さぽっこ・はあと

さぽっこ・はあと

水中分娩を選んだわけ。


「水中??それって、どうなの~?」
とよく聞かれるので書いてみます。

水中を希望した最大の理由は・・・
 「いきんでる、あの修羅場に
    顔見知りの人たちに囲まれたくない」
と、変わった理由でした。

まだ日本では珍しい出産方法をあえて選ぶ素人の方々の理由で多いのは
「イルカのショーのお姉さんだったから、水が好き」とか
「たまたま海外の水中出産風景をみて、これだ~と思った」とか
お水に魅せられた系の理由です。

お産は「恥ずかしい」とか理性があるうちは、産まれません。
そこを通り超えて、「痛いけど本能に任せてリラックス。」
みたいな状態になるとスムーズに進みます。ですが、
さすがに3年半も働いて、出てくるところもばっちりイメージ付いてる私は
幸か不幸か、、、あの修羅場で自分はどういった痛がり方をするのか?
など考えると変な緊張感があり、隠れて産みたいと思ったのでした。
だからと言って、育良以外の病院で産みたくはありません。


他の理由は・・・
「助産師として何例か水中出産を介助させてもらう中、
 とても感激的なシーンが多かった。」

 →→→基本的に経過が順調でないと、水中が許可されないため、
どのみちいい産になった人なんだろうけど、
お水のゆらぎ効果で全体の場が和むような気がします。

「赤ちゃんが、お股から出た後、水面に上がってくるまでの姿がかわいい(羊水を泳ぐ姿を目の当たりにできる感じ)」

 →→→空気に触れるとヒヤッとして、おぎゃ~と産声(呼吸)が上がるため
お股から出た後も水中にいれば呼吸せず、目を開いており、
その表情がなんとも言えずかわいい。
ママに余裕があれば、自分で見ながら引き上げることもできる。
実際は・・・コンタクトをしていなかったので
「下見て~」と声をかけてもらっても全く見えなかった
(視力0.01なもので)

「お湯の温かさで、和痛効果がある」

 →→→生理のとき、お風呂に入ると痛みが少し和らぎますよね。
実際は・・・そのとおりでした!もちろん切開もしてないので、
その分皮が伸びるわけですが、その伸びる痛みは大して感じませんでした。
そして、胎盤は水から出て、分娩台で出すのですが、胎盤を出す時の方がピリピリ痛くて、「今、お産した人がそんなに痛がる?」と先生に驚かれました。普通は、胎盤を出す時なんて痛く感じないでしょ?
思わず、「もう陸では産めませ~ん」と言いました。

私の場合、以上です。
もちろん、デメリットもあります。また、お産の経過によっては水中が向かない場合もあります。水中分娩に興味を持ってしまったら、いろいろお勉強して選んでみてください。

ご注意)
 水中分娩は希望してもできない病院がほとんどでしょう。
逆に助産院などでは、いざ陣痛を経験して、その産まれそうな時に
「水に入りたい」と思えば、水中分娩できてしまうこともあります。

 私がお勧めしたいのは、水の中で産むことにこだわりすぎず、誰でも  できる和痛体験として、陣痛中に下半身浴をしてみてください。

★私は、陣痛が始まって3時間目くらいの時に自分で風呂を沸かし、
ラベンダーオイルを入れて1時間くらい入ってました。
布団じゃ痛くて眠れないけど、お湯の中でウツラウツラできたのを覚えています。

また、入院時は、子宮口8センチ(一番つらいころ)でしたが、
お風呂沸かして~と後輩に頼んで部屋のユニットバスに、
小1時間くらい入ってました。もちろん痛みは取れませんが、もうあがろう。
と促されて外に出たら、どんどん痛くなる感じで、
そこから1時間くらいで分娩室(水中用のプール)に入り、
いきみたい時はいきみながら30分で出てきました。



~~~このように、和痛してる間に少し休むことができます。~~~
★★★破水してる人は、絶対風呂に入ってはいけませんので、ご注意あれ。★★★


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: