁する国はインドネシア
なんです。そのため、ジャカルタに鎮座するイスティクラル・モスクも「アジア最大のイスラム施設」「世界で3番目に巨大なイスラム施設」という名誉を手に入れています。そんなアジアでは伝説的なモスクは、通常のモスクとは一風変わった内装をしています。
一度、大学時代に国際交流サークルの活動の一環として、東京のモスクに足を運んだことがあるのですが、それは見事な装飾美を誇り、西欧のカトリック教会に比肩するほどの美麗さを有していました。しかし、 インドネシアの最大級のモスクは、一言で言えば「質実剛健」です。
通路のパイプは剥き出しで、床は常に砂埃でザラザラしています。モスクの規定上、靴を脱いで裸足で歩かなければならないため(スリッパという概念は消滅しています)、足の裏でそれを感じることができます。モスクの本質的な箇所以外は気にしないという、質実の精神の現れなのでしょうか。
▲イスティクラル・モスクの内部。工事中のせいもありますが、壮麗な感じはしません。しかし、どことなく近代的なドームや柱からは、圧倒的な存在感が感じられます。
モスクに隣接するカトリックの大聖堂(カテドラル)は西洋直伝の壮麗さがあり、あまりにも対照的
です。同じ「啓典の民」の宗教なのに、ここまで様々な差があるのはなぜだろうかと、非常に興味深かったですね。
◆3日目
(2019/10/13)
インドネシアの特異な生物と言えば、 コモドオオトカゲ
が真っ先に挙げられるでしょう。世界最大級の体躯と、その威風堂々たる姿は、まさしくドラゴン。コモド島、リンチャ島、フローレス島西部にのみ棲息している種で、その名を冠するコモド島の有名な観光資源にもなっています。今回の旅では、時間と予算の都合上コモド島には行けませんでしたが、爬虫類好きとしては 「コモドドラゴンだけは実物を見てみたい!」
と常々思っていました。そんな思いを解決してくれたのが、ジャカルタのテーマパーク 「タマン・ミニ・インドネシア」の中にある「ミュージアム・オブ・コモド」
でした。
★3日目に訪れたスポット
①シティ・ウォーク・スディルマン
②タマン・ミニ・インドネシア(ミュージアム・オブ・コモド他)
「タマン・ミニ・インドネシア」では、インドネシア各地に住まう多様な民族の建物を再現したテーマパークであり、その中の名物の1つにコモド島を再現した「ミュージアム・オブ・コモド」があるんです。テーマパーク内のスタッフさんに聞いてみると 「生きているコモドドラゴンがいるよ~」
とのこと!コモド島に行かないと生きたドラゴンを観れないと思っていたので、最高ですね!
ミュージアム・オブ・コモドに着いてみると…、いました、コモドドラゴンが!
しかし、なんか思っていたより小さいような…。看板にもコモドドラゴンと書いてあるし、 どうやら、大人の屈強なドラゴンではなく、まだ子供の小さいドラゴンだったようです。

▲まだコドモドラゴン。かっこいいというよりは可愛いですね。
子供のコモドドラゴンは、どことなくミズオオトカゲに似ていますが、まだ小さいとはいえ歴としたドラゴンです!いずれ、のっそりと大地を歩み、牙に秘めたる毒で水牛をも殺す偉大なる龍になるのでしょう。
◆そして、帰国…
(2019/10/13~14)
楽しい時はすぐに過ぎ去り、2泊5日(機中泊2回)の弾丸インドネシア旅行は幕を下ろしました。安さを重視したせいか、 帰りの便はジャカルタ→シンガポール→マニラ→大阪という怒涛の乗り継ぎ
で全く休めませんでしたが、無事日本に帰ることができました。(帰国後、すぐに仕事で遠方への出張があったのもあり、体調は超絶不調と化しましたが…)
普段、趣味でギリシア文化を研究している身としては、 全く異色なインドネシア文化を体験することができて非常に刺激的な一時
でした。
次回行くとしたら、インドネシアの島々に行ってみたいですね。ギリシアと同じく、インドネシアも膨大な数の島々を擁する国家ですから、独自色溢れる島文化を堪能しつつ、まったりリラックスしたいです!
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