もりちゃんパラダイスin愛・地球博★

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第七話★首の無い人★



 当時、私はカブトムシやクワガタムシに非常に興味関心をもち、
 昆虫採集に明け暮れていました。
 お盆も近づいてきたとある夏の早朝、
 いつものように祖父と一緒に昆虫採集に出かけました。
 その日、出かけた場所は、墓地の近くの雑木林でした。
 この雑木林にはカブトムシがたくさんいるということでしたので出かけたのです。

 その林に入ってすぐでした。
 急に靄というか霧というか辺りが、真っ白になってしまったのです。
 でも私は、昆虫採集に夢中でそんなことに気づかず、
 夢中でカブトムシを探していたのです。

 そんなとき、私の背後でガサガサという足音が聞こえてのです。
 きっと祖父だろうと思い、気にもとめす、カブトムシを探していました。
 だんだんと足音が近づいてきて、振り返ると人がいました。
 が、なんか様子が変なのです。

 よくよくその人を見てみると、首から上にあるはずの顔がないのです。
 私は金縛りにあったのか、恐怖で体が固まってしまったのかはわかりませんが、

 体が動かないのです。

 そんな私に向かって首のない人は指をまっすぐに伸ばし、私の首を切ったのです。
 そして、真っ白だった辺りが急に晴れてきたのです。
 私は必死になって祖父を探しました。
 祖父はすぐそばにいたのでよかったのですが、
 霧の話をしても霧なんか出ていないと信じてもらえませんでした。

 すぐに家に帰ったのですが、家の戸を開けた途端、急に壷が落ちてきたのです。
 そして、その壷の破片が飛び散った勢いで私の首を切ったのです。
 そう、首のない人が切ったあたりです。

 後から聞いた話なのですが、その林の中の木で首をつって自殺した人がいたそうです。 
 それからというもの、私の周りで奇妙なことが起こるようになったのです。
 その話はまた次回お話いたします。

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