もりちゃんパラダイスin愛・地球博★

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第十一話★ツーリング★


 すごく面白くて、いつも一緒に遊んでくれた大好きなおにーちゃんでした。
 今回の話はその青チャンから聞いた話です。

 青チャンは昔走りやで、というか、限りなく暴走族に近いおにいちゃんでした(笑)。
 中型免許を教習所に行って取るのではなく、試験場に一発試験で取りに行ったくらい、
 バイク好きで運転もうまかったみたいです。
 だから免許取ってからは箱根の山道に仲間とツーリングにいくのが習慣で、
 この事件もそのときに起こったものです。

 その日は友達Aさん、青ちゃん、Bさんの順番で走っていて、
 とあるカーブに差し掛かった時のこと。
 青チャンはバックミラーに白い車が見えたのを見逃しませんでした。
 このままだったら危ないと、車をよけようとして、
 青チャンはガードレールに激突、まっ逆さまに落ちていったらしいんです!
 何百メートル下のきれいな青い湖が見え、
 「あーこりゃ死ぬな」
 青チャンはそんな風に思ったらしいです。

 でも。。。。

 青チャンが気づいたときは病院のベットの上で、なんと助かったんですね。。。
 青ちゃんは直感的に
 「これはこないだ死んだじーちゃんのおかげだ!」
 って思ったそうです。。。
 実際おじい様が亡くなってからそんなに日がたっておらず
 生前とてもかわいがられていたのでしょうね。。。

 暴走族でリーゼントな青ちゃんもそのときばかりは本当に感謝して、
 退院してすぐおじいちゃんのお墓参りにいったそうです。

 そのとき青チャンが見たもの。
 それはまっ逆さまに土に突き刺さっている位牌だったそうです。。。
 それを見た瞬間
 「助けてくれたのはおじいちゃんだ」
 という直感は確信に変わったそうです。

 いいお話ですよね。。。
 亡くなってからも青チャンの身代わりになって、助けてくれたおじい様。
 本当にうらやましい、愛のある恐い話だと思いました。



 最後の話を聞くまでは。。。。



 そう、もしかしたらもうお気づきかもしれませんね。
 加害者である白い車はどうなったかって?

 そう、友達に「お前なにやってんだよ」「とろいな」と
 バカにされた青チャンが「だって白い車が。。。」と言ったところ、
 前後にいた二人、口をそろえて
 「そんな車は見なかった」
 と言うんです・・・・・・

 青チャンは真中で走っていたのだから、
 二人が見てないなんてことは絶対にありえないはず。。。
 霊感に強い青チャンにしか見えなかった、白い車。
 あれは一体なんだったのでしょうね・・・・・。

 もしかしたら今も箱根の山道を走って、
 ツーリングを楽しんでいる人達を道連れ?にしようとしているのかもしれません。

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