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20070615

乳がん、検診で発見2割…乳癌学会が受診率の向上訴え

6月15日16時36分配信 読売新聞

乳がん患者のうち、乳房のエックス線(マンモグラフィ)などを
使った検診でがんが見つかったのは2割に過ぎず
4人に3人は、検診を受けずに自分でしこりなどの異常に
初めて気づいて病院を受診したことが、日本乳癌(がん)学会の大規模調査でわかった。

 自分で発見する場合、早期がんより進行している例が多く、
専門家は「早期がんの発見には、マンモグラフィ検診が有効だ。
乳がんの死亡率を下げるには、低迷する集団検診の受診率を上げることが不可欠」と指摘している。

 同学会は、乳がんの診断や治療を行う全国226か所の医療機関から、
2004年度にがん登録した
乳がんの新患者約1万4800人(平均年齢57歳)のデータを集計。
これは全国の年間新患者数の約4割にあたる。
その結果、患者が乳がんに「自分で気づいた」と答えたのが73・8%に上った。
検診で見つかったのは20・4%で、このうち自覚症状が全くなかった人は、14・7%だった。

 直径2センチ以下の早期がんで見つかったのは45%に過ぎず、
43%は2・1~5センチに達していた。
発見時にリンパ節に転移していた人も、3分の1を占めた。
リンパ節に転移しない乳がんの10年後の生存率は約9割と高いが、
転移をしていると7割以下に落ちるという。

 同学会理事長の園尾博司・川崎医大乳腺甲状腺外科教授は
「胸を触る自己診断で見つかる乳がんの大きさは平均約2センチで、
自然に気づく場合は3センチ以上が多い。
マンモグラフィ検診への理解を広げることが大切だ」と話している。

乳がんの死者数は、年間約9800人。30~50歳代の女性のがんでは、
死因の1位となっているが検診の受診率は1割台に低迷している。

(2007年6月15日14時33分 読売新聞)YOL内関連情報

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