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2005年06月09日
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カテゴリ: お酒の話
現在『週刊モーニング』というコミック雑誌に、『神の雫』という作品が連載されている。


まあストーリー的には「?」なところも多々あるが、とりあえず業界の人間としては興味深く、
毎週楽しみに「立ち読み(^_^;)」している。

たださし当たって私が気になるのは、このコミックがワインファンに対して、というよりは
ワインファン以外の人達に対して、どのように受け取られるのか、ということだ。
というのも今の日本では、一般の消費者にとってワインは未だに「特別なモノ」と
考えられているフシがあるからだ。
「特別なモノ」というよりは「ムズカシイ」と言った方がいいだろうか?


ファンの人も多い。
いわゆる「二極分化」に近い状態かもしれない。

私もワインを売る立場にあるひとりだが、じつは私のスタンスは割とハッキリしている。
どちらかといえば熟練マニアよりは、ワインに取っ掛かりのない人たちに対して道をつける、
いわば「すそ野を広げていく」ような売り方をしたいと思っている。

おそらくこの作者も同じ思いを持っているだろうと思う。
その証拠に毎回、巻末に「一口メモ」のようなものを載っけて、知識の普及に努めようと
している。
また、こういうワインがらみのフィクションがついつい高価で偉大なワインばかり
取り上げたがる風潮がある中で、あえて安価なものを登場させ、「安いものでも時には
うんと高価なものより旨かったりすることもあるんだ」ということを主人公に言わしめるあたり、


ただワインがらみであればある意味「宿命」といえるかもしれないが、どうしても
能書きが多くなってしまう。
私もセリフの多いコミックはあまり得意ではないが、これだけセリフの中で能書きが多いと、
ワインに興味の無い人はとてもついていけないんじゃないか。

また劇中、著名なワイン評論家がブルゴーニュの特級畑の土を口に含んでその畑名を当てる、

とても常人の感覚ではない。

結局ワインを「特別なモノ」と捉えている人達というのは、こういう難しい能書きを
理解しないとワインが愉しめない、と考えてしまうのである。
こういう人たちにとってはちょっとハードルの高い作品かもしれない。
タイトルからして何かちょっと仰々しい雰囲気もあるからね。

まあもっとも、最近ワインに興味を持ち始めてこれから勉強して行こうと思っている
人たちにとっては、ちょうどよい読み物だろうし、作者が意図するターゲットもあるいは
初めからそのあたりに絞られているのかもしれないが。





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最終更新日  2005年06月09日 17時47分37秒
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漫画読むのは大好きです  
そんな漫画があるんですねー

高級志向の方のうんちくは私にはよくわかりませんが、美味しいなって思うものを、楽しく飲めればそれでいいような気もいたします。
何年ものとか、限定とかって、果たしてそんなに美味しい物なのでしょうか。 (2005年06月10日 07時16分12秒)

Re:漫画読むのは大好きです(06/09)  
なおっち4011さん、こんにちは。

>そんな漫画があるんですねー

>高級志向の方のうんちくは私にはよくわかりませんが、美味しいなって思うものを、楽しく飲めればそれでいいような気もいたします。

そういう気持ちが一番だと思います。
ただ紙面ではおのずと表現に限界があるかもしれませんね(作者の方も苦労の跡が見られます)。


>何年ものとか、限定とかって、果たしてそんなに美味しい物なのでしょうか。

味覚は人によって違いますからね~(^_^;)
ただ仮に美味しくっても値段がそれに正しく比例しているかどうか、という問題もありますね。
“限定”というだけで価格が跳ね上がる現状は、ちょっといただけませんね。

(2005年06月10日 12時08分21秒)

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