もりちゃんパラダイスin愛・地球博★

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第二話★向こう側からの声★


「次の日は学校があるから」とか、色々話しをしていて、
夜は別に何も無く、ぐっすり寝ていたんですが、
朝方、彼女が起きて何かしてるんで、
あー、起きたんだーとか思いながら、また寝たんですよ。
それでどれくらい時間が経ったか判らないんですけど、
「ねぇ、まだ寝てるの?」って言われたんで、
けっこー寝たなーと思って、起きようとしたんですよ。
その時はうつぶせで寝ていたんですが、手足が動かないんですよ。
「おぉ、金縛りだよー」って思って、
彼女に金縛りにあってるのを教えようとするんですけど、声も出せないんですよ。
どうにかして、このことを伝えようと必死になってたら、ふと、気づいたんですよ。
耳元で「ねぇ、まだ寝てるの?」っていわれたはずなのに、
うつ伏せの視界には誰もいないんですよ。
しかも、記憶がハッキリしていくに連れて
彼女はもう学校に行っているはずなんですよ。
げぇー!!とか思って、突然怖くなって、目をつぶって、何も起きないように祈ったんですよ。
実際、それから30分か1時間後に指を動かしたら動くんで、
起きてみたら、その家2階なんですけど、床にやたら虫がいるんですよ。
畳の半分ぐらいに5,6匹以上の割合で。
それでなんか、また怖くなって布団に潜って彼女が来るまで寝たんですよ。
彼女がきてから、そのことを話したんですけど、
まだこの家の中で虫を見たことが無いとか言われて、
周りを見ると虫1匹もいないんですよ。

これだけなんですけどね、今25年近く生きてますけど、
金縛りに遭ったのもこれっきりだし、変な声を聞くこともありません。
何だったのか、いまだにわかりません

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