KP61スターレット



当時、時給500円のおもちゃ屋で、店の都合で平日は1日3時間だけのアルバイトを1年間して貯めたお金で買った、初めての自分の車だった。当然中古で車検2年付いて30万だった。

はっきりとは覚えてないが、その頃はAE86が新車で買えるくらいだったと思う。うーむ、グランドシビックが発売された頃だったかなぁ。

当時はバイクブームで車には全く興味が無かった。だからKP61と言われても「何それ?スターレットだよ!」と某マンガの主人公と同じコメントをしていたりした。

ギアは4速マニュアルでタコメーターも無く、馬力もトルクも無くつまらない車だと思っていた。

ある日、バイト先の先輩の86レビンの横に乗せてもらう事があり、その速さに恐怖を感じた。下り坂でドンドン加速して先の交差点を右折・・・ただそれだけなのに下り坂でブレーキま全く踏まず、アクセル踏んでるのには驚いた。「もうダメだ!突っ込む!」と思った時にシートベルトが身体に食い込んだ感じがして、身体が左に振られた感覚がした。

バイクじゃ絶対に出来ない経験でショックというよりも衝撃を受けた。

「俺の車も同じFR!頑張れば俺にも出来るかも!?」
LSDって何?という次元の頃の話だったりする。


それから自分の車の事について少しずつ判ってきた事があった。

ダート競技によく出場していた車、パリダカにも出場していた事がある、国内ラリーの常連車種だった、当然峠でも大活躍していた・・・(全て過去形)

最高出力72/5600(グロス)という非力なエンジンにも関わらず車両重量700kgいう軽さは下り坂では強力な武器になった。(らしい)。

免許取得して1年後に乗るには丁度いい馬力、いつでも何処でもアクセルはベタ踏みだし、ミスしても車体の軽さに助けられたし・・・車幅も小さいから道幅をメ一杯使えたし。山も海も林道も・・・何処でも気楽に走れた。燃費も異常と思えるくらい良く、荷物も想像以上に沢山積めたし・・・。

車で「していい事」と「しちゃいけない事」があるというのもこの車に教えてもらった。
「しちゃいけない事」の殆どは「するととても楽しい事」という事も教えてもらった。

駐車場でシビックとかレビントレノと並んだりすると少し劣等感を感じたりもしたが・・・。


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