~ A LOVER ~

~ A LOVER ~

岐路~michi

岐路 みち ~michi


いつもの喫茶店 いつもの席

そこはまるで時間が止まっているように

そこで僕を待っているように

いつものように遅れてくる君

冷めかけたコーヒーが カップの中で僕を笑ってる

まるで2人の心を映し出すかのように

君のため息が語る思いが 僕をその場から消し去る

君の心に鍵をかけたい 君の心が離れないように

君のアイスティーから雫がたれる

短い時間をもてあます

そして僕は静かに微笑む 胸の痛みに耐えながら


空は奏でる 鳥は鳴く この街の喧騒さえ

そっと僕を許してくれる

君の瞳に映るものは きっともう僕ではない

僕の瞳に映る君は きっともう君ではない

それぞれの 岐路 みち を それぞれの想いを込めて

過ぎてゆく今も 一筋の 岐路 みち

過ぎ去った過去も 愛せるように

この道の先に 君はもういない

それでも僕は行くんだ

その先にある何かに向かって


コーヒーの香りも ドアのチャイムの音も

明かりの消えたこの店に 残るものは何もない

そう 君への想いさえ

君を 幸せに

君の全てを愛せる人と共に

君を 幸せに

君の道の 未来 さき に 待っている人と共に


                            by zinxxx

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