もりちゃんパラダイスin愛・地球博★

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第十話★白い車★



 ゴールデンウィーク最終日。
 軽井沢からの帰りに碓氷バイパスが混んでて、妙義山の方を抜けて南下。
 真夜中に彼氏と車で東京へと帰ろうとしていました。

 途中に広い展望台・駐車場(?)があり、
 ジュースでもと、暗いスペースへと車を乗り入れました。

 入り口は一箇所。
 私は端っこに白い乗用車が一台止まっているのを見ました。
 昼間なら景色の良い場所でしょうが、
 真夜中のそこは街灯もなく白い車がポツンとしていて、意味ありげ・・・
 「きっとアベックが・・・!」
 なんて自分の事を棚に上げて勝手な事を考えていました。

 すると、女の人の悲鳴というか鳴き声というか・・・が聞こえてきて彼氏に言ったんです。
 「あの白い車の人、Hやねぇ!何してるか分かっちゃうわ。」
 すると、彼氏はエッという表情で
 「この展望台、この車しかいないよ・・・」

 入り口は一箇所でそこを塞ぐ形で私達の車は止まっていたので、
 他の車が出て行けば気づかない筈はないし、でも、絶対私は何度も見たし・・・!
 何度か不思議体験をしてる私だったので、
 彼氏も冗談とも取らず、急いでその場を飛び出しました。

 連休明けのこと。新聞を見てビックリ!
 なんと、その展望台下から27歳(だったと思う)の看護婦さんの死体が発見され、
 殺した人がそこまで乗ってきた車の特徴が私が彼氏に説明したものとそっくり。

 あれは、彼女の死んでからの悲鳴か泣き声だったのかなぁ?

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