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世の中は凡て偶然で出来ているのだ。
ただ、人間と云うのは小賢しい生き物だから、それでは納得できないのだ。
そこで人は、明瞭とした像を造りたがる。
蜘蛛が巣を張るかのように、朧げな偶然と偶然の点と点を線で結ぶのだ。
綺麗な像になった場合を必然と呼び、歪な像になった場合を蓋然と呼ぶ。
ただそれだけのことだ。
その蜘蛛の糸ー理を外してしまえば、世界は混沌とした偶然の集積に外ならないのだよ
蜘蛛の糸は通常暈けていて、これが明瞭見えるものを合理的認識と呼び、全く見えぬものを隠秘学と呼ぶ。
隠秘学はだから非合理的認識ではないし、科学と魔術も相反するものではなくて、それは本来その程度しか違いのないものだ。
見えた方が善いか見えぬ方が善いか、巧く使い分けねば世界を見誤るがね
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