blabonのページ

blabonのページ

不忍池

不忍池


旧岩崎邸から出てくると、ポツポツと雨が落ちてきた。

カーッと晴れることもなく、たまに濡れない程度に雨が落ちてきて、
気温もさほど高くない。
連日34、5度の猛暑の関西地方にいる私としては、
真夏にこんなに涼しいのは夢のよう。
それでも、スポーツドリンクはもう空っぽ。

ここから不忍池は目の前。
その前に、すぐそばにある東天紅で、中華バイキングを食べることにした。

時刻はすでに2時。
バイキングは3時終了だから、ギリギリセーフ。
でも、1時間ありゃあ、たーっぷり食べれるよね^^

なんせ、ここまで歩き回ったもんだから、お腹ペコペコ。
どれもこれもおいしかったなあ。
蘭ママも私も、いっぱい食べて、いっぱい水分も取って充電完了。


東天紅を出ると、地面がかなり濡れている。
ところどころ、水溜りもあるから、けっこう降った模様。
でも、もう雨はあがっていた。めっちゃラッキー♪


不忍池の真ん中の道を歩いて行く。
右側はものすごい背丈の蓮がぎっしりと生えている蓮池。

左側は白鳥型の足漕ぎボートがのんびり浮かぶ、ボート池。
とにかくしゃべりまくっていたので、ここでは全く写真は撮らず^^;

それから、池の中ほどにある弁天堂のまわりをぐるっと一周。
この弁天堂の周りにはいっぱい石碑があった。
鳥塚とか眼鏡の碑とか、ふぐ塚、魚塚・・・。
なんで、ここにこんなにたくさんの石碑があるんだろう。

池の周りは、ちょうど骨董市が開かれていて、
値打ちがあるんだか、ないんだか、よーくわからないものもたくさん。
お店の人もなんだか怪しげな雰囲気の人が多くて、
見て回るだけでおもしろかった。
それにしても、あのカビ生えてるようなバッグ、売れるのかねえ?


骨董市のテントをゆっくり見ていったあと、
池のそばに「下町風俗資料館」があった。
ぜひぜひ見てみたい!
蘭ママは2回目らしいけど^^;

入り口に懐かしい赤いポストが立っていて、
早く中を見てみたいという気持ちになる。


中に入ると、昔の建物が再現されており、まずは花緒の大店へ。
靴を脱いで、上がることができ、
番頭さんが座るところには、大きな五つ珠のそろばんが。
引き戸のついた棚は、部屋の角に置ける三角形で、とっても珍しい。
また、大きな箱階段もあった。


商家の前には下町の長屋が再現されており、
手押しポンプのついた井戸があって、たらいに洗濯板なんて小道具も置いてある。
もうすでに、涙ちょちょぎ出そうである。

板張り長屋の路地を入ると、そこは駄菓子屋で、
小さい店の中は懐かしい駄菓子やらおもちゃでいっぱい。
キップとキップの穴あけのおもちゃ、あった、あった!!

駄菓子屋の台所はとってもコンパクト。
でも、必要最低限の道具が整然と並べられている。
おひつなんか、懐かしいなあ。

資料館

せっかくなのに、ピンボケになっちゃった^^;
蘭ママ、ゴメン^^;


居間に上がると、頭上には吊り棚が。
これは、空間利用の基本やね。

壁にはほうきとはたき。
つつましい庶民の暮らしが伝わってくる。

居間の向こうはもう裏で、そこに突き出るように小さな縁側と木の扉が。
中は小さな便所、入り口にはブリキ製の手洗いがぶら下がっている。
これがまた、懐かしい。
私がとーーっても小さい頃、
これが(うちのはプラスチック製だった、確か)家にあったのよ。
入れ物の底がシャワーの出口みたいになってて、
下から手のひらで押すと、必要な分だけ水が出てくるというもの。
あかん、泣きそう・・・。
明治生まれの死んだおばあちゃん思い出すわぁ。


そして隣は銅壷(どうこ)屋。
銅壷って、銅板で作った湯沸し器だそうだ。
そのほかにも、やかんやら鍋やらも作ったり、修理したりしていたそうだ。
入り口土間にはふいごやら、レールを利用したカナトコやらが置いてある。
上がると、長火鉢や六角形の柱時計や・・・。


この階だけでも見に来た甲斐があるんだけど、
2階に上がって、またまた感激。
昭和初期あたりのカフェーや、銭湯の番台が再現されていて、
これはうちの父あたりが見たら、ものすごく喜びそう。

さらに、上野公園や東京の下町のさまざまな資料や写真が並べられ、
上野公園が博覧会の会場で、当時いろんなパビリオンが立ち並び、
ケーブルカーまで存在したということを知った。


この資料館で閉館の4時半までいたけど、
ほんとはもっともっとゆっくり見たかったなあ。。


東京散歩マップに戻る





© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: