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宇宙人がやってきた


「授業どうした授業。学生じゃねーのか美波。」
「はー成田に言われたくないし。もうさそってやんないから。」
「あっそ。」
「マジむかつく、しね。」


なにこいつ。
しねって何。
女ってウゼー。



「成田くーん、なにもったいないことしちゃってんの!断るなら俺にパスしてくれたらよかったのにー。俺カモーンだよ?全然OKゾーンだよ?」
「じゃあ、パス。」
「今更おせぇーーー!なに天然爆発しちゃってんの。」
「してねぇ。」
「…っち、いらついてんの女にあたんなよな。白ける。」



どいつもこいつも。なんなんだ。俺にかまうな!!






「どうもこんにちは。私火星から買い物にきたんだけどー。まよっちゃって、ここって木星?」
「…あー、そーゆうの俺無理なんで。」


意味不明な発言にイラつきながら、空に浮かぶ雲の数をかぞえる。
1…2…3…いや、あれはつながってるな。2…3…よし。

「あのー。」
「なんだよ!ウルセー…な…って。」

やべぇ、こいつやべー。

なんか、オタクがすきそうなアニメにでてきそうな服を着た変な女がいる。
ここ学校の屋上なのに。



「ふ、不法侵入。」


「ええー!?ここ、だめですかー!!?おっかしーなー。正装してきたのに。」


もうこいつ、宇宙人じゃね?
さっきから言ってる意味わかんねんですけど。



「?何言ってるんですかー。私たちみんな宇宙人ですヨ☆」


馴れ馴れしくも手を握ってくるこいつ。
死んでください。



「離せ!キモイ!…って、え?俺、声に出した…?」


「あ。私土星出身なんですよー。だからかなー。でも、土星っぽくないね、ってよく言われるんですけどね。」

「意味わかんねーよ。」

「??えー?土星人の読心術は有名ですよー。」






オタクの話はわからん。






俺はこんなやつの相手をするのをやめ、
(まあ、してなかったけど)
屋上からさっさと出て行った。




ちょうどチャイムがなり、5時間目がはじまるところだった。



俺は英語に集中することにして、あの女のことを頭からデリートした。


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