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マネ奮闘中2










マネ奮闘中2












「給水機…?」









気づいたら両手にスポーツ用ポットみたいなのを握らされていて。
綾木の仁王立ちが目の前にあって。
まったく不愉快この上なくて。












「お前の根性叩き直してやる。」

「…は?いや、そんな、私にかまわずテニスやっててください。」

「俺様直々にマネの仕事を教えてやるっていってるんだ。 覚悟はいいな。






そういって口の端を楽しそうにあげる綾木。



…しまった。私ちょっと調子乗りすぎてましたね。



あの、もう家に帰りたいんですけど。Myベストプレイス テレビの前 に行きたいな、なんて。


思っても時すでに遅し。






綾木が紳士的なんて誰が言った?女子には優しい??テニス界の王子様?







とんでもねーや。







奴はいじめっ子NO.1 テニス部の大魔王様だよ。



皆現実に目を向けましょうね。



























「ズミや~ん。部長どこいっちゃったのー??」

「あ、ジュン。知らない。もうすぐ部活始まるのにな。」

「えー。じゃ、僕も行くのやーめたァ~。……… ボゴオッ うわあああん!!冗談なのにいいいい。ズミやんの馬鹿ああ。うわあああ。」

「は?ちょ 何もしてねぇよ 今明らかに自分で壁にぶつかっただろ。おいちょっと、ジュン、お前本当に中3なのか!?泣くなって。」

「景梧なら真央とマネ業やってる。」

「・・・マネ業!?綾木が??・・・・・・ 見に行くか。

「将…お前腹黒いな。」

「ズミやんハラグロ~。」

「順之助泣き止むの早。」
































あのですね、ちょっとね、耳元でそんな話しかけられたらですね、











こまくが破れそうでウザイんですけど。




ドリンクおよそ5リットル入りポットを2個もってテニスコートまで一人で運ばされた後、なぜだかよくわからないがブラックコーヒーを校舎外の自販機まで買いに行かされ、 しかもそれ綾木が飲むし 腹たって一発殴ってやろうとしたら 逆にやりかえされて、 なんだか理不尽な気持ちで今に至るわけですが


こうして今でもどうゆうわけか 部長のやるべき仕事までやらされているという暴挙。





反乱起こしますよ。



農民はね、朝廷より身分は低いですけどね、いざというときのパワーは半端ないんですよ。

思い知らせてやろうか、この暴君め!







「おい、手を休めるな。 さもないと殴る。

「おそろしいこと言わないでください。やってますから。私一生懸命生きてますから。」

「お前が死んでるとか生きてるとか どうでもいい 早く仕事を終わらせろ。

「ちょ、私の人権はスルーですか。涙こぼれますよ。 私の涙でこの教室は大海原となるでしょう。

「知るか。」

「聞きました??皆さん、この人可愛い後輩に死ねと申されましたよ。 これは犯罪です。

言ってないだろうが。 いい加減にしないと 骨折るぞ。



…骨折る…?


骨折るといえば、骨折り損のくだびれ儲けという言葉がありますよね。

今やっていることにまさしく当てはまってる気がしてなりません。




っていうかこの人部長だよね?? テニスしないでいいのか。

そして教室の隙間からのぞいてる小泉将先輩、岩永順之助先輩、室部先輩。 あんたらも部活やんなさい。



「はァ。」



ため息が止まらないよ…!!



















「ねーねーズミやん!あの景梧君ニヤニヤしてて気持ち悪いね。」

「順之助、ソレ本人の前で絶対言うなよ。」

「なんでエエ?てゆーか泰平には聞いてないしー。」

「ジュン、そーゆうのは どんどん言ってしまえよ★

「サワヤカに言ったって腹黒さがにじみでてるぞ。」

「お前だって変態さがにじみ出ているよ。」

「うるさいよ。 俺は健全で思春期なだけだ。

「自分で言っちゃうからダメなんだよ~。」































ちょ、のぞくならもうちょっと静かにのぞいてください。 あーもう、綾木うるさい!



だからなんで私が監督にテニスコート増やしてもらうよう頼みに行かなきゃならんのですか。

お前が行け。

確かに、奥平監督は部員に厳しいけど。
そこは部長の仕事でしょ。

しかも何?


監督に言うことの下書きも書かせやがって。あんたは小学生ですか。紙に書かないと覚えきれないんですか。







頭が痛いよ。

















その後、私の考えたセリフのおかげで、オムニコート(芝)が3面増えることとなりました。

ただ、工事が完成するのは来年なので、先輩たちは使うことができないそうです。



ヘヘ、ザマーミロ綾木。


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