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排卵の仕組み

排卵の仕組み

■排卵の仕組み

 1卵胞期(卵胞成熟)
  卵巣では選ばれた1個の卵胞が、約2週間かかって発育成熟し、卵巣の表面に浮かび上がっていきます。この働きは脳下垂体前葉から分泌される、卵胞刺激ホルモンによってコントロールされます。

 2排卵
  卵胞が成熟すると、脳下垂体前葉から一時的に大量に放出される、黄体形成ホルモンの働きを受けて、卵胞の表面を覆っていた膜が破れ、中の卵子が卵巣の外(腹腔内)に飛び出します。この卵子は、その後数時間しか受精能力がないので、この時期に精子と出会わなけれ ば、妊娠は起こらないのです。
  腹腔内に転がり落ちた卵子は卵管漏斗(らんかんろうと)の線毛上皮が卵子を取り上げ、これを線毛運動と卵管の蠕動(ぜんどう)によって子宮へと送り込みます。
 排卵は左右に2つある卵巣から交互に行なわれます。1個の卵巣だけで考えると約2月に1回の排卵ということになります。

 3黄体期 
  排卵した後の卵巣のくぼみは出血して赤くなります。これを赤体(せきたい)といいます。まもなく黄色の色素を持つルテイン細胞に満たされて黄体(おうたい)になります。黄体は黄体ホルモンを分泌し、子宮の内膜に作用して、子宮内膜を厚く柔らかにして受精卵の到着をまします。でも受精が起こらないまま2週間が過ぎると、黄体ホルモンの働きは失われて、いらなくなった子宮内膜が脱落して月経が始まります。1回の月経の量は約50mlです。
 この月経の始まりと同時に、再び卵胞刺激ホルモンが分泌され始め、卵巣の中では新しい卵胞の成熟が始まります。


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