むらきぃの司法試験受験勉強記

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シニア層@ Re:大村敦志『新基本民法7 家族編』[第2版](04/07) シニア層の知りたいことは、0896244450 …
もきち@ Re[1]:はじめまして(10/04) むらきぃさんへ 返信ありがとうございま…
むらきぃ @ Re:はじめまして(10/04) もきちさんへ はじめまして。 コメント…
もきち@ はじめまして はじめまして。 基本書を検索していて、た…
葵新伍@ 伊藤靖史・大杉謙一・田中 亘・松井秀征『会社法(LEGAL QUEST)』(04/24) 三版は誤記誤植が沢山ありとても読みにく…

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2018.03.08
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カテゴリ: 民法の教材
内田 貴『民法Ⅰ 総則・物権総論』[第4版](東京大学出版会,
2008)544頁
※最新版は2025年5月発売の​ 総則の第5版 ​(第5版から総則と物権に分冊)

内田 貴『民法Ⅱ 債権各論』[第3版](東京大学出版会,2011)
680頁

内田 貴『民法Ⅲ 債権総論・担保物権』[第3版](東京大学出版会,
2005)600頁
※最新版は2020年4月発売の​ 第4版

内田 貴『民法Ⅳ 親族・相続』[補訂版](東京大学出版会,2004)576頁

​​ ​​ ​​

東京大学名誉教授の著者による民法の“教科書”。

著者は,1995年から2003年まで旧司法試験考査委員を務めていました。

また,2007年から2014年まで法務省民事局参事官として民法(債権法)改正検討委員会事務局長を務めていたので,今般の債権法改正には非常に深く関与していることになります。

4冊とも債権法改正には対応していません。


本シリーズは,教育的配慮の観点から,パンデクテン方式を崩して総則・物権総論(Ⅰ) → 債権各論(Ⅱ) → 債権総論・担保物権(Ⅲ) → 親族・相続(Ⅳ)という順番で記述されています。

巻末には,事項索引,判例索引だけでなく,法令索引まで付されており,学習上の便宜も図られています。

本文は,典型的な設例や判例事案を基にした簡単な事例を中心に記述が展開されるケースメソッド方式を採っています。

脚注はほとんどなく,その代わりに網掛けで発展的内容やコラムが扱われています。


1990年代から2000年代にかけては,非常に多くの司法試験受験生が本シリーズを基本書として使用していたようです。

私が在籍していた法科大学院の講義でも,例に漏れずⅠ,Ⅱ,Ⅲが参考書に,Ⅳがテキストに指定されていました。



しかし,その当時からすでに,

「分かりやすいけど,網羅性に欠けるのが難点だな。」

と思っていました。

本シリーズはどの巻も600頁前後の厚さがあるので,本棚に並べて一見すると十分な分量があるように感じます。

ところが,本シリーズの実際の分量は4冊合計で2400頁であり,近江民法講義シリーズと比べても200頁ほど少ないのです。



さらに,本シリーズはケーズメソッドを基本としているので,その分だけ記述が迂遠になってしまっており,結果的に頁数が嵩んでいます。

ですから,見た目や実際の頁数ほど情報量が豊富でないだけでなく,叙述のスタイルに起因して網羅性に欠ける側面もあるのです。

この点は,私が受験勉強を再開するにあたって民法の基本書を変更した理由の1つでもあります。

本シリーズが優れた民法の“教科書”であることは疑いようのない事実だとは思いますが, 債権法改正に対応した改訂の予定もないようですし, 今後,本シリーズを基本書にする司法試験受験生はさらに減少の一途を辿ることになるでしょう。

※追記

2020年4月に債権法改正に対応した​ 民法Ⅲの第4版 ​が刊行されました。


次回も,民法の教材を紹介します。


それでは。





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Last updated  2025.05.21 16:35:00
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