へそまがりの読書日記

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2016年11月13日
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一の食卓 4 [ 樹なつみ ]


今まで気にはなっていても、なぜかスルーしていた『一の食卓』。

11月に4巻が発売されるというので、1~3巻も購入しました。

さすが安定の樹なつみさん、今回の『一の食卓』も美形が目白押しっ!!です。





舞台は明治4年の東京。

西塔明(さいとうはる)は幼いころ上野戦争で両親を殺され、築地の外国人居留地にある「フェリパン舎」の主人・フェリックス・マレ(フェリさん)に引き取られます。

明は「フェリパン舎」で働きながら、フェリさんからフランス料理やパンの作り方を学んでいます。

そんなフェリパン舎に、岩倉具視の紹介で藤田五郎という男がやってきて、住みこみで働くことになります。

この人こそ、新選組三番隊組長・斎藤一。

今は新政府の密偵として、外国人居留地に潜入するのですが…





二人の“さいとうさん”が、新しい時代を生きていく様が興味深いですね。

厭世的で「俺に先はない」と言っていた一が、いい意味で人間臭くなっていくのを見ていると妙に嬉しくなったり、フェリさんの妾だと揶揄されながらも、一流の料理人を目指す明を陰ながら応援したくなったり…



元新撰組の面々(原田佐之助、清水卯吉、永倉新八)も登場します。

一の他に、原田佐之助と清水卯吉もフェリパン舎で働くことになり、新撰組大幹部の二人(一&原田)が奉公しているフェリパン舎は、史上最強のパン屋だわ…

(自分でも言ってますが、卯吉の剣の腕前はそれほどではないらしく、料理の腕でフェリパン舎に貢献しています)



右を見ても左を見てもジャパネスク浪漫で、フェリさん大喜び!

一=クール系サムライ、原田=やんちゃ系サムライ、卯吉=従者系サムライ(フェリさん視点)に囲まれて鼻血噴出。

(フェリさん自身も『花咲ける青少年』のユージィンみたいなんですけどね…

一が立人で、清水卯吉がカールって感じですかね…

原田佐之助はルマティかなぁ… ちょっと無理あるかな…)






一の食卓(1) [ 樹なつみ ]
2015年3月刊。



一の食卓 2 [ 樹なつみ ]




一の食卓(3) [ 樹なつみ ]
2016年3月刊。









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最終更新日  2016年11月13日 21時57分16秒


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